コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 陰陽師の女
- 日時: 2017/11/15 20:50
- 名前: 山桜 (ID: ae8EVJ5z)
- 参照: http://灯籠と篝火
その壱 妖狩り
丑の刻、都に三つの影が浮かぶ。
一つは女、薄紅の水干を纏い、長い栗色の髪を、勾玉のついた紐で結わえている。
一つは少年、藍色の狩衣を纏い、短い黒髪を、風の赴くまま、たなびかせている。
この二つの影、職業は
〝陰陽師〟
最後の一つは巨体の鬼、彼はいわゆる
〝妖〟
女は面白がるように、妖に手を差し伸べて言い放つ。
「お前、面白そうだ。」
ピク、と鬼が動く。
その言葉を聞いた瞬間、鬼は悟った。
両者の力に、圧倒的な差があることを。
女のその声は、優しさと殺気に満ちていた。
女は全てを見据えるように、鬼を見る。
そして女は、無防備に鬼に近づく。
女は、無邪気に笑った。
「私の式神になるなら命は助けてやる。」
鬼は悟る、断れば死ぬと。
鬼は考える。己の命か誇り。どちらを取るか。
どちらかを捨てれば、どちらかを得る。
女はさらに続ける。
「私はお前が気に入った。」
少年は口を開いた。
「やめたほうがいいぞ。」
心の底からのような言葉に、鬼はどこか恐怖した。
「童子(どうじ)邪魔するな。」
女がけげんそうに言う。
「いや、誰がお前の式神になろうと知ったこっちゃないが、一応忠告しといたほうがいいと思ったな。」
少年は考えるようなそぶりをし、また口を開いた。
「いや、やっぱりやめたほうがいいぞ。コイツは人使いが荒い。」
童子と呼ばれた少年が、苦笑いしながら言った。
「お前は、どうすれば人は死ぬと思う?」
「は?」
「落雷招来、急急如律令。」
その瞬間、童子に落雷が落ちる。
その隙に乗じて、鬼が逃げるが、二人は気づかない。
札を取り出し、童子丸の頭に付ける。
「アビラウンケンソワカ、アビラウンケンソワカ。」
傷が治り、童子丸がよろよろと立ち上がる。
「‥‥‥な、何しやがる鈴鏡(りんきょう)」
「罰。」
鈴鏡と呼ばれた女は鬼がいないことに気づく。
「あっ、いなくなってるじゃないか。お前が邪魔するからだぞ。」
あくびをして、聞いてないふりをする童子丸。
「なぁ〜鈴鏡、帰ろうぜ〜。」
「バカ、私はともかく、お前のノルマが終わってないだろう。」
「明日やるよ‥‥‥。」
「私は帰るがな。」
「ちょ、おい!」
「なんだ?」
「なんでお前だけ帰るんだよ!」
「なんでって、私のノルマ終わったしな。」
「ええ〜、なんだよそれ‥‥‥。お前、俺の五倍くらいノルマあるくせに‥‥‥。」
「じゃあな。」
童子丸に背を向け、歩を進める。
その瞬間、視線を感じた。
鈴鏡は急いで周りを見渡す。
もう、視線は感じない。
気のせいか‥‥‥?
「どうした?鈴鏡。」
「いや、気のせいだ。」
違和感を覚えながら、鈴鏡は童子丸を置いて帰路についた。
登場人物紹介ーーーー!
どうも!山桜です!
アイフォンのメモというアプリで、ちょこちょこ書いていた〝陰陽師の女〟。
初めての投稿ですね。
この辺は半年前ぐらいに書いたやつなので、やはりトントン拍子ですね〜。
ま、この先、いろいろ起きるので、どうぞ、温かい目でお見守りください!
そして、これからやろうかと思っているコーナー!
先程、大声で言いましたが、ダメ押しのもう一度!
登場人物紹介ーーーー。
はい、しつこいですね。
今回出た二人の設定を、ちょこっとだけ紹介しまーす!
何故ちょこっとかというと、ちょっとバラしたら面白くないだろうなぁ。って思ったことがいくつかあったからです。
しかし、この時代での二人の人物像は、しっかり紹介しますので、大体の性格はわかってやってください!
ではまず、この人!
主人公?の鈴鏡です!
何故、鈴鏡と書いてりんきょうと読むか、知りたいですか?
え?知りたくない?
ちょっと、やめてください、話が続かなくなる。
まぁ、簡単な話、綺麗な名前にしたいな、と思って、作りました。
しかし、彼女は名前をたくさん持っているのでね、まぁ、一番スタンダードなのは鈴鏡なのでよろしくお願いします。
‥‥‥‥‥‥誰ですかね。長いって思ってる人。
自分自身、そう思っているので構いませんが。
では、箇条書きで簡単にまとめる鈴鏡の設定!
・捉えどころのない性格。
・自信たっぷり
・ドS
・表向きの名前〝降魔 妖明〟
・陰陽領のNo.2(実質的にはNo.I)
・知り合いたくさん
・過去にいろいろ‥‥‥。
こんなもんですね。思ったより明かせる事実が少ないことに驚いてますね。
では次、童子丸くん!
