コメディ・ライト小説(新)
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- 魔王を倒して世界平和を取り戻すせ!(恋愛×RPG)
- 日時: 2018/12/21 16:28
- 名前: チィ (ID: QDgN7dji)
勇者系RPG作品です。
ちょこちょこ作品を投稿していく予定です。m(__)m
支援よろしくです。
- Re: 魔王を倒して世界平和を取り戻すせ!(恋愛×RPG) ( No.3 )
- 日時: 2018/12/21 20:58
- 名前: チィ (ID: QDgN7dji)
登場人物です
・アレン・シュバルノーツ
高身長の白い髪の青年。幼い頃に魔王から呪いを受け、呪いの刻印が体全体に広がりきると破壊と血を好む狂人に変貌してしまう。魔王を倒せば呪いは解けるらしい。
・ミラー・レイチェル
身長27cmの妖精。人間姿になると153cm。青き妖精。禁断書庫で魔王復活を見ていたが、魔王により妖精瓶に閉じ込められてずっと眠っていた。妖精瓶の中に生まれたときから閉じ込められていた。
・エルゴート・フランチ
身長29cmの妖精。人間姿になると149cm。赤き妖精。目つきが非常に悪く悪戯好き。人をからかうのは好きな人にだけ。妖精の中の生き残り。赤き妖精で、王様と姫様の居る城に住んでいる。青い瞳は青いガラス球のよう。
・クーニッヒ=デ=ナトゥア
少し臆病そうな青年。温厚であり争いは好まないが、自分自身や大切なものを脅かすものには毅然と立ち向かう。彼の戦闘方法は精霊たちを使役して地水火風この世のあらゆる自然現象を発生させる精霊魔法である。
・王様
国で生き残った国を支配する王様。結構若いらしく20代後半…?
・エルフ姫
国で生き残ったお姫様。若々しく、結構強がりな性格。
- Re: 魔王を倒して世界平和を取り戻すせ!(恋愛×RPG) ( No.4 )
- 日時: 2018/12/21 20:56
- 名前: チィ (ID: QDgN7dji)
「遅い」
王様は椅子に腰をかけて誰かを待っている。
「きっと来るわよ」
若いお姫様は王様にそう言うが表情は曇っている。
この国は、魔王により滅びてしまった。生き残りは当時、旅行に行っていた王様と姫と小さな妖精だけだった。国が滅び悩んでいた王様は妖精に頼み、隣の国から勇者を連れて来いとの指示を出した。それ以来3日は妖精は帰ってきていない。
――――――――――――
隣国を探索をする妖精。名前はエルゴート。愛称はエル。
(誰か…お願い居て…)
飛び回り探索すると仲良しに話す2人の青年を見つけた。身長の高い青年と少し臆病っぽい青年だった。エルは即座にその2人に飛びつき髪を引っ張った。
「痛!誰だよ、髪引っ張ったの!」
高身長の青年はあたりを見渡す
「痛いよ!誰?!」
臆病っぽい青年も周りを見渡す。
「ここよ、ここ」
エルは飛びながら2人の耳元で言う。やっと気づいてくれた事に少々呆れ姿でいた。エルはその2人の少年を髪を引っ張りながら誘導し隣国へと戻った。
「王様!戻ったよ」
エルは2人の髪から手を離し王様の耳元で言う。2人はあたりを見渡しながら立っている。
「お前がエルに選ばれし騎士か。歓迎するぞ」
王様は笑いながら椅子から立ち上がり2人の前に向かった。
- Re: 魔王を倒して世界平和を取り戻すせ!(恋愛×RPG) ( No.5 )
- 日時: 2018/12/22 08:05
- 名前: チィ (ID: QDgN7dji)
「こんにちは。忙しいところごめんなさいね。私はこの国の責任者の者です」
王様は礼儀良くお辞儀をする。すると階段から若い女性が駆け下りてくる。ふんわりとした髪で茶髪の御嬢様らしき女性。
「こんにちはだわ。私は姫のエルフよ。貴方たちに頼みたい事があるのよ」
姫は礼儀知らずなのか堂々とした態度で2人の前に立った。2人ともいきなりの頼みごとに言葉が出ない。
「もし、頼みを叶えてくれたら婚約しても良いわよ」
姫はにっこり優しく微笑む。だが2人の表情は変わらないままだった。高身長の青年は、「僕には早いかな…」と弱音を吐くように言い苦笑いをした。臆病そうな少年は表情は曇り「無理ですよ…」と少年も弱音を吐いた。その光景に姫は少しむっとした表情で2人を見た。するとエルが2人の前に飛びこの国で起こったことを全て話した。高身長の青年は、納得した様子だったが臆病そうな少年は表情を一つも変えなかった。
