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戦争ごっこ。 【第九話更新!!】
日時: 2010/02/07 17:30
名前: 桜菜 ◆7KBxRpu4sA (ID: a7B.qo42)

 こんちは。桜菜(おうな)です。 来てくれてありがとうございますっ!!



゜・*:.。..。.:*・゜注意事項゜・*:.。..。.:*・゜
①一応初心者なので、ミスなどは批判ではなくアドバイスとして教えてくださると嬉しいです。
②荒らさないでください。
③グロが出てきます。それでも良い方のみ、読んでいただけると嬉しいです。
④この小説の悪いことろなど、アドバイスお願いします。
⑤コメントくださると嬉しいです。
゜・*:.。..。.:*・゜注意事項 ゜・*:.。..。.:*・゜




——プロローグ——

 俺は見てしまった。
 
 だから巻き込まれた。
 
 でも後悔はしていない。

 何故? それは俺にも分からない。

 でも、後悔だけはしない。

 たとえ、死んだとしても—————






゜・*:.。..。.:*・゜キャラ紹介゜・*:.。..。.:*・゜

宮沢明煌(ミヤザワ アキラ) ♂  14歳
中学3年生。基本的に凡人。
運動か勉強かと言われれば運動の方が良い。

相岡翔琉(アイオカ シリュウ) ♂  15歳
中学3年生。バスケ部元キャプテンで、運動だけが取り柄。

椎原秋穂(シイハラ アキホ) ♀   15歳
中学3年生。容姿端麗文武両道であり、生徒会長。

菰乃部 百合(コノベ ユリ)♀  14歳
中学2年生。主人公の幼馴染み。神代の伝説を真似た不良に兄を殺される。


゜・*:.。..。.:*・゜戦争ごっこルール゜・*:.。..。.:*・゜
・始めに3P(ポイント)所持し、銃に撃たれると1Pマイナスされ、自分が人を撃つと1Pプラスされる。
・ポイントが0になった時点で、実際の死なので注意。なお、失格も死。
・武器は支給された銃のみ使用可。規定時間以外に使用した場合、失格となる。
・規定時間はPM08:00〜PM10:00
・各校、4人一組でチームを組み、最終的に4人にならなかった場合、失格とする。
・今回の出場校は、5校(茅科中、神代中、神代高、緑山高、涼鈴中)。 
・この《戦争》を外部に漏らしてはならない。その場合には口封じを実行する。
・同じ人を二度連続に撃っても上下するポイントは1P。

 以下、さらにルールが増えていきます。



第1話『寝過ごした末の夜に』   >>1
第2話『銃声の鳴り響く校舎にて』 >>2
第3話『翌日の学校は』      >>3
第4話『真実と道連れ』      >>4 >>5
第5話『神代わり伝説』      >>6
第6〜9話『戦争其ノ壱 涼鈴中学校』 >>9 >>12 >>13 >>16

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Re: 戦争ごっこ。 【オリキャラ募集締め切りました】 ( No.3 )
日時: 2010/02/07 17:34
名前: 桜菜 ◆7KBxRpu4sA (ID: a7B.qo42)

第3話『翌日の学校は』

 結果。俺は眠れなかった。なにせ、6時間目から8時頃まで寝てた上、その後ほぼすぐ翔琉に気絶させられたからもう十分に寝てる。

 俺は朝まで考え事をしていた。議題はもちろん、翔琉と、あの事だ。結局、普段起きる時間までに結論は出なかったが。

 俺が一人暮らしなのは前にも言ったが、母親がいたのは翔琉に連絡されて来たかららしい。その気絶は翔琉の所為なのだが、あくまで、何故か気を失ったという設定で連絡されたらしい。

 そんな母親は昨日には明日早くに仕事だから。と、帰っていった。

 私立茅科(かやしな)学園中等部。俺が通う学校だ。偏差値、入学金、学費全てが私立学校とは思えないほど低く、俺みたいな奴でも簡単に入れる学校だ。俺は高校受験より中学のお受験の方が良いと感じ、この学校に入学したのだ。おかげで3年だというのに勉強漬けならなくて済んでいる。

