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マジックワールド 西遊記【コメント募集】
日時: 2016/04/02 14:16
名前: ダークネス (ID: uCV9N75p)

 孫悟空、沙悟浄、猪八戒、三蔵法師、白竜馬たちが繰り広げる不思議な西遊記。
 術や魔法が入り乱れる世界を、ご堪能ください。(駄作になるかも。)




 基本スロー更新。あと、あまり長い分では出さない。



 原作では、三蔵法師、孫悟空、猪八戒、沙悟浄、白竜馬たちが、天竺へと向かいます。そこは変わりません。が、その後がだいぶ違います。まぁ、見ていればわかりますよ。
 孫悟空には金の輪がついています。これは呪文を唱えられると金の輪がしまってしまいます。だから孫悟空は三蔵法師の言うことをきくのです。

 原作を知らない方でも読めるように極力勤めますので、よろしくお願いいたします。
№1  プロローグ
№2  主人公キャラ設定
№3  第一話

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Re: コメントへの返信。 ( No.6 )
日時: 2016/03/26 13:33
名前: ダークネス (ID: uCV9N75p)

 コメント、ありがとうございます。
 あぁ、確かに、原作を知らないと話が見えませんよねぇ。
 と、言うわけで、原作の説明を少々入れさせていただきました!これで多少はわかりやすくなるかと。
 これからもどうぞ、よろしくお願いいたします!

Re: 第1話 ( No.7 )
日時: 2016/04/01 15:11
名前: ダークネス (ID: uCV9N75p)

「あなたが八戒を殺しては、天竺へとたどり着けません。そこを良く考えなさい。」
「はい。」
「もしまたあのような事をなさるというのなら、呪文を唱えますよ。」
「そ、それだけはご勘弁を!!」
 男の顔が、一気に青くなる。
 彼が呪文を唱えるところは一度だけ見た。呪文を唱えられると輪が小さくなり、頭を締め付けるのだとか。いたそう。
 まぁ、それはいいとして・・・
「ここ、どこ?景色はいいけど、道がすっごい険しいし。」
 ここまですがすがしい山は、今までなかった。でもねぇ、知ってる?猪八戒って、すっごい怠け者なの。それは私も同じ。だから・・・
「かえりたい。」
 これをすぐに言ってしまうんだよねぇ。

Re: 第1話 ( No.8 )
日時: 2016/03/26 16:13
名前: ダークネス (ID: uCV9N75p)

「・・・・・・」
 あ、やばい。なんか猿が怒ってる。超怖い。
 しかし男はこちらを睨むだけで、何もしてこない。おそらく、三蔵法師に呪文を唱えられるのが怖いのだろう。
—怖い・・・
 しばらく睨まれながら道を進む。すると、いくつものお堂が見えてきた。
 やがて山門があって、その先に二の門がある。
 私たちは誰もいないまま二の門まで入ってゆく。すると、小坊主が二人現れた。
「お師匠様、お迎えに上がりました。どうぞこちらへ。」
 丁寧に案内されながらお師匠様は本道へ入る。そして、机の上の香をつまんで拝んでから
「あの、こちらのお師匠様は?お出かけですか?」
 とたずねた。

Re: 第1話 ( No.9 )
日時: 2016/03/27 15:37
名前: ダークネス (ID: uCV9N75p)

「はい。師匠の大仙様は、天上界からのお招きで、弟子四十六人を連れて出かけました。幼い私たち二人が、留守番で残っております。私は清風といい、千三百二十歳でございます。」
「私は明月といいます。今年で千二百歳となります。」
 この二人の年齢を聞いて、私はびっくり。どこから見ても十歳そこそこにしか見えないこの二人が、千年以上も生きているとは。てゆうか、それで幼いって・・・ほかの弟子はいったい何年生きてんだよ。
—バケモノかよ。
 そんなことを考えていると、男が若干イラつきながら
「ずいぶんいい加減なことを言うなぁ。」
 といったので、お師匠様はあわてた。

Re: 第1話 ( No.10 )
日時: 2016/04/01 15:14
名前: ダークネス (ID: uCV9N75p)

「これ悟空、馬の世話をしなさい。悟浄は荷物を運び、八戒は食事の支度をなさい。」
 お師匠様は用を言いつけると、私たち三人を追い出した。
 私の記憶が正しければこの後、お師匠様に人参果を渡すはず。
 私は、食事の準備をしながら三人の話を聞いた。すると、やはりお師匠様に人参果が渡され、お師匠様はそれを受け取らなかった。
 人参果は赤子のような形をしており、手足のような部分がわずかに動く。これを食べると、とても長生きができる。
 それが原因で、お師匠様は人参果を受け取らなかったのだ。まぁ、普通に考えたらそうだよな。怖いし。


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