コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 悪魔が恋のキューピッド! 【コメント・アドバイス募集】
- 日時: 2016/11/10 16:22
- 名前: フクロウJr. (ID: yV4epvKO)
どもどもフクロウJr.です!
今回は以前途中中断してしまったのですが、また新たに恋愛系に挑戦します!
今回は少しファンタジックな話にしてみたいと思っているので応援よろしくお願いします
さてさて『平和過ぎて何が悪い!』(コメディ・ライト板にて)も観覧数がぐんぐん増えてきて自分のヤル気もぐんぐん出てきましたので頑張りたいと思います!よろしくお願いします!
皆さんどうかコメントやアドバイスをお願いします
※11/9 観覧数100突破!
ありがとうございます。
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- Re: 悪魔が恋のキューピッド! ( No.1 )
- 日時: 2016/11/18 16:50
- 名前: フクロウJr. (ID: yV4epvKO)
1. キューピッド参上!?
私、イブリース=リンは人間の恋を実らせる為に地に降り立ったキューピッド。
ただ、訳あって………悪魔だ。
「おい広樹!帽子かえせ!」
「やだねー、こんなスライムみたいな面白いニット帽返しませーん」
夏美は夕陽に照らされ赤く染まる川沿いで青いニット帽をヒラヒラさせて遊んでいる男子高校生をみて 幸せそうだなぁー と呟いた。
心地よい風が髪を撫でて通り過ぎる…
「夏美ー」
後ろから呼ばれて振り向くと親友の千秋が膝に手をついて息を切らしていた
「ど、どうしたの千秋」
「ハァハァ、いや遠くに夏美っぽい人が居たからこの50m走7.5秒の自慢の足ですっ飛んできたわけよ」
言い終わった頃にはすっかり息が整っていて 相変わらず凄い体力だ と夏美が感心していると
ビューンッ!
突然目の前を黒い何かが物凄い速さで通り過ぎ強風が吹いた
「キャー」
千秋が叫びながら女子高生の命であるスカートを押さえる、夏美も無言でスカートを押さえた
- Re: 悪魔が恋のキューピッド! ( No.2 )
- 日時: 2016/11/08 18:52
- 名前: フクロウJr. (ID: yV4epvKO)
その日夏美は千秋と別れた後、家に帰っていつも通りダラダラしてご飯を食べてお風呂に入って寝ようよした…が、
バンバン! バンバン!
窓のシャッターを叩く音がした
「ヒィーッ!」
夏美は思わず悲鳴を上げる、一階にいるお母さんが どうしたのー? ときいてくるが夏美にはきこえていなかった。
「開けて良いのかなぁ…」
外から全く聞き覚えの無い声がきこえる、しかし夏美にはその声が幽霊や悪い人の声にはきこえかった…。
勇気を出して
「誰ですか…」
と小声で聞いてみる、すると外から
「中に人居んのか?開けてくれ落ちる!」
と声だけで本当に今にも落ちそうな状況と言うことが何となくわかるような声がきこえてきた
「今開けますから!」
夏美はそう言って窓を開けてゆっくりシャッターを上げた…
ガラガラガラ…
「あれ?まさか、落ちちゃった!?」
シャッターを完全に上げてもそこには誰も居なかった、夏美が身を乗り出してキョロキョロと辺りを見ていると、後ろから
「ふー、助かった…」
と声がきこえた、夏美は驚いて窓から落ちそうになった。
窓際でポカンとしている夏美に向かって黒い布に身を包んだその人物はどや顔で
「ちょっとカッコ悪かったけど…恋のキューピッド、リン様参上っ!」
と言い放った。
- Re: 悪魔が恋のキューピッド! 【コメント・アドバイス募集】 ( No.3 )
- 日時: 2016/11/08 22:37
