コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました！使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例）鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 無題~今日も記録更新中~
- 日時： 2017/02/18 22:51
- 名前： 平行四辺形の定理 （ID: ???）
閲覧して頂きありがとうございます!
変な名前と思った方が多いと思います(笑)パッと浮かんだのが苦手教科である数学の証明の問題です(何で証明しなきゃならないのか未だに私の中で謎です。
取り乱してしまいましたm(__)m
今回の作品が初投稿となります。
文学は得意な方(自称)ですが誤字脱字多目な人間です……。
最後までお付き合い頂ければ幸いですっ!!
- Re: 無題~今日も記録更新中~ ( No.8 )
- 日時： 2017/02/19 12:22
- 名前： 平行四辺形の定理 （ID: ???）
四時間目の終わりを告げるチャイムが鳴った。
給食当番は配膳室へ、その他の者達はふざけ楽しんでいた。
そんな連中を掻き分けながら空ちゃんの元へと向かった。
「空ちゃ…」
といいかけたのと同時に空ちゃんが遠ざかって行く。逃げられた。なんて面倒な事をしているんだ。なんて自分に問いかけた。でも、何時もの答えは一緒。唯一無二の大切な友達を失くしたくないから。
光介についてはあまり知識が無かった私は、何時も光介の行動に驚かされる。
「梶原！行くぞー」
「光介、待てよ！」
梶原とは仲が良い。光介は元々運動神経が良い。スポーツ万能に端麗な顔の持ち主なのだ。梶原も光介も空ちゃんも皆同じ中学への進学が決まった時はとても嬉しかった。
何時から好きになったんだっけ。
授業中たまに目が合うのが嬉しくてでも緊張しつつまた視線を光介に送る自分がいた。気付いたら好きになっていた。“光介“と言う名前を聞いただけであんなに胸を締め付けられたのは初めてだった。
きっと、私の事なんて
”只のクラスメイト”
としか思われていないだろう。でも、そう思われるのがイヤでずっと好きで居るのかもしれない。
考え事をしていると空ちゃんが目の前に立ち尽くして居た。
「空ちゃん」
「雛………ちゃん」
「図書館行こ…?」
話を付けるため図書館へ誘導した。
「何………?」
「何で怒ってんの…….?私、理由知ってるけど言わない。空が言うまでずっと此処に居るつもりだから。」
「私、暇じゃない。帰るね」
心の中の我慢の紐が切れた。
「私だって……私も空ちゃんと同じだし………勝手に嫉妬して光介と何で一緒に居るのって。理由も聞かされずこそこそされるのが………私、一番嫌いなんだよね………」
言いたくない言葉を口にしてしまった。でも、口の止めが効かない。
「梶原に嫉妬してよ……何で私なの………只の幼馴染みなだけだし。」
「だって………」
やっと出たような掠れた声で必死に空ちゃんも返してきた。
「だって、梶原君、雛未ちゃんのことばっか……私何かより雛未ちゃんの方が良いんじゃないかなって………」
誰があんな梶原の彼女になるか。真面目に無理。幼馴染みの親友としての関係を壊したくない。そう言われて梶原の彼女になった私を想像したが実に笑える。
「ふはは。面白いこと言うじゃん。空ちゃんの愛は実に可愛いらしいよ……。本当に梶原の事が好きなんだネ………。」
そう思うとどんどん置いてかれていく自分が見え隠れしていた。
「………ふふ。」
「ん？今、笑った？」
「恥ずかしい………そんなに梶原君の事好きに見えてたかな………隠してたんだけど……w」
ニシッと可愛い笑窪を見せながら笑った空ちゃんを見て心のザワツキが止まった。
「「御免ね」」
「あ………ふはは笑」
「ふふ……」
「これで仲直り……ね」
「うんっ」
そういって今までの不安と苦しさの塊が涙となって出てきた。目が熱い。
「雛ちゃん。御免ね御免ね………」
と空ちゃんは私の胸に飛び付いてきた。暖かい温もりが感じられた。華奢で小動物みたいな空ちゃんを守ってあげたいと思うのは梶原と同じだと思う。
「あーあ。可愛い笑。私が男子だったら絶対に空ちゃんを守って見せるのに。恋人として笑………でも、友達として親友として必ず守って見せるからね」
そういって空ちゃんを抱き締める力を強くした。
「空ー!!」
ナイスタイミング。
梶原が図書室へ入ってきた。きっと心配して最初から居たに違いない。空ちゃんを思ってくれる気持ちが強いのを感じて凄く嬉しかった。
「梶原?」
わっ………次元が変わった……。
梶原の後ろには“光介“が……。
「何かあったの？」
と首をかしげる光介に梶原は
「親友の絆を見せ付けられたぜ☆」
なんて、バカ臭いことをいい放った。
梶原と話している光介を見ていると本当にかっこいい。次元の違いが酷い位凄い。私だけかも知れないけれど………。
「………」
「………」
一瞬、光介と目が合った……。でも、太陽の光のせいか少し微笑んでくれた様な気がした。
- Re: 無題~今日も記録更新中~ ( No.9 )
- 日時： 2017/02/19 14:21
- 名前： 平行四辺形の定理 （ID: ???）
