コメディ・ライト小説(新)
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- ♧共同体魔術♧
- 日時: 2020/05/03 20:24
- 名前: 紅蓮 (ID: ET0e/DSO)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1a/index.cgi?mode=view&no=12041
________……私は…、私はなりたいんだ。最強の『魔術師』に!……
クリックサンキューです!そして、初めまして紅蓮と申します。
小説は初投稿なので出来栄えはどうかなぁ…って感じですが
暖かく見守っていただければ嬉しいです^_^
…と言う感じに挨拶はハイテンションなのですが、週一更新ぐらいでやっていこうと思います!
スレ設立日:2020/01/26
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プロローグ>>01 キャラ紹介>>02
[共同体魔術に出てくる用語]
① >>15
[お客様]
・○○さん
[キャラ絵]
・フラン・キャンベリー>>05
[キャラ紹介]
・フラン・キャンベリー>>07
・アマンダ・カーホン>>08
・ジエル・アマーリエ(ジエル・グローリア)>>14
・ウララ・メティリエ>>21
episode1 大炎祭の傍で
(1)>>03 (2)>>04 (3)>>06 (4)>>09(5)>>10(6)>>13
episode2 高原の娘
(1)>>16 (2)>>17 (3)>>18 (4)>>19 (5)>>20
episode3 目論み
(1)>>22 (2)>>23
episode3 ジエル編>>24 シェンネ編>>26
- Re: ♧共同体魔術♧ ( No.17 )
- 日時: 2020/02/17 20:16
- 名前: 紅蓮 (ID: D.48ZWS.)
「…なんだか湿っぽい。古い鉄の匂いも…するし。」
ここは『アルトアイゼン洞窟群』。
昔は鉱山として栄えていたが、今は鉄もなく昔の盛りは消えてしまっているようだ。
辺りには水が滴っていて、粒が落ちる時になる音もまた美しい。
そして…鉄の匂い。さすが鉱山、昔鉄を発掘したせいか人工の穴も何箇所か見えた。
「私たちの目的は、東58°にある礼拝堂みたい。途中に別地方のルートもあるから注意深く歩いていかないと。ここから逆算すると、どうにか2時間で往復できそうね。そうすると余るのが2時間。」
「ひゃー、大した洞窟ってことだねえ。いつもの自然がこんなに古臭くなるなんてね。」
「ま、2時間なら楽勝だろ?ほらさっさと進むぞ。」
_________________________________________
「…で。どうすんの?」
「どうすんの…って。どっちに進めばいいんやろか…。」
眼中に現れたのは、2つの分かれ道。
礼拝堂につながるのならば、印が書いてあるはずなのだが…。どちらにも印がない。
「あなたたち…何か、あった…?」
微かな声がして振り向く。
そこにはシオルクとカレンディと…シェンネ。
皆、入学式であった気がする。
「あれ、シオルク。…そう言えば、シオルクって隣のエンバール高原出身でしょ?なんか分かる?」
「…そっか。あまり詳しくはないけれど、基本的に魔術師はパワーが込められている場所に導かれるから…アルトアイゼンの場合は、左からパワーが出ているの。それと……」
「オッケー!じゃ、左に進めばいいんだね。」
「あ、ちょいフラン!」
シオルクの言葉を鵜呑みにして、私は奥へ走っていった。
- Re: ♧共同体魔術♧ ( No.18 )
- 日時: 2020/02/18 20:14
- 名前: 紅蓮 (ID: D.48ZWS.)
「…ここ、は…?」
左に行ったはずだが…どうしてここに…。
辺りにはカラフルなキノコがドンと生えている。
光る草花があちこちで踊り、空も見えない程樹木が登っている。
「アイオライトにこんな場所…あったっけ。」
しばらくキョロキョロして立ち止まる。
すると、目が届く場所に看板が添えられていた。
『ツィトローネン樹海』
「樹海…?と言う事は、確かアイオライトとつながっている場所があったはず。」
ツィトローネン……。
確か、特定の魔術師しか入れないはずだけれど…?何故私達は…?
_________________________________________
「ツィトローネンから抜ける方法は一つ。“ヴァイスロッド”を探す事。それが出口を導いてくれると思うわ。」
「ロッド?じゃあそれって魔法使えるの?」
「一応。でもヴァイスロッドは頂上の神殿に隠されているから、“樹の精霊”を呼び起こさなければならないのよ…。」
「…精、霊?」
わたしは首を傾げた。
- Re: ♧共同体魔術♧ ( No.19 )
- 日時: 2020/02/21 16:36
- 名前: 紅蓮 (ID: D.48ZWS.)
________……樹の精霊とは…。
ツィトローネン樹海に存在する7人の精霊。
一番から言っていくと、『メッツォ・コンチェ・シンフォ・セレナ・アンプロン・ウィロー・ケイル』。いかにも肌寒そうな服を着ており、風に乗って飛んでいきそうなほど透明感がある。
そして頂上の神殿。
そこにはヴァイスロッドが封じ込められており、7人の精霊たちを呼び起こすことによって開けことができる。
_________________________________________
「1つ目の樹木。メッツォの樹…か。どうすれば呼び起こされるんだよ?」
「花を咲かせるの。この木は呪文を唱えれば花が咲きそうね。」
『花如く。我のところへ向いて、己の魂をここへ呼び戻し。謳われるものならば、我の手を創るであろう。古なるこの地を治めた貴様ならば、光を灯し、世に羽ばたくものを授けることであろうよ。我の瞳、深く受け入れ。我の心、炎の様に染まりし者なり…。』
…光った。
周りの星のカケラが、一気に宙に舞う。
その瞬間、身の回りを閃光が包んで大きな風が立ち込めた。
(もしかして…咲いた?)
目を開けると…図星。
辺りには紅色の花弁が舞っていた。
- Re: ♧共同体魔術♧ ( No.20 )
- 日時: 2020/02/24 13:47
- 名前: 紅蓮 (ID: D.48ZWS.)
……その後。
なんとか精霊を呼び覚ますことができた私達。
あとは、頂上のヴァイスロッドを手に入れるだけだ。
「…ヴァイス、ロッド。選ばれし者しか手に入れることができないとかさ。」
足を踏み締めて高原の頂上へ立つと、ため息を一気に出す。
そして…私はヴァイスロッドに触れた…。
「…っ!」
突如、光が溢れ出す。
何故だろうか…なんだか懐かしい気もする。
「おい!これ、大丈夫なのかよ…っ!」
風が大きく吹いて、今にも体が飛ばされそうだがどうにか踏ん張って耐える。
すると…
「はぁ…どうにか止んだみたい。」
手元を見ると、私に握られたヴァイスロッド。
…と言うか。ここは…アイオライト高原?
少し見回すと、手にもう一つ。何かが握られていた。
(キー・ジェム?いつの間にかに…。)
再び立ち上がると、懐中時計は既に雪洞時を示していた。
____……この力…一体、何なんだろう…。
今の私にはわからない力。
何かがおかしい…。
- Re: ♧共同体魔術♧ ( No.21 )
- 日時: 2020/02/24 18:44
- 名前: 紅蓮 (ID: D.48ZWS.)
[キャラクター④ ウララ・メティリエ]
誕生日:11/23 性格:天然…って言いたいけどしっかり者で気が強い
好きなもの:ダージリンティー 嫌いなもの:絶叫アトラクション・定期テスト
名前の由来:何となく 出身:グラネストタウン
家族構成: 母:レノヲ 父:ダルク 姉:ラナモ
ジエル達の1つ先輩。今はSMEの一員として奮闘中。