 俺が登校すると数人のクラスメイトが話しかけてきた。「昨日よく寝てたなー。何時まで学校で寝てた?」「よく先生に見つからなかったよね」などと口々に勝手な事を言う。俺はその言葉に「8時頃だっけ・・・よく寝すぎて今日寝れんかった。つーか起こしてくれよ〜」「座席のおかげだな」と返しておいた。

 ちなみにそのクラスメイト連中に翔琉はいない。クラスが違うのではなく、単にこの中に居ないわけでもなく、まだ来ていなかった。よし、来たら一番に問いかけてやろう。

 そんな俺の決意が効いたのか、翔琉は俺が聞くことの整理がついた頃には来た。

 翔琉は何事も無かったようにクラスメイト数人(俺含む)と挨拶を交わし、ついでに俺の質問もかわし、自席についた。いや、そんな事言ってらんないんだが。

「おい、翔琉。俺の話を無視すんな!」

「え、何? 昨日? 昨日のドラマ? 俺、あんま詳しくないぞ?」

「ちげぇよ。ふざけんなよ。説明しろよ」

「ふざけてなんかねぇよ。もうちっと具体的に説明してくれよ。理解に困る」

「だからっ。昨日の夜の……」

 ここで、俺にとってはタイミング悪く、翔琉にとっては多分タイミング良く、チャイムが鳴る。予鈴じゃない、本鈴だ。俺はとりあえず諦めて、席に座る。

 HR中に俺は、ルーズリーフの一枚に昨日の事を教えるようにメモを書いて(もちろん、言い逃れできないように事細かく書いてやった)翔琉に回すように隣の席の奴に頼む。そうすると、さらに回っていって、翔琉の席にまで届いた。

 翔琉は一旦苦々しい表情になったが、諦めたか折られたルーズリーフを開いていた。


 昼休み、しつこく聞いたのが乞うを為したか翔琉は、

「放課後に話すから屋上に来てくれ。それまでは聞くなよ。もし聞いたらそん時は話すのやめるからな」

 と言った。その顔は結構真剣だったので、俺はこれ以上聞くのをやめた。



 
 で、放課後だ。今俺は、屋上へ向かうために階段を上っている。この校舎は三階建てだからそんなに辛いわけでもないのだが、緊張からか心臓の心音は音量高めだった。

 屋上までの階段を上りきった俺は勢い良く扉を開く。そこには、2人の知り合いと、1人の高嶺の花がいた。その3人は、

「よう、明煌」

「こんにちは」

「えっ明煌? ……明煌だったの?」

 文字通り三者三様の言葉を浴びせてきたのだった。

Re: 戦争ごっこ。 【オリキャラ募集締め切りました】 ( No.4 )
日時: 2010/02/07 17:36
名前: 桜菜 ◆7KBxRpu4sA (ID: a7B.qo42)

第4話『真実と道連れ』

 屋上にいた3人は、親友と、幼馴染みと、好きなひ——いや、生徒会長だった。

 そんな中でも、幼馴染み——菰乃部百合はひどく動揺していた。

「そんな……。明煌だったなんて……」

 何の事だか分からない。何でお前はそんなに俺に驚く?

「まぁ気にすんな。とりあえず、お前が聞きたいのは菰乃部の現状じゃなくて、昨日の事だろ? 菰乃部の事は……後で本人が話すだろうよ」

 少し不満が残るものの、とりあえず今は納得しておく。

「昨日、お前が出くわしたのは、お前が見たのは————《戦争ごっこ》だ」

 センソウゴッコ? 何それ?

「まあ、言っちゃえば殺し合いだな。それでも少しは違うんだが……」

 その言葉を始めに、翔琉は語りだした。《戦争ごっこ》のルールと、その始まりを。

「この市の名前言ってみろ」

 まず翔琉は俺にこう問うた。

「え? 神代(かみしろ)市。だろ」

 俺は当たり前だというように返す。

「そうだ。神に代わるって書くだろ?」

「うん。だから、それがなんか関係あるのかよ」

「そのまんまだよ。神に代わるんだ」

 は? そのまんまって……?

