コメディ・ライト小説(新)
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- 初期武器で世界制覇したら伝説になりました。
- 日時: 2021/09/19 10:24
- 名前: ねむねむ ◆ImDwVl1n2. (ID: HAhG.g1E)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13040
ども、ねむねむです(o^―^o)ニコ
この作品は、ねむねむの4作目です。
まだまだ未熟ですが、最後までお付き合いいただけると泣いて喜びます。(≧▽≦)
では、地球では異世界と呼ばれる場所での伝説を、どうぞお楽しみくださいませ。
追記:閲覧100突破、ありがとうございます。(2021,6,10)
<目次>
第一話 異世界転生権(異世界転生券)獲得!? >>1
第二話 異世界転生してみた。 >>2
第三話 ゴブリン初めて狩ってみた! >>3
第四話 今からテレポートします。 >>4
第五話 ギルドカード作ってみた! >>5
第六話 ごぶりん売ったる! >>6
第七話 ただいま執筆中です。もうしばらくお待ちください。
- Re: 初期武器で世界制覇したら伝説になりました。 ( No.2 )
- 日時: 2021/06/12 23:48
- 名前: ねむねむ (ID: HAhG.g1E)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
第二話 異世界転生してみた。
顔の表情筋がどうしても緩んでしまう。異世界転生券を使って・・・異世界へ・・・。考えたらにやにやしてしまうのは致し方がないだろう。
「おはよー。」
鈴木くんが登校してきた。教室に入って私の顔を見た瞬間にぎょっと顔をひきつらせた。
顔文字で表すとΣ( ̄□ ̄|||)という感じだ。
「人の顔見てそんな顔するなんて失礼な神様だな・・・」
「あ、神様ってことは信じてくれたわけね?」
ジト目で見ると、きょとんとされた。きょとんとしたいのはこっちの方だ。でもきょとんってブスがやると悲しい感じになるからやらないけど・・・。
「異世界転生、する。」
「り~。」
神様が略語。そして異世界転生が軽くできる・・・。意味が分からない。いろいろと常識を逸脱しすぎているのだ。
「じゃあボクの手を握って~」
「え、もうするの!?今!?ここで!?」
「うん。今する。ここで。」
何言ってんだこいつという顔で見られた。こっちのセリフだ。
とにかく・・・展開が早すぎるのである。まあでも、早く転生したいし良いか。そう思って、私は鈴木くんの手を握った。その途端。突然の浮遊感が私に訪れた。無意識に閉じていた目を開けると、浮遊している感覚は消えて、目の前には・・・土があった。さっきまでいたのは学校の教室の中。なのに土がある、ということは・・・
「ついに転生できたああああああああ!!!!」
もう歓喜を超えて狂喜である。そこに突然鈴木くんの声が頭の中に流れてきた。
『緑色の石がはめ込んであるペンダントをつけてるでしょ?それに向かって現実に戻りたい
と思ったら戻れるから。欲しいものもそのペンダントに願えばほとんど出てくると思うよ。
ちなみに君は伝説級の大魔法使いだよ。言語は現実と同じで、異世界の方で生活していて
も現実の方では時間は進まないよ。
他にもなんか質問あったら聞いてね~。じゃ、ばいばい!』
本当に一方的な神様だ。
「ステータスってどう見るの?」
『ペンダントに手をかざせばいいんだよ。』
なるほどなるほど・・・。手をかざしてみる。
<ステータス>
レベル:測定不能
種族:人間
称号:伝説の大魔法使い
名前:未設定
年齢:未設定
所持金:0
武器:初期武器(折り畳み傘っぽいやつ)
レベル測定不能・・・いや強っっ。
所持金0って・・・やばいよ飢え死にしちゃう。
武器、初期武器しかないの!?なにそれ弱くない?レベルは高いのに何で武器は初期武器しかないんだよ~。まあ、いいや。とりあえず名前と年齢を設定しよう。なんか異世界転生じゃなくてゲームみたい・・・とにかく楽しければ何でもいいか。
名前は・・・エマ・・・とかでいいかな??ソフィアとかも可愛いけど・・・。よし、エマにしよう!
年齢は・・・14歳にしよーっと!