・鈴鏡の弟子
・孤児
・なかなか才能がある(陰陽師の)
・フレンドリー
・ツンデレ
・鈴鏡を化け物と思っている
あれ?童子丸くんの方が少ない?
童子丸の裏設定、結構凝ってるのに‥‥‥。
おかしい。少なすぎる。
まぁいい。昨日の敵(スランプ)は今日の友(想像力)!
では、更新ペースはわかりせんが、いま、原稿用紙にして百枚いってるくらいなので、もしかしたら、三日に一回くらいは上げれるかもしれません。
あれ?てことは、日曜日にあげなきゃいけないの‥‥‥。
ま、まぁ。
やればできる!
そうだ、私はやれるやつだ!
友達曰く、小説に関しては天才。自称天才(笑)な人間ですが、まぁ、小説が天才なら構わない!
コメントなど、よろしくお願いします。
厨二じゃね?と言うような、失礼かな?と思うような言葉でも、ガンガンどうぞ!
しかし、死ねとか、ウケるwwみたいなのはやめてください。
私の長所はポジティブですが、短所がネガティヴな鈴鏡のごとく面倒な人間なので。
がっつり、あ、けなされた。みたいなのはやめてください!
では、長くなりましたが、ここで閉めさせてもらいます。
〝陰陽師の女〟が、一人でも多くの人に見てもらえるよう、日々精進してまいります。
どうぞ、未熟な私を見捨てないでやってください。
ご閲覧、ありがとうございました!
(楽しいコメント、待ってます!)
- 陰陽師の女〜鈴鏡の過去〜 ( No.3 )
- 日時: 2017/11/11 17:58
- 名前: 山桜 (ID: 1866/WgC)
- 参照: http://灯籠と篝火
皇居内
「主上!主上!」
「女御殿!もうそろそろ妖明がまいりますゆえ、お気を確かに!」
「ええい!ならばさっさと妖明を連れて来んか!主上が急に寝込んだのは妖のせいかもしれんとゆうたのはお主であろう!早く呼べ!妖明を早く‥‥‥」
「お呼びしましたか?女御殿。」
女御が言葉を続けるのを遮り、鈴鏡、いや、妖明は口を挟む。
その言葉はとても軽やかで、この深刻な状況を壊すようだった。
「妖明!待っておったぞ!」
「お待ちください。女御殿、今、帝のお具合を見ますので。」
「おお、頼むぞ!今や、主上を治すことができるのはお前だけなのだからな!」
「芽吹。」
その瞬間、童子丸くらいの少女が現れた。草で作ったような冠を頭につけ、緑の衣を身に纏い、幼さと気高さを持ち合わせたような雰囲気を持っていた。
「なぁに?」
芽吹が明るい声で話す。
「帝の病の状態を探れ。」
その言葉に答えるように帝の元へ向かい、帝の頭に両手を重ねる。だんだんと、芽吹と帝が緑の光に包まれていく。
芽吹の額に汗が浮かぶが、帝は何も変わらない。
諦めたかのように芽吹は鈴鏡の元に行き、鈴鏡の耳元で囁いた。
その囁きに、鈴鏡の顔色が悪くなっていく。
「どうしたのじゃ?妖明。」
女御が笑顔で問う。
「女御殿‥‥‥お許しを‥‥‥。」
そう呟くと、帝の眠る床(とこ)へ駆けた。
帝の近くにしゃがむと、帝の口に、口をつけた。
「!」
女御が驚き、怒りに身を委ねた。
「おい!何をしておる妖明!早くやめんか!陰陽師の分際で何を‥‥‥。」
鈴鏡は何かを吸い込むようにしている。
帝の顔色が良くなっていく。
やっと鈴鏡は口を離した。
口元をぬぐい、答える。
「申し訳ございません、女御殿。」
うやうやしく、礼をする。
「芽吹が毒と呪詛がかかっているというので、帝の口内から毒を吸い出させていただきました。そうしないと、帝のお体に傷が残る可能性がありましたので。」
女御はほっとしたように息を吐く。
「なんだ。そういう事であったか。ならば特例じゃ。許して使わす。」
「呪詛返しを行いますので、童子と私、帝だけにしてください。」
「承知した。頼んだぞ!妖明。」
四半時後
「終わりました!女御殿!」
そう叫ぶ童子丸を鈴鏡が叩く。
「いってぇ!」
「うるさいんだよ。」
襖の隙間から女御が顔を出す。
「終わったのか?妖明。」
打って変わった笑顔で答える。
「ええ、終わりましたよ。しかし帝は、あと一刻(約一時間)はそっとしといてあげてください。」
「承知した!任せておけ!」
「では頼みますね。あ、あと道長を呼んでくれませんか?」
その言葉に答えるかのように、女御が手を叩く。
その音に反応し、小さな男の童が現れた。
見た所、九つくらいだろうか。紅い衣が灰色の髪に良く映えている。
「如月(きさらぎ)、道長のところに連れてっておやり。」
人懐っこい笑顔で答える。
「承知しました。妖明様、こちらへどうぞ。」
はい!どうもこんにちは!
