コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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近いけど、遠い。
日時: 2016/03/21 01:26
名前: Misa (ID: WbbkKfUP)

「今日もカラオケなのー?」

「うん。ごめんね。あと二週間しかないからさ。」

「そっか。応援してるからね!!」

学校が終わって、カラオケに行って、喉を慣らしてからレッスンへと向かうのがすっかり定番になった。

歌手になりたい。

と言う夢を叶える為に小さい頃からレッスンをしてきて、高校生になってやっとオーディションを受けることにした。


大きな事務所の為、応募人数は10000人程らしい。

その中から選ばれるのは数人で、一昨年のオーディションでは合格者0だったと言う厳しさだ。

「折角ならすごいところを受けた方が良い勉強になるんじゃない?」

と母に言われ

「まぁダメで元々だ。」

と思ってはいるが、やるからには本気で。と思っている。

友達も応援してくれていることだし、頑張らない訳にいかない。

絶対に受かりたい。




「903番 百々瀬 笑美 です。 よろしくお願いします。」

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Re: 近いけど、遠い。 ( No.1 )
日時: 2016/03/21 02:42
名前: こん (ID: JMwG2Hoo)

はじめまして。
新着であったのでお邪魔しました!

読みやすい文体ですね。
ストーリーの方向性も気になります。

これから楽しみにしています
更新頑張ってください^_^

初コメ失礼しました。

Re: 近いけど、遠い。 ( No.2 )
日時: 2016/03/21 13:01
名前: Misa (ID: DTQ3vDnC)

こんさん!!

コメントありがとうございます!!

学生で勉強に追われる毎日で、なかなか更新できませんが…。

無事に完結までいけるように頑張りたいと思います!!
(実は今まで書いてきた小説は全て途中で書くのを止めてしまったので、今回こそは…!!)

ストーリーはその時思いついた事(ほとんど私の妄想ですが…)
を自由に書いています。

なので、自分でもどうなるのか分かりません。。

応援していただき、本当に嬉しいです!!

ぜひぜひ完結までお付き合いください!!

Re: 近いけど、遠い。 ( No.3 )
日時: 2016/03/21 13:30
名前: Misa (ID: XZMxsXTA)

あまり得意ではないダンスを無事に終え、自己アピールの時間となった。

歌もダンスも予想以上に上手くいった。

もしかしたら、合格も夢じゃ無いのかもしれないと思い始めていた。

自己アピールは自分の特技を披露する人が多い。
でも私に歌以外の特技などなく、得意な曲は歌の審査の時に既に披露してしまっている為、物凄く悩んだ。

母には、凄い事をしようとしないで、審査員の記憶に残る様なものがいいんじゃない?と言われていた。



そして私は得意の早口言葉を披露した。


予想はしていたが、審査員は失笑し、なかには大袈裟に爆笑する審査員もいた。

私はこの時点で、
「もう終わったな。」
と、会場からの帰り道に声に出して言っていた。


結果が出るのは一週間後。
のはずだが、十日経っても通知は来なかった。

「落ちた奴には通知すら来ないのか」
なんて思っていた。

オーディションから二週間後、学校からの帰りにポストを覗いてみた。

「あった!!」
芸能事務所から一通の封筒が届いていた。

中には一枚の紙が入っていた。開いてみると、大きな文字で

「合格」

と書かれていた。


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