コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 私と星空の約束。
- 日時: 2016/04/29 17:28
- 名前: 成宮 理斗 (ID: RU0wTL.b)
はい、ごきげんよう成宮です。
……
言ってみただけです。
えっと、今回は短編を書こうと思います。見てくれる人は多分居ないと思いますが地味に頑張ろうと思います。
もう一つの小説、「ある日魔法の大冒険!?」も宜しくお願いします。
それでは、本編へ。
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- Re: 私と星空の約束。 ( No.5 )
- 日時: 2016/05/08 01:54
- 名前: 成宮 理斗 (ID: RU0wTL.b)
てるちゃん
まず、来てくれてありがとう!そしてお久しぶり。いつも感謝です!
うん、お元気ですよ多分(友達からはもっと寝なさいって言われました)。
あとてるちゃんは本当にいつもいつも僕が嬉しい言葉を……相当な理斗たらしですよもー。
※嬉しいって言いたい様です。
てるちゃんの小説楽しみにしてるから、また今度コメしにいこうと思ってるよ!
更新頑張ります。
では!
- Re: 私と星空の約束。 ( No.6 )
- 日時: 2016/06/19 08:19
- 名前: 成宮 理斗 (ID: RU0wTL.b)
ジリリリリリリッ
目覚まし時計の音と暑さで、目が覚めた。
ベッドから起き上がり、カーテンを開ける。天気がいい。
……まあ、晴れにしろ雨にしろ朝は嫌いだ。
制服に着替えながら今日の夢を思い出す。
私はいつも皆と普通に中学校生活を楽しんでいる夢を見る。だから、眠って居るときはとても心地がいい。
でも、今日は違った。
五歳の私と女の人が星空を見上げている夢。
何かとても懐かしい気がする夢。
けれど詳しい事は覚えていない。女の人が誰だったかも、なぜその人と星を見ていたのかも。
私は夢を覚えている方だから、それがとても不思議な感覚だった。
制服を着終わった。
「星花」と書かれたプレートのさがったドアを開け、階段を、なんとなくいつもより少しだけゆっくりおりてみる。
まあ、それで何か変わるわけがないんだけれど。
一階には、思った通り誰も居ない。
電気もついてないし、ご飯を食べたような形跡もない。昨日電気を消したときとまるっきり変わっていない。
「……父さん、また帰ってないんだ」
そう呟いてみると、だめだ、余計虚しさが増してしまった。
父さんはいつも忙しい。どんな仕事をやっているのかは知らないけど、よく職場に泊まって帰らないし帰っても夜中になることが多い。
そのせいで最近一度も顔をあわせていない。朝机の上にお金と次いつ帰るかなどのメッセージが残されて居たりも良くあることだ。
とりあえず電気をつけて台所へ向かう。冷蔵庫を開けて、思わず「あ……っ」と声を上げた。
あぁ、朝ごはんに食べるもの買うの忘れてた。
パンももうないし、しょうがない。朝ごはん抜こう。
まあ、一食ぐらい抜いても構わないだろう。溜息をつく。
やっぱり、朝は嫌いだ。
昨日のうちに作っておいたお弁当を持って、鞄の中身を確認する。
鍵、ある。教科書、OK。まあその他もたぶんある。
うん、忘れ物はないだろう。
鍵を閉めたことを確認し、家を出る。
ミーンミーンと蝉の声がうるさい。それに、まだ朝だというのに暑い。
その暑さに、何故だか腹が立った。
向かいの道路を、ランドセルをからった小学生がお喋りしながら歩いていく。
とても楽しそうだ。私も小学生に戻りたい。
割と本気でそんなことを思ってしまった。私は相当中学校生活が嫌らしい。
中学校の門が段々と見えてきた。
あぁ、このまま一生着かなければいいのに。
そうすれば、学校に行かなくて済む。
誰でも一度は学校に行きたくないと思ったことがあるだろう。
友達とけんかした、好きな人に振られた、勉強をしたくない。
色々理由があるだろう。
でも中には、私と同じ理由の人も居ると思う。
私が学校に行きたくない理由は。
いじめ、だ。
5/19修正
- Re: 私と星空の約束。 ( No.7 )
- 日時: 2016/06/19 20:08
- 名前: 成宮 理斗 (ID: RU0wTL.b)
私の虐めは暴力とかそこまで酷い訳じゃない。所詮悪口を言われたり物を隠されたり机にらくがきされたりだ。しかもやっているのは一部のカースト上位グループだけ。あとはみんな無視したりこそこそ喋っている程度だ。けど、やっぱり精神的に堪えるもので。
ちなみに原因は恐らく、地味な私がいつも成績上位にいるから。あ、自慢じゃないけどね。
