コメディ・ライト小説(新)

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色褪せた僕は、~きっと誰も知らない物語~
日時: 2022/09/30 12:37
名前: ぷれ (ID: tEZxFcMB)

どうもぷれです。
色褪せた僕は、の続編でございます。
みなさんが待ったかは知りませんが、お楽しみください!

あてんしょん!
この作品は、たまはる作の前作『色褪せた僕は、』の続編です
前作をお読みでない方はぜひそちらから!

Re: 色褪せた僕は、~きっと誰も知らない物語~ ( No.4 )
日時: 2023/01/06 17:18
名前: ぷれ (ID: 5R9KQYNH)

しかもこの家、相場が大体土地代込みで12億らしい。頭おかしいよね。
ともあれ、この家のお陰で生活に困ることは特にない。
「はぁ...入学式で疲れてたらこれからどうなるんだ...」
「のぞみん体力なさすぎーwホントに立派な男なんですかー?w」
イラッ☆
あー叶望さんイラッと来ちゃったなーこのつい最近までJKだったガキんちょに分からせないとなー。
「あれれー?のぞみんお怒りですかー?ぷんぷんしちゃうんですかー?可愛いから怒っても怖くないですよー?」
____ドンッ!!
「ひっ!?」
今まで生意気な態度だった夕姫は、俺に壁ドンされたことに情けない声を上げた。正直ちょっと興奮した。
流石に暴力とか強制合体とかはよくないので、今回は普通に顔近づけて俺の低音イケボ(笑)で何か言ったろ。
「...口だけは達者なようだが、下の口はどうかな」
うわー俺さいてー。我ながらゴミみたいなこと言っちゃったー。
「...いいよ。叶望にだったら、私の体好きにしていいよ///」
「...(あ、俺やらかした感じ?これあれだよね、言ったら天国への階段見えるタイプのやつだよね?)」
「あのーすいません、冗談d」
「死に晒せやゴラァァァァ!!!」

拝啓、お父さんお母さん。
僕は今、天国への階段を上って____
「ないわぁ!!って、俺...あっ」
全ての記憶が戻り、俺は今度こそ終わったと思った。
「...コンビニ行こ」

車に乗り、コンビニまで移動する。
ちなみにこの車は郁さんが買ってくれた。しかも新車で。
交通費などあまりかかると大変という話を郁さんがしてくれた半月後、車を納車した。理由を訊いたところ、「電車とかバス通大変だし、これプレゼント」と言って鍵を渡してきた。自腹で女子大生が買える物ではないということがよーく分かるだろう。
「...うし、着いたー」
俺は店に入り、俺用の炭酸水と卵を購入して店から出た。
「...ん?なんかチンピラに絡まれてね?」
暇だねーチンピラって。あーやって人に絡むのがそんなに楽しいのだろうか。
とりあえず(優しいから)見て見ぬふりは出来ないので、俺はチンピラ達に声をかけた。
「さーせん、俺の連れなんでやめてもらっていいすか?」
「あー?誰だてm...こいつ、中学の頃に暴走族を一人で壊滅させたあの...椿だぁぁぁ!!!」
そう言うと、一目散にやつらは逃げていった。
「はぁ...大丈夫ですか?」
「あ、ありがとうございます」
んー?あるぇ?よく見たらめっちゃイケメンだぞー?
「えとー...これからはあーゆーのには気を付けてくださいね」
「はい、ありがとうございました。では、これで」
「めっちゃイケメン惚れそう...」
入学式の夕方、俺はイケメンをチンピラから助けた。


1話終了です。
皆様、更新が大幅に遅れてしまい大変申し訳ございませんでしたぁぁぁぁ!!!

