コメディ・ライト小説(新)

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#死線コンビ
日時: 2021/09/30 07:39
名前: 花桜咲 ◆WBRXcNtpf. (ID: 7VvLld12)

死線デッドラインコンビって読みます。
こんにちは(*‘ω‘ *)
または、はじめまして(^^♪
花桜咲と言います。
クリック、閲覧して頂きありがとうございます!!
今作品は私の「強すぎて力の制御ができません」と言う小説と同じ時系列にあります。
「強すぎて力の制御ができません」の小説を読んでいただいてからこちらを読んでいただけると、より楽しんでいただけると思われます(ノ◕ヮ◕)ノ*.✧

では、ごゆっくりどうぞ( ´∀`)

・・・・・
[Season1]

千景物語 >>1

【第1幕】

0,1 >>2     6   >>7
2   >>3
3   >>4
4   >>5
5   >>6

人間として生きる、魔族と人間のハーフ、千景ちかげ
柚凪ゆな朔斗さくとと共に死線デッドラインを組む。
決して許されない千景の強い思いが引き寄せるのは善か悪か。


・・・・・

[登場人物]



千景ちかげ 羅菜らな

六明むめい 朔斗さくと

水野みずの 柚凪ゆな

遥菜はるな 歌乃うたの

霧崎きりざき 奏天かなた

炎夏えんか 龍羅りゅうら

黒羽くろばね 風花ふうか

黒羽くろばね 雪月せつげつ

・・・・・

#死線コンビ ( No.1 )
日時: 2021/09/18 13:56
名前: 花桜咲 ◆WBRXcNtpf. (ID: 7VvLld12)

 [千景物語]

 「クロム・カラナ。お前は魔族でありながら、人間界に行き挙句の果てに人間と親しみを持ったことから、魔法界から追放する」
 静まり返った裁定室にクロムの父であり魔族の帝王である、ガズ・カラナの声が冷ややかに響く。
「お言葉ですがガズ様、クロム様を追放するのは……」
 ガズ、クロムの執事であるジア・ナイルが声を発す。
「もう決まったことだ。いくら、娘だとしても裁定には関係がないこと。人間と親しみを持つことは魔法界では固く禁じられている」
 ___自分が人間と馴れ合って嫌な思いをしたからって、他の魔にまで禁止しなくてもいいのに。
「さっさと出て行け!!」
 怒りを交えた声を上げたガズはクロムと一緒に、裁定室を出ていった。

・・・・・

「今からお前を人間界に送り込む。
光の速さでクロムを人間界へと送れ《転送ロードウォーカー》! 承認せよ。我が名はガズ・カラナ!!!」
 ガズの魔法が承認されて、証拠に使用する魔力の具現化された物が、転移や回復魔法などの特殊魔法の緑色になって薄く見を包む。
クロムの足元に緑色の魔方陣が現れる。クロムが最後に見た実の父の表情は、娘を見るものではなく罪人を当然のように処罰する表情だった。

#死線コンビ ( No.2 )
日時: 2021/09/18 14:00
名前: 花桜咲 ◆WBRXcNtpf. (ID: 7VvLld12)


 笑顔という鉄仮面をつけた不思議な少女。俺はその子が誰かに心をひらいているところを見たことがない。千景ちかげ羅菜らなお前は何を隠している?