「てか、君名前何なの?」
少年は話を逸らすように妖精エルに問いかけた。
「私の名前はエルゴート・フランチよ。気軽にエルと呼びなさい」
エルは上から目線の態度で答えた。高身長の青年はエルの前に立ち軽くお辞儀をした。
「僕は、アレン・シュバルノーツ。アレンと呼んでくれ」
「僕は…クーニッヒ=デ=ナトゥアです…」
後につられ臆病そうな少年。クーニッヒは嫌そうな表情を見せて挨拶をした。妖精は2人の名前を知って「宜しく」と言い姫の耳元により何かを言った。すると姫は奥にある部屋から何かを取り出した。
「魔王を倒してきてくださるんだよねぇ?はいこれ、使って」
礼儀知らずのエルフ姫は2人に剣を渡した。
「僕は剣持ってるから…二刀流か…」
アレンは剣を手に取る。クーニッヒも手に取るが不満げな表情を見せる。
「戦いとか…苦手なんだよね」
文句を言いながらも剣を持つクーニッヒ。エルは姫と王様に何かを言い、アレンたちの元へ寄った。
「それでは向かいましょう!王様、エルフ様、行って来ます」
妖精は元気良く言い2人を転送させた。
――――――――――――――――――――――――――――――――到着したのは赤い木が生え茂る森だった。
「拷問妖精!!」
クーニッヒはエルに怒りながら言った。エルはその発言を無視して2人を誘導した。しばらく歩くと奥に小さな川があった。ジャンプをすれば奥に進めるくらいの幅の川だった。すると川の岸側に小瓶が落ちていた。それに気づいたエルは瓶の元へ近づき、アレンの耳元に行った。
「小瓶が落ちてる!曇っててよくわからないけど何か入ってるよ!」
アレンは落ちている小瓶を拾い上げ栓を抜く。すると中から紫色の煙らしきものが出てくる。
「毒の煙よ!!」
エルは口を押さえる。アレンは驚きながらも栓をはめた。クーニッヒは呆れた表情を見せて口元を押さえる。煙が収まるとさっきまで曇っていた瓶が晴れた。アレンは瓶をまた拾い上げると何かに気づいた。
「誰か居る!」
アレンは急いで瓶の蓋を開けた。中には妖精らしき小さい少女がはいっていた。羽はついていて、青いドレスらしき服を身にまとっている。
おそらく返事もなく目を閉じている状態。毒の煙が入っていたからか、気絶をしている状態みたいだ。アレンは瓶から少女を出した。すると少女はゆっくりと目を開けた。青い瞳で薄桃色の髪の綺麗な少女だった。
「これ…妖精なの?」
クーニッヒはおそるおそる少女を見た。エルは少女に近づきまじまじと彼女を見た。エルは少女が妖精だと気づき少し少女に話しかけてみた。
「…あなた妖精よね?大丈夫?」
「は、はい…大丈夫です。」
少女は礼儀正しく敬語で答えた。アレンはその少女を少し見るとその少女に手当てをした。
「僕はアレン・シュバルノーツ。アレンって呼んで。君は?」
アレンは優しく微笑み少女に質問をする。
「ミラー…。ミラー・レイチェル…です。ミラーでいいよ」
ミラーは、小さな羽根をパタパタと動かし中を飛びながら答える。
「私は、エルゴート・フランチ。エルでいいわ。よろしくな!」
エルは元気な笑顔を見せ、ガッツポーズを決めてミラーを見る。
ミラーも少し元気が出たのか軽い微笑を見せた。
- Re: 魔王を倒して世界平和を取り戻すせ!(恋愛×RPG) ( No.6 )
- 日時: 2018/12/22 20:46
- 名前: チィ (ID: QDgN7dji)
夜が近づいてくる。森はもう真っ暗になっている。明かり一つもない森を4人は歩いていた。
「暗くなってきましたね…」
ミラーはあたりを見渡しアレンにそう言った。
「近くに宿があるから、そこに泊まろうか」
アレンは3人にそういうと森を出ようとする。
「もうルート覚えてるんだ…」
「あぁ、ガキの頃趣味で冒険してたからな」
エルは少し驚いていた様子で居た。エルはクーニッヒの肩にちょこんと乗る。クーニッヒは何か言おうとしたが、エルに怒られると考え言うのを辞めた。
(この妖精…好き勝手だな…)
