コメディ・ライト小説(新)
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- 私が作った雪だるま
- 日時: 2023/01/08 16:39
- 名前: 夢野 しずく (ID: 1N.hNLVr)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13539
【登場人物】
主人公・・・春野あかり
友達・・・松本勇太
転校生・・・川田のえ
雪だるま
先生
おばあちゃん
⛄~あらすじ~
昔作った雪だるま。主人公のあかりのおばあちゃんのお葬式で、
出かけているときに、その雪だるまは溶けてしまった。
ある日転校生が来た。その子はなぜか、雪だるまを作りたいらしい。
ー自分達は、どこから間違ったって言うんだよー
【もくじ】
第1話「おさない頃の雪遊び」>>01
第2話「転校生の川田です。」>>02
第3話「冬なら作ろうよ」>>03
第4話「世界で1つの雪だるま」>>04
第5話「雪だるまの呪い」>>05
第6話「全てはあの女から。」>>06
第7話「忘れるわけないでしょ、」>>07
第8話「今年の冬も作るゼ☆」>>08
- Re: 私が作った雪だるま ( No.5 )
- 日時: 2023/04/16 21:11
- 名前: 夢野 しずく (ID: lyYROhnH)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
~雪だるまを作って1日後~
私は勇太の家まで、全速力で走った。なんでか?そんなの……
はぁ はぁ
「…ゆっ!勇太!」
勇太は、ぽつんと玄関の前で立っていた。
「…あかりぃ、俺の……バーちゃんが、死んじまったらしい…。年だからかもだけど、、
原因不明の病気に かかったらしい。」
「原因不明…。」
その言葉に私はゾッとした。
それだけじゃない。手が震えた。あの頃の記憶ー。
「す、すまないな、大丈夫だ、明日はちゃんと学校行くから。」
「無理、しないでね。」
どうしたら いいのか 分からなかった私は、自分の家に帰ることしかできなかった。
~次の日~
勇太は学校に来なかった。
「おはようございます。勇太さんのお祖母様、
お亡くなりになられたらしいですね。」
「そうだね、そっとしておいてあげようよ。」
ガラガラー
先生………じゃなくて、副校長先生?
「えぇ~っ、今日、先生は、原因不明の、病気でお休みです。
なので今日は、先生が、担当を、します。」
ゆっくりと話す先生の言葉に。ー
『 原 因 不 明 の 病 気 ! 』
何かがおかしい!たまたまなわけがない!
何?なにかの災い?
それとも のろい?
こんなの、たまたまだって わけがない!
「~の あかりさん?」
「春野 あかりさん?」
「はっ!はいっ!」
「授業しますよ。」
「わかりました!」
2日後は、雪だるまを作った日。
……………そんなわけないっ。そんなわけ、、
私は隣のせきの、のえさんを見た。
・・・え。
- Re: 私が作った雪だるま ( No.6 )
- 日時: 2023/01/05 20:42
- 名前: 夢野 しずく (ID: RBR1FgDi)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
のえさんが…いない。
キーンコーンカーンコーン
「ねぇ!」
「わぁっ!どうしたの?」
私は、幼稚園の頃、仲がよかった友達に聞いた。
「このクラスに、転校生の のえさん、知ってるよね?」
私は、まさかと思いながら聞いた。
そのまさか。
「えっ?のえさん?・・・だぁれ?」
・・・私の直感は、あたっていた。
……勇太…! スマホ!スマホ!
「先生っ!急いでるんです!スマホを…!スマホを、すこしでいいので!」
私は先生に、必死にお願いした。
ずっと おじぎをしていた。
「えっとぉー、い、急いでるなら…」
「ありがとうございますっ!」
他の先生に見つかったら、いろいろ めんどくさいので、屋上まで
走って行った。
電源!!メール!メール!
【メール】
[あかり]『勇太!急に ゴメンっ!』
[勇太]『なに?』
[あかり]『嘘って思うかもしれないけど、よく聞いてほしい!
