コメディ・ライト小説(新)
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- ハチャメチャ勉強会★(ハチャメチャ運営委員会★番外編)
- 日時: 2022/08/08 09:01
- 名前: ほのみん (ID: d2ww6FUd)
ハチャメチャ運営委員会の番外編です!
穂乃香・幸香・葉月・想一朗が出てきます!
ハチャメチャ運営委員会★も読むと更にその世界観に浸れます。
そちらも読んでみてね!
(人物紹介)
・藤崎想一朗・・元運営委員長。中1。受験をし、私立の東京中央学院へ通う。
・田中幸香・・元運営副委員長。中1。公立の中学に通う。実は想一朗は幼稚園のときに自身に対するいじめを止めてもらった恩人。
・宮城穂乃香・・現運営委員長。小6。中学受験を目指していて、公立中高一貫校の海王中学を受ける予定。
・藤崎葉月・・想一朗の妹。小4。穂乃香や幸香にはよく懐いているが兄である想一朗には全く懐かない。
(勉強会スケジュール)
月から木・・15時45分~17時45分(穂乃香と葉月のみ)、18時45分~19時45分(全員)
金曜日・・休み
土日・・9時00分~12時30分、13時00分~15時00分、15時20分~17時45分、18時45分~19時45分(どの時間帯も全員参加)
(各メンバーの家の位置関係)
穂乃香宅 想一朗・葉月宅 幸香宅
どのメンバーの家も、一軒家。
各家の親は、勉強会があることを知っている。
基本的は想一朗・葉月宅のリビングで行う。
夜ご飯はコンビニ弁当を持ってきて想一朗・葉月宅で食べる、または一回家に戻り食べる。
おやつはコンビニで買い出しシステム。
(この作品は特定の団体を支持するものではありません)
- Re: ハチャメチャ勉強会★(ハチャメチャ運営委員会★番外編) ( No.2 )
- 日時: 2022/09/14 17:36
- 名前: ほのみん (ID: sekKWeQr)
(File2 想一朗の場合)
「次は、大森~大森~」
よし。
やっと着いた。
車内アナウンスに心が弾む。
俺が通っているのは、東京中央学院。
東京の大田区に位置している学校だ。
最寄り駅は大森。
真新しい制服を身に、いざ出陣。
というところで駅を出ると、ある横断幕が目に。
「いつまでも、どこまでも、ここ大森がふるさとです。」
隅には有名な自動車メーカーの名前。
おい、移転するのか!?
写真に撮っておく。
これは確実に話題になるぞ。
詳しく言うと、俺が住んでいるのは横浜。
まず横須賀線に乗って、横浜駅へ。
そして京浜東北線へ乗り換え。
大森駅について徒歩10分のところにある。
大森ベルポートの前も通って行く。
大森ベルポートはロケ地としても使われているから、ドラマ好きにとってはある意味聖地だ。
今は入学式の翌々日。
まだ慣れない制服。
ちなみに制服は、紺のブレザーに赤いネクタイ。
なぜ俺がこの学校を選んだかと言うと、4年生の時に見たCMがキッカケだ。
CMで「未来を作る東京中央学院!」と言っているのを見て、絶対この中学に行かなきゃ行けないと言う運命的なものを感じたのだ。
絶対入るしかないと思った。
受験までは大変だったが、無事合格。
今はとても楽しい。
「東京中央学院中等部」と書かれた門の前を通り、教室へ。
やはり、横断幕のことは話題になっていた。
授業を受け、帰る。
まだ仮入部期間で部活の時間はない。
今日も大量の宿題出されたなぁと思いつつ、帰った。
今日の宿題を見てみると、ほとんど小学校のおさらいだ。
国語なら妹に押し付けられるだろうと思って帰ると、穂乃香がいた。
「お邪魔してまーす」
と穂乃香。
「おい、葉月なんだよ」
と言うと、
「お兄ちゃん宿題押し付けてくるでしょ。だから応援人員を頼んだだけ!何が悪いの?」
「うーん」
と口ごもっていると、
「私やろうか?」
と穂乃香。
俺もこんな優しい妹が欲しかったなあと思いつつ、普段通りの日常にほっとする。
実は入学式の数ヶ月前から穂乃香と連絡が取れてなかった上、委員会も中止になっていたからだ。
ブレザーを脱いでワイシャツ姿になり、ネクタイを緩めていると、
「ねぇねぇ、お兄ちゃん!穂乃香ちゃんって委員長に向いてると思うよね?」
と妹の葉月が聞いてきた。
「ちょっと葉月ちゃん!?」
と穂乃香があたふたしている。
そういえばもうすぐ委員会も始まるのか、と思いつつ、生徒会に入っちゃおうかなと考えていた。
「穂乃香ちゃん真面目だし向いてるんじゃない?」
と言うと
「そんなことないですよ!」
と言っていたが、悩んでいる様子だった。
ご飯を食べ、押し付けられた洗い物をしつつも委員長候補を考えた。
まず穂乃香。
これはほぼ確定ではないか?
