コメディ・ライト小説(新)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 俺のメイドは龍神様!!〔2期決定〕
- 日時: 2019/05/02 11:13
- 名前: 闇夜 (ID: QDgN7dji)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12535
戦闘恋愛系小説。俺のメイドは龍神様です。
楽しんで読んで下さい。
制作中
登場人物
・Aalto Liliana Laemia【アールト・リリアーナ・レイミア】
容姿:水色の髪は後ろで一つ結びされている。ホワイトブリムを頭につけていて、桃色の目。メイド服を着ていて、ロリータシューズを履いている。
備考:龍神様であり、今はアレンの屋敷のメイド長を担当している。
性別:♀
・Allen Fulbert 【アレン・フルバート】
容姿:黒の髪に綺麗な青い瞳。白の服に黒の襟。黒のネクタイをつけていて、ズボンは白。ベルトは黒の白黒。ブーツは黒の革で出来ている。
備考:リリナと同じ能力を持つ。リリナに好意を寄せるが…
性別:♂
・Elka Naz Mart 【エルカ・ナズマート】
容姿: 桃色のロングヘアー。顔の頬に青いマークが書かれていて、青と赤のオッドアイ。ローブを着ていることが多く、黒のパンプスを履いている。
備考:占い師を昔までやっていた。その後悪魔と契約をし…
性別:♀
・Luna 【ルーナ】
容姿: 黒の短い髪に黒の猫耳。尻元からは猫の尻尾が生えている。緑色の目で髪はぐしゃぐしゃ。手が猫の手になっていることが多い、悪魔。
備考:エルカとはとある関係を結んでいた。
性別:♂(本人は女と名乗るが実際は男です)
・Carella Elfeven 【カルエラ・エルフェブン】
容姿: 金髪で凛々しい赤い瞳を持つ。大人っぽい顔立ちや体。一般は白の白衣らしき物を着ていて中着は黒。
備考:元はリリナを狙う者だったが、今ではリリナ達の家族の一人でもある。
性別:♀
【第二期から追加された人物】
・Relena Reidi 【リレイナ・ライディ】
容姿: 桃色の髪はツインテールにされている。青と赤のオッドアイで幼女体型。赤のコートを着ていて、頭に桃色の猫のけも耳が生えている。尻元から尻尾が生えている。赤いフリルのスカートが特徴のアマロリ。
備考: 闇獣屋敷と言う所から来たお嬢様的存在だった。現在は…!?
性別: ♀
・Loran Regnato 【ロラン・レグナート】
容姿: 白の髪に黒のパーカーを着ている。目は青色でどこかアレンに似ている。たまにタキシードを着ていることがある
備考: リレイナとは付き合っていて彼女をとても愛していた。だが…
性別: ♂
・Chen Curlua 【チェン・キュルルア】
容姿: 紺色の髪に黄色の星の飾りがチラチラと飾ってある。耳が青い羽のよう。首元に黒の鎖がついていて、和服を着ている。目の色は黄色と青のオッドアイ。
備考: 精霊であり、普段は足元が透けている。おっちょこちょいで、見た目は女みたい
性別: ♂
・word 【ワード】
容姿: 黒髪で青赤のオッドアイ。丸めがねをつけていててマフラーを巻いている。白のボタン付きの服に黒の長ズボン。黒のローファーを履いている。
備考: 通称レミィと呼ばれている小さい大人。遊び人でもある。
性別: ♂
~~俺のメイドは龍神様!! 1期~~
第0章 声
>>1 第0章 声
第1章 メイド
>>2
>>3
>>4
>>5
>>6
>>7
第2章 尋ね人
>>8
>>9
>>10
>>15
>>16
>>17
第3章 処刑台
>>18
>>19
>>20
>>21
第4章 最期
>>22
>>23
俺のメイドは龍神様!!【第二期!】 一期から閲覧することをおすすめします。
第0章 悲しみ
>>26