よしっ。これで完璧。あとは・・・この森から出ることかな・・・。
どうしよう・・・異世界転生しましたが、絶賛迷子中です・・・(つд⊂)エーン
- Re: 初期武器で世界制覇したら伝説になりました。 ( No.3 )
- 日時: 2021/05/31 20:55
- 名前: ねむねむ ◆ImDwVl1n2. (ID: HAhG.g1E)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13040
第三話 ゴブリン初めて狩ってみた!
はいどうもこんにちは、異世界転生して絶賛迷子中のエマでございます、あはは・・・。
やばいよ本当にどうしよう。
お金はないし、いや森だからあっても仕方ないんだけど。
食べ物と水!!これ、ないと人間死ぬからさ~。軽く言ってるけどほんとにやばい。
「ねーねー、神様。食べ物ちょーだい。」
『えーめんどくさいから嫌だ☆あと心話できるから。実際に声に出して聞かないで、周りに人いたらど
うすんの』
(えー、こんな感じー?)
『そうそう、上手上手。』
(で、話戻して、食料ちょーだい!!)
『テレポートできんだからそれで街にでも行きなよ』
(あらまぁテレポートできるんだ、私ってすごいね。)
『うんごめん、エマがすごいんだよ。君はすごくない。』
ったくもう、失礼な神様だなぁほんとに。
(金ないけど。お金大事じゃん。)
『え、そんなのそこら辺にいるゴブリンでも狩っていきなよ。』
(何、ちょこまか走り回ってるやつらのこと?弱いの?こいつら。)
『うん、すごい弱い!!でも狩ったら結構お金になる。ボクそれで大儲けした。それに人間に害を与え
るから狩ったら喜ばれる。ちなみに絶滅の心配なしだから被害にあってる人たちはとても怯えて
る。』
(神様が大儲けって・・・俗なことを・・・まぁいいや、とりあえず狩っていくよ、じゃね。)
『用済み感半端ないんですけどぉ。すごーいショック~。』
(はいはい、あんたはそっちの世界でチート使ってな)
『うんそうする。じゃね~。』
なんか楽しそうにしてるなぁ。神様が女たらしで良いのか?
まぁ平和だったら何でもいいか。
とりあえず・・・
「ごめんね!!」
そう言って10匹ゴブリンを狩った。
いや、私は1匹でいいと思ったの。でもなんか素手で殴ったら、他のゴブリンも巻き添えになっちゃったの。仕方ないよね、アハハ。とりあえずもってこー。
- Re: 初期武器で世界制覇したら伝説になりました。 ( No.4 )
- 日時: 2021/06/12 23:52
- 名前: ねむねむ ◆ImDwVl1n2. (ID: HAhG.g1E)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13040
第四話 今からテレポートします。
ども、ゴブリン1匹狩ろうとしたら10匹狩ってしまったエマです。
ちょっと真面目な話ね、ゴブリンって担いで街にもってけばいいのかな。
それともなんか、「なんでも入っちゃうよ~。容量無限だよ~。」みたいなチート袋があるのかな。
神様に聞いてみるか。
(神~。)
様?そんなのつけるのやめたよ?(笑)それにしても返事が遅いな・・・。
(おーい、神~?)
・・・・。返事なしかぁ。よし、煽ってみよう!
(やっぱり神じゃなかったのか、だから返事しないのか。後ろめたくなっちゃったんだね~。
あれ、じゃあなんで私異世界にきてるんだろ、あ、もしかして夢かな?
よくよく考えればチート使う女たらしが神だなんて有り得ないよねー。
あーあ、なーんだ、鈴木君のことすごいと思ってたのに、がっかりだなー。
ただの最低女たらしだったのかぁ。悲しいなぁ。泣いちゃーう。)
『うるさぁあぁあぁああああい!!!!!!』
お、やっと反応した。
『黙って聞いてれば!なにが煽ってみようだよ!!!そんな軽いノリで神様煽るなぁ!!』
(反応しなかったあんたも悪いよね。どうせチート使って無垢で純粋な女子を口説いてたんでしょ?)