教室へ戻るとクラスのムードメーカー的な存在の一ノ瀬と隣のクラスの飯岡が取っ組み合いになっていた。その匂いを嗅ぎ付けた担任が勢いよく教室へ入って罵声を飛ばした。
「今だけだよな」
梶原が口を開いた。
「は？」
と聞き返すと
「んー、何だろう、ふざけ遊んで取っ組み合いになったり喧嘩したり殴りあったり互いに傷つけ会うことが多いと思うけどさ。それでも、一緒に居て楽しいと思えるんだよ。大人になったら寂しくなるんだろうな………」
何処か寂しげな表情で彼等を見つめていた。
それを聞いた途端に頭が真っ白になった。大人になったらもうこんなおふざけが出来ないのか。このメンバーとも別々の道へ進まなければ行けないのか………。空ちゃんとも梶原とも。
他愛もない話が出来なくなるのか。何故そうならなければならないのか。もしかしたら光介だって何処か遠くへ離れていってしまうかも知れない。そう思うと胸が締め付けられる。心に穴が空いた気分だ。寂しい。この日常を手放したくない。そう思った。
「雛未ー？魂抜けてるよ」
「ん？あ、うん」
呆気なく認めてしまった何時もは煩いだの何だのって騒いでた。でも、今はそれどころではない。梶原の顔を見て安心したが直ぐにまたあの感覚に襲われる。大人になっていく自分が怖い。
「寂しくなるな」
この光介の一言で思った。
誰も同じ事を思って生きている。ツライのは私一人じゃない。決して寂しいと思うことは悪いことじゃない。
そう思うと余計に苦しくなってきた。梶原が余計なこと言うから。こんなに感情的に苦しくなるのは初めてだ。
「そ…………それを、どうにかすんだろ…………………。その日が車で笑いふざけようぜ……にこ」
「梶原君の言う通りだね。雛ちゃんと何か離れたくないし………」
「梶原の癖にー」
光介が梶原の髪の毛をぐしゃぐしゃにした。そう言えば光介とまともに喋ったことないな。私。
- Re: 無題~今日も記録更新中~ ( No.10 )
- 日時： 2017/02/19 21:04
- 名前： 平行四辺形の定理 （ID: ???）
ある日の出来事。私は、朝の係の仕事があって朝の会にギリギリで入った。
ランドセルから教科書を出し引き出しへと入れる。と、机の中に何やら小さな紙が入っていた。手紙の様だ。
「梶原ー、此何？」
「………」
「梶原？」
梶原はずっと前を向いたまま答えてくれない。拗ねた私はがさつに手紙を筆入れに突っ込んだ。
帰り道、ふと手紙の存在に気付いた。どうやら、本当に私宛の手紙らしい。
“雛未さんへ“
いきなりでごめんなさい。今まで話しかけられなくて………。でも、僕は雛未さんの事が好きです。もし、僕の気持ちに答えてくれるのであれば今日の4:30に○○公園に来て下さい。
“相川 光介“
え………
え………
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ。
目をパチクリして、頬を思いっきり叩いた。…………痛い………。
でも、何でこんな私を………?
嬉しさより、疑問が勝った。
意味わかんない………。
「うぅ………」
咄嗟に嬉しさに切り替わり涙が滲み出てくる。嬉しい。本当に嬉しい。好きだから。大好きだから。鉛筆で書いてくれた直筆の手紙。ノートを綺麗に切り取って作ったと思われるこの手紙男の子っぽさをかもしだしていた。
道行く人は私を不思議そうに見ていく。それはそうだ。泣いているんだもの。哀しいじゃなくて。嬉しい涙。
それより、何より光介にちゃんと会いたい。今は何時だっけ………と腕時計を確認すると4:45………。4:30を過ぎてしまっていた……….。
- Re: 無題~今日も記録更新中~ ( No.11 )
- 日時： 2017/02/20 22:42
- 名前： 平行四辺形の定理 （ID: ???）
4:30を過ぎてしまった今、戻るにも戻れない状況。家の直ぐ近くまで帰ってきてしまったのだから。
「あー………。馬鹿だ……もっと早く気付いてたら………」
考えれば考える程後悔しか頭をよぎらない。
今から行けば大体、走っても20分はかかる………。ましてや運動神経”不抜群“の私に走れだなんて。でも、光介に自分の気持ちを伝えなくては………。小学生なりに必死に考えて出た答え。
「しょうがない………明日、手紙で伝えよ………」
今行ったとしてもきっと居ない。諦められる前に手紙で伝えなくては。
と、急いで自分の部屋に引きこもり手紙を書き始めた。
“相川 光介様へ“ …………うーん……
“光介君へ“うわ……気持ち悪ッッ
“光介へ“うん……これでいいや。
“光介へ“
昨日は行けなくてごめんなさい。でも、光介と同じですから。思っていることは。
“雛未より“
随分改まってしまった。何度も読み直して読み直して。こんなに短い文章なのに二時間近くかけた。
- Re: 無題~今日も記録更新中~ ( No.12 )
- 日時： 2017/02/21 00:48
- 名前： モズ （ID: 9AGFDH0G）
コメントしていいんすかね。
なんか、面白い名前だぁーって見て。
なんか、結構面白いっす。
なんか、読みやすくて👍いいね、だよ。
なんかばっかり使ってるけど褒めてますから。
では、失礼します。
モズでしたー。
この掲示板は過去ログ化されています。