次に大介。
こいつもやりそうだ。
3番目に夢。
穂乃香の親友。
意外と向いてるかも。
和真は暴走する節があるから、向いてないと思う。
洗い物を済ませ、宿題に取り掛かる。
今日は早く終わるといいなと思いながら取り掛かるのであった。
- Re: ハチャメチャ勉強会★(ハチャメチャ運営委員会★番外編) ( No.3 )
- 日時: 2022/09/15 17:33
- 名前: ほのみん (ID: 7hzPD9qX)
(File3 幸香の場合)
「またねー!」
別方向に帰る友達に手を振って、向かったのは駅の東口にあるショッピングゾーン。
私の通っている中学は、校則が緩いからよく色々遊びに行く。
まずは、ショッピングモールの雑貨コーナーに行く。
ノートが安いから、よく使う。
今日は英語のノートとシャーペンの芯を買った。
次にゲーセンへ。
100円で4回できるクレーンゲームがあったので、チャレンジ。
クッピーラムネの小さいのが1個だけ取れた。
次にファストフードのお店へ。
ポテトのSサイズとシェイクのSサイズを買って、店内で食べる。
スマホにイヤホンを差して、そのイヤホンを耳に突っ込む。
音楽を流しながら食べた。
食べ終わって、スマホをいじっていると、
「あっ、幸香?」
と声をかけられた。
慌てて顔をあげると、想一朗くんがいた。
小学校の同級生。
同じ委員会に入っていた。
「うん、想一朗くん、学校帰り?」
「そうそう。今日はまだ部活も始まってないし」
「部活何にするか決めた?」
「科学部にしようかなって思ってる」
「いいなぁ。私の学校科学部ないんだよね…」
という会話をしながらも、なんか想一朗くんの制服姿に見覚えがある気がした。
紺のブレザーに赤いネクタイ。
想一朗くんが注文しに行ってる間に、昨日の検索履歴を見てみる。
私の頭にヒットしたのは、昨日調べ学習で使った首相官邸のページだった。
総理大臣の写真。
黒のスーツに赤ネクタイ。
赤ネクタイが印象に残って、覚えていたのだ。
何だ、そんなことかと思っていたら、想一朗くんが戻ってきた。
「そういえば最近家で勉強会やってるんだよね~、よかったら来る?」
「うん!」
楽しそう。
想一朗くんの家にお邪魔すると・・・
「あっ、想一朗くんお帰り~」
と穂乃香ちゃん。
「お帰り~」
と妹の葉月ちゃん。
「あれ、幸香ちゃんどうしたの?」
と穂乃香ちゃん。
「勉強会っていうから面白そうだと思って。よろしくね!」
「じゃ、ご飯ご飯!」
と葉月ちゃんが言って、ご飯タイム。
中学生活は好調の予感がする。
- Re: ハチャメチャ勉強会★(ハチャメチャ運営委員会★番外編) ( No.4 )
- 日時: 2022/08/31 19:02
- 名前: ほのみん (ID: ftBbV6FU)
(File4 穂乃香の場合)
私は、あの夏、決めた。
絶対に海王中学に入ることを。
6年生の夏(結構最近)、私は学校説明会に足を運んだ。
レンガ造りの中央図書館、大きな校舎。
中学と高校で分かれている。
いかにも頭がいい学校って感じ。
私は受付を済ませると、体育館へ向かった。
行く途中で何人か生徒にあったけれど、制服もそこそこ良さそう。
校則が緩いらしくて、みんなスカートをミニ丈にしたりしている。
そして体育館で説明会。
部活の紹介もあった。
そこで私の心を射抜いたのは一つの部活。
「私達はドラマ研究部です!色々なドラマ好きの部員がいます。サスペンスからコメディ好きまで大歓迎!是非入ってくださいね!」
絶対に入りたい!