お馴染み素人作家の山桜です!
弐の弐、が終わり、次回の弐の参でかの有名な藤原道長登場しますね。
あと、一つご報告とお願いが–––––––。
ご報告からさせていただきます。
閲覧回数が五十回突破いたしました!
嬉しいですね。初回から見てくれた方々は一体何人いるんでしょうか?
読者の皆様、ご愛読ありがとうございます!
そして、お願いです。お願いというか、なんというか。
私の理解のない‥‥‥私の親友と同じように、あとがきが長いと思っていらっしゃる方。
そもそもこの小説を投稿すること自体、私の自己満足のためです。
私としてはあとがきは、本作を見終わったあとに、プッ、と笑えるような風にしたいと思ってやっております。
なので、あとがきを見なくても良い方は、こちらとしては、本作を見てくれたら大満足なので、あとがきは見なくても結構です。
以上です!
では!
ご閲覧ありが‥‥‥‥‥‥
「おい!登場人物紹介忘れてるぞ!」
あ!
そういえばそうだね。
いやぁ、初めて童子丸くんが出てきてよかったと思った。
「‥‥‥‥初めて?」
そこのツッコミはパスで。
登場人物紹介、忘れてましたね。
では、帝、女御、最初の方に出てきたモブ。
この三人の設定をまたもや箇条書きで!
まず、帝様!
・名前は凪(なぎ)
・史上最年少で即位
・鈴鏡とプライベートでも知り合い。
・いい人
・名君
くらいですかね〜。
‥‥‥‥‥‥うん。
やっぱり、凪くんはいいね。
この先、話を進めていくとわかるんですが、やはり、凪もただ者じゃないんです。
ま、そこはあとがき内ではトップシークレット!
では、女御殿。
・凪の正室。
・思いやりがある。
・心が広い。
うん、女御さんは今、メモの方の〝陰陽師の女〟でも、ここでしか出番ないからなぁ。
設定も少なければ、モブと等しい。
「しっつれいだなぁーお前。」
うるさいうるさい!五月蝿かお前は!
では、最後にモブ!
「またモブって連発してる‥‥‥」
うるさい五月蝿。
「なんだよ五月蝿って。」
では簡単にすっくない彼の設定。
・妖が関係してるのでは?と女御に進言した人
「‥‥‥‥‥‥え?」
え?
「いや、え?じゃなくて。‥‥‥‥‥少なくね?」
いや、だから少ないよって最初に言ったじゃん。
「え?ん、まぁ、‥‥‥え?」
うるさい、勝手に困惑してろ。
さぁ、最後の挨拶だ!
「えぇ!?」
それでは!
「ご閲覧ありがとうございました!」
次回は〝藤原邸にて〟
明後日投稿予定だよ!お楽しみに!
- 陰陽師の女〜鈴鏡の過去〜 ( No.4 )
- 日時: 2017/11/11 18:38
- 名前: 山桜 (ID: 1866/WgC)
- 参照: http://灯籠と篝火
弐の参 藤原邸にて
「何用か?妖明。」
如月と同じくらいの男の童が、ちょこんと上座に座っている。
この童が、かの藤原道長である。
「とりあえず人払いをしてくれないか?」
道長がにこやかに頷き、手を払った。
その動作を見た家臣達は、部屋から立ち去った。
道長に対する忠誠心が伺える。
「それで何用か?」
「帝に対して不満を持つものを調べておいた方がいい。」
「何故?」
「帝に仕掛けられた毒と呪詛は別々の人物だったからな。‥‥まぁ、呪詛の方は人間とは限らないが。」
顎(あご)に手を当て、笑いを含んだ声で言う。
「おい、なんでそんなこと知ってるんだよ。」
童子丸が口を挟む。
「芽吹が言っていた。式神は主人(あるじ)に嘘はつかないからな。」
「式神ってそんなことまでわかるのか!?」
「当たり前だろう。」
気取ったように言う様に、童子丸は己の未熟さを感じた。
しかし、それに伴い鈴鏡に対する怒りが増えていくことを鈴鏡は知らない。
「承知した。調べておこう。」
「ありがとう、道長。礼を言う。では頼んだ。」
その言葉に、道長の顔がほころぶ。道長にとって、鈴鏡が喜ぶのが嬉しいのだ。
鈴鏡と道長の出会いは、道長が四つの頃。
妖に好かれやすい体質だった道長は悪意を持つ妖にも好かれてしまい、怪異に悩まされた。
妖のせいで両親を早くに亡くし、悲しみにくれながらも怪異に悩まされた道長を救ったのが、童子丸と出会った直後の鈴鏡だった。
鈴鏡にとってのその仕事は、陰陽領の陰陽師達がその妖の量に諦め、誰もやる気を出さず、やれるものならやってみろと言うかのように、鈴鏡に振られた仕事だった。
その話を伝えられた鈴鏡が言ったのは、断りでも、承諾でもなく、
「いいんですか?私の手柄が増えますよ?」
と言う、陰陽領に対する心配と、満ち溢れた自信だった。
その言葉を肯定するかのように、鈴鏡は藤原邸に近づく妖を四半時で一掃した。
そのことに、道長は未だに恩を感じている。
そのため、道長は鈴鏡が喜ぶことを嬉しく感じているのだ。
「では、私は帰る。今日は満月だから妖も多いだろう。だから、甘露(かんろ)と繁茂(はんも)を置いていく。」
「妖明はいてくれないのか?」
目に少し涙をためて聞く。
「悪いな道長。今日ばかりはダメなんだ。我慢してくれるか?」
道長の頭をぐちゃぐちゃにかき、答える。
道長は少し考えて、コクンと頷いた。
「今日は我慢する。だが今度、都見物に連れてってくれまいか?」
その答えに、鈴鏡は微笑む。その瞳は、我が子を見る母のように暖かい。
何故なら、鈴鏡は知っているからだ。
道長は気づいていないが、心のどこかで鈴鏡を母親のように見ていると。
それを知っている鈴鏡も、母親、父親に変わって、できる限りの愛情を与えている。
優しい声で、鈴鏡は答える。
「ああ、連れて言ってやる。」
道長の顔が、パァッと華やかになる。
その表情に、さらに鈴鏡の顔がほころぶ。
童子丸はその風景を、遠巻きに見ていた。
何故か、この風景に見覚えを感じながら。
はい!どうもこんにちは!
