コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- チェリードロップス
- 日時: 2018/08/11 10:49
- 名前: 小川ミント (ID: ???)
初めまして、ミントです。
今、私は中3で、まだまだ未熟なところがありますが、応援よろしくお願いします!!
- Re: チェリードロップス ( No.15 )
- 日時: 2018/11/03 03:00
- 名前: 小川ミント (ID: ???)
〜2〜
6:30、アラームが鳴る。私は手探りで目覚まし時計を探し、止めた。
「おはよ〜!!」
ドタドタと階段をかけ降りるや否や、急いで制服に腕を通し、準備をした。今日も気合い入れてかなきゃ。
バッグには、さくらんぼ味のキャンディ“チェリー・ドロップス”を入れる。
あれもこれもとバッグに詰め込み、身支度を済ます。
「よしっ。完了!」
腕時計を見ると、7:15。もういく時間になっていた。学校までは50分もかかる。
「行ってきまーす」
元気のいい声で家を飛び出す。
今日はどんなことが待っているんだろう。早い菜子ちゃんと話したい。山岡とも。あっ、そうそう、華月君も同じ1-Bらしいから、話してみなきゃ!
学校につく頃、後ろから声がかかった。
「おはよう!萌香ちゃんっ」
「菜子ちゃん!おはよう〜」
見ると、菜子ちゃんはなんだか足取りが軽い。良いことでもあったのかなぁ。
「そーだ、菜子ちゃん。じゃなくて、なっちって呼んでいい?」
菜子ちゃんは、驚いて、笑う。
「良いよ!なっちってなんか新鮮。じゃあ私は…」
「もえちゃんって呼んで!欲しい!」
「OK、もえちゃん」
こういうのが青春っていうのかな。憧れだけだった高校生活がやっと現実になり、とても楽しいと思える。
うんうん、楽しんでる。
- Re: チェリードロップス ( No.16 )
- 日時: 2018/11/10 03:11
- 名前: 小川ミント (ID: ???)
教室に入ると、山岡はもう席に着いていて、男子達と話していた。友達作るのが上手な人なんだな…。
「あっ、ねえねえなっちー。昨日の三葉華月君って人、どの人!?」
なっちは左の奥の方を指差して言った。
「華月?あっ、あれ!今、男子と話してる」
見ると、華月君は、高校生にしてはちっちゃく、小動物を連想させる。
「ぷっ」
「何ーもえちゃんー!」
「いや、何か頼もしくって」
その後も、会話は続いた。
10分休憩になったからなっちと話そう、と思っていたら、なっちの姿がなかった。アレ?と思って教室を見渡したら、華月君と喋っていた。
私も行こ!と席を立った瞬間。
「わっ!」
人にぶつかってしまった。
「ご、ごめん…」
ぶつかった方の人は、とても美人で、モデルみたいだった。
「す、すみません」
彼女はそのまま行こうとしていた。私はその手を引いた。
「何?」
「名前何て言うの?」
彼女は驚いた様子である。何秒か沈黙が続く。何だこの妙な沈黙は。
すると彼女は、口を開いて言った。
「中野理衣乃だけど?」
「おぉ、理衣乃ちゃん!それで、ちょっと良い?」
「何?早くして」
ちょっと冷たい?と思ったけど、話を続ける。
「LINE、やってる?」
理衣乃ちゃんは、んーと困った顔をした。
「やってるけど…。相手は親くらいしかいないわ」
「そこで!私は理衣乃ちゃんとLINEをしたいのです!」
「無理」
嫌がり過ぎー!何か理由でもあるのか?
「お願い!」
理衣乃ちゃんははぁ、と溜め息をつくと、「仕方ないわね。特別」と言う。
「良いの!?あんがとっ」
そうしてIDを教えて貰った。
これで三人目。次は山岡にも聞いてみよう。気分はますます上昇し、スキップをした。
- Re: チェリードロップス ( No.17 )
- 日時: 2019/07/15 01:58
- 名前: 小川ミント (ID: 6wrRAirT)
続き書きたいんだが、元の原稿的なのどっかに消えたww
泣ける
- Re: チェリードロップス ( No.18 )
- 日時: 2019/07/21 22:29
- 名前: 小川ミント (ID: 6wrRAirT)
待って原稿あった!
親が持ってたわ
これから書きまふ
- Re: チェリードロップス ( No.19 )
- 日時: 2019/09/22 20:36
- 名前: 小川ミント (ID: 3Dfdn2Pe)
今日からは昼御飯の時間もあった。
理衣乃ちゃんとなっちを誘ってみよっ。絶好の天気だから、外で食べるのもいいかも。
「理衣乃ちゃーん、なっちー、中庭で、一緒にお昼たっべよー!!」
…
その瞬間。クラス中に私の声だけが響く。そしてその5秒後。どっと笑いが起こる。
「アイツだれ?声でか過ぎおもろっ!」
「めっちゃ話しやすそうじゃん!後で話してみよー」
「やべ〜ウケるー」
顔が一気に紅潮していくのが分かる。
やっちゃった…。ごめんよ。なっち、理衣乃ちゃん。バカの友達って思われちゃうの嫌だよね…。
しかし、彼女らの一声は意外なものだった。
「もえちゃん面白〜!やっぱ最高っ」
「ま、バカの友達って思われちゃったけどね」
二人はこっちへ向かいながら言った。二人共、やっぱ最高だ。
理衣乃ちゃんだって「バカ」とか言いつつもわらっている。
私は二人に思いきり抱きつく。
「わああっ」
私達三人は顔を見合わせる。
そうして、また笑いが起こった。
「最高だー!」
こうやって、ずっと笑ってたいな。そう思った4月12日。
「わ〜!」
私はおべんとうを開けると、目を輝かせて言った。
「唐揚げにハートの卵焼き…わっこっちには、さくらんぼもある!」
「大袈裟過ぎよ。萌香」
理衣乃ちゃんは苦笑した。
「アハハ…でも、ママのお弁当はマジで最高なのー」
そうして10分間、終始笑顔の会話が続いていた。そうして、会話が一段落付いた時だ。
なっちがぼそっと呟く。
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