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PLUME!
日時: 2016/09/26 20:11
名前: 鳴門 (ID: 3i70snR8)  

plumeと言う意味は英語で大きな羽と言う意味だと思います(likely)

あんまり深く読むと、意味不明な言葉や表現、誤字脱字があるので暇潰しにさらーっと見てくださいね!

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Re: PLUME! ( No.2 )
日時: 2016/09/26 22:27
名前: 鳴門 (ID: 3i70snR8)  

本当に知り合いがいない…

お弁当を食べるにもぼっち勉、の裕磨は自分の席でお弁当の包みを開いた。母が朝早く起きて作ってくれた…何故か重箱弁当。

裕磨の母は抜けているというのか天然なところがある。対して父は裕磨に厳しく、小学6年の妹・陽ばかり可愛がっている。しかし裕磨はそんな父のバドミントンに憧れて出海北高校を選んだ。

だけど…バドミントン部ない…

しかも少食の細い裕磨は3段あった重箱弁当を半分も食べきれない。

母はてっきり部活があると思い、腹が減らないように沢山作ってくれた。

でも母さん、部活がないんだよ!

「おい、もしかしてバドしてんのかよ?」

顔を覗き込まれた。

目がくりくりして、茶髪で前髪がぱっつん、セーターが萌え袖…鼻にかかった高い声、まるで女の子みたい。それとは裏腹に意外と荒い言葉遣いが裕磨の耳に届いた。

「は、うん」
「なんでラケバ持ってきてんの?バド部ねーよ、ここ」
「…あると思ってたんだ、バド部」

「お前オープンスクール行った?」
「うん」

裕磨の席の前の椅子に股がり、裕磨を見つめている。じーっと。

「じゃあさ、バド部つくろ」

「作れるの?部活が?」
「同好会だったら大会出れないじゃん、やっぱ部活つくんの」

「そうか!作ればいいんだ!」

二人は意気投合した。

この人名前わかんないし誰かも知らないけどいい人だ

「早速、職員室」

「部員集めてからがいいんじゃないかな、公式戦出れる人数が中学だと5人だから…6、7人」

「だな、よーし…バドしたい人!」

え?!

なんでクラスに集合かけたの!?

裕磨の目が丸くなっている。

「於方くんのマネならしたい!」

女子が騒いでいる、女子からやっぱり人気あるんだな

先程が初めて会ったのに愛嬌が良く、しっかりと自分の意見を言ってくれる(ちょっとぶっ飛んでるけど)

クラスは笑いに包まれて、裕磨も顔が少し緩んだ。

「まぁぼちぼち集めような!俺、於方深央」
「笠原雄磨…」

「笠原よろしくね」

深央はにこやかに微笑んだ。

Re: PLUME! ( No.3 )
日時: 2016/09/27 00:03
名前: 鳴門 (ID: 3i70snR8)  

「男子バド部つくる!」
「でも、部員俺たちしかいないね」
「集めるぜ、んなの」

ラケットバッグを背負って深央と教室を出ようとした。

学校での一日が終わり午後3時、

「体育館行ってみねぇ?」
「うん」

二人はさ迷いながらも体育館へ着いた。バレーボール部とバスケ部が体育館を半々に分けて使っている。やはり中学のときよりしっかりとした体育館、天井も高くコートも半分だけで5コート立ってしまう。裕磨には絶好の場所としか思えない。