お馴染み素人作家の、山桜です!
そして、一つご報告。
今私、鈴鏡に殺されかけてます。
「死ね。」
ほら、なんとまぁ冷たい一言。
「理由なんぞ分かってるだろう?」
‥‥‥はいはい、私が悪いんでしょ?
「いや、それは当たり前だろ。」
童子丸、ここでのツッコミ入らない。
と言うか助けて!
「いや、普通に、お前が前回鈴鏡と帝をキ‥‥‥」
「それ以上言うな。思い出しただけでも虫酸が走る。」
あ、左様ですか。
ごめんなさい。
「謝って済むなら地獄は入らない。」
わぁ、やっぱりこの時間軸だと、警察じゃないんだ。
「サボリ魔死滅、急急如律令。」
またぁぁぁぁ!?
「あ、死んだ。」
「死霊蘇生、急急如律令。」
またぁぁ?
ま、生き返ったからいいや。
「うん、気が少し晴れた。」(鈴鏡と山桜で大笑い)
「それでいいのかお前ら!?本当に、仲がいいのか悪いのか‥‥‥‥‥」
仲はいいです。
「仲はいいです。」(二人重なるように言う。)
「いいのかよ!」
えーでは、前回紹介し忘れた如月と、芽吹、道長に繁茂と甘露の設定を箇条書き!
「箇条書きばっかだな、お前の登場人物設定。」
いいでしょ?見やすいし。
「‥‥‥‥‥‥‥‥」(童子丸、言葉を失う)
では、まず如月!
・いい子
「少な。」
いいんだよ。如月はこれから作中で設定出るから。
では次、芽吹!
・作者のオリジナル式神
・生命を作れる。
「我が式神ながら、チートじゃないか?」
しかも、可愛いと言う。私としては完璧。
「‥‥‥ロリコン?」
どうだろう?自覚ないな。でも、世界で一番可愛いのは、いとこの摩耶(みや、偽名)と、友達の妹の紗凪(さな、偽名)友達の妹の華(はな、偽名)だと思ってる。いずれも十歳以下。
二番目は妹の由良(ゆら、偽名)だと思ってて、三番目は蛇。
「ロリコンじゃねぇか。」
ふん、ブラコン、シスコンといってほしいな。
「それならいいのか?逆に。」
ウルセェ。
「つうか、お前いくつ?」
健全な十代の学生ですが?
「なら良かったな。大体の年齢は公開しないと、ヤバいやつって思われるぞ。」
待って、ありそうだからやめて。私、メンタル弱いんだから。
「鈴鏡に二回も殺されてて、お咎めなしなのに、どこがメンタル弱いんだ!」
「それな、何気に、山桜メンタル最強説。」
なにそれ、初耳なんだけど。
では、次!道長!
・過去にいろいろ。
・結構好き。
・可愛い。
「最後の方、大分主観が入ってるじゃねえか。」
うるさい。
次!繁茂。
・作者のオリジナル式神
・植物を完璧に生成、操れる。
「またもや、チート。」
まあ、ジャングルとかで対決したら、相手に勝ち目ないよね。
あと、メガネ系の男。
結構好き。
最後!甘露ちゃん。
・作者のオリジナル式神
・大きな守護
「これまたチート。」
彼女に守られたら、絶対に傷つかないと言う。
そして美人。
優しい系の。
「顔がいいやつばっか。」
あ、本当だ。
「自覚なかったのか!?」
うん、私自身、アイドルとかに興味ない時点で、面食いではないんだけれども。
でも、私の尊敬する作家、はやみねかおるさんの怪盗クイーンとその助手ジョーカー大好き。
強いし、かっこいいしね。クイーンは男が女かわからないけど。
「‥‥‥‥‥‥面食いじゃね?」
それはない。だって、クラスにイケメン男子の璃(あき、偽名)いるけど、そいつ嫌い。
だから、多分強いやつが好きなんだと思う。
あ、長くなってる。
「相変わらずgdgdだなぁ。」
鈴鏡‥‥‥その言葉、どこで覚えたの?
