ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