- 名前: フクロウJr. (ID: yV4epvKO)
しばらくの沈黙…
夏美が引き気味に
「いわゆる不審者ですか?」
ときくと首を横に振ってこう言った
「私は 恋のキューピッド だ!」
またしばらくの沈黙…
「あのー、だから不審者ですよね?」
「何度言ったらわかるんだ!私は 恋のキューピッド …リン様だっ!」
自らを様付けで名乗ったキューピッドは急にいやらしい目付きをして顔を近付け
「お前、好きな人いんだろ?」
と意地悪く呟いた。
(勿論私だって女の子だ、好きな人の一人や二人居る…けど)
「私諦めたんで」
はっきりと答えた、すると
「私ならその恋実らせること…できるけど?」
恋のキューピッドにそうささやかれて夏美の心はゆらりと揺れた
- Re: 悪魔が恋のキューピッド! 【コメント・アドバイス募集】 ( No.4 )
- 日時: 2016/11/09 16:06
- 名前: フクロウJr. (ID: yV4epvKO)
「ウマイなぁー」
この黒いキューピッドは夏美が冷蔵庫あったたこ焼きをレンジでチンして持ってくると何も疑わず口に何個も口に放り込んだ
「で、何で私何ですか?」
と夏美がきくとキューピッドはたこ焼きを飲み込んでと笑って
「そりゃぁ、実りにくい恋のほうが助け甲斐があんだろ」
と言い、またたこ焼きを口に放り込んだ
「本当にキューピッド何ですか?」
夏美が真っ黒な全身を見てたずねるとキューピッドは慌てて答えた
「あ、当たり前だろ!この見た目でキューピッドじゃなかったら逆に何なんだよ!」
「うーん、悪魔?」
逆にきいてきたキューピッドに夏美がテキトーとに答えるとキューピッドはたこ焼きを口から出しそうになりさらに慌てて
「あ、悪魔っ!?て、天使に決まってんだろ!」
と答えた。怪しい、怪し過ぎる。そう思った夏美は
「じゃあ、天使の羽見せてくださいよ天使さん」
と意地悪なことを言った、するとキューピッドは真っ黒な羽を広げ低い声でこう言った
「ああ、そうだよ私は悪魔だよ。けど、れっきとした恋のキューピッドだ!」
- Re: 悪魔が恋のキューピッド! 【コメント・アドバイス募集】 ( No.5 )
- 日時: 2016/11/10 16:11
- 名前: フクロウJr. (ID: yV4epvKO)
「そういえば自己紹介がまだだったな」
自分は悪魔だ、と言ったキューピッドは声を普通のトーンに戻してそう言った
「さっきから何回もしてるじゃないですか。 悪魔のキューピッド、リン様 ですよね?」
夏美がそう言うとリンは頭を掻いて笑い、そうだっけ と言った後に
「ちなみに本名はイブリース=リンだ」
と付け足して お前の番だぞ と言うように夏美を見詰めた、見詰められた夏美は状況を察して自己紹介をした
「えーと、名前は瀬戸夏美。好きな食べ物は…好きな食べ物…食べ物…あ、リンゴですかね」
夏美がそう言うとリンはズコッと転けて
「そこまで悩んでリンゴかよ」
と突っ込んで
「好きな人は?」
ときいてきた、あまりにも急でストレートな質問に夏美は慌てて
「いませんよ、いませんいません。」
と否定したがリンは呆れてこう言った
「あのなぁ、私はキューピッドだぞ。恋を実らせるためにわざわざ来てやったんだ、なのに好きな人も教えないいなら帰るぞ」
「こ、困ります!」
夏美は言いきってからしまったと思い、口を押さえたがリンはきき逃さなかった。そして
「あれれ?何で困るのかなぁ?」
と意地悪にきいてきた
「…いるから…」
夏美が小声で何か言うとリンは聞こえているのかきこえていないのかはわからないが、意地悪に
「きこえませーん」
と言った、夏美は俯いて
「好きな人…いるから」
と呟いた。
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