Re: 色褪せた僕は、~きっと誰も知らない物語~ ( No.5 )
日時: 2023/01/06 21:40
名前: ぷれ (ID: 5R9KQYNH)

第2話「義妹、襲来」

「...いて!すいません!」
「いえ、こちらこそ...って、にぃに!?」
にぃに、という懐かしく身近な呼び方をしたのは、目の前に立つ長い髪を後ろで束ねて端整な顔立ちをした女性だった。
「晴夏!?おまっ、なんでここに...」
「なんでって、私寮近くだから」
思い出した。こいつ俺の大学の近くの私立校に通ってるんだった。
俺が忘れていたことを察したのか、呆れた表情を浮かべた。
「はぁ...これだからにぃには...」
「えー何この言われよう。俺が何したってんだ」
「いや普通妹の学校ぐらい知ってるでしょ。私もう大学受験生だよ?本当に家族?」
厳密には血縁関係じゃない、とか言ったらマジで嫌われそうなので言わないことにした。
「あっやべ!わりい講義遅れるから、じゃあな!」
「あっ!行ってらー!!」

何とか講義には間に合い単位を落とすことはなかった。マジで良かった。
「ふぅー、終わったー」
少し欠伸をし、横をぼんやり眺めると、そこには昨日助けたイケメンが居た。
「うぇ!?この前のイケメン!?」
やべ、と思ったときにはもう遅かった。ばっちり部屋には響き、俺は注目の的だ。
めっちゃはずいとか思いながら、席を立とうとすると...。
「イケメン...?誰のことですか?というか何で僕の方を見てるんですか?って、この前の助けてくれた人!?名前は...椿さんだ!」
「あ、えっとー...俺の名前椿じゃなくて...。花山叶望っていいます」
「えっ?花山さん?くん?」
好きなように、とだけ言ってイケメンと話が始まった。
「あ、僕は日野海斗ひのかいとって言うんだ。よろしく」
「よろしく...日野はどこ高なの?」
「僕は浜第一高だったんだ。正直、あの高校は頭いい人しか居なくて、僕はなかなか大変だったよ...」
「え、そこ俺の妹通ってるんだよ!」
「え、そうなの!?じゃあ後輩かー」
浜第一高校は、日本有数の偏差値70超えが集まる私立だ。
「そーいや今日朝会ったんだよなー」
「へぇー、感動の再開ってやつ?」

それから他愛もない話が続き、地元が一緒で中学も一緒だったことが判明した。しかし、日野は途中で怪我をしたため高校は推薦で入った。

Re: 色褪せた僕は、~きっと誰も知らない物語~ ( No.6 )
日時: 2023/01/08 19:58
名前: ぷれ (ID: 5R9KQYNH)

「のぞみん!」
「お...わりぃ、今日はありがとな。そんじゃ」
「うん!じゃあね、花山くん」
夕姫が迎えに来てくれたことで、オールナイトを回避できた。正直、めっちゃ楽しかった。
日野と話してみて分かったのは、性格までイケメンだ。しかも無自覚と来た。
「あれ、日野海斗くん?」
「ああ、つーかなんで知ってんの?」
「いやだってイケメンってめっちゃ話題になってるんだよ。もちろんのぞみんも童顔だから話題になってるけど」
なぜか俺のことを話すときだけ目に光が宿っていなかった気が...まあ、気のせいだろ。
ともあれ今日は金曜、明日は休日。はいきた勝ち確ですわぁ。

「そーいや、晴夏は金曜は家に帰ってるんだろうなぁ。父さんと母さん元気かな」
そう言いながら俺はスマホを起動させる。
ディスプレイには、通知が溜まっており、母さん「晴夏今日そっち泊まるから~」と表示されていた。
「うん、うん?」
あるぇ?なんかおかしくね?俺聞いてないよ?つーか何で2分前なのかなーあの母親大丈夫かなー息子心配だよー。
「...なぁ、夕姫。晴夏今日来るみたいなんだけど」
「そーだよ?のぞみん知らなかったの?」
「知らないよ?俺つい2分前にメッセ来たんだけど」
「へっ、君が坊やだからさ」
「あれデジャヴ」
ピンポーン。
不意に鳴ったインターホンに、誰が来たか想像がつく。
『にぃにふぁやふあふぇてぇ...』
「お前カメラにくっつきすぎだろ!ボケんなここで!」
『いやだってインパクトあっていいかなーって』
頭良いのか悪いのか分かんねーやこいつ。
とりあえず晴夏を家に入れ、その辺の着替えを用意した。

