コメディ・ライト小説(新)
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- 記憶屋、私です
- 日時: 2020/04/22 18:24
- 名前: 桃花染 (ID: vpptpcF/)
始めまして、桃香染と申します!
まだまだ至らないところがありますが、ゆっくり更新していきたいと思います(╹▽╹ )
【あらすじ】
神の使い手、紛紅はとある命令で人間界で暮らすことになる。
仁科高校で出会った人々と親睦は深めるが…。
【The.お客様】
・蝶霞さん
登場人物>>03
物語の補足①>>20
1話>>01 2話>>02 3話>>04 4話>>09 5話>>12 6話>>16 7話>>19
- Re: 記憶屋、私です ( No.1 )
- 日時: 2020/04/14 19:57
- 名前: 桃花染 (ID: bOxz4n6K)
1話
「緋色ちゃん、ヨロね。下界の事はあなたに任せるわ。」
「ええ、それなりの情報は集めるつもりですが“人間”としての生活も楽しませてくださいね。
…今まで潜入した星の中で1番楽しそうなので。」
生温い風に当たりながら、体が下界にどんどん近付いて行く。そして人間界特有、春の麗かさを身に纏ったか、“服”が無情に揺れている。
「最後に『紛紅』…いや、緋色ちゃんと呼んだほうがいいわね。何があっても、絶対に正体を明かしてはダメよ。特に人間は、観察力が鋭いんだから。…高校であなたは、神の使い手ではなくて『本田 緋色』と名乗りなさい。」
「…はい。伯林青様。」
首をゆっくりと傾けると、意識は霧になり体は下へと溶けていった。
- Re: 記憶屋、私です ( No.2 )
- 日時: 2020/04/16 18:10
- 名前: 桃花染 (ID: 4V2YWQBF)
2話
「着いたか、仁科町。…ついに、神の使い手の私が来ちゃったよ…。」
神の使い手が、地上へ降り立った。
…そして何故私が人間界にやって来たか、それは
ある“捜査”の為である。基本的には、“位の低い”神の使い手が派遣される仕事であり期間は2年間。では、何故私が此処に居るのか…それは“私の能力を買われたからである。その長けたものとは“記憶力”の事。どんな事でも5年間鮮明に記憶することができ、情報収集には役立つと言う事だ。
「とにかく…」
辺りをザックリ見渡すと、見慣れない町並み。
青い空もあれば、意気揚々と広がる雑草達。これは…『自然』と言う一種の生命反応と物質である。そして言い忘れていたが今は人間に合わせると、4月8日水曜日午前7:30。捜査の拠点である『仁科高校』への在籍を命じられた私であったが本格的な仕事場への…高校への登校は、来週から。今は何にも縛られず自由だああああぁとは思ったが、まだまだやるべき事がある。
少し伸びをすると、私は足取りを速めた。
- Re: 記憶屋、私です ( No.3 )
- 日時: 2020/04/18 19:03
- 名前: 桃花染 (ID: w93.1umH)
●登場人物
・紛紅(本田 緋色)
神の使い手。(つまり人間ではない。)
・時和 ひより
緋色の隣の席。天真爛漫な性格。
・大野 穂香
学級委員。少しシャイ。
・蒼井 水松
高校には内緒でモデル活動をしている。
・楠松 翔
サッカー部所属。
・神崎 ノシメ
霊媒師一家の娘。
・藤堂 仁
ひねくれているが、まっすぐ。
・浅田 千草
保健室登校の男子。
・日野咲 天音
何か知んないけど、緋色と友達になりたいらしい。
●仁科町
・仁科町は、大きく分けて住宅街と都市部に分かれる。都市部には、駅とショッピングモールがそびえ立っている。
・毎年夏に行われる夏染祭(簡単に言えば夏祭りのようなもの)には、町全体が明かりに灯される。
- Re: 記憶屋、私です ( No.4 )
- 日時: 2020/04/17 20:31
- 名前: 桃花染 (ID: O/vit.nk)
3話
「ここか…“エル・テンプス”。マンションなんて初めて入るな…。」
伯林青様から支給された“財布”と“スマホ”と言う物を手に、新築めいた建物に足を運ばせる。ここの言語で言うところ外見はモダン調で、藍色の壁が目立って見える。さらに、自動ドアの入口はいかにも近未来が放たれている。こんな洒落た所で私はお世話になると言うことか…。
部屋番号は、602。住宅街や、市街地を見下ろすのに十分な高さであり風が心地良いだろう。春という風に貼られた青い空も以前より近づいて見え、まるで位の高いものになった気分でもある。
「エレベーターってこんな感じか…。いけない、こんなにジロジロ見ていたら田舎者と思われるかも。…やっぱり苦労することが多いな。任務開始前から戸惑っちゃって。」
箱の様な外見のエレベーターに乗ると、コンプレッサー音を立てて上へ上へと動いていく。100年前までこのようなものは無かったが、今はこれがあるという事はどれだけの急成長を遂げたのだろうか。
エントランスからエレベーターで上って早30秒。初々しい荷物を下ろすと、床がトンと音を弾き返し一気に全体へ音が広がった。こんな事があるのも、無理もない。まだ引っ越して来て間もないのでガランとした部屋に僅かな音も聞こえやすくなっているので溜息を付いたとしても鮮明に聞こえてしまうのである。しかしこんな人間が催す日常茶飯事を、私がやっていいものか…。
- Re: 記憶屋、私です ( No.5 )
- 日時: 2020/04/18 14:11
- 名前: 蝶霞 ◆H48cw47/Gk (ID: SK5u95ln)
面白そうなの発見っっ!ビビッ
こんにちはー蝶霞です!神の使い手だぜ☆ww((殴