コメディ・ライト小説(新)

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精霊姫はイケメン達に告られる
日時: 2020/11/28 17:00
名前: 鈴音 (ID: 0LEStScZ)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12831

初めましての方は初めまして!
鈴音です!この作品は多分3作目だと思います!
「精霊姫はイケメンに告られる」略して「姫告」!
不定期更新ですが頑張っていこうと思います!
感想の方はご自由にどうぞです!

【目次】

「第1章」
1話「精霊姫と王子様」 >>1-3
2話「精霊姫と精霊さん」 >>4-5
3話「精霊姫とウィンドさん」 >>6-8
4話「精霊姫と森の魔女」 >>9

精霊姫と王子様 ( No.1 )
日時: 2020/10/07 16:55
名前: 鈴音 (ID: 0LEStScZ)

彩葉いろは〜!遅れてごめーん!ちょっと寝坊しちゃってさー」

そう言い待ち合わせ場所に現れたのは友達の結衣ゆいだった。
そう、今日が大学受験を受けに行く日なのだ。
幼い頃からの幼馴染みで大学まで一緒に行こうと決めた仲だった。
それは表面上。私は少なくとも普通の友達として接している。

「はいはい。んーじゃあ、行こっか。」
「はーい!この日の為に勉強したんだから!」

そう言って2人は歩き始めた。
受験会場が見えて来た頃、異変は起きた。
一瞬地面が歪んだ気がしたのだ。
特に気にせず歩こうと思ったが何故だか足が動かない。
隣の乙葉を見ると顔を青くして私の事を指指していた。
私が最後に聞いた言葉は....

「彩葉....?」

どこか恐怖と怯えを感じさせる言葉だった。
そこで意識は途切れた。

「こんにちは。七瀬ななせ 彩葉いろはさん。」

精霊姫と王子様 ( No.2 )
日時: 2020/10/07 17:29
名前: 鈴音 (ID: 0LEStScZ)

目の前に座る白金の髪を持つ女性に戸惑いを隠せなかった。
何が起きたのか。ここは何処なのか。貴方は一体誰なのか。
様々な質問が浮かび上がっていくが言い出せなかった。

「あ、ごめんなさい。急でしたね。全て説明しますから。さて、どこまで覚えていますか?」
「えーと、結衣と一緒に大学受験をしに....」

そこからどうしたんだっけー。と頭をフル活動させて悩んでいると、座っていた女性が微笑んだ。
そこから急に真面目な顔になって私を見つめた。
困っているとまた微笑み返した。

「覚えていない様ですね。では、単刀直入に言わせて頂きます。私は美の女神イシュタル。貴方は人間界で死亡し、異世界に転生させて頂く事になりました。」

言葉が出なかった。単刀直入すぎて硬直してしまった。
美の女神イシュタル...あ、神話にあったな。美?....
私はイシュタルの身体の頭から足まで見てみた。整ってる。人形みたい。

「え、えーと、死んだってどういう?」
「大学に行く途中に通り魔に刺されてズバーーーですよ!」
「え、じゃあ転生っていうのは?」
「人間界で流行ってるんでしょ?俺TUEE系とか?召喚されて追放されちゃったり?」
「流行に詳しいな美の女神。」

まぁ、非常に流行ってますねー。
て事はチート能力みたいなの貰えたり!?

「はい。勿論ですよ!世界からは精霊を送ります。詳しい事は精霊に聞けば分かると思います。そして美の女神からは世界一の美貌を!」

おー。び、美貌ねー。まぁ、何でも良いかー。
美貌って持ってたところでモテるかどうかは性格だから。性格が悪い私など告る奴は居ないはず!

「じゃあ、向こうでがんばってねー」

精霊姫と王子様 ( No.3 )
日時: 2020/10/07 17:40
名前: 鈴音 (ID: 0LEStScZ)

淡い光に包まれ目を開けるとそこにはいかにも偉そうな王様とイケメン王子が居た。
えーと、まずはー美貌?うーん。ま、良いんじゃない?美形というかイシュタルの双子的な見た目だなー。

「っ!あ、あのっ!」
「はっ!はい!」
「俺と婚約を結んでくれないだろうか。」
「へ?」

いやだって転生?いや転移?まぁいいやされてきたばっかだよ?
一目惚れって奴?

「え、あ、そ、そのー。ど、どういう事でしょうか?」
「あ、こ、こちらこそすまなかった。事情も説明しないでこんな事を.....」

どうやら説明するに城の前に落ちてきたのが私らしい。
で、暫く保護しておこうと。うん。そうなんだ。衣食住が確保出来るのはいい事だ。

「すみません。無理です。」

イケメン王子はショックを受けた。
幸いその後暫くはショックと忘れようという気持ちでその話は無かった。

「精霊さん。聞こえますか?」
『んー何ー?姫様ー?』
「ひ、姫様ですってぇぇぇ!?」

精霊姫と精霊さん ( No.4 )
日時: 2020/10/18 13:25
名前: 鈴音 (ID: 0LEStScZ)

「成る程〜つまり精霊に大事にされてる=姫なのねー」

精霊達は私の事を大事に思っているらしい。
して欲しい事は何でもするよ。と言われた。
なので、私は今目の前にある問題を解決しようと思い、精霊にお願いした。

「この城から、抜け出したいの!」
『うん!良いよ!』
『姫様の役に立ちたい〜!』

少し経つと精霊達が居なくなった。
この城はとても窮屈だ。
あのイケメン王子は食事の際にどさくさに紛れてスキンシップしてくるし。
イケメン王子の婚約者の人達に睨まれるし。
正直疲れたんだよね。部屋の前には実は人が待機してるし。
このままじゃ側室扱いされちゃうなー。


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