「ここでバドしたいな…」

「だな、お前強いの?」

裕磨は必死に首を横にふる。

「大したことないよ、選抜にもなったことないし…」

「俺ね一応、立川竈クラブにいたんだ」
「え?あのチームって全国強豪の?」
「そーだぜ」

じゃあなんで、出海北なんかに…

「止めたんだ、家に負担かかるから。遠征費とか泊まりがけとかで金かかるし、週末も親が休めないし」

「そっか…でもまた高校でできるなら於方くんみたいな上手な人とプレーしてみたい」

体育館を覗きながら、二人は話した。

「おい」

この声は…

「史家くん…」

「誰こいつ」

「初対面の相手に向かってそりゃないだろ」

裕磨を挟んで、能天気な深央と気の短さが見えた亮太郎があまりよくない雰囲気になった

「えっと…あの、こちらの於方くんは立川竈でプレーしてたんだって!」

良太郎の目が関心の目に移り変わった。

「…それはかなり凄いな」

「そう?」

まんざらでもない訳でもなく、嬉しそうでもなく、照れて頬を染めるのでなく、イマイチ響いていないようだ。

「俺は史家亮太郎、経験者だ、あまりうまくはないけど」
「於方深央。バド部つくろうぜ、俺と史家と笠原入れて3人になるよ」

「無論、おれもそのつもりだったよ」

ようやく亮太郎に笑顔が見えた…

なんだか邪魔しちゃいけないと裕磨は思い、もう一度体育館に顔を向けた。

「そうだ、俺の知り合いでバドやってるやついるから紹介する」

深央が校庭側を見て、誰かを探しているようだ。

「あっいた!あああずううまあちゃああああああん!」

亮太郎と裕磨は思わず耳を塞いだ、体育館にいる全員が深央に目線を集めた。

大きな校庭の向こうにある校門前にいた、凛ちゃんと名前を呼ばれて公開処刑を受けた人物が、校庭を大きく横切って走ってきた。

「速い…」

「おい!もうちょっと静かに呼べ」
「静かに呼んだら声届かないだろ」

「速く速くー!」

深央が大きく両手で手招きをした。

「もう…恥ずかしいから…おっきな、声出すなよ…」

息を切らし、肩で酸素を体に取り込んでいるようだ。

「俺の中学の同級生、東謙佑」

「東っす」

爽やかで優しい口調の、いかにも青年といったはにかみを見せた。

「史家亮太郎、よろしく」
「…笠原裕磨です」

「よろしくな」

この人もいい人だ…!俺は早速、人運に恵まれているのか…?

「立川竈でバドしてたのか?」

「俺は於方と同中でバド部だったんだよ、かなり実力の差はあるけどね」

坊主ではないがさっぱりとした(ハゲでもない)頭を掻いた。

「バド部つくるだけど、入んねー?」
「あぁいいよ、俺で良かったら」

「ほら、笠原が輝きの目で東を見てるし」

「俺のときはそんな目しなかったな」
「ちっ違うよ、突然声かけられてびっくりした…」
「なんか怖がってるし、俺のこと」

「怖がってないよ!俺、知ってる人一人もいなかったから逆に嬉しかった」

そうか、と史家が一言。4人になった出海北高校男子バド部、少なくともあと2、3人必要である。

果たして部を創設できるのか?

Re: PLUME! ( No.4 )
日時: 2016/09/27 00:12
名前: 鳴門 (ID: 3i70snR8)  

ではここでキャラ紹介

笠原裕磨(Kasahara Yuuma)

中埜一中出身 桜庭ベガズ(クラブチーム)出身

1月22日 A型 1年5組14番

167cm52kg

父、母、妹(小6 陽)

Re: PLUME! ( No.5 )
日時: 2016/09/27 00:46
名前: 鳴門 (ID: 3i70snR8)  

史家亮太郎 (Shiga Ryoutarou)

賀楽中出身 賀楽沢ジュニア(クラブチーム)出身

6月28日 O型 1年4組20番

175cm67kg

父、母、弟、妹、妹、兎

ジュニア時代ではそこそこ成績を残したこともあったが、中学にはいってからは目立った活動が見られない。

怒りっぽいし言うことに刺がある。たまにデレる(誰に?)女子には紳士に対応できる、色々な面においてデキル男なのかも

Re: PLUME! ( No.6 )
日時: 2016/09/27 01:02
名前: 鳴門 (ID: 3i70snR8)  

(凛ちゃんと表記してしまいましたが、ミスです。キスミーが好きです。東ちゃんです)

於方深央(Ogata Mio)

茅ヶ丘中出身 立川竈倶楽部クラブチーム出身

5月1日 B型 1年5組8番

172cm62kg

祖母、母、姉、姉、姉、姉

ジュニアの頃から名門・立川竈にいたこともあり、選抜・地方大会常連と言われる。中学時代には茅ヶ丘中を東北大会まで導いた、個人では全国へ出場したものの2回戦負け。しかし有能なプレイヤー。

可愛らしい容姿。愛嬌豊かで友達も多い。女家族に男一人なので、女の怖さを知っている。生物と数学が苦手で赤点ばかり取る。


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