コメディ・ライト小説(新)

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23歳の小学生
日時: 2019/11/17 12:30
名前: ロティ (ID: 2gJpuHi8)

ストーリー

「大人ってやなもの。子供の時と比べて自由がなくなってきてる気がする。
わがままも言えなくなっちゃうしお仕事とかめんどくさ。
もし子供に戻れるなら小学6年生ぐらいになってみたい。
この願い。叶えてくれるか?彦星さん。織姫さん。
無理なことぐらいわかってるよ。ぜひその短冊を見て雲の上で笑ってくれ。
7月7日の午前六時。自分の運命は変わった。
織姫さん。彦星さん。すごいな。あんたら。
子供の頃叶えてくれなかったのは前触れだったのか?
まあいいや。恩に着るぜ!お二人さん!!


自分は今日から小学生だぜ!



Re: 23歳の小学生 ( No.1 )
日時: 2019/11/19 18:23
名前: ロティ (ID: 2gJpuHi8)

はぁ、、、、、、、。大人ってつまんねぇな。昔はもっといいもんだと思ってたのに。
一人暮らしも出来て買いたいものは親に言わず買える。
色んなところ一人でいけるし
親のパシリにならなくて済む。そんな甘いもんだと思ってた。
でも現実は違う。彼氏なんか出きっこないし。(こんなせいかくでできたらぎゃくにすげーや)
小さい時は親に甘えて「旦那さん出きるまで親と一緒に住む、!」なんて言って、
親も承知してくれた。でも大人になったらよ。
孫が見たいとかなんだか言い出して早く結婚しろってよ。
早く旦那見つけろって言われて家も追い出されてこの状態。
ちっこい時の約束は!?おい!?
、、、、、、、、、、まあそんなの成長するたびに嘘だろうなって勘付いてたけどよ。
今はショッピングモールの服屋で働いている。
昔は仕事も楽しいもんだって思ってたんだけどな。
将来の夢なんかよぉ、、、。叶うことなんてそうそうないんだよ。(特に自分の場合
パティシエとか無理なんだよな、、、。料理が特別上手いわけじゃないし、、)
それが現実なんだよ、、、。昔見たアニメとは違うんだよ、、、。
デモだよ。100%かなわないわけじゃないんだよ。ちょっとでも希望はあるんだよ。
だから、だから、、、だから、、、!
小学生に戻れることだって!そんなチャンスないこたないんだよ!?
もしだよ!?もしもだよ!?叶うかもしれないから、、、!
ボロアパートの自分の部屋の玄関にあるしょぼい笹。
友達が買ったのを分けてもらったものだ。
これに紙を吊るす。
「小学六年生に戻れますように」

ってよ。

Re: 23歳の小学生 ( No.2 )
日時: 2019/11/21 16:00
名前: ロティ (ID: 2gJpuHi8)

はぁ、、、、、、。ハイハイ。誰か笑ってくださいよ。
過去に戻れるって一瞬でも思ったこの自分を。
でもさ、世界って何が起きるかわからないじゃん!
魔法使いになれたりアニメみたいに異世界で勇者になったり。
あ、、、、、、。
いっけね。またこんな頭の中がお花畑な事を。
自分の悪いところ。現実を知らない。
いつまでも頭は女の子。
いや、、、どちらかというとこの性格、男の子っていうのか。
女の子みたいに上品じゃなく、喋り方は男子、乙女心など知らないから
中学から男友達しかできない。女の子なんか恋の話しかしないから
仲良くなれない。
どうしょうもないや。現実を知らないメルヘン男子。
織姫と彦星も大呆れだよ。
叶えてくれるかな。このどうしようもない願い。
さてと。風呂入って飯食って早く寝るか。
さてさて。俺は朝起きてどんな恥をかくのかな。
、、、、、昔に戻りたい。
、、、、、大人になりたくない。
、、、、、子供になりたい。
それしか考えられない。

寝よ。

Re: 23歳の小学生 ( No.3 )
日時: 2019/11/22 19:59
名前: ロティ (ID: 2gJpuHi8)

ん、んんんん、、、、。
朝か、、。今日おかしな夢を見たな。織姫と彦星がちっちゃい
紙切れを見て苦笑して空の上から金色の粉を振りまいて、、、。
考えれば考える程意味わかんねぇな。さてと。
明日からまた三日間仕事だから今日はしっかり体力温存を、、、。
ん?そう言えばなんで自分真っ暗闇の中で妄想してんだ、、?
まずこんなこと考えてる時点でおかしいが、、。
自分はそこまで寝相悪くないから布団の中に潜り込んでることなんか
ありっこない。とりあえず布団から出よう。
「バサッ」布団から出た。四つん這いの状態から
足で立つ。


は?


