コメディ・ライト小説(新)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 空を見上げて
- 日時: 2022/01/16 13:54
- 名前: 那由汰 (ID: uPup.zWa)
空をみあげてみる。朝·昼·夜すべて違う景色。とくに、僕は夜が好きだ。どこまでも広がる星空。田舎だからっていうのもあるかもしれないけど、とても綺麗に見える。肉眼で楽しむのも良し、望遠鏡でしっかり見るも良し。色々な楽しみ方がある。空が晴れていればどのでも見える。空は世界共通。場所によって違うものが見えるのも良し。星の名前なんて知らなくても楽しめる、最高だ。
そんな星を、僕の趣味を理解してくれる人が現れるといいのだけれど…
- Re: 空を見上げて ( No.5 )
- 日時: 2022/01/18 21:34
- 名前: 那由汰 (ID: uPup.zWa)
うずき様コメントありがとうございます。自分の作品を褒めていただきとても嬉しいです。1日1更新頑張ります!
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
『ってことがあったんだけどどう思う?人の好きなものバカにするとか…』
ピコンっ!
『それは御愁傷様。Ariesのこと羨ましいんじゃないか?人って興味のあることが無い奴ほど突っかかってくるだろ』
『たしかに。やっぱりRigelの言うことには説得力があるなぁ。これで明日の学校頑張れるかも。』
ピコンっ!
『頑張れよ。おやすみ。』
『おやすみ〜』
Rigelとのチャットでの会話を終える。Rigelとは天体系チャットで知り合った人だ。現在大学で天体系を習っているらしい。授業内容を教えてくれる彼はとても楽しそうだ。ちなみに僕の名前はAriesってことになってるんだけど、Ariesはおひつじ座ってこと。単に僕がおひつじ座だからAriesって名前にしただけ。Rigelはアラビア語で足って意味。どうやら彼は昔、陸上をやっていたみたい。今は辞めたらしいけど。
- Re: 空を見上げて ( No.6 )
- 日時: 2022/01/19 16:35
- 名前: 那由汰 (ID: bGiPag13)
その日僕は夢を見た。一人、大草原の中にたたずんでいて空を見上げていた。空にはたくさんの流れ星。こんなの写真かプラネタリウムぐらいでしか見たことがないくらいのたくさんの流れ星。現れては消え、現れては消えるを繰り返している。流れ星を見つけたらお願い事をするっていわれてるけど、そんなことを忘れてしまうほどに僕は流れ星に魅入っていた。頭の何処かではこれは夢なんだとわかっていても、夢だからこそしっかり見ておかなければと思う。こんな夢ならばずっと続けばいいのに。
- Re: 空を見上げて ( No.7 )
- 日時: 2022/01/27 06:36
- 名前: 那由汰 (ID: Ji63CujB)
「今日は、なんと50年に一度の流星群!午後七時から8時の間に見られます!皆さん是非観測してくださいね!こちらからは以上です。」
ついにやっきた、今日。この日をどれだけ待ち望んだことか。この日があったから学校も勉強も頑張れたんだ。七時に家を出て、近場の穴場である芝生に向かう。着き次第準備開始。うん、良い段取りだ。あそこの芝生は周りに大きな建物もなく、工場から排出された煙に邪魔されることのない最高の場所。なのに、意外と知られていない。観測する人が少ないのか僕がラッキーなのか…
「ほら!早く食べちゃいなさい。遅れるわよ!」
「わかったー。」
母さんに急かされて口に朝食を詰め込む羽目に。
うっ…食べ物詰まった…水〜。
「ごちそうさまでした。母さん、今日は流星群の観測があるから夜家を出てくね。」
「あぁ、さっきのニュースの…わかったわ。あんまり遅くならないようにね。」
「了解。じゃあ、行ってきます。」
「いってらっしゃい。」
- Re: 空を見上げて ( No.8 )
- 日時: 2022/02/09 16:32
- 名前: 那由汰 (ID: kaDNG7L3)
カラッと晴れて天体観測日和。気候も良好、雲も殆どなし。Rigelのところはどうかな?晴れてるといいなぁ。一緒に語りたいし。お互い写真を撮って見せ合うって約束したし絶対綺麗に撮らなくちゃ。
「えー、今日は流星群が見れるぞー。お前ら全く興味無いだろうから、これを機に自然の美しさに触れとけよー。」
あっ、先生に紹介されてる…たしかに皆に見てほしいなぁ…そんな先生の言葉を聞いて皆口々に、くだらねーとか興味ねーって言ってる。そんな生徒を見て先生は苦笑い。そんな時にある言葉を口にした人がいる。
- Re: 空を見上げて ( No.9 )
- 日時: 2022/02/11 14:19
- 名前: 那由汰 (ID: Ji63CujB)
「先生〜、忘れてますよ〜。いるでしょ、このクラスに天体好きな人(笑)」
何が面白いのかニヤニヤしながら発言するミルクティー色の髪の人。あれは初日に喋りかけてきた人…!!
「んー?いるのか?そんな奴?やばくね、高校生にもなって。芋っぽっ。」
周りの人間もミルクティーに賛同していく。そしてミルクティーがどこか馬鹿にしたような軽蔑しているような、下品な視線をこちらにむけてきた。
「そーそ、いるんだって。それが。ねぇ?小坂クン?好きだよね、天体。新学期そうそうスマホで調べてたもんね〜?それも超真剣に!」
まじかよ、ヤバ〜なんて声が聞こえてくる。顔がカアっと熱くなる。体の体温が熱くなってきているように感じる。握っていた拳がプルプル震え、歯を噛みしめる。
Page:1 2