「だから。神に代わるために、俺たちは戦争してんだ」

 神に代わるため? 何故? 意味が分からない。

 俺が理解しきれていないのと、翔琉が説明に困っているのを見かねてか、生徒会長——椎原秋穂が話に入ってきた。

「あのね。これは私達が神様に成る為の戦争なの。つまり、この戦争に勝つと神様に成れるの。人間でも、ね」

 この説明で少し理解できた。その説明を翔琉が奪う。

「そういう事だ。俺達は神に成る為に、戦争をしている。て言うか、お前知らないか? 神が代わるって都市伝説……つーか、この市の伝説」

 そういえば、少しだけなら聞いた事がある。ような、気がする。特に気にしてたわけじゃないからな。

「つまり。伝説は本当で、俺達は伝説に、神に成るんだ。命を懸けて」
 
 へぇ。……あれ? そう思った俺は素直にその疑問をぶつける。

「ちょっと待て。命懸けてたら、ごっこじゃなくて最早ただの戦争じゃねぇの?」

「まぁそうなんだが。俺はごっこで終わらせたいんだよ。この《戦争》を」

Re: 戦争ごっこ。 【オリキャラ募集締め切りました】 ( No.5 )
日時: 2010/02/07 17:37
名前: 桜菜 ◆7KBxRpu4sA (ID: a7B.qo42)

 屋上の手摺につかまって校庭を見ながら翔琉は言う。そんな翔琉にもうひとつ聞いてみる。

「ついでに聞くが、俺達って・・・お前たち3人の事か?」

 翔琉は首肯する。

「ああ。今日からお前も入るから4人だがな」

 ……へ? 今なんと?

「だから、お前も今日から仲間な。よろしくー」

「よろしく、宮沢君。ううん、もう仲間なんだし明煌君でいい?」

 翔琉と椎原は何事でもないように言う。ただ、俺と百合はそうはいかなかった。

「えぇぇっ!? 俺巻き込まれんの!?」

「……やっぱりそうなりますか……。でも、しょうがないですよね……。知っちゃった今、口封じで死ぬかゲームに参加するかしかないもんね。うん、頑張ろう明煌っ。死なないように!!」

 俺の手をとって俺の目をじぃーっと見つめてくる我が幼馴染み。幼馴染みといってもコレは結構緊張する。と言うか、今、結局死ぬような事言わなかったか?

 結局百合は納得したから、これで3対1。完全に呑み込まれている。

「やっと4人にそろったね」

「ああ、これでメンバーの事は心配しなくてよくなったな」

「メンバー?」

「あ、そういやルール教えねぇといけねぇのか。すっかり忘れてたぜ」

 で、メンバーって何?

「一学校4人でチームを組んで戦うの。で、初めに3Pあって、撃たれると1Pマイナス、逆に自分が誰かを撃つと1Pプラスされるの。それが基本的なルールかな」

 椎原が説明してくれる。それに百合が付け足してくれる。

「他にも、武器は支給される銃だけとか、その銃は規定時間以外に使っちゃいけないとかあるんだけどね」

 だそうだ。

「じゃあ、詳しいルールはネットでググれ。俺は帰るぞー。休戦日なんだ。今日の内に寝とかねーとな。正直むっちゃ眠い」

 翔琉はそう勝手に言い残して屋上から出て行った。

「そうね。私も帰る。またね、明日に」

 椎原も帰って行く。屋上には俺と百合が残った。

「ねぇ明煌」

「なんだ?」

「あたしのお兄ちゃんが殺されたのは幼馴染みだし、知ってるよね?」

「————ああ。知ってる」

 百合の兄、延いては俺の幼馴染みでのあったのだが、4年前、俺が小六の時に殺された。他殺だった。犯人は捕まって現在刑が施行されている。

「あれね。犯人はね。——しようとしてたんだって……」

 大事なところが聞こえない。・・・なんだって?

