コメディ・ライト小説(新)

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隣のあいつ 1
日時: 2021/12/29 17:23
名前: 舞 (ID: fZcYVzvT)

はぁ
女ってなんでこうめんどくさいんだろ・・・
でもあいつはどんなに俺が冷たい態度をとっても
しきりに話しかけてくる。
隣を見ればあいつもこっちを向いて
満面の笑みで笑う。

END 次回に続く

隣のあいつ 7 ( No.6 )
日時: 2021/12/29 17:32
名前: 舞 (ID: fZcYVzvT)

俺はあいつに断られた日、
何気なく外に出た。
行く場所も決めずに街をただ歩く。
だけど、偶然ってあるものだな。
俺の視界がとらえたのは、あいつだった。
隣には男。本当は、そこに
俺が立っていたかった。できることなら。
でも、あいつがあの時に断ったのはそういうことだったのか。
俺にしか見せないはずの顔を赤らめて満面の笑み。
なんでほかのやつに見せたんだよ。

END 次回に続く

隣のあいつ 8 ( No.7 )
日時: 2021/12/29 17:41
名前: 舞 (ID: fZcYVzvT)

あの事があってからも、
俺は学校ではあいつと普通に接した。
これ以上俺があいつを傷つけたくないんだ。
あいつは俺があの時のことを見ているとも知らずに
普通に話しかけてくる。
あぁ、本人が気づかなければ平気でその顔を見せるのか?
顔を赤らめて満面の笑み。その顔だよ。
頼むから、やめてくれ。
その顔は彼氏だけに見せろ。
でも、これからあいつには
事件が降りかかる。

END 次回に続く

隣のあいつ 9 ( No.8 )
日時: 2021/12/29 17:50
名前: 舞 (ID: fZcYVzvT)

俺はたびたびあいつと会った。
多分相手は気づいてないが。
今日会ったのは公園だ。ブランコに一人乗っていた。
だけど、どこか雰囲気が違くて思わず話しかけた。
あいつはびっくりしていたけど、すぐにこう告げた。
彼氏と別れちゃったんだよね、と。
それを言った瞬間泣き出した。
ぎょっとしたが必死に慰めた。
あのさ前の約束まだOKできる?、と聞かれた。
おれはあぁ、と低く言うと、
顔を赤らめて満面の笑み。この顔、この顔が見たかったんだよ。

END 次回に続く

隣のあいつ 10 ( No.9 )
日時: 2021/12/29 20:16
名前: 舞 (ID: fZcYVzvT)

あいつと遊園地に来た。
彼氏と別れたうっぷん晴らしだろうか、
ジェットコースターばかり乗っている。
でも、あいつは言う。
彼氏と別れたこと、内緒にしてね?あなたにしか言ってないんだからと。
それで顔がにやける。俺しか知らない秘密。
それを機にたくさん話をするようになった。

END 次回に続く

隣のあいつ 11 ( No.10 )
日時: 2021/12/29 20:25
名前: 舞 (ID: fZcYVzvT)

遊園地の日からあいつは、
授業中にも笑いかけてくるようになった。
今日も顔を赤らめて満面の笑み。
なんだと思ったら口から出てきたのは
シャーペン貸して、そんな言葉だった。
貸してほしい?と少し意地悪っぽい口調で言うと、
あいつはやっぱい顔を赤らめて満面の笑み。
うん、とうなずく。
仕方がないからシャーペンを貸した。
シャーペンになりてぇと思った俺は
つくづくバカだなと思った。

END 次回に続く


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