自分達が勉強苦手で怒られていることの八つ当たりだと思う。別に好きで頭いいんじゃないんだけど。
まあ、そんな訳で私は現在教室の前で立ち止まっているのである。
いつも教室に入るのは嫌だけど、なんだか今日は更に嫌な予感がするというか……いや、やめよう。もっと入りたくなくなってくる。それに私の予感なんて当たったことないんだし。
強制的に思考をシャットダウンして、無理やり足を動かし教室に入った。
私が教室に入ったとたん、騒がしかった教室が静かになる。けれどまたすぐにざわざわしだした。きっと私の悪口を言ってるんだろう。もう、なれたけど。
小さく溜息をついて席へ向かうと、一際大きな声で「星野さんってさ、なんでまだ学校きてんだろーねー」という声が聞こえた。その後、それに乗っかるように次々と悪口が投げつけられる。わざと聞こえるように言ってるというか聞かせるために言ってるよね。
「本当だよねー!自分邪魔って気づいてないのかなー?」
「馬鹿過ぎ!ギャハハハハハハ!」
いや、お前等の方がバカだろ。笑い方下品すぎ。
反撃したいけどするともっと酷くなるので心の中で毒づく。そうでもしないと、心が折れて泣き出しそうになるから。こんな悪口で泣きそうになるとか、ほんと情けなくていやになる。
机に着くとそこには案の定落書きとゴミ。やることが古いなぁ。
というか、私に構ってる暇があったら勉強すればいいのに。だから成績上がらないんじゃないかな?まあそんなことバカは考え付きもしないんだろうけどね。
私は机の上のゴミを捨て、落書きを消しゴムで消した。先生には見つかりたくないんだろう、さすがにペンでは書かれていない。
虐めグループの人達は一瞬つまらなそうな顔をしたけど、すぐにまた悪口を言い出した。
よくそんなにあきないね、感心する。毎日毎日無反応の私に攻撃してきて楽しいのかな。まったく理解できない。まあたぶん常識のある一般人なら皆そうだと思うんだけど。
「てかさぁ、こんなこと言われてるのにスルーとか超意味わかんなくない?」
いや、逆に私はそんなこと平気で言える貴方達の神経が理解できないよ。
「それ!私は平気ですアピール?ウザッ」
そんなことしてるつもりない。むしろウザイのはそっちだろ。
「あーあと、こんなことされても耐えてる自分かわいそうみたいな!だったらキモいわー」
私は貴方のその頭がかわいそうだと思うな。
頭の中で反論して、悪口を受け流す。そうしていれば大丈夫。泣いたりしない。俯いたりしない。
けれど、次の一言で私の思考がピタリと止まった。
「思ったんだけど、「セイカ」って名前ぶりっ子っぽくない?ダサッ」
名前を、貶された—。
そのことを認識した私は瞬時に動いた。
それを言った子の胸倉をつかみ、思い切り叫ぶ。
「ねえ、いまなんていった!?悪口にしても言っていいことと悪いことがあるでしょ?ふざけないでよ!!」
教室はしん……と静まり返り、皆がこっちに注目していた。われに返った私は、呆然としているその子からぱっと手を離した。
ああ、なんてことをしてしまったのだろう。馬鹿だ、本当に馬鹿だ。消えたい。
全員が固まっている中で、いそいでかばんを掴み走って教室をでる。
誰かが「あっ」と言う声が聞こえたけど、構わずに走る。家に向かって。
本当、最悪だ。嫌な予感が当たらなければよかったのに。
- Re: 私と星空の約束。 ( No.8 )
- 日時: 2016/06/20 20:28
- 名前: いろはうた (ID: b4ZHknAo)
- 参照: http://pixiv.me/asaginoyumemishi
理斗ちゃんの作品をやっと……
やっと見つけました……
来るのがものすごく遅くなってしまって本当に申し訳ない……
名前からして、キラキラしたお話なのかな
と勝手に想像していたら、
まさかのイジメについても絡んでくる話で
サクサク読み進めようとしてごめんなさい……
となりました……
星花ちゃんにはなんとか幸せになってほしいものです……
更新がんばってね!!
- Re: 私と星空の約束。 ( No.9 )
- 日時: 2016/06/21 16:23
- 名前: 成宮 理斗 (ID: RU0wTL.b)
いろはうた様
ふっ、ふあっ!?
いろはうた様、来てくれて有難うございます!
身に余る光栄であります……!
星花ちゃん、可哀相ですよね(可哀相にしてるのは僕だけど)。
でも、きっともうすぐ幸せになれる、のかな?だからきっと大丈夫です。少なくともバットエンドにはなりません。
これ以上はネタバレになるかと思われますので、できれば本編を読んで欲しい……ゴニョゴニョ
で、では!来ていただいて有難うございました!
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