コメディ・ライト小説(新)
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- 隣のあいつ 1
- 日時: 2021/12/29 17:23
- 名前: 舞 (ID: fZcYVzvT)
はぁ
女ってなんでこうめんどくさいんだろ・・・
でもあいつはどんなに俺が冷たい態度をとっても
しきりに話しかけてくる。
隣を見ればあいつもこっちを向いて
満面の笑みで笑う。
END 次回に続く
- 隣のあいつ 2 ( No.1 )
- 日時: 2021/12/29 15:49
- 名前: 舞 (ID: fZcYVzvT)
あいつは笑った。
俺は何か面白いことをしたのか?
違う。
俺は何もしてない。
俺はあいつのシャーペンを拾った。
渡すと顔を赤らめて
ありがとうとだけ告げる。
そしてやっぱり満面の笑みで笑う。
END 次回に続く
- 隣のあいつ 3 ( No.2 )
- 日時: 2021/12/29 16:54
- 名前: 舞 (ID: fZcYVzvT)
今日のあいつは笑うだけじゃなかった。
俺の名前を呼び、
一緒に昼食を食べませんか、
そういった。
俺はあいつのことが不思議でたまらなかった。
だけど、
誘われたことに対していいよと言ってしまった。
あいつの作る弁当、
うまかった。
弁当用意してるって、俺と食べるつもりだったのかよ。
聞いたらあいつはやっぱり顔を赤らめて笑った。
END 次回に続く
- 隣のあいつ 4 ( No.3 )
- 日時: 2021/12/29 17:05
- 名前: 麻衣香 (ID: fZcYVzvT)
弁当を食べたあの日
俺の中であいつの対する意識が多分変わった。
今まで、ただの隣の席のあいつ、としか思ってなかった。
だけど、今日まで過ごしてきて、
シャーペンを拾って、
満面の笑みを見て、赤らめた顔を見て、
弁当を食べて。
あぁ、これが恋なのか。
END 次回に続く
- 隣のあいつ 5 ( No.4 )
- 日時: 2021/12/29 17:13
- 名前: 舞 (ID: fZcYVzvT)
恋だって自覚したのはこないだのことだ。
自覚したとたんにしゃべる気が失せる。
そんなもんなのか?
俺が相槌も打たずに、机に突っ伏していると
あいつは悲しそうな顔をした。
つまらなかった?と何度も聞いてくる。
前までは平気でウザイといえたのに。
あいつを前にすると気が狂う。
せいぜい心の中で
つまらなくない、と返した。
END 次回に続く
- 隣のあいつ 6 ( No.5 )
- 日時: 2021/12/29 17:22
- 名前: 舞 (ID: fZcYVzvT)
俺は思い切ってあいつを誘おうと思う。
断られることは目に見えたが
好きだと実感したら自分が不利なことも
やってみたくなった。
俺は誘った。
そしたらあいつは申し訳なさそうな顔をして
ごめんと手を合わせて連呼していた。
逆に俺がごめん。
あいつに誤らせるようなことをして
ごめん。口には出せなくても思ってる。
END 次回に続く