その気持ちが私の心を満たした。
海王中は頭が良くて偏差値65。
絶対、合格したい。
しかし、今、私の前には敵がいる。
想一朗くん。
私立の東京中央学院(とうきょうちゅうおうがくいん)に通っている。
私の好きなドラマの要素もりもりジャーんって思ったけど、空気が合わなくて入学断念。
でも入りたくなったり。
ムズムズしながら勉強してる。
来年の春は中学生。
絶好調の中学生活を送るため、頑張ります!
- Re: ハチャメチャ勉強会★(ハチャメチャ運営委員会★番外編) ( No.5 )
- 日時: 2022/10/01 15:26
- 名前: ほのみん (ID: W5lCT/7j)
(File5 みなとみらい巡りツアー!)
「ついたー!」
今は6月。
空気がしっとりとしている中、勉強会メンバーは気晴らしにみなとみらいへやってきた。
まずは駅を出て、少し歩いた先にある商業施設へと向かう。
ロープウェイもあったが、
「その分の予算をゲーセン代に回そう」
ということになり、歩いていくことにした。
商業施設につくと、お菓子を買ったり、文房具屋さんを見たりしたあと、少し早めのお昼ごはんを食べることにした。
早くいかないと混むからだ。
現在時刻11:00。
それぞれ注文すると、窓側の席に座って食べた。
ご飯を食べたら、次は遊園地へ。
まずはグループ分け。
絶叫系を楽しむグループとゆっくり楽しむグループでわかれる事に。
絶叫系・・・穂乃香、葉月
ゆっくり楽しむ・・・想一朗、幸香
に決まった。
【絶叫系グループ】
「まずどこから行こうか」と穂乃香。
「お化け屋敷行きたい!!」
と葉月が目を輝かせているので、観覧車のある方とは別のエリアへ。
チケットを購入した。
早速中へ。
2人とも絶叫系アトラクションが大好きで、特に穂乃香は「サバイバル宮城」というあだ名を持っているほどだ。
「早くお化け来ないかな~」
とウキウキしている葉月だったが、それは次の瞬間絶叫に変わる。
「ヒィぃぃぃぃーーーー!」
「葉月ちゃんビビりすぎだよ~」
と穂乃香は隣で笑っている。
これぞ、サバイバル宮城。
お化け屋敷を出ると、次はゲームセンターへ。
予算は500円と少なめに。
別のエリアにもゲームセンターがあるからだ。
しかし、あまり取れなかった。
次は、観覧車のある方のエリアへ移動。
このエリアには、ジェットコースターがたくさんある。
まずは急流滑りのジェットコースター。
高さ20mから落下するというスリル満点のアトラクション。
ちょうどコースターは2人乗り。
「私落ちる時に歴代の内閣総理大臣言ってみよう」
と穂乃香はウキウキしている。
穂乃香が前、葉月が後ろに乗る。
ぷかぷか〜と水に浮きながらコースターは移動していく。
「これ、いつレールに乗るの?」
と葉月。
すると、ガタンという大きな音を立ててコースターはレールに乗り上げ、スピードを上げていく。
「あれ?なんか看板あるよ?」
穂乃香の目線の先には
「さあ、リハーサルだ!」
という看板が。
「リハーサルってどういう意味?」
と葉月が首を傾げたが、すぐにコースターは落下。
「あれ、穂乃香ちゃん、もう終わったのかな?」
「だとしたらあっけないよね」
すると、またコースターはレールに乗り上げる。
「さあ、これから本番だ!!」
という看板も発見。
「やばい!伊藤博文、黒田清隆、山縣有朋・・・」
「きゃー!!!」
「松方正義ー!!!」