しばらく歩いてると街にでた。人で賑わっている。酒場やお洒落なお店。食料の売っているお店など色々あった。その中に宿がある。4人は宿に入る。部屋は2部屋借りて1部屋2人になった。エルはクーニッヒと。ミラーはアレンと寝ることになった。
夜遅い時間になる。
「それにしてもお前、何か知ってるのか?禁断書庫とか」
ミラーは反応する。すると窓から何かが入ってくる。それにミラーは顔が青ざめる。
「あら、バレちゃった?」
その人物は女性。金髪のよく居る危ない女性だ。
「禁断書庫を知っているのね…。まぁ今日は危害は加えない。このセリフは7秒後に忘れるわ。ミラー、まだ禁断魔法使えないのね」
それを言うと2人は気絶魔法で気絶させられた。
目が覚める頃には女性は居なかった。ミラーは少し不満な顔をする。
「まぁ…寝るか」
「私寝れない。80年寝たから…」
ミラーはそう答えるとアレンは頷き微笑みベッドで眠った。
すると数分後アレンの様子が変化したが詳しくは覚えていない。
ミラーはだがこの言葉だけは覚えている。
「……もし俺が俺じゃなくなったらさ、お前らが俺を殺してくんねえか?」
その後の出来事を覚えているが、ミラーはけして口にはしなかった。
- Re: 魔王を倒して世界平和を取り戻すせ!(恋愛×RPG) ( No.7 )
- 日時: 2018/12/23 09:26
- 名前: チィ (ID: QDgN7dji)
~口にはしなかった出来事~
数分後アレンの様子が変化した。だがミラーはその様子を見るどころか窓から顔をだして下を見ていた。さっききた金髪の女性が居たのだ。
ミラーは妖精に戻り隣の部屋に居るエルを呼び出した。エルも一目散に金髪の女性を追った。
「えっ!?ちょっと何処行くの?!」
隣に居たクーニッヒはミラーとエルに気づく。だがエルは「いいから待ってろ」とだけ言い窓に決壊魔法を貼って追いかけた。クーニッヒは、部屋から出てアレンのところへ向かった。アレンは完全に何かに取り付かれたかのように変化していた
「ア、アレンさん!?」
クーニッヒは表情が完全に引きずった顔と驚いた顔が混ざった表情になっている。アレンはクーニッヒに気づくと、
「馬鹿!入ってくるな」
アレンは怒った様子でクーニッヒに答えた。その頃ミラーとエルは、金髪の女性の所へと向かった。すると突然ミラーは彼女に蹴りを入れた。金髪女性は気づいて振り向くとニヤリと笑みを見せた。
「あら。また来たのね。フフ妖精瓶に閉じ込めて欲しいのかしら?」
女性は手に妖精瓶を持っている。ミラーは女性を強く睨む。
「80年もまた寝たくない…」
「まだ閉じ込められるわけには行かないの」
2人が言い返した瞬間女性は2人を妖精瓶の中に入れた。女性はニヤリと笑った次の瞬間。いきなり妖精瓶が割れた。近くにはアレンが居た。アレンは女性の顔面に蹴りを入れた。だがそれは不思議な事に女性は貫通したのだ。
「残念、これフォログラムなのよ。そっちからじゃ攻撃とか効かないのよ」
女性は微笑んでフォログラムが消えた。エルはほっと一息つくと何事もなかったかのように部屋に戻り寝た。ミラーは少し不満げに部屋に戻った。アレンも一度部屋戻る。
「ミラー、いきなり蹴りいれるからビビったぞ…」
アレンは怒った表情でそう言った。ミラーもその言葉に反省しているのか今でも泣きそうな顔になる。ミラーはオドオドと部屋を出て行った。アレンはミラーが部屋を出るのを確認すると窓から外に出て森へ向かった。ミラーは隣の部屋にノックをした。
「…エル。悪いけどそっちで過ごさせて」
エルは、扉を開けるとミラーを中に入れる。クーニッヒは少しビビった表情でミラーを見た。ミラーは気にせず窓から風景を見た。するとミラーはアレンが森に向かうのを発見した。
「えっと、ごめん。すぐ戻る」
ミラーは窓から飛んで森へ向かった。エルはベッドで寝ていた。
「まぁエルが追いかけないなら俺も追いかける必要ないか…」
クーニッヒはエルの隣に眠った。ミラーは森の奥まで飛んで行きアレンを見つけて瞬時に人間化した。アレンは刀を持ち自分を切ろうとしていた。ミラーは目を見開きアレンの持っている刀を瞬時に取り上げた。
「どうゆうつもりだ…」
「いい加減にしてよ……」
ミラーは両目を真っ赤に染めていた。
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