「教えない。」(イタズラっぽく言う。)
では、最後にお知らせ。
ダーク・ファンタジーの方で、〝便利屋死神の依頼録〟を連載始めました。
ぶっちゃけ、死にそうです。
「馬鹿か。」
「馬鹿だ。」
二人ともなんでそんなに冷たいの!?
ま、そんな中でも、私の第一作目、〝四季神と私〟を、旧コメディで連載しようとしてるから馬鹿か。
まぁ、最後の挨拶だよ、二人とも!
「えー」(二人同時に言う)
ほらほら、立って!
それでは!
「ご閲覧ありがとうございました!」
次回!弐の肆 その夜。
明後日投稿予定だよ!
- 陰陽師の女 〜鈴鏡の過去〜 ( No.5 )
- 日時: 2017/11/13 16:41
- 名前: 山桜 (ID: oN2/eHcw)
間(はざま) 人の血
ああ、この世界に、〝愛〟を求めてはいけないのだろうか。
いや、〝愛〟など、きっと最初からこの世界に無いのだ。
分かっていたじゃないか。
はるか、昔から。
〝本当に?〟
ああ、本当に。
愛なんて、この世界に必要ない。
〝本当に?〟
いらない。必要ない。
少なくとも、私には。
〝本当に?〟
しつこい。愛なんて、いらないんだ。
少なくとも、今は。
〝‥‥‥‥‥‥〟
『そうだよ。』
『愛なんて、必要ない。』
『少なくとも、今は。』
『今持ってしまったら、お前は立ち上がれない。』
〝駄目〟
何故?
〝今、失ってしまったら、貴方は立ち上がれない。〟
〝もう、二度と〟
何を失ってはいけない?
愛?
いらないんだ。愛なんて。
〝その、記憶を〟
記憶?
私は、ちゃんと持っている。
自分の、名前も、親も、住む場所も。
それぞれの、記憶を。
『忘れてしまえば、楽になる。』
『その、記憶も。』
〝駄目〟
〝忘れてしまったら、どうやって〟
〝貴方は立ち上がるの?〟
誰?
お前達は、誰?
『私は、私』
〝私は、私〟
〝貴方は?』
私は、私。
それ以下でも以上でもない。
『だろう?』
〝でしょう?〟
『私も、私』
〝私も、私〟
『だから。〟
記憶を?
『私は、私。私は、お前。』
〝私も、私。私は、貴方。〟
〝だから、記憶を』
〝忘れないで〟
『忘れろ』
分からない、分からない。
私は、一体どうすれば。
忘れるべきなのか?
忘れないべきなのか?
そもそも、何の記憶なのかすら、私は知らない。
『私は、光妖邪姫(こうようじゃき)』
〝私は、神楽〟
私は、鈴鏡。
それが?
〝‥‥‥‥‥‥〟
『‥‥‥‥‥‥』
あとは、貴方が。
あとは、お前が。
己の力で、決めて。
私達は、伝えること。
それが、使命。
そして、私達は、貴方。
だから、だから。
貴方が、自分で。
決めて。
それは、私達は、出来ない。
どちらも、間違いだから。
忘れるべき。でも、忘れてはならない。
忘れてはいけない。でも、忘れてもいい。
だからこそ、貴方が。
私達の、間(はざま)の仔。
貴方にしか、出来ない。
この選択を。
私達は、貴方に。
託す。
だから、一言だけ。
後悔しない、選択を。
『私は、妖の体』
〝私は、神の遺伝子〟
託す。人の血。
妖でも、神でもない。
貴方に託す。
公平なる、判断を。
鈴鏡。
眼が覚める。
「‥‥‥‥‥‥」
夢を、見ていたような気がする。
「‥‥何の、夢だっけ。」
思い出せない。
「ああ、凪の所に行かないと。」
鈴鏡は呟き、起き上がる。
「‥‥‥行きたくないなぁ。」
それでも、行かなければならない。
報告すべき、ことがあるから。
そう、悲しい思いを抱いて、鈴鏡は、紫の服に、手を伸ばす。
はい!どうもこんにちは!
素人作家の、山桜です!
予告していなかった、投稿です。
これは、原本にはありません。
いま、パッと思いついたので、やりました。
さぁ、ここでフラグが立ちましたね。
どんな?とは言いませんが。
鈴鏡の夢に現れた、不思議な女が二人。
その二人は、鈴鏡を、人の血と例えます。
そして片方‥‥‥光妖邪姫は、自分を、妖の体と例え、もう片方‥‥‥神楽は、自分を、神の遺伝子と例えます。
ここで、何か引っかかってくれると嬉しいです。
実はこの話、今後、話の鍵になるかもしれません。
まぁ、この話は、思いつきでやったので、未定ですが。
あと、閲覧回数、九十回突破!ありがとうございます!