『うっ・・・なんでそれを知って・・・はっ、まさか魔王だったのか!?』
(はい何言ってんのか意味わからないー。魔王とか意味わからんし、中二病かよ。)
『ま・・・どうでもいいや。』
(どうでもいいなら聞くなよ)
『で、なに?』
(チート袋ってないの?)
『は?( ・´ー・`)何言ってんの、あるに決まってんじゃん。』
(そんなの聞いてないし、知らないし。そんなことでドヤるな。)
『ペンダントで出したいもの出せる(大体)って言ったじゃん。
もちろん収納もできるよ。だからペンダントにしまいなよ。』
(どうやって?)
『しまいたいって思えばしまえるよ。』
(うわぁ、チートアクセサリーだったんだね。)
『うん、っていうか、欲しいもの大体出せる時点でチートアクセサリーじゃん、今さら?(笑)』
(はい、じゃあ消えて。ばいばい。)
『もうちょっと用済み感を消してもらえますかね・・・(´;ω;`)ウゥゥ』
(うんムリ。ばいばい。)
『( ノД`)シクシク…』
なるほど、チート袋がペンダントだったとは・・・盲点(私だけ?)
しまいたいって願うってなんかダサい。英語で言えばかっこいいかも!
【Put away!】
・・・まあ、「しまいたい」よりはダサくないからいっか。
よーし、ゴブリンしまえたっぽいし、そろそろテレポートしますかね~。
たぶんこれもペンダントに願えばできるでしょ!「テレポート」は私的に別にダサくないから、そのままにしよっかな。
【テレポート!】
・・・あれ??テレポートできてない・・・。なんでだろう??
(神ー。)
『はぁい、なんでしょうかー??』
(テレポートできないよ??)
『そりゃそうでしょうよ、どこに行きたいのかもちゃんと願わないとペンダントが困るでしょ。
あと、君が分からないことがあるたびに僕が教えなきゃいけないのは面倒くさいから、ペンダント
と会話できるようにしてあげるよ。だからあとは全部ペンダントに聞いてねー。
でも寂しくなったら僕と会話できるよ!あとは現実に戻りたいときとか。』
(あ、うん分かった。邪魔されずにチート使いたいんだね。)
『あ、バレた?てへ☆』
(まあ、私もいちいちあんたに話しかけるのめんどくさかったし、ちょうどいいね。)
『それはそれでなんか傷つくんだけどね・・・。』
(じゃ。)
『えー・・・(´;ω;`)ウゥゥ』
よし、じゃあペンダントに話しかけてみようかな。
「えっと、ペンダントちゃん??って呼べばいいのかな。」
≪なんでも結構ですよ。あと、私も心話ができるので。≫
優しそうな声。
(あ、そうなんだ。ごめんね。じゃあ、あだ名つけちゃお!私が自分の名前を決めるときに、ソフィ
アとエマで迷ったから、ソフィアを短くして、ソフィね!)
≪了解です。≫
(えっと、ソフィ、この世界の地図はある?あと今私たちがどこにいるかも知りたいな。)
≪はい、あります。こちらです。現在私たちがいる場所はここです。≫
ペンダントから光が放たれて、目の前の地面に地図が映し出される。現在地が赤く点滅した。
(じゃあ、争いが少ないところ・・・平和なところにテレポートしたいんだけど・・・)
≪なるほど。では、こちらはいかがでしょう?水や食べ物もおいしいですよ。ギルドもあります。
そこでゴブリンを売ることができますよ。≫
(お、いいねー。じゃあ、そこのギルドにテレポートしようかな。)
≪了解しました。ですが、テレポートは普通できないので、ギルド内にテレポートしたら驚かれて
しまうかと・・・≫
(まあ、どうせレベル測定不能で驚かれるし、いいでしょ。)
≪わかりました。では、ミラクル州のギルドにテレポートします。ペンダントに向かって願って
ください。≫
(了解!)
ミラクル州って、ダサいな、まあでもあの神が作ったんだから、仕方ないか。と、失礼なことを思いながら願った。
今からテレポートします!!!
【テレポート!】
- Re: 初期武器で世界制覇したら伝説になりました。 ( No.5 )
- 日時: 2021/07/30 09:59
- 名前: ねむねむ ◆ImDwVl1n2. (ID: HAhG.g1E)
第五話 ギルドカード作ってみた!