第1章 探し人を探しに
>>27
>>28
>>29
>>30
- Re: 俺のメイドは龍神様 ( No.3 )
- 日時: 2019/04/24 18:24
- 名前: 闇夜 (ID: QDgN7dji)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
「うん。柔らかいよな」
少女は、マショマロのことしか頭に無いのか「やわらかくて美味しいですよね」としか答えなかった。まぁ、アレンにとってそれが幸いなんだろう。結局、怪我とかもしてそうだったので、アレンは少女を屋敷に連れて行った。
「入って」
屋敷の扉を開けて少女を中に入れる。屋敷内はバルコニーが広く、1人じゃもったいないほどの広さだ。奥の部屋に少女を連れて行きソファニ座らせた。
「何か食べたいものあるか?」
アレンは軽く微笑み少女に聞く。少女は数秒間考えて
「オムライス…食べたいです」
「分かった」
アレンが台所へと行く、少女1人が取り残された。辺りは静まっており、アレン意外誰も住んでいない事が分かる。暇そうに少女はソファに座っているとアレンがオムライスを持ってきた。
「はい、オムライス」
少女はきょとんとした表情でオムライスを見た。アレンは「食べないの?」と聞くと少女は慌ててオムライスを食べ始めた。
少女の様子はまるでオムライスを始めて食べるような様子だった。
「美味しいです…」
アレンは満足そうに頷き少女はオムライスを数分で平らげた。
「そういえば、私の名前まだでしたね…」
「あぁ、そうだな。俺はアレン。お前は?」
「リリナ…」
少女、『リリナ』は、そう言い軽く微笑んだ。
「リリナか…可愛い名前じゃん」
アレンがそういい微笑むとリリナは浮かない顔をした。何かを隠しているのか、その顔はあんまり良いとは言えなかった。
「可愛くない…」
「俺が可愛いと思ったら可愛いんだよ。誰も可愛い言ってくれないより、1人でも可愛いって言ってくれたほうが良いだろ?」
「私の名前は…本当のお母s…」
リリナは何かを言いかけたがすぐにその言葉を止めた。
- Re: 俺のメイドは龍神様!! ( No.4 )
- 日時: 2019/04/24 20:08
- 名前: 闇夜 (ID: QDgN7dji)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
「お前何か言いかけたな!」
「何でもありません!お風呂借りますね…。何処にありますか」
リリナはアレンと目を合わせないようにして聞いた。アレンが指差す方向にリリナは小走りで向かった。アレンは何を言いかけたのか疑問の思ったが、台所に戻り食器を洗い終わっている頃にはもう忘れていた。
リリナが風呂に入っている間、アレンはリリナの服を作った。
さすがにボロ着では可哀想だと思い紺色のメイド服を作った。サイズは少し小さめでリリナにも合うと思う。そして、洗面台の所に置いてあったボロ着とメイド服を入れ替えて出て行く
数分するとリリナが戻ってきた。姿は作ったメイド服姿だった。
「えっと…有難うございます…!気に入りました」
短めのスカートにレース付くのエプロン。胸元に赤いリボンの付いたメイド服
「良かった。気に入ってもらえて」
アレンは微笑むとリリナも軽く微笑み返した。さっきまでボロボロの服を着ていた捨て子のようなリリナは今では屋敷で働く使用人にも見えた。
「えっと…あの。私恩返したいのですが…。食事も作ってもらったり、ここまで連れてきてくれたり…。それに、この綺麗な服も作ってくれたので」
「ん?行く宛無いならここに居て良いぞ」
アレンはソファニ座り珈琲を飲みながら言う。リリナは一瞬驚いて少し考えた。
「はい…。それではそうさせていただきます」
リリナは礼儀正しくお辞儀をする。今日からリリナはこの屋敷ですむことになった。
(そういえば、あいつって。何処から来たんだ…?)