これもひとえに、読者様のおかげです。
そして、我が親友、渚(なぎさ、仮名)よ!
どうだ!これが私の、百分の一の本気だ!
と、軽く親友に毒ついたところで、今回は終わろうと思います。
それでは!
「ご閲覧ありがとうございました!」
明日はちゃんと投稿するよ!
〝便利屋死神の依頼録〟もよろしく!
あと、前回、偽名ではなく、仮名でした。すみませんでした。
- Re: 陰陽師の女 〜鈴鏡の過去〜 ( No.6 )
- 日時: 2017/11/13 21:42
- 名前: 山桜 (ID: J85uaMhP)
弐の肆 その夜
何かの気配に帝‥‥‥凪は目を覚ました。
窓を見ると、鈴鏡。
いつもと違い、白いゆったりとした着物を着こなし、紫の布にちりめんの桜を彩った衣を肩にかけている。
髪型もいつもと違い、髪の先の方でゆったりといつもの紐で結わえている。
緩やかな佇まいで、重力を感じさせない身のこなしで、窓辺に座っている。
「やぁ、凪。」
凪が起きたのを感じ、鈴鏡は声をかけた。
気楽そうに、しかしどこか哀しげに笑う鈴鏡に、凪も笑みを返す。
「何の用だ?」
哀しげな表情は、何も語らない。
まるで聞かないほうがいいと、諭しているようだ。
「お前が黙る時は、何かある時だ。言ってくれたほうが助かる。」
その言葉に、鈴鏡はフッと息を吐く。
そしてまた、微笑む。
「凪、お前はいい奴だなぁ。」
哀しげな雰囲気が和らぐ。
「ならば言う。呪詛をかけた相手がわからない。」
「‥‥‥」
凪は驚かない。
「呪詛返しをして、呪詛が通った跡を式神に追いかけさせた。」
ここで、鈴鏡が言葉に詰まる。
「しかし、跡が途切れていたらしい。」
重々しい言葉で、重々しい雰囲気を纏い始める。
もはや、気楽さは微塵も感じさせない。
「しかしなんとかしてみせる。お前を前のようなことにはさせない。」
凪は言葉に詰まる。
鈴鏡の言葉の中には、古い闇がある。
鈴鏡の心の奥底にある、暗く哀しい闇。
その根源は、鈴鏡にとって一番つらい思い出。
それに触れてはいけない。
しかし、凪はなんとか言葉を見つけて言う。
「‥‥‥あの事で一番心を痛めたのはお前だろうに‥‥‥。」
「しかし、私のせいであんな事になった。‥‥‥お前にも、本当に悪いことをしてしまった。」
二人のやりとりを理解する者は、もういない。
それほどまでに、長い年月が過ぎてしまったと、鈴鏡は感じた。
「大丈夫そうだし、今日は帰る。満月の気持ちいい夜だしな。妖狩りも今日はしないで行く。」
鈴鏡が、窓から外に出て空を見上げる。
いつも通りの黄色い月‥‥‥。
「!?」
手を滑らせ、ガタン!と大きな音を出す。
鈴鏡が驚く様子に、凪が話しかける。
「どうした!?鈴鏡!」
笑みをこぼし、手を額に当て、屋根に寝そべる。
そして、呆れたように言う。
「全く‥‥‥。」
また、遠き仲間を懐かしむように、彼女は言った。
「本っ当に‥‥‥。」
その空には、赤い月が浮かんでいた。
「いい夜じゃないかぁ。八尾狐。」
その頃、赤月にて、遠く夢を馳せるものがいた。
「いい夜じゃ。」
そう呟き、少しで始めた腹をさする。
「我がやや子‥‥‥。今度こそ、幸せにしてやるでな‥‥‥。」
両者が佇む夜、誰も気づかずに、赤月は空に現れた。
見慣れた黄色の月は姿を消す。
番外編 妖狩りの、その夜に。
妖樹の森
「千四百九十七匹。」
生温い風が、鈴鏡の髪を撫でる。
「千四百九十八匹。」
生温い温度が、鈴鏡の頬をかすめる。
「千四百九十九匹。」
生温い感覚が、手に残る。
そこで、鈴鏡はフッと息を吐いた。
あと一匹でノルマ完了‥‥‥。
ったく、陰陽頭(おんみょうのかみ)も陰陽頭だ。
私が女なのに難しい事件を解決してるからって、千五百もノルマを与えやがって‥‥。
そもそも妖狩りだって、ほとんど私に回して、自分はくだらない政(まつりごと)にばかり目を向けてるから老いていくんだろうに。
そんなことを考えながら、最後の獲物を探す。
妖樹の森は広い。
故に、見つかる時はすぐに見つかり、逆に見つからない時はとことん見つからない。
ハァとため息をつく。
そして、手に持っていた刃の部分に札がついた長槍を斜めにまた、肩に立てかける。
そして、目を閉じた。
「領域探査、急急如律令ーーー。」
足元に、暗い円がつく。
それはだんだん広がり、大きくなっていく。