Re: 色褪せた僕は、~きっと誰も知らない物語~ ( No.7 )
日時: 2023/01/10 21:03
名前: 緋彗 (ID: 5R9KQYNH)

「にぃにん家ひっろ...。というかゆーちゃんは?」
「夕姫ならそこに...あれ、居ない」
どういうわけか、夕姫がどっか行った。
普通居るくね?どっかに居るくね?
「ふんぬー!!抜けないー!!」
居たわ。よく見たらダンボールにけつ挟まって抜けなくなってるわ。
「...は?何したらそうなんの?アホなん?」
「晴夏ちゃんびっくりさせようと思ったらはまっちゃって...」
何でいい歳した大学生がこんなことしてるんですかねー...。
一応これでも理系なんだけどなー...。
「...晴夏、ほっとこうぜ?」
「ふぁっ!?私を襲おうとしたこと言うぞ!!」
「よし晴夏そっち持てー」
「にぃにきっも...」

ピンポーン。
家に響くインターホンにはいつまで経っても慣れない。
「はーい」
『あ、叶望くんですか?頼まれてた過去問、届けに来たのですが』
あー...完全に忘れてたわ...。
というのも、同じ学部の先輩である城崎魅天しろさきみそら先輩にテストの過去問を頼んでいたのだ。
「すいません、帰っちゃってて...まあ上がってください」
『ありがとうございます』
一見完全に誘拐だ。
なぜなら先輩の見た目が完全に小学生のそれだからである。身長140cm台と小柄で、マジで小学生。いけないことしてる気分になる。
「お邪魔しまーす...あ!夕姫ちゃん!」
「魅天先輩!」
この二人、実はめっちゃ仲がいい。
というのも、俺の話題で盛り上がったらしい。うん、全く意味わからん。
しかも夕姫から言われたことを今俺はそのまま言ったからね。


改名しました
ぷれ→緋彗

Re: 色褪せた僕は、~きっと誰も知らない物語~ ( No.8 )
日時: 2023/01/28 22:20
名前: 緋彗 (ID: 5R9KQYNH)

「...にぃに、やっぱり犯罪者では」
「それ以上言うな。俺は断じて違う、そう違うのだよ」
「叶望くん、何かやらかしたのです?」
色んな意味でやらかしてると思われても仕方ないね、うん。
「俺はロリコンじゃないです...」
「あー、のぞみんが壊れた」
ロリコンじゃない、そうだよ俺はロリコンじゃない。
そんなこと言ってるうちに、気づけば6時を回っていた。
「夕飯作るか...先輩食べたいものあります?」
「え!?そんな申し訳ないよ、ご飯までご馳走になるなんて」
「大丈夫ですよ先輩、このロリコンがいいって言ってるんですから」
もうロリコンでいいよ。
というわけで、フライパンにオリーブオイルを敷き、スーパーで半額になってたステーキ肉を一口大にカットして焼く。ちなみに俺はそんなに牛肉好きじゃない。
焼けたら、残りの油をつかってケチャップとオイスターソースとその他諸々の調味料を目分量で混ぜてソースの完成。
あとはてきとーに盛り付ければ完成。
「うわー...!」
「いただきまーす!あむっ...美味しいー!!!」
「夕姫、喉つまる」
「んぐっ...!?」
あー言わんこっちゃない。やっぱこいつバカだよ。
「ぷはぁ...おい誰がバカだと」
「なんで心の声聞こえてんだよエスパーか」
「のぞみんの大好きな天才美少女夕姫ちゃんだぞ」
「あー痛い痛い。この女子大生最高に痛___」
その後、天国への階段が見えたのは言うまでもない。


2話終了だと思われます


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