コメディ・ライト小説(新)
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- 透明な境界線 〜一章〜
- 日時: 2019/11/24 19:15
- 名前: 鶯 (ID: D.48ZWS.)
初めまして、鶯と申します!
まだまだ未熟ですがよろしくお願いします。
[人物一覧]
・暁月 朱音
[同級生一覧]
・伊吹 萌
・琴城 奏
・鈴下 胡桃
・根塚 恵那
・筒井 和花
・水無月 ルナ
・蓮飼 衣奈
・暮 亜音
・周防 蘭
・藍咲 実秋
・藤野 ナナ
・大津 流星
・小堀 蒼
・横見 天音
・八雲 涼
・萩原 楓
・臼井 ジン
・未空 嶺矢
・久留 浩太
・町井 伸次
・野木 海斗
- Re: 透明な境界線 〜一章〜 ( No.2 )
- 日時: 2019/11/24 17:19
- 名前: 鶯 (ID: D.48ZWS.)
咽せるほど散る桜。
今私は、高校1年生に成ったばかり。新しいクラス発表から抜け出して、校庭のベンチに横たわっていた。
「はぁ…。」
「どうした?朱音。」
「わっ萌だ。」
「何よその虫を見る目。全く…。」
ふとベンチに腰掛けた萌。いつからだろうか。私が親を亡くして間もない頃、気付けば口を聞くようになっていた。にっこりと微笑む笑顔、天真爛漫な性格、それがこの時代のキーパーソンなのかもしれない。
『おーい!そこの君!ボール取ってくれー!』
「ボール?」
野球のユニフォームを着た男子が1つ背伸び。横にサッと顔を向けると
ーフェンス!
高緑のフェンスに向かってボールが一直線。まさか、入ったりは…まさか…。
スポッ
お見事っ!!…って言いたいところだけど、取りに行かなきゃなぁ…。不満を浮かべながらも
フェンスの真正面へ…。
「あっこれって君達の?」
急に視界に男の子が。
…えっと待って。髪の毛は薄茶色、そして…青緑の深い瞳。こんな美男子がいていい物なのか…。ち、違う違う!とりあえずボール取り戻さなきゃ!
「あーうん、ありがとうございますっ。ははは…。」
「…?」
ヤバイ。切羽詰まった。
…ここはダッシュ!
一気に駆け抜けた。ふぅ…。もう少しでライバル国と意気投合するとこだった…。
…その頃は気付いて無かった。これが、運命的な出会いって。
- Re: 透明な境界線 〜一章〜 ( No.3 )
- 日時: 2019/11/24 19:14
- 名前: 鶯 (ID: D.48ZWS.)
「あーーーーーー!!」
うるさいっ! …って今にも聞こえそうな声を上げる。
眠い。眠いっ!振り払っても襲ってくる睡魔。こいつは何で意地悪な…。
そもそも自分が悪い訳だけどさ…。超人気ゲームの続編が出たら、やりたくなるでしょ普通…。まぶたをこすれば擦るほど、視界がぼやけ…。ほらまた寝そうになる。
このもどかしい気持ち、学生にとって1番辛いとしか言いようがない。
「朱音さん、大丈夫でしょうか?頬がやけに青みを帯びていますが…。」
「えっあっ、だだだ大丈夫!ねっ?」
「そうですか。でもどうか悟られないように…。」
やっぱり奏は鋭いなぁ…。今度こそ先生にバレたら…。
そう言えば、言うのを忘れてたけど。それなりに校則が厳しくて、ほんと嫌になる。そんな嫌味をかました空気に入って来たのは、
「はーい皆さん席ついてー。」
ザワッ
『若い!』それが教室の第一声だった。華やかなセミロングが、より若さを強調してる。
教室全体に向けたにこっと笑顔は、一瞬にして男子生徒の心を打ち抜いた。優しい滑らかな声で、生徒全員を包み込むように話す。
「皆さんこんにちは!私は“藤野 ナナ”って言います。よろしくね〜。」
「先生、藤野じゃ無いんですか?」
あっ、確かに。ふとした疑問が頭を悠長に駆け回る。すると、藤野先生くるりと朗らかな香りを取り巻いて口を開いた。
「ええ。藤野って言うからよろしくね〜!」
「「かっ可愛い〜!」」
あちゃー、女子もこの魅惑に吸い込まれていく。もうこの姿を見たら、開いた口が塞がらないかも…。
「キャーー!」
ドドドドトドドドドド
後ろのロッカーの荷物が雪崩を起こして清々しいほど落ちる。その真横には、1人の女子生徒。
「藤野先生っ!すみません藤野先生のこと見てましたっ!」
「…ま、まぁいいのよ…。」
先生自身も苦笑いを浮かべている。
ー…その日、私は『魅惑』と言う恐ろしさを知った…。
- Re: 透明な境界線 〜一章〜 ( No.4 )
- 日時: 2019/11/24 19:47
- 名前: 鶯 (ID: D.48ZWS.)
ー…これは誰にも言えない。言ったら、この国は粉々になってしまう…。
私は、子供の頃に聞いた話…。
戦火の闇に包まれたところ。まだ1歳になりたての私は、何故か分からないが、私は既に物心が付いていた。
「ちょっと君いいかな?」
「…えっと、どうされましたか。」
鉛色の服を着た大人に、突然話しかけられる。不信感を掲げながらも、私は聞く耳を持った。そして大人は、ためらいもなく話を始めた。
「君、“GM手術”は知っているかい?」
「…GM手術?何でしょうか。」
風音を耳に入れながら、好奇心を掻き立てる。ただ単に悴んだ手を、さすってさすってゆっくりと声に乗った。
「正式名称は“ Genetic modification Surgery”。遺伝子改造手術だよ。この国の国民は、生まれてすぐに受けたんだ。今は多様化して、注射型なんだけど。」
「難しいですね。私にはよく分からないです。」
「それさ。君はどう見ても1歳の顔をしている癖に、難しい言葉だって話すことができる。君はどうやら言語多様化の手術を受けたようだね。」
…言語多様化。もしかしたら、人間の能力を最大限に引き出す物なのかもしれない。そう思った。
「あの。どうして私に教えていただいたのでしょうか。」
「…それは、将来君はある人間と仲間になるからだよ。私には見える。じゃあもう時間だから。」
そう言うと、限りない果てまで薄らいで去っていった。
…ある人間と。それは、朱音さんの事かもしれない。
- Re: 透明な境界線 〜一章〜 ( No.5 )
- 日時: 2019/11/25 05:12
- 名前: オリーブ (ID: 5EuC5.yx)
ん?無料翻訳した文なのかな?
- Re: 透明な境界線 〜一章〜 ( No.6 )
- 日時: 2019/11/25 17:25
- 名前: 鶯 (ID: D.48ZWS.)
オリーブさん、読んでくださってありがとうございました!
早速その質問にお答えします!
無料翻訳というか、『Google翻訳』を使ったやつですね。翻訳した文をコピーしてそのまま貼り付けてます!
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