いや待てよ?いやありえないよな!こんなこと現実で、、。
、、、、どう考えても目線が低い。勘で110センチ位の
景色を見ている気がする。
昨日はそんなに酒も飲んでないし、二日酔いなんか早々
ならない。なんか怖いんだけど!?!?!?!?!?
あーーっと鏡鏡!鏡で今この状況を!
鏡をじっと見つめる。その先に自分はいなかった。いたのは、、、

120センチ前後の女の子だけ。
おい。
織姫さん。彦星さん。もしだよ。これがあんた達の仕業なら、
なら!!
自分、えるなは願い事が叶ったということでいいんだよな!!!
ふふ、ふふふふふっ、、、、、


やったーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
すごいすごい自分小学生になった!
わー髪型が変わってる!
茶髪のロングだ!おへそぐらいまである!

Re: 23歳の小学生 ( No.4 )
日時: 2019/11/28 17:17
名前: ロティ (ID: 2gJpuHi8)

わーすげぇよすげえよ!かなっちったよ!自分の届くはずないゆめが!
そういえば服もでかっ!?昨日まで自分はこんな服着てたのか!?
マジか!夢じゃないよな?現実だよな!?
思い切ってタンスの角に小指をぶつける。
いってぇ!?痛えよ!やった!いてぇけどこれは夢じゃないことが証明された!
あ。そうだ、、、、この身体、完全に子供だよな、、。
なら、小学校行ってもバレないんじゃね!!??
やっべー革命だ!久しぶりに学校に行ける!
昔から学校が好きだった自分にとってこれは革命!
まさにMIRACLE!
小学校♫小学校♫
、、、でも待てよ。織姫と彦星には六年生になりたいって言ったんだよな。
その割にこの身長、、、。自分昔は三年生の時には120越してたのに!
この身長(120cm)で六年生って、、、。
まあ、いいか!まず友達に連絡連絡♫
ぷるるるる、、、ぷるるるる、、、
エルナの友達(ゆうき)「っあーエルナ?こんな朝早くにどした?なんかあったん?」
エルナ「やったよ友よ!自分小学生になったで!」
ゆうき「、、、、またそんな夢見おって。エルナはまだまだ子供じゃのう(笑)」
エルナ「違う違う!ほんとなんよ!何ならビデオ電話つけて証明したる!」
自分はスマホを手慣れた手つきで動かしビデオ電話に切り替える。
ただ、手も小さくなったせいか操作しづらいな、、、。

Re: 23歳の小学生 ( No.5 )
日時: 2019/12/05 20:06
名前: ロティ (ID: 2gJpuHi8)

自分はビデオカメラの起動ボタンを押し満面の笑みをスマホに移す。
エルナ「どや!これ私だぞ!ほんとや!ほんとに小学生になれたんや!」
と笑みを崩さずまま語るとゆうきが腰をぬかしているかのように
スマホ片手に倒れている姿が画面に写る。
ゆうき「おわっ!?!?まじじゃん!がちめやん!マジで少女になっとるやん!」
エルナ「な❢夢ちゃうやろ?これがMIRACLEや!Amazing!」
意味はよく分からないくせになんか凄そうな単語を並べてみた。
ゆうき「ソ、それはそうとえるな、、お前、、。その服どうにかセント。」
あ、。スマホを持つ右手を降ろし鏡を見る。
ズボンは半分ぐらいの所で折れて残りの生地は後ろで引きずっていて、
上は多分肘ぐらいのところに指があり、残りはズボン同様吊るしっぱなし。
いえばさっきからズボンが落ちないようにごむんとこ掴んでた。
エルナ「ソ、そうだよな!この格好は不味いよな、、。っつったって
家に子供用の衣服が有る訳ちゃうし、、。」画面に移るゆうきは呆れながらも
笑ってくれて
ゆうき「仕方ないなぁ、、。じゃあ服屋が開いたらそこで子供用の服を買ってくる。
昼ごろにはそっちいけそうだ。飯食って待ってろ。」と言われた。
おお!心の友よ!家まで来てくれて挙句に服も買ってくれるのか!
なんて正確イケメン何だ!
エルナ「、、、、こんな自分にも優しくしてるお前が友達でよかったよ、、。」
ゆうき「良いってことよ(笑)」ゆうきはノリにのってくれた。
やっぱいいやつだ。親友よ。


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