あのね、勇太のおばあちゃん、「原因不明の病気」だったでしょ。』
[勇太]『うん?』
[あかり]『今日、先生が休みで、……先生も、「原因不明の病気」だったの。』
[勇太]『え…?それ、本当?』
[あかり]『うん。本当。それで、2日前って、雪だるま作った日でしょ。
雪だるまが、関係あると思うんだ。』
[あかり]『それに、のえさんが消えたの。クラスの友達にも聞いてみたけど、
のえさんなんて女の子、知らないって。』
[勇太]『あの女……。』
- Re: 私が作った雪だるま ( No.7 )
- 日時: 2023/01/05 21:06
- 名前: 夢野 しずく (ID: RBR1FgDi)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
その瞬間だった。
ー目の前が真っ暗。
「あかりっ!」
「わぁー…ぁぁ………」
よかった、勇太がいた。
私たちは、真っ暗な雪だるまが たくさんある場所にいた。
2人とも、わけがわからない。
カッカッカ。
ハイヒールの音…
目の前にはのえさんがいた。
「全て、わかったようですね。」
「やっぱり、お前が……!」
「なんで こんなことをやったの?私が嫌なら、私を……」
「なんでか。そこはまだ分かっていない、らしいですね。
教えてあげましょう。私が怒った理由を。」
「…私のことを忘れていたからです。あぁ、あなたたちが作った雪だるま、
それは私です。驚きました?」
「あぁ、、」
「そうですか。それに、私が溶けたとき、おばあちゃんも死んでしまいましたよね?」
「まさか、それも!」
「いいえ、違います。私は、作った人が死んでしまった場合、溶けてしまうのです。」
「そっか?おばあちゃんも、飾りくれたもんね。」
「そうです。ですが…私は、なぜ転校したか!それは、あなたたちが雪だるまを、
作らなかったから!さみしかった!私はっ!」
「それはね、私はね…!ゆきだ」
「うるさぁぁぁぁぁいっ!!」
私たちは、その声の大きさにびっくりした。
「言い訳しようとしても無駄!無駄!無駄!無駄!」
「……あのね、私、怖かったんだ。多分、勇太も…。」
「あぁ。怖かった。もう一度、雪だるまを作ることが。」
「また、思い出のある雪だるまを作っても、その思い出は溶けてしまう。って、」
「俺達は、雪だるまという1つの命を預かってたんだ。」
「そうだったんですか…?」
「うん、…ごめんなさい。本当。でも、ずっと、忘れてなかったよ。ほら。」
私が出したのは、おばあちゃんが飾りとしてくれた マフラーだった。
「これは!あの時の。マフラー。」
のえさん…雪だるまさんは、すごい泣いていた。
目まで落ちてそうなくらい、泣いていた。
私は、泣きたくても泣けなかった。
……勇太は…、エッ!?むっちゃ泣いてるじゃん!
あーぁ、泣きたくても…、なけないよっ。
- Re: 私が作った雪だるま ( No.8 )
- 日時: 2023/04/16 21:20
- 名前: 夢野 しずく (ID: lyYROhnH)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
真っ暗な世界から、いつも通りの世界に戻っていた。
『今まで勘違いをしていたみたい。本当にごめんなさい。
でも、雪だるまは作ってほしいな。あ、今まで病気にしてしまった、
先生、おばあさん、あかりは、全ての症状を直しておいたから。』
「あ、ありがとうー、、ん?」
「おい?今 あかりって…いったよな?」
『おバカさんは、風邪をひかないって言いますから。』
「ちょっとぉ! 誰がおバカさん、だって?」
こうして、雪だるまの のえは。ー
「はじめまして。雪だるまが大好きな 川田のえ です。よろしく……だゼ☆」
・・・はい?転校してきた!?っていうかー、
……なんか、最後の「ゼ☆」が……
~冬休み!~
「雪だるま!作るぞ~っ!せーのっ!」
えい!えい! オー!!
「今年は、飾り持ってきたから、安心しとけ!」
「おぉ!やっぱ、勇太は気がきくなぁっ!」
「やっぱってなんだよ」
「去年は…ね?あれだったじゃん!」
「あの、…マフラーありますか?寒くって。」
「もちのろん!いいよっ!」
私は、おばあちゃんからもらった マフラーをかけてあげた。
⛄********************************
みなさんは 雪だるま作ってますか?雪が降らない…
なら、私が降らせてあげます。また、冬にあえたらいいですね。
*********************************
【完結】
- Re: 私が作った雪だるま ( No.9 )
- 日時: 2023/04/16 21:36
- 名前: 夢野 しずく (ID: lyYROhnH)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13539
~感謝します~
ここまで読んでいただきありがとうございます。
もっとたくさんの人に読んでもらえるように頑張りたいと思います。
予想よりも、はやめに終わりビックリです。完結してから、
何ヶ月か経ち、現在は春になり、もうすぐ夏になります。
その次は秋、そして冬です。また冬頃に、「私の作った雪だるま」を
思い出してくれるとうれしいです。
コメント,感想などをしてくださるととてもうれしいです。
必ず見たいと思います。
⛄
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