コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 初恋パステル。(短編集)(合作)(コメ募集)
- 日時: 2016/04/05 15:13
- 名前: 湯呑もも (ID: HT/LCIMm)
はーい、こんにちは!
湯呑ゆざめと、ももたんの合作作品です。
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theme*
「上がる心拍数と色づく景色にキミ思ふ。」
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attention*
・誹謗中傷禁止ですよ〜
・コメント大歓迎
・速度は色々。←
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last*
お互い他の作品もありますが、是非よろしくお願い致します。
皆様をキュンキュンさせられるよう頑張ります^^
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目次*
>>4
「映る夏、恋咲く。」
- Re: 初恋パステル。(短編集)(合作)(コメ募集) ( No.6 )
- 日時: 2016/04/05 18:22
- 名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: lKhy8GBa)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi
こんにちはー!!
合作素敵ですね♪
早速読ませて頂きました(^O^)/
2人とも、凄く文章が綺麗で……題名にもテーマにも合ってるなと思いました!!
此れからの更新に期待です!!
頑張って下さいねー!!
合作だけでなく、御二方の小説も応援して居ます〜(*´艸`*)
無理はしない程度……に頑張って下さい( ^^) _旦~~
fight♪
byてるてる522
- Re: 初恋パステル。(短編集)(合作)(コメ募集) ( No.7 )
- 日時: 2016/04/24 18:35
- 名前: 湯呑ゆざめ (ID: ovLely7v)
≫きっと夜空にとけてゆく。
くるっと部屋で一回回ってみれば、あこがれの志望校の制服の
スカートがふわっと舞った。リボンをきゅっと結んで鏡を見ると、
そこには期待に溢れた少女が映っててちょっと自分でも笑えた。
はあ、明日から高校生、か。楽しみだけれどちょっぴり不安だ。
私の志望校は、少し地元から遠いためあまり、同じ学校の子がいない。
親友のチヨとも離れちゃったし、知ってるのは幼馴染のあいつくらい。
あいつは、明るいし人気者になりそう。不安なんてないんだろうな。
一つ溜息をついて天井を見上げた。
ピロピロピロ〜♪
携帯の着信音でハッと目を覚ます。寝てしまったみたいだ。時計を
見れば一時間ほどたっていた。ちょっと軋む体を伸ばして、電話を見る
画面を見れば、あいつの名前が表示された。電話にでる。ポチットな。
「もしもし。」
「遅いぞー、ばーか。」
少し掠れて低い声。
「何よ、いきなり。どうしたの?」
少しの間。
「や、明日入学式だなっ。」
「あー、うん。」
一瞬躊躇して、
「俺、ちょっと不安なんだよね」
びっくりする。あいつも、私と同じなんだ。
「まあ、わかるけど。」
ホッと息を吐くノイズが混じる。
「でもさ、お前の声聞いて安心した。」
喉が詰まる。なに、これ。胸、いたい。
「お前と同じ高校でよかった。」
噛み締めるように拙く言葉が結われてゆく。
「そう。私も、だけど。おやすみ。」
我ながら大胆な事を言い一方的にブチッと電話を切った。
きっと、画面の奥で苦笑してるんだろうな。
胸の奥が痛くて切なくて、世の人はこれを初恋だというのだ。
今更気づいて顔が熱くて、窓を開ける。
夜空にモヤモヤガ溶けてゆく。
end
- Re: 初恋パステル。(短編集)(合作)(コメ募集) ( No.8 )
- 日時: 2016/05/17 14:45
- 名前: ももたん ◆hjAE94JkIU (ID: MGziJzKY)
てるてる≫
来てくれてありがとう♪
ももたんも褒めていただけるなんて…うれしい。
自分の作品とも両立して頑張っていこうとおもいます。
- Re: 初恋パステル。(短編集)(合作)(コメ募集) ( No.9 )
- 日時: 2016/05/17 15:08
- 名前: ももたん ◆hjAE94JkIU (ID: MGziJzKY)
「なあ、付き合ってくんない?」
「…どこに?」
「どこにじゃねぇよ!お前わかっていってるだろ!」
「あーあーうるさい。そうよ、分かって言ってるわよ」
「分かってんじゃねぇか!」
「っていうか、私があんたと付き合う?馬鹿言わないでよ。
誰があんたみたいなタラシと付き合うか」
「誰が、って…。お前以外の女の子皆?」
「馬鹿言うな」
「痛い!」
今私が一発蹴りをくらわしてやったのは、同クラの男子。
って言うか何?いきなり告白?馬鹿言うんじゃないわよ。
第一私がこんなくそみたいなタラシと付き合うかってーの。
…まあ?並に頭はいいし?運動も私には劣るけどできるし?モテるし?一応イケメンだし?
