コメディ・ライト小説(新)
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- 記憶喪失少女が人類最強とかありえない!!
- 日時: 2021/09/16 19:44
- 名前: 不可能 ◆DMVtSSFzcg (ID: 7VvLld12)
プロローグ
学園の、自分のクラスについた。
私は自分の机に突っ伏した。
クラスは月曜日の朝でも、
賑やかで、ザワザワとしている。
でも、そんなことは今の私にはどうでもいいことだ。
眠い。とにかく眠い。
突っ伏した途端、視界がぼやけ、
自分のすべてがシャットダウン。
私は気を失うように寝た。
目次
プロローグ >>0
・第1話・>>1
>>2
>>3
>>4
>>5
>>6
>>7
・第2話・>>8
>>9
>>10
>>11
>>12
>>13
>>14
>>15
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8月9日/閲覧数200突破。
ありがとうございます!
- Re: うちのクラスは異世界にある。 ( No.6 )
- 日時: 2021/07/29 13:02
- 名前: 不可能 ◆DMVtSSFzcg (ID: 7VvLld12)
「どこ!!」
学園があるはずの場所には、豪邸……?
「ここがお前らの家なのか?
結構でかいな……入るぞー。」
え……ここ私達の家じゃないと思う……
待ってよ!そこの勝手な男子!!
「うおっ……中は外見とはまるで違う内装だな!!」
「美苑!!
中は学園だよ!!」
いつの間にか桃音が私の隣から離れて、
豪邸のドアの前にいた。
……さっきから思っていたけど、
後ろが騒がしい……
「何のようでしょうか?」
私は後ろでざわついているこの街の人に言う。
「君たち……その豪邸に住んでいるのか?」
「はい……そうですけど……」
私の代わりに、桃音が答える。
「……いつからいるのか知らないが、
その豪邸は呪いの館と言われてるんだ。」
一番前に立っている男の人が言う。
「住んでいる君たちには言いにくいが……
その豪邸に近づかないほうがいいぞ。」
後ろの方に立っている人が言う。
マジか……
「ご忠告ありがとうございます。」
取りあえずこの場から離れよう……
一応、お礼をいう。
「早く入るよ!!」
私はついてきた男子も一緒に
豪邸(学園)の中へと入った。
- Re: うちのクラスは異世界にある。 ( No.7 )
- 日時: 2021/07/30 19:07
- 名前: 不可能 ◆DMVtSSFzcg (ID: 7VvLld12)
扉に入ると、音楽室だった。
なぜ、こんな場所に出てきたんだろう……
でも……私は先に疑問をぶつける。
「あんたは、この街に住んでるんじゃないの!?」
「え……うん。
そうだけど。」
マジか……
「じゃあ、なんでこの街にいるの?」
「それは……」
「待って待って、先に名前を聞こう……」
「あぁ、俺は遠江 澄春。」
遠江 澄春さんね……
「えっと、どこか出会ったことありましたか?」
聞いたことある名前だから……
いや、聞いたことがあるかはわからないけど、
身に覚えがある名前だった。
「えっ……んとね……ないよ。無い。」
スバルにしては曖昧?
そんなことないか。
「それじゃ、質問。
なんであんたはこの街にいるの?」
「……澄春、寝てる。」
「桃音、冗談はいいから。」
「冗談じゃないよ。」
そんなバカな……。
一瞬で寝るとか半端ない。
「…………………………。」
あっ……まじでねてるし。
寝顔、可愛いぃ……
という、
今は何時なんだろう。
スマホの電源を入れる。
(規則違反だけど持ってきていた。)
時間は朝の8時16分。
私がこの学園に来たときの時間のまま。
そして、圏外。
私の体内時計が正確なはずは無いのだが、
外の景色は夜。
寝るのが丁度いい時間。
考えてみれば、みんながお昼ごはんを食べていたときに
学園を出て、街をぶらついて、
澄春に出会って帰ってきただけの時間に、
果たしてそれほどの時間が立っていたのだろうか。
それとも、ここの1日の時間が短いか……
でも、眠たい……
「美苑、眠たいね……
澄春、教室に連れて行く?」
「まぁここで寝ててもいいんじゃない?」
「……保健室へ行こう。」
さいわい隣は保健室。
男子一人ぐらいなら
ギリギリ女子二人で運べるだろう。
「軽っ!!」
ギリギリどころか余裕だった。
うぅ……怖い。
夜(?)のシンとした学園……
ベットは丁度3つあって、
布団などは、クラスのために使ったけど、
予備の布団があるから大丈夫。
朝になると元の世界に戻っていたりするのかな?