口に出して願った瞬間、あたりがまばゆい光に包まれた。
まぶしい光じゃない、とても暖かい光だ。そう、まるで家族のような。
そう思うと、帰りたくなってくる。現実の世界に……
⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯
目を開けると、そこは賑やかな建物の中だった。ここがギルドだろう。だが、エマが現れると一瞬にして静寂に包まれる。彼らは出会ったことがなかった。瞬間移動ができる少女に。だから驚きのあまり言葉を失ってしまったのだ。
(ねぇ、ソフィ。とても驚かれているね。こういうの面白い。)
≪そうですね。人の驚愕した顔は正直言って面白いです。鼻高々になります。≫
(そうだね。えっと、どこでゴブリン売ればいいの?受付がたくさんあって分からない……)
≪一番右の受付です。あそこで獲物を売ることができます。何か獲物の皮などが欲しい場合は、獲物
を売る受付の左で注文をして、受け取ります。≫
(把握!じゃ、早速行きますか☆)
≪あ、ちょっと待ってください。≫
(どしたの?)
≪エマ様はギルドカードをまだお持ちでないので、それを作らないとギルドでは何もできません。≫
(じゃあそれ作ろっか。どこの受付?)
≪一番右の受付です。≫
(受付ありすぎて頭がこんがらがりそう。とりあえずカード作ろ。)
ソフィとの心話を終えて、ギルドカードを作りに受付に向かう。そこには、とても綺麗な女性が立っていた。
「あの、ギルドカードを作りたいんですけど……」
おそるおそる言った。
「分かりました。ステータスを確認させていただけますか?」
……確認ってどうやってしてもらうんだろう……
(ソフィ、ステータスってどうやって確認してもらうの?)
≪私がステータスを他の人も見えるようにしますので、エマ様はいつも通りにペンダントに手をかざ
してください。≫
(うん、わかった!ありがとう。)
私はペンダントに手をかざす。
「見えますか?確認できてます?」
心配になって、一応聞いてみる。
……返事がない。何か悪いことでもあったのかと視線をあげると、受付の女性が驚愕の表情を浮かべていた。まるで、化け物を見ているかのようにステータスを見ている。
「あの……」
もう一度声をかけると、はっと我に返ったように私を見て、言った。
「ギルドカードをお作りしますのでそれまで少々お待ちください。」
「わかりました!」
周りを見ると、食事場があったので、そこでクレープを頼んで待つことにした。クレープを一口食べた感想。
「うんまあああああああああああああああああ!!!!!!!」
思わず大きい声を出してしまう。すると、近くにいた40代くらいの男性が言った。
「もしかして、ここのクレープを食べたのは初めて?」
「はい、そうです!」
そう答えると、その男性は笑った
「はじめてここのクレープを食べた人は、感動して涙を流すか、君みたいに大声で叫ぶかのどっちか
なんだよ(笑)僕もそれやった」
「そうなんですね!いやぁおいしいです。
なめらかなクリームにふわふわの生地。それにトッピングされたイチゴはフレッシュでみずみずし
い!!バナナなんてとろけそう。チョコレートはまろやか、でも冷たくて。それにアイスは少しだ
け溶けてる感じ。絶品すぎます!!」
正直言って、現実の世界で食べたどのクレープよりもおいしい。
「食レポかな?(笑)ほら見て。あっちにいるクレープ販売員さんの後ろ。シェフがとっても嬉しそ
うだよ、声が届いたみたいだね。」
そこまで大声で感想を言っているつもりはなかったけども、興奮してつい大声を出していたらしい。でも嬉しいなら何も悪いことではないはず。そうしてひとりごちていると、さっきの受付の女性が呼んできた。
「エマ様ー!エマ様はいらっしゃいますかー?」
「はい!今行きます。」
そう言って、男性に別れを告げて受付の方に走っていく。
「ギルド内では走らないでください。」
注意されてしまった。
「ごめんなさい。」
と謝る。
「ギルドカードができました。あなたのランクはXです。」
「それって低いんですか?高いんですか?」
「ギルド内では最高ランクです。現在はあなたしかいません。普段なら昇級試験などを受けなければ
なりませんが、あなたの場合はカットされました。」
「え、なんで?」
「さきほどテレポートしてきたことが明らかになったので。ギルド主によると、昇級試験なんて面倒
くさいし、だそうです。それに何よりあなたの持つ称号で、特例が適用されました。」
「あ、はあ。」
「しかし、ギルド利用者の中には理解できない人がいます。なので、龍を倒してきてください。そう
すれば、認められるでしょう。死なないように頑張ってくださいね。」
「え、そんなに強いんですか。」
「Xのひとつ下のランク、SSランクの方々10人のパーティー全滅しました。」
「えー怖いですね。」
「いやあなたがその龍を倒すんですよ。」
「死にそうになったら逃げますね☆」
「お好きにどうぞ。評価は下がりますが。」
「了解です。あ、その前にゴブリン狩ってきたんで売りに行ってもいいですか?」
「え?ゴブリン?何体ですか?」
「確か10匹です!素手で殴ったら死にました。」
「ゴブリンは、群れだったらAランク級の獲物です。それを10体。しかも一人で。そして素手!