けど!一度に3人とかの女子と付き合うとか!意味わかんない!!
「…あのさぁ、タラシなのは認めるけど。今回はマジで本気なんだよ」
「嘘だ」
「ほんとだよ」
「じゃあ証明して見せなさいよ」
「分かった」
と同時に、私は彼の胸に顔を押し付けられた。
「な、何する…!」
「聞こえるだろ、俺の胸の音。心拍数上がってんだよ。これが証明。ダメ?」
「…バカ!」
「は!?いきなり酷いなおま「私だってあんたのこと好きだし」は?」
そう。さっきの『誰がお前と付き合うか』って言うのはただの強がり。
私はもともと、運動で張り合えるコイツのことが好きだった。
なんでも受け止めてくれるコイツのことが好きだった。
けど、コイツには私なんかよりもっと合うかわいい子がいるからとあきらめていた。
それなのにこんな…。向こうから告白されたらたまったもんじゃない。
こんなことを私がぐちぐちぐちぐち言っている間、コイツはずっと「分かった分かった」とか「あー、しょうがないなぁー」とか言いながら聞いてくれて、背中や頭を撫でてくれた。
——
「俺らが付き合ったのってそんな感じだったっけ」
「そうだよ。私この時、結構晴れ晴れしたんだ」
「そーなんだ。よかった」
そして3年たった高校2年生の今。
高校は違うけれど、仲良く付き合っています。
- Re: 初恋パステル。(短編集)(合作)(コメ募集) ( No.10 )
- 日時: 2016/07/12 17:01
- 名前: 湯呑ゆざめ (ID: ybb2RaRu)
≫星屑はビターで、とびっきり甘くて。
その日はなんだか変だった。正しくは隣の席の君の様子が変だった。
そわそわふわふわ。乙女みたい。何だか面白い。いつもクールなのにね
私はからかうように、君のほっぺをぷにっとつつく。意外にも柔らかい
君はムスッとして「変な奴。」って呟いたけど、ほんのり君の頬が赤くてなんか照れた。
だって、いつもキラキラしてみえる君がなんだかすぐ近くに見えて。
でも、その次の授業で私はもっと驚く。
「ん。」
ぶっきらぼうに渡された小さなメモを訝しみながら開ける。
「好きだよ。」
・・・え?嘘、でしょ?ふええ・・・
「どどど、どゆこと?」
君は楽しげに秘密めかして微笑む。
「ね、こんなんされたら好きになる?」
そんなの、渡される前から好きなんだよ、私は。
胸が締め付けられて甘く痛い。
「うん、好きになる。」
冷静を必死に保って言う。
君はもう一回笑ってこそっと言った。
「よかった、俺今日実は告白するんだけど、どんなやり方がいいかな〜って。女子に聞いてみようと思って、森内に。驚いた?」
なんだ。私、馬鹿だね。ホントに、馬鹿だ。
その時、よく見知ったあの子がてててっと駆け寄ってきた。
「あの…檜くん、話ってなに??」
控えめに、けれど、頬を染めた彼女は同性から見ても魅力的で。
「おう。じゃあ、そこの空き教室で。」
彼と、私の 親友の菜穂はしずしずと教室を出ていく。
頑張って、幸せになってね。
恋をさせてくれてありがとう。すごくキラキラしてたの毎日が。
だから、私の気持ちに鍵をかけた。
苦くて甘い、あの星の恋に。
end
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