コメディ・ライト小説(新)

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透明なもの。【閲覧800突破ありがとうございます!】
日時: 2019/03/18 14:28
名前: sara (ID: f4.sojV4)
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12237

はじめまして。
初作品となるsaraです。
『女の子に勇気をあたえるお話』をテーマにがんばりますのでよろしくお願いします!

目次

プロローグ
>>1-5>>10-12 >>17 >>18

第一章 こっち見ててほしいんだ。
>>21 >>24-26 >>28 >>29 >>32-34 >>39
番外編 【涼とはるのはじまり】>>41

第二章 クラスマッチ
>>45 >>47

◇プロフィール
山本はる >>13
中川はじめ >>14
上条楓 >>15
松野ユリナ >>16
長谷川涼 >>27
仲田愛 >>42

◇感想をくださった方
シカライダー様 >>6 >>7
てるてる522様 >>8 >>9
如月沙良様 >>22 >>23
雪様 >>30 >>31
きんいろのたまごやき様 >>36 >>38

◇その他
2018/8/19 閲覧500突破 >>40
2018/10/25 閲覧600突破 >>44
2019/3/18 閲覧800突破 >>48

スレたて日
2018/4/21
小説開始
2018/4/22

Re: 透明なもの。【感想募集中(´○`)/】 ( No.39 )
日時: 2018/08/19 21:47
名前: sara (ID: f4.sojV4)

こんにちは、saraです!
さてみなさん、やっと更新です!
大変お待たせいたしました!!
本編、どうぞ!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
前回のあらすじ
はじめに「かわいい」と言われ混乱中のはる。ついにアタック!実行委員になろうとすると愛が既に手を挙げていて、はじめと実行委員に?!
それぞれの思いが交わる中あることが起こる……!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『よろしくね、はじめん!』
『ん、頑張ろ』

「奇跡なんかなかった……」
「はる、まだわかんないよ?」
「そーだよ、ほら、食べて食べて」
いつものハンバーガーショップ。
私はテーブルに突っ伏し、隣のユリは私の背中をなで、向かいの席に座る楓はドリンク片手に私にポテトを勧める。

「せっかく褒めてもらったのに……」
はぁ。またため息をつく。窓ガラスの向こうには、ムカつくくらい青い空が広がっている。

「まぁまぁ、今日は運良く晴れてるし、食べて食べて」
そう言って楓はまたポテトを勧めるので、ん、と言ってポテトをつまむ。
最近雨が降る日が多いし、この天気は珍しいとは思うけど、こんな気分じゃ、天気は晴れでも心は傘マークだ。

「それにしてもさ、はる」
ユリは私の背中をさするのをやめた。
「……んー?」
「あいちゃん、はるの気持ちに気づいてたんだね」
「んー……」
私はあくびする。
「んー、楓が思うにー、あいちゃん、多分嫉妬してたんだよ」
「んー?」
私はポテトから楓のほうにゆっくり顔を向ける。
「今改めて楓を見てみればわかる。フェイスラインもしゅってしたし、私服もセンスがもっと良くなったし、学校メイクも上手くなったし!目の前で可愛くなってって、はじめに褒められて、悔しかったんだよ」
うんうん、とユリはうなずいた。
「確かに、まぁー、少しずつだけど、変わってるとは自分でも思う」
私はまた、窓の外の青空を見上げた。
「そうだよ。たかが実行委員だよ?一ヶ月ぐらいじゃん!そんなんで好きな子完璧に決まるとは思わないけど」
ユリは私の目を見てつづけた。
「それにまだ高1じゃん!」
二人の話を聞くと、確かにそうかも、と思う自分が出てきた。
でもなぁ……。私は再びポテトをつまんだ。

◇1週間後

「はじめん、どう?」
「んー」
うわー、また始まった。
あいちゃんのはじめんトークタイム。
はじめは私の隣の席だから、なんとなくうざったい。見たくないなぁ……。
こういうのも、計算してそーだしなぁ。
そう思いながらあいちゃんをちらりとみる。
ぱちっと目が合う。
わ、やべ。
あいちゃんはニコッと、いや、ニヤリとしてきたので、私は読書をしている楓の机に避難した。
「あー、もうやだ」
私はため息混じりに言った。
楓は本を閉じる。
「はるも大変だなぁ」
「まったくだよー。あれ、ユリは?」
「女子の取り巻きに連れてかれた」
「また?なんか最近多いね」
私がそう言うと、楓は腕を組んでため息をついた。
「んー、なんだろうねぇ」
私はまだ話していたかったけど、チャイムがなってしまったので、席についた。