その瞬間、ガサッと物音がした。
ハッと目を見開き、その方向に向かって走った。
息切れを起こしながらも、鈴鏡は走り続けた。
滴る汗を拭いながら、耳だけを頼って。
そうして、見つけたのは、
「‥‥‥‥‥‥炎、雷?」
小さな、男の子だった。
年齢的には、三、四歳くらいだろうか。
しかし、知り合いに似ていた。
もう死んだはずの、知り合いに。
しかも、顔つきだけでは全く似ていない。
だが、間違いないと、鈴鏡は確信した。
「‥‥‥男児よ、問う。」
鈴鏡の言葉に、その男の子はピクッと震える。
その様子に、怯えているのだと、鈴鏡は悟った。
鈴鏡はかがみこみ、男の子と目線を合わせる。
「お前の、名前は?」
まずは、名前を知ろう。
名前が分からなければ、呼ぶこともできない。
男の子は少し考えてから、答えた。
「‥‥‥〝ない〟。」
「‥‥‥え?」
ない、と言う答えは意外だった。
妖樹の森にいるということは、親は妖に喰われてしまっている可能性がある。
だからこそ、親は子供に名前をつけていたと思っていた。
死の可能性が、高いからこそ。
親は、生きる間に、精一杯の愛を恵むと。
思っていた。
もしくは、名前をつけられても忘れてしまうほど、物心がつかない間に、親が死んでしまってたのか。
どちらにせよ、小さい子には酷な話だ。
鈴鏡は男の子に手を伸ばし、抱える。
男の子は、困惑したように、怯えたように鈴鏡を見る。
「私がーーーー。」
にっこりと笑う。
「私が、名前をつけてやろう。」
そして、掲げるような体制から、自分の胸に抱き寄せる。
「そうだなぁ。〝童子丸〟なんてのはどうだ?所詮この名は幼名だ。いずれ、お偉い方が勝手に名前をつけてくれる。」
そうして、鈴鏡は歩き始める。
「小さい頃ぐらい、呼びやすい名の方が、意外と心に残りやすいぞ。」
男の子は、こっくりと頷く。
「親は?」
男の子は少し考えてから、
「いない。」
「‥‥‥そうか。」
なら、この子はどうするか。
陰陽頭に報告するか?
でもどうせ報告するなら、まだ話のわかる副陰陽頭の方がいいよなぁ。
しかし、親無し子など、妖樹の森にいたのがかわいそうだと何年かもてはやされて、捨てられる可能性も‥‥‥。
「そうだ!」
もう一度掲げるように男の子ーーー童子丸を抱える。
「お前、私の所に来るか?飯、風呂、部屋は無料(ただ)。都の一級地に建ついい場所だぞ?」
「え?え?」
「まぁ、困惑するか。しかし、お前のいる場所がないのも事実。お前の気持ちが決まるまで、私の屋敷に来い。」
童子丸は、また、こっくりと頷いた。
翌日
「お、おはようございます!」
鍛錬をする鈴鏡に向かって、幼い声が飛ぶ。
「おはよう、童子。‥‥‥敬語じゃなくてもいいぞ?」
汗を拭きながら、縁側に登る。
「何かやりたいことでもある?私がやれることならやらしてあげよう。」
そう、鈴鏡が言うと、童子丸は恥ずかしがりながら、ある方向を指差した。
その方向には、鈴鏡が使っていた竹刀が立てかけてあった。
「‥‥‥やってみたいか?」
コクンと頷き、鈴鏡の隣に座る。
「まぁ、まずは飯だな!菊〜。」
頭をぐしゃぐしゃにかいてから、縁側を立ち、台所に向かう。
その後ろに、トタトタと童子丸がつく。
「菊、朝餉(あさげ、朝食の事)は?」
「待ってください。鈴鏡様。」
「あっ。」
と、童子丸が思い出したように言葉を吐く。
「どうした?童子。」
「あら、その子、童子と言うのですか?なんだか安直な名前ですね。」
「いや、童子丸。で、どうした童子。」
「ボク、あなたの名前を知りません。」
思い出したように、鈴鏡はあぁ!と言う。
「私の名前はーーーー。」
少し考えてから、鈴鏡は答えた。
「鈴鏡。陰陽師としては、降魔 妖明。」
「そういえば、あなたはなんでわざわざ偽名を使うのです?意味がないじゃないですか。」
首を傾けながら、菊は問う。
「いいんだよ。〝鈴鏡〟は信頼した人にしか教えないって決めてるから。」
「‥‥‥そうですか。」
いぶかしげに、菊は鈴鏡を見る。
「陰、陽師?」
「あぁ、陰陽師って言うのはーーー。」
そう言いながら、自室に向かう。
その後ろを、可愛らしげに童子丸は追う。
その姿に、鈴鏡は微笑む。
それにつられるように、童子丸は満面の笑みを浮かべる。
これが、鈴鏡と童子丸の出会いである。
〝完〟
はい!どうもこんにちは!