そんなこと考えてるうちにもう1週間は経っていた。
- Re: 俺のメイドは龍神様!! ( No.5 )
- 日時: 2019/04/25 19:17
- 名前: 闇夜 (ID: QDgN7dji)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
今から何年前だろうか。私は、生まれた。
だけどすぐに捨てられた。パパとママとは何処も共通点が無かった。だから捨てられた。
川の中に。
目が覚めたら、ベッドの上に居た。
「起きか…」
目に前に居たのは若い男性だった。高貴な服を着ていてお金持ちらしき人。
まだ赤子だった私を助けてくれた。
私は、その男性に育ててもらった。だけど、彼はある裏の顔を持っていた。それに気付いたのは、私が成長してからだった。
「この世に龍神が存在するだと?そんなの怪しからん!そいつをすぐに排除しろ!」
この国では龍神が悪いイメージだったため、男性も怒りを抑えてはいられなかった。その理由なんて分からない。その前に怖くて聞けない。男性はこの国の総理大臣。私は血の繋がらない娘。
私はこの場では、使用人として働いている。私の存在を気付かせないために。
「はい。大臣様の近くにおらっしゃる人が龍神だと思われます」
紫色のフードを被った若い女性。彼女は占い師だった。このままでは私は、殺されてしまう。
そう、私。「アールトア・リリアーナ・レイミア」が龍神。私が川に捨てられた時、私は一度死んだ。だが龍神様が私を救ってくれた。だから私は男性に拾われたのだ。龍神の伝説は、「助けられた者は、その者にも龍神の力が宿る」。
私はこの晩、男性を殺すことを決意した。
「今日も良い夜だ…」
大臣はテラスに出て月を見上げていた。今日は綺麗な満月だった。
「大臣様、さようでございますね。」
「おう、リリナじゃないか。どうしたんだい?」
私は「アールトア・リリアーナ・レイミア」のため「リリナ」と呼ばれている。
「そろそろ深夜ですね。寝室のご準備をいたしてきます」
私は一礼をしてその場を去った。途中で厨房により、私の愛用の包丁を持っていった。
寝室の準備を整えて、部屋を片付けて、寝巻きなどを畳んでベッドに置いた。廊下から足音が聞こえる。大臣が部屋に来る。私はすぐに包丁を後ろに隠した。
「あぁ、片付けてくれたのか。助かる。もう下がって良いぞ」
「はい…」
私は大臣が後ろを向いた瞬間に自分の持っていた包丁を背中に突き刺した。
それからの記憶は分からなかった。
私が、意識を取り戻した時には、金色に輝いていた時計に赤いものが付いていた。私の足元には背中や胸元から血を流した男性が倒れていた。
- Re: 俺のメイドは龍神様!! ( No.6 )
- 日時: 2019/04/25 19:30
- 名前: 闇夜 (ID: QDgN7dji)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
「おーい。何してるだ?」
アレンがリリナの頬をツンツンと弄る。リリナも気が付いたのか慌ててアレンを見た。
「いえ、何でもございません」
(ここは、屋敷。もうあのことを怖がる必要なんてないじゃない)
リリナは胸を撫で下ろした。アレンは「そうか」とだけ言い残し「んじゃ、俺は風呂行って来るから」と言う。
リリナは一礼してアレンを見送った。アレンが去った後リリナはソファに座ってくつろいだ。
- Re: 俺のメイドは龍神様!! ( No.7 )
- 日時: 2019/04/25 20:38
- 名前: 闇夜 (ID: QDgN7dji)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
「何で…」
リリナはその場に崩れ落ちた。足元に大臣の遺体があるのだから。
このままでは、私は処刑にされてしまう。
リリナは冷静に落ち着いて考えようとしたがまったくアイデアなど思いつかなかった。
「くそ!鍵が閉まってやがる。誰か居るのか!」
大臣の悲鳴で兵士が気付いたのか。部屋に兵士が押し寄せてくる。
このままじゃ死ぬと考えたリリナはこの場を去る方法を思いついた。リリナは部屋の鍵を開けた。兵士たちは目を丸くさせてリリナを見た。
リリナは城の中でも一番美しく美しい歌声の持ち主だった。そのため兵士にも皆にも好かれていた。
だが、今はそれど頃では無い。リリナは龍神の力を少し使い歌い始めた。すると兵士たちは深い眠りに付いた。リリナはその隙を狙い兵士達を包丁で殺していた。
この城には兵士はこれだけしか居ないわけが無い。後から次々と兵士がリリナの後を追う。厨房に逃げてナイフを10本ほど手に取り兵士たちに投げつける。
「まったく、詰めの甘い奴だ。」
何処からか何もかの声がした。暗い厨房の奥の廊下から出てきたのは、長い金髪に凛々しい赤い瞳を持ったリリナを上回る美しさの女性だった。
「私はカルラ。アルフェス大臣様の直属の将軍だ。私はお前の首を斬りにここに来た。さぁ大人しくしなさい」
「大人しくしてといって大人しくする殺人者は居ないわ…!」
リリナは近くに窓ガラスを割って逃亡した。だがこの階から下までは結構な高さがある。普通の人間なら即死ぬ高さだった。だがリリナは龍神の力を上手く操り翼を出した。
「逃がしませよ」
カルラはリリナを光の鎖で縛り付ける。翼も封印するような縛りで身動きなどは一切取れない。
(このままじゃ…死ぬ…。ならば……)
リリナは龍神の力全てを使い呪文を唱えた。
「エンドワールド!」
リリナが呪文を唱えた瞬間、周りの風景全てが消え、白い空間が1秒間続く。そして1秒も無い刹那でカルラはリリナの背中を切りつけた。
そしてリリナが到着したのは森の中だった。服はボロボロで、いつもの自分に戻った姿。リリナは力尽きて背中から血を流したままその場に倒れた。