そうすると、澄春はどうなるんだろう?
そういえば、私と桃音は朝ごはんしか食べてないな……
元の世界に戻らな……け……れ……………ば…ぃぃ………な…………
「静かだね。
……あれ?もう寝ちゃった?
佳音も……いや、私も寝よう……」
- Re: うちのクラスは異世界にある。 ( No.8 )
- 日時: 2021/07/31 18:33
- 名前: 魔王 ◆K3Erd2f3Yo (ID: 7VvLld12)
・第2話・
ここに来て2日目。
やはり、窓の外の景色は変わっていなかった。
桃音はもう起きているけれど、
澄春はまだ起きていなかった。
「桃音、起きてるよね。
クラスの様子、見に行く?」
「そうだね……
取りあえず見に行こう……」
- Re: うちのクラスは異世界にある。 ( No.9 )
- 日時: 2021/08/02 09:19
- 名前: 魔王 ◆K3Erd2f3Yo (ID: 7VvLld12)
みんなはもう起きていた。
いつもと違う場所ではしっかり
眠れなかった人もいるようで、
みんな、ノロノロと動いていた。
今、気づいたけど電気も水も使えないと
思って確認すらしなかったけど、電気はついているし、
水はトイレが使えるから、どちらも使えるらしい。
みんなの準備が終わったら話し合いを
しようということになった。
澄春を起こしに行ったほうがいいみたい。
私が、教室を出ようとすると、
「奈余間さん、塔那岐さん少しお話があるので、
廊下に出てきてちょうだい。」
- Re: うちのクラスは異世界にある。 ( No.10 )
- 日時: 2021/08/02 15:51
- 名前: 魔王 ◆K3Erd2f3Yo (ID: 7VvLld12)
また柊木さんか……。
お話って言われても、私は話すことなんてなけど……。
「昨日どこにいっていたの?」
「どこでもいいでしょ。」
「どこでも良くないの!!」
「私は別にいいんだけど。」
「桃音!こいつに話が通じないからあんたが答えて!」
「後でいう……」
何コイツ。
桃音を巻き込むな!!
でも、桃音のおかげでこの場を離れることができた。
柊木さんは教室に戻っていった。
私と桃音は、澄春のいる保健室に行く。
「澄春、起きてる?」
「やっと来た!! 待ってたんだぞ!!
早くお前らの仲間に合わせてくれ!」
「私達の名前だけど……」
私が自己紹介をしようとする。
「知ってるぜ! 美苑と、桃音だろ!」
「美苑……早く教室に戻ろう……。」
教室からは少し離れている保健室まで、
柊木さんが怒鳴り散らしている声が聞こえてくる。
ヤバそう……早く戻らないと!!
私達は(いつもはダメだけど)廊下を全力疾走する。
……ついた!
柊木さんの怒りはすぐ収まったみたいで良かった。
「さっさと話し合いを始めなさい!!」
「はぁ?
なんであんたに命令されなきゃいけないの?」
二人の間がピリピリしているのを眺めながら、
みんなに聞かれないように、
桃音と、澄春はコソコソと話していた。
『お前、やっぱり……』
『そうよ。私は桃音なんかじゃなくて、
佳海音。別名、佳音よ。』
『あいつは真宵だよな。
あのことを忘れているのか?』
『……2年前のあの時、記憶をなくしたのよ。
真宵の仮の家族は交通事故だって嘘をついている。』
『そうか……』