と葉月の声と穂乃香の声がマッチ。
「言えたー!」
と穂乃香。
「ジェットコースター落ちる時に総理大臣の名前を言う人は、あまりいないよね」
と葉月は思ったのであった。
【ゆっくり楽しむ系グループ】
「やっぱまずはゲーセンっしょ!」
「遊園地来たけど、ゲーセンも楽しみだよねー」
大観覧車の近くにあるゲームセンターへ向かう。
「ねえねえ、メダルゲームあるよ!」
と幸香。
「楽しそー、やろやろ!」
と想一朗ものって来た。
「500円で50枚かあ」
「結構遊べそう」
2人でどっちが長い時間遊べるか勝負することに。
結局、想一朗が37分で終了。
幸香は68分も遊べた。
次はクレーンゲーム。
「あのぬいぐるみ大っきいー!しかも可愛い!」
可愛いものに目がない幸香がトライ。
2000円でやっとGET。
他にも、卓球のゲームをしたり、音ゲーをやったりと大満足。
「次どこ行く?」
と想一朗。
「向こう側のエリアは?」
観覧車のある方とは別のエリアに行くことに。
「空中自転車あるよ!」
「意外と絶叫アトラクションの方が多いね」
「空中自転車乗ろ!」
早速チケットを買って乗り込んだ。
「景色いいねー!」
と切り出したのは幸香。
「でも、短くない?」
「大体そんなもんでしょ。あんまり長くても疲れる」
「そういえば幸香は結局何の部活に入った?」
「うーん、迷ったけど茶道かな。確か科学部入るって言ってたよね」
「そうそう、科学部楽しいよ」
「いいなー。私も受験すればよかった」
「でも、めっちゃ大変だよ」
などと学校の話で大盛り上がりした。
~合流~
合流したら、観覧車に乗ることに。
チケットをまた購入し、観覧車に乗り込む。
時刻は午後4時。
見える景色も高くなってきたところで、写真タイム。
「景色きれー!」
「楽しかったね」
「穂乃香ちゃんもそろそろ本気出して受験勉強しないとね」
「そうだー。頑張らないと」
「でもたまには気晴らしで来るのも楽しいからまた来よう!」
そうして楽しいみなとみらい巡りツアーは終わったのであった。
- Re: ハチャメチャ勉強会★(ハチャメチャ運営委員会★番外編) ( No.6 )
- 日時: 2022/10/05 17:55
- 名前: ほのみん (ID: 0vtjcWjJ)
(File6 夏休みは勉強づくし!(作成中))
今は夏休み。
夏休みは受験において天王山と言われるほど大切な時期でもある。
夏休みも気を抜かないよう、穂乃香は朝から勉強していた。
実を言うと、まだ、受験に関して親の承認を得ていない。
通信講座のオプション教材と、参考書で勉強している。
でも、もし親の承認を得られなかったら・・・。
そのことだけが、気がかりであった。
なんとか学校説明会には行けたものの、親の承認も得られていない。
そのことを心配した勉強会メンバーはこっそりアイデアを出し合っていた。
「穂乃香ちゃん、大丈夫かな・・・」
「感触もまあまあみたい」
「やっぱ親の承認は得ないと」
「うーん」
「そうだ!」
とひらめいたのは想一朗。
「言葉でダメなら文にすればいい」
「何言ってるの?」
「お兄ちゃん、文章として成り立ってない」
「要は口頭でダメなら全部手紙に書けばいい。事前に心配なことをリサーチしておけば、完璧な文章が作れる」
「なるほど!お兄ちゃん、頭いい!」
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