「《戦争》……。この市の伝説を中途半端に知った犯人が、あたしのお兄ちゃんを、殺したの……」

 言いながら百合は自分の顔に手を当てて挙哀を洩らす。

「だから、あたしはそれを知った後、夢中になって伝説を調べた。そうして、本物の《戦争》に関ってしまったの・・・」

 そうだったのか。と俺は言う。

「絶対、勝とうね……多分、それがお兄ちゃんへの仇になるから………」

 そう言って、百合も俺を置き去りにして、帰っていった。

Re: 戦争ごっこ。 【オリキャラ募集締め切りました】 ( No.6 )
日時: 2010/02/07 17:59
名前: 桜菜 ◆7KBxRpu4sA (ID: a7B.qo42)

第5話『神代わり伝説』

 皆が帰った後、特にする事もなかったので俺もすぐに帰る事にした。

 帰った後はパソコンを点ける。理由は、翔琉に言われた事を実行するためだ。「詳しいルールはネットでググれ」そう、翔琉に言われたからな。

 ……検索ワードは、『伝説 神代市』でいいか……。げっ、156件もあるや。多〜。

 その中で適当にトップに並んだのを覘き、見た感じ分かり易いのを読む事にした。

『××県神代市の《神代わり伝説》』

 なんか単純なネーミングだと思ったが、気にせずスクロールして読んでいく。

『 千年前、この地の土地神は滅ぼうとしていた。だが、万物に神が宿るこの国でそれは許されなかった。故に、新たな神を生み出す必要があった。
 それにはこの地の若い者が良いと言う声が多数あった。人でも神が認めれば神に成れると噂されたからだ。
 でも誰が神になる? との疑問が浮かんだ。若者の中には自分が神に成ると言張る奴もいたし、自分は嫌だと言う奴もいた。
 滅び行く神は、戦い、勝ち上がった者が我に代わりし新たな神だと言った。
 結果。神に成りたいと思う奴が殺し合い、成りたくないと言う奴と戦いたくない奴しかこの地には居なくなった。勝者は————神に成った。
 しかし、高が百年程の命しか持たない人間。神に成ろうとも寿命に差たる違いは無かった。
 故に、百年毎にこの地では殺し合わなければならない。————平和主義な人のみが住まう地であっても。』

 なんと言うか……後味の悪い話だった。第一、何時からの千年前だ?

 しっかし、翔琉はこれを見せたかったのか? と俺の中でも疑問が出てきた。だから、もう一度別のページを見てみようと思った。


 そして、見つけた。


 それは背景が真っ黒く、白い文字が連なるホームページ。

 タイトルは、『《戦争》』。

 読んでみる。   

『 コレヲ見タ貴方。貴方ハ《戦争》ニ参加スル義務ト、神ニ成ル権利ヲ得タ。』

 カタカナでかなり読みにくかったが、読み進めていく。

『 神代ノ現、神ハモウスグ、死ヌ。 ダカラ、新タナ神ヲ求メル。
 サア、命ヲ懸ケテ、《戦争》ヲ。神代ニ、新タナ、神ヲ。

 下記ニ、ルールヲ提示スル。コノルールを順守シ、神ヲ目指セ』
 
 ここからカタカナ表記は終わって、普通に読みやすくなる。……日本にあるひながな、かたかな、漢字の使い分けの偉大さを感じた数分間だった。


『・始めに3P(ポイント)所持し、銃に撃たれると1Pマイナスされ、自分が人を撃つと1Pプラスされる。
・ポイントが0になった時点で、実際の死。
・武器は支給された銃のみ使用可。規定時間以外に使用した場合、失格となる。
・規定時間はPM08:00〜PM10:00
・各校、4人一組でチームを組み、最終的に4人にならなかった場合、失格とする。
・今回の出場校は、5校(茅科中、神代中、神代高、緑山中、涼鈴中)。 
・この《戦争》を外部に漏らしてはならない。その場合には口封じを実行する。』

 ここでスクロールが止まる。どうやらここで終わりらしい。・・・・・・でもなんか続きが在りそうな雰囲気なのだが、でも無いのだろう。きっと。

 気付けばもう8時だった。・・・・・・いけね、まだやる事あんのに忘れてた。

 俺はパソコンを閉じて、明日に備えたり、食事したりして早めに寝る事にした。翔琉の言ってる事やルールを見てる限り結構晩くまでやるみたいだし。

Re: 戦争ごっこ。 【オリキャラ募集締め切りました】 ( No.7 )
日時: 2010/01/17 15:28
名前: 飛花 (ID: 1JjPbNpp)

うっちー!
莉菜だけど、この時間に更新が無いとは、どうしたの?


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