「ねーねー聞いてよ」
古典の授業が始まり、ざわざわしてくると、はじめは話しかけてきた。
「ん?」
「さっき愛と話してたんだけどさぁ、」
なぬ?!呼び捨て?!この前まで『あいちゃん』だったのに。
「そろそろクラスTシャツ作らなきゃなんだよねぇ」
はじめは笑顔を見せた。
「あーもうそんな時期かぁ」
たかが実行委員。
楓は言っていた。大丈夫だ。
もう1週間も前だし。
「でさぁ、どんな感じにしようかと思ってLINEで話してたんだけどねー」
さすがあいちゃん。
はじめのLINEはもうゲットしたんだ。
「愛は、色をピンクにしたいんだって」
はじめは黒板を見ながら言った

「うんうん」
私はうなずいた。
「でもさぁー」
そう言ってからはじめは声を落として私をみた。
「男がピンクってどーなの」
「ふっ」
私は思わず笑った。
「だって愛に聞けないじゃん」
はじめは口を尖らせる。
「だって、面白くて」
私は笑いをこらえようと苦しみながら言った。
「だってさ、実際どうよ?男がピンクのシャツって。しかもジャージ、紺のズボンじゃん」
ようやく笑いが収まったので、
「まぁー、確かにそうだね。私もちょっとイヤかも」といった。
「今日帰りどっか寄って話そうかなぁ」
む……!
たかが実行委員。されど実行委員!
私は気持ちを抑えて、ノートをとった。

放課後。
「ユリー、楓ー、一緒に帰ろ」
「ごめ、楓学級委員の集まりある」
「私はバイトあるの、ごめんね」
ほかのクラスメイトは、方向違うし……
はじめはあいちゃんとあるっぽいし……。
……ぼっちかぁー。まぁいいや。
コンビニでも行こう。

電車に乗り、降りてまた歩く。
誰ときたって、結局ここら辺に来たらさよならしなきゃいけないし、いっか。
私は音楽を聞きながら歩く。

「……おーい」
小さい声が聞こえる。
「おーい」
また聞こえた。声が大きくなってる。
こわいな、なんだよお……
振り向こうとした時、
「わっ」
「わあっ!」
そこにいたのは凉だった。
「な、なんだ、涼か……」
私はイヤホンを外した。
「なんだ、音楽聞いてたんだ。だから気づかなかったんだ」
そーかそーかと涼はつぶやく。
公園いこうよ、と涼は言ったので、一緒に歩いた。
公園につくまで、いろんなことを話した。
部活、学校、中学の時の友達のことも。

やっと公園についたとき、涼はつぶやいた。
「ねぇ」
涼は前を向いたまま言う。
「なに?」
「悲しい顔すんな」
「え?」
「そんなに悲しそうな顔すんだったら、早く俺とやり直せばいい」
わ、忘れてた。
「いや、その件は、私なりにいろいろ考えたんだけどね、」
焦るわたしの言葉を、涼は遮って私を引き寄せ、抱きしめた。
「俺達、実質、まだつきあってるから、いいでしょ?」
涼の体温と、心臓の鼓動を感じる。
あったかい……。涼の優しい匂いがする。
「もう待てないんだ」
涼は、私をはなした。
私の両方の腕をつかむ。
「俺の前で悲しそうな顔されたくないんだ」
…………。
私は目をそらした。

簡単な事だと思ってた。
ひとをふるのは。
涼にふられた、いや、言われたとき、簡単にひとを捨てるのかと、イライラした。
だから相手の気持ちを考えてふろうとおもってた。

「はる」
なんか、変な気持ち。
申し訳ない気持ち。
はじめが好き。
でも、久しぶりに涼の匂いを嗅いだら、安心した。
「俺、はるとやり直したい」
涼は真剣だった。
こんなふうに真面目な顔、久しぶりに見た。

「ちゃんと、はるにこっち見てて欲しいんだ」

……けど。

「ごめん。ごめんなさい」

涼は、はっとしたように驚き、下を向いた。
「私ね、好きな人がいるんだ」
涼うつむいたままだった。
「だから……ごめん……」
涼は大きく息をすった。
「……わかった。はるがそう思うんなら、俺が強制させちゃダメだしさっ」
「ありがとう。返事、遅くてごめん」
「うん、でも今聞けた」

ばいばい、とかわした挨拶は、ちゃんと届いていたのだろうか。

Re: 透明なもの。【感想募集中(´○`)/】 ( No.40 )
日時: 2019/03/18 13:32
名前: sara (ID: f4.sojV4)

こんにちは、saraです。
さて、閲覧数500突破しましたぁ!!
一時期活動休止してましたが、なんとかいけました!
ありがとうございます!
これからも受験生ですので時々また失踪することもあるかもしれません笑
でも、きんいろのたまごやき様のように、私の小説を楽しみにしてくださっている方もいるんだと、とても嬉しく、そしてやる気が出ました!
これから二章です!予定では10章か8章完結予定なので、まだまだですが、しっかり頑張ります!(もちろん受験勉強も!)

