コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 星に願いを
- 日時: 2017/01/09 15:10
- 名前: 颯楽 (ID: 9yDZRSmI)
初めて投稿してみました!!
駄作ですが読んでくださる方がいれば嬉しいです。
主人公・・・坂田 健…高2
山本まふか…高2
- 星に願いを ( No.13 )
- 日時: 2017/01/10 21:43
- 名前: 颯楽 (ID: 9yDZRSmI)
-1週間後-
「坂田!明日ひま?」
普通の日常が戻っていて…、坂田は女子に囲まれていた。
「え、ひま…だけど…」
「あ、じゃあ遊びに行こうよ!」
「そーだよ!決まりね!」
「男子も何人か連れてきてね!」
「じゃああとはL○NEで!」
「じゃあねー!また明日!」
「え?あ、わかった…」
健はあの夜以降まふかと話していなかった。
(山本…。もう帰っちゃったか…)
- 星に願いを ( No.14 )
- 日時: 2017/01/11 18:57
- 名前: 颯楽 (ID: 9yDZRSmI)
-翌日の夕方-
「はー…。つかれたー…」
健は1人で自宅へと帰っていた。
女子にいろんなところに連れ回された挙句、「疲れた」と言ったら「じゃあねー」と置いていかれたのだった。
うつむいて歩いていると、前に影が落ちた。
顔を上げるとまふかが立っていた。
「山本?偶然だな。どんなところで会うなんて」
「うん、そーだね」
「あのさ−」
とまふかは口を開きかけたが、健の後ろの人物に気づいて口を閉じた。
「?」
健が振り向くとそこには1人の男が立っていた。
健はまふかに聞いた。
「あいつ、誰だ?」
だが、まふかは何も言わず健の手に1枚の紙を握らせて去っていってしまった。
- 星に願いを ( No.15 )
- 日時: 2017/01/12 20:49
- 名前: 颯楽 (ID: 9yDZRSmI)
健はまふかが行ってしまってから紙を開き、内容を読んだ。
『父の会社が倒産して、私は金持ちの男に嫁ぐことになりました。
まだ籍は入れないらしいから入れる前にお願い。
私を助けて』
健は呆然とその場に立ちすくんだ。
(信じられない…。嘘だろ…)
-その日から1ヶ月間まふかは学校を休み続け、HRでまふかが学校をやめることが知らされた-
- 星に願いを ( No.16 )
- 日時: 2017/01/13 18:33
- 名前: 颯楽 (ID: 9yDZRSmI)
健はその日、学校を早退し、先生から聞いた住所に向かって走り出した。
(早く…。早く…。
やっと山本がいない日々の味気なさを知ったんだ。
まだ心を閉ざさないでくれ…。
流れ星。俺は山本を守ってやりたい。
何一つあいつを照らす光がないのなら俺がその光になってやりたい。
叶えてくれ!!)
健は走って、走って、走った。
(叶うのが今なら…。待っていて…)
そして…。
たどり着いた。
- 星に願いを ( No.17 )
- 日時: 2017/01/14 20:31
- 名前: 颯楽 (ID: 9yDZRSmI)
まふかは健を待っていた。
玄関の外で膝を抱えてうずくまっていた。
健は恐る恐る声をかけた。
「山本?」
まふかははじけるように顔を上げ、健を見ると涙が溢れた。
「坂田…!」
「結婚はどうなったんだ?」
「断った…。でもそしたらみんなから冷たい目で見られて…家を…追い出された…」
「山本…」
「でも坂田がいればそれでいい…!」
「うん。山本一緒に帰ろう」
(流れ星…。叶えてくれてありがとう)
2人は手を繋いで歩き出した。
END.
この掲示板は過去ログ化されています。