あなた一体何者ですか。」
「私の名前はエマです。」
「それは知ってます。……まあいいです。
ゴブリンはここの受付は担当ではありませんので、一番右の受付に行ってください。それから、龍
を倒しに行くなら、あちらにある掲示板から依頼状を取って、真ん中の受付に行ってください。」
「わかりました!親切にありがとーございます!じゃ。」
さあ、今度こそゴブリンを売りに行くぞー!!
- Re: 初期武器で世界制覇したら伝説になりました。 ( No.6 )
- 日時: 2021/09/19 10:23
- 名前: ねむねむ ◆282rmH.aak (ID: HAhG.g1E)
第六話 ゴブリン売ったる!
はいども、現在ゴブリン売ろうとしているエマでございます!
ゴブリンっておいしいのかな……まずそう、やめとこ
≪普通は食べようとすら思いませんよ≫
ソフィアの冷静なツッコミ。
っていうかソフィアってツッコミとかできるのか、初耳だわ。
それはさておき……えーと、一番右の受付……っと。
「すみません。」
「はい。何か売りますか?それとも買いますか?」
「売ります。」
「それでは、こちらのシートに記入をお願いします。」
シートを渡される。見てみると、日付と氏名と自身のランク、そして獲物の名前とランク、捕獲した数と捕獲した方法の記入欄が書いてあった。
それらにすべて記入し終えると、受付の女性に渡す。
……ん?
……えっ?
……あれ??
なんかこの人、一番左にいた受付の女性に似てる……
≪この方たちは全員姉妹です。≫
(うええ、まじか!)
≪まじです。≫
なるほど、どうりで顔がそっくりなわけだ。
驚いた顔も……そっくり……え、驚いた顔?
「ゴブリン10体……?素手?殴った?……は?何これ人外じゃん……」
ポーカーフェイス落ちてますけどだいじょぶそ?
と思ったら次の瞬間、
「あ、Xランク……は?Xランク?いきなり?てかこいつ何者?」
こいつ失礼な奴だな……
「エマですけど。」
「いやそれは知ってるww」
てかタメになっとるし。私は全然いいけどさぁ。
「まぁとにかく受け付けますー。いやぁ、殴り殺すと結構いいお値段が付きますよ、損傷部分が少な
いですからね~」
「あ、それは嬉しいです!」
「はい、それでは金貨100000枚になりまーす。」
「……え?桁ひとつおかしくありません?」
「いや、10万であってますよ。」
一万は分かる。現実の方の異世界転生系小説とかでも一万っていうのはよくある数字だ。
……でも、10万は無くね!?
まぁ、お金はあればあるほどいいかぁ。
もらっとこ。
「じゃあもらいます。」
「その前にゴブリンください。」
あ、忘れてた。
(ソフィア、ゴブリン出して~)
≪了解しました。≫
ドサッ。
「……はい、確認しました~。では金貨をどうぞー。」
若干ひきつったような笑みを浮かべて女性がそう言った。
「ありがとーございまーす。」
「またのお越しをお待ちしております。」
最後は綺麗なお辞儀をしてくれた。
私はというと、元気に手を振って掲示板の方に向かった。
さて、龍を狩りに行きますか。
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