8.19

Re: 透明なもの。【感想募集中(´○`)/】 ( No.41 )
日時: 2018/08/25 00:04
名前: sara (ID: f4.sojV4)


第一章完結記念


涼とはるのはじまり


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「オムライス、美味しかった、ありがとう」
はじめは言った。
「ん」
「なぁ、さっきの話にもどるけど、中学生のとき、はるになんて告ったの?」
「なんではじめに教えなきゃなんないの」
「いーじゃん、おしえてくれたらなんかするわ。しかも、昔だよね?それに俺口硬いから大丈夫」
「んー……」
「ね?頼む」
「わかったよ、その代わり、誰にもいうなよ?」
「俺と涼の仲だし、安心してどーぞ」



おれは、いつからか、はるが好きだった。
小学校に上がる頃、俺がはるのアパートに引っ越してきた。
それから、クラスも一緒、帰りも一緒にだった。
中学生になっても同じクラスだった。よくひやかされた。
中2になって、クラス替えがあってもクラスが同じだったから、ひやかされたし、陸上部の後輩達からもいじられた。
中3。
修学旅行が俺達が付き合い始めた日だ。3日目のディズニーランドの日。
クラスのみんなに協力してもらって、考えた作戦だった。夜、「ワンス・なんちゃら」が始まって先生もみんなそっちにいる頃、はるを前日のうちに呼び出していた。
クラスメイト達が壁の後ろで隠れ見ていたが、一応2人きりになれた。
「はる、来てくれたんだね」
って俺が言って。
「うん、だってみんなワンス・アポン・ア・タイム見に行くって言ってたし、テスト対決でまけたらいうこと聞くって約束じゃーん」
はるは笑った。
「で、どしたの?」
「急だけど、はるの理想の彼氏像ってどんな感じ?」
「ホントに急だね。うーん、爽やかな人がいい!あと、優しくて、面白くて、いっぱい話してくれる人!」
「結構多いな」
って、俺が言ったんだっけ。
ここら辺から、告白ムードにはなっていたと思う。
「涼は?」
ってはるは言った。
「かわいくて、優しくて、面白くて、思いやりがある人」
「そっちだって多いじゃん!」
はるが笑った。
「でもやっぱ、世の中かおなんだね」
はるは下を向いた。
「なんで?はるかわいいよ?」
これを言い出すには、少し勇気がいった。
壁の後ろでキャーだの、すげーだの、やば、だの聞こえたし。
「え?ほんと?」
ってはるが笑って、
「うん、かわいくて、優しくて、面白くて、思いやりがある。俺の彼女にぴったり」
「えっ?」
「はるが好きなんだ。俺の彼女になってほしいんだよ」
はるは驚いていた。
「俺じゃだめかな」
俺は頭を下げ、手を出した。
壁の後ろからみんなの視線を感じながら。
心臓が、こわれそうだった。

………………。

しばらく返事がないので、俺が顔をあげると、はるが俺と目を合わせて、
「ダメじゃないよ、大好き」
と言って抱きついてきた。
途端に
「キャーーーーーーー!」
という女子の声と、
「よっしゃあーーーーー!」
という男子の声が聞こえ、
あっという間にみんなに囲まれた。
俺達はかき消されそうになりながら、「これからよろしくね」と言い合い、「ワンス・なんちゃら」の花火が俺達を祝福するように上がり、みんなでそれを見ながら、楽しい夜を過ごした。



「こんなにロマンチックとはねぇー。涼って性格もイケメンなんだね。カッコイイ」
はじめは俺のベッドの上であぐらをかいていった。
「なんだよそれ。約束通り言ってやったから、ジュース3本おごりな?」
「もー、しょーがないなぁ」
俺達は笑いあった。

Re: 透明なもの。【感想募集中(´○`)/】 ( No.42 )
日時: 2018/10/25 13:14
名前: sara (ID: f4.sojV4)

名前 仲田なかたあい
誕生日 10月14日
星座 天秤座
身長 156cm
体重 45kg
クラス 1-C

好きな教科 英語
嫌いな教科 数学、地学
好きな色 ピンク、白
好きな食べ物 マカロン
嫌いな食べ物 トマト、玉ねぎ
趣味 SNSを見ること、ショッピング

くるんくるんに巻いた髪をポニーテールにしている。
制服はカーディガン必須で萌えそでは常に戦闘態勢。

男友達が多く、女子には嫌われる顔だけ少しかわいいぶりっ子。外国帰りで英語が得意。
最近のお気に入りは「はじめん」というあだ名。

Re: 透明なもの。【感想募集中(´○`)/】 ( No.43 )
日時: 2018/10/23 15:32
名前: sara (ID: f4.sojV4)

こんにちは、お久しぶりです、saraです!
先日文化祭があり、代休でやっと勉強から手を緩めることができますので、これからまた活動を少しずつ続けたいと思います。よろしくお願いします!!


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