 ここ日本の人たちはトウカを他の国からの攻撃だと思っているらしい。人間をトウカという怪物に変えているのは魔族だというのに、人間は魔族を知らない。
「ばいば~い。また明日ねー」
 明るくて可愛い少女かここでは人気者になるから、羅菜はこの学園にいる間いつも笑顔で優しい女の子を演じている。今日は部活がない日だけど、約束があるからと友達には先に帰ってもらった。その約束とは。
「待たせてごめんね……」
 教室に残っているのは羅菜と長いめの前髪が目元を隠していてどこを見ているかがわからないクラスメート。
___トウカはこういう人に集まりやすい。
羅菜は突然、鞄からスマホを取り出し、誰かに電話を掛ける。
「いいやつ見つけた。今すぐ来れる? え、うん。了解です。私が連れて行ったらいいんですね? わかりました」
 羅菜の電話は数秒で終わった。
「一緒に来い」
「え?」
「今から死線デッドラインの本部に行く」
死線デッドラインって何だよ」
「お前には関係ない」
「関係なくねぇんだよ! おい! 返事しろよ!
 連れて行くな!」
 羅菜は少年の質問は無視し中3の女子だとは思えない力で少年を引きずって学園の外に出た。学園の外には普段なら止まるはずのない黒い高級車らしき車がいた。
羅菜がその車の近くに立ったところでその車のドアが開き当然のように乗り込んでいった。
「おい! お前はお金持ちなのか? 親はなんの仕事をしてるんだ!?」
 あーうざいうざい。何こいつ。連れてこなかったら良かったー。
「あーうざいうざい。何こいつ。連れてこなかったら良かったー」
「は!? 心の声が漏れてるぞ!」
「はっ……私としたことが。というより、お前の名前はなんと言う?」
六明むめい 朔斗さくとだ。それよりどこに向かってるんだよ!?」
「さっき言った。死線デッドラインの本部だ」
 学園から数分進んだところで車が止まった。
「ここから先は歩いていく」
 自動でドアが開き二人は車から降りた。
人通りが少ない道に車は止まっていてそこから人が絶対に通らないと思うすごく細い道に入っていった。
「何だよここ。狭すぎだろ」
「うっさい。黙っとけ」
 ___千景ってこんなやつだったっけ? もっと明るくて笑顔で優しくてふわふわしてるやつだと思っていたけど。少なくとも俺は演技に見えていたけど。
 少し行くと道が少し広がり、建物のドアがあった。鍵は掛かっていなくてガチャリと取手を回して開ける。その先にはまた、道があった。
「どうなってんだよ……」
「うっさいバーカ。この先は絶対・・に私が歩いたところを踏め」
 羅菜は何かを避けるように不思議な感じに道を歩いていく。またドアがあって今度は鍵がかかっていた。
「どうすんだよ! 入れねえじゃん」
 六明がつぶやく。
ガチャッ
「は?」
「うっさい黙れ。」
中に入ると、階段が続いていた。
カン、コン、カン、コン………
「やっほー!! 連れてきた?」
 登ったあとに待っていたのテンションが高い少女だった。
「うん。連れてきたよ」
「えっ? は?」
「どうぞどうぞ! 中に入ってー!」
「え? いや……」
「遠慮は無しー!」
 部屋の中は先程までの薄暗さはなくなり電気もきちんとついていて明るかった。
「どういうことですか……?」
「ん? もしかして千景ちゃんこの人になんにも説明してない?」
「えっとまぁ……忘れてました」
 羅菜に質問した少女は苦笑いを浮かべるのだった。

#死線コンビ ( No.3 )
日時: 2021/09/19 19:02
名前: 花桜咲 ◆WBRXcNtpf. (ID: 7VvLld12)


 
 柚凪が六明に死線デッドラインについて話している間に、部屋を一度、退出し次の出動に備えてステータスを確認しておく。
 ステータスは魔族などだけが見ることができる自分の情報が書かれたものだ。魔族ではなく人間として生きていくとは決めたが、ステータスは身体の以上なども確認することができるから魔法などは使わざるを得ない。
「すべての情報を表示せよ《地位ステータス》。承認せよ。我が名はクロム・カラナ!」
 私の足元には緑色に鈍く光った魔法陣が現れる。私の魔力を具現化され周りに渦巻く。目の前には半透明の画面が現れ次々と情報が表示されていく。

〔レヴェル〕
測定不可能

〔魔力〕
測定不可能

〔使用可能属性〕
火属性、水属性、風属性、土属性、雷属性、闇属性、光属性

〔使用可能魔法〕
測定不可能

〔身体〕
異常なし

〔魔服〕
極度の転送により耐性機能が低下しています。
修復しますか?
YES  NO

魔服のデザインの変更→


〔魔杖〕
使用可能までの魔力がありません。
クロムの魔力を杖に与えますか?
YES  NO

杖のセットを変更→


〔魔族地位〕
最高クラス。
帝王以上です。

その他の情報を表示しますか?
YES  NO
 
 いつもと変わらない情報だなー。
修復などはすべてYESを押しておく。
「《終了クローズ》」
 今の私でも居やすいからこの死線デッドラインに所属する。そして柚凪にさえ私の正体を隠している。
 魔族の帝王の娘だと知ったらここにはいさせてもらえないだろうから。


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