英語の授業で、行きたい国は?と、問われ、インドに行きたいと言い、理由を聞かれて、蜘蛛が食べたいからと答えたら、ドン引きされて、その理由がわからない。
どこかずれてる、素人作家の山桜です!
今回は二本立てで行きました!
妖狩りの、その夜に。
いかがでしたでしょうか?
そして!
閲覧回数百回突破!ありがとうございます!
そしてご報告。
閲覧回数が次回に二百回になったら、〝間〟の第二弾を、やろうと思います!
と言うか、百回ごとに、やります。
これは決定事項です。
急ですが、尺の都合で、ここで締めさせていただきます。
それでは!
「ご閲覧ありがとうございました!」
次回!新章の題名は!〝参 赤月の王〟!
そして、本編は〝参の壱 夜〟
明後日投稿予定だよ!
〝便利屋死神の依頼録〟 もよろしく!
- 陰陽師の女 〜鈴鏡の過去〜 ( No.7 )
- 日時: 2017/11/17 21:44
- 名前: 山桜 (ID: FSosQk4t)
- 参照: http://灯籠と篝火
間 孤独
何故、どうして。
母様(かあさま)達は、私を〝半〟と呼ぶの。
〝それは、お前が半端者だからだよ〟
私は、半端者なの?
〝そうだよ〟
半端者の、何が悪いの?
〝悪くはない。だが、嫌がる人がいる〟
私の母様は、私が嫌い?
〝いいや、お前の母様は、お前を愛している。光〟
なら、何故。
他の母様達は、私が嫌いなの?
〝そうだよ〟
何故?
理由が、分からないの。
私は、何をしたの?
直すべきところも、見つからないの。
分かるのならば、教えて頂戴。
〝お前は、何も悪くない〟
なら、何故母様達は、私を好いてはくれないの?
〝それは、お前が、お前の母様の子だから〟
母様の下に、産まれてきてはいけないの?
〝いや、産まれてきても、誰も文句は言わない〟
なら、何故。
母様は、遠い野原でお暮らしなの?
他の母様に、嫌われているの?
何故、父様(とうさま)は、それに気づいてくれないの?
〝それは、他の母様が、父様に、黙っているから〟
他の母様達に嫌われていても、私は平気。
兄様(にいさま)や姉様(ねえさま)は、私を好いてくださる。
〝それは、お前が哀れだから〟
妹、弟にも、好かれている。
〝それは、負けないお前が強いから〟
母様達に嫌われていても、その他のみんなは、私達を好いてくださる。
〝お前は、それでいいの?〟
いい。
私は、みんなが私を好いてくれるなら。
それでいい。
〝本当に?〟
いい。
あいつが、私を愛してくれるなら。
それでいい。
〝本当に?〟
いい。
愛なんて。
私が欲してはいけなかったんだ。
〝間の仔〟
何?
〝私が言えるのは、ただ一つ〟
何を、言える?
〝後悔しない、選択を〟
パチリと、目を覚ます。
朝日が差し、その眩しさに、鈴鏡は目を細める。
またか。
と、心の中で鈴鏡はぼやく。
また、覚えられない夢を見た。
けれど、その夢はどこか懐かしく。
どこか、哀しくて。
何故か、胸が痛む。
首を振り、バチン!と両頬を勢いよく叩いた。
「今日の仕事は‥‥‥。」
仕事内容を確認しようと、鈴鏡は机に置かれた書物を取る。
「‥‥‥妖による、傷害事件。」
生き肝を狙い、妖が人に干渉したと言う。
似たような事件を、鈴鏡は知っている。
生き肝を好物とする、紅色の狐を。
はい!どうもこんにちは!
死ぬのは百二十歳を超す!それが目標の、素人作家、山桜です!
「あと、百八年かかるじゃねーか。」
こら、童子丸。急に話に入ってこない。
あと、歳がバレるようなことを言うな。
「はいはい、ま、仕事があるからな。じゃあなー。」
‥‥‥何しにきたんだあいつ。
ま、気を取り直して!
予告していなかった、〝間〟ですね。はざまですよ。はざま。あいだじゃありませんからね。
えっとですね。気が向いたので、やって見ました。
これから、本作と並行して、ちょっとした番外みたいに、ちょくちょくやっていこうと思っています。
さ、今回も、軽く謎を添えて見ました。
〝光〟 という人は、誰に愛されたかったのでしょうか。
〝あいつ〟とは、誰を指すんでしょうね。
まぁ、私は全て分かっているので、ニヤニヤしながら、書いていました。
‥‥‥うん、なんか、光が愛されたいっていうと、なんか可愛いよね。
まぁ、次回は、ちゃんと本作を投稿します。
あと、近いうちに、雑談掲示板の方に、投稿します。コメントが見れていないので、お手数ですが、そちらの方に、もう一度コメントお願いします。
それでは!
「ご閲覧ありがとうございました!」
次回!新章の題名は!〝その参 赤月の王〟
そして本編!〝参の壱 夜〟
明後日投稿予定だよ!お楽しみに!
〝便利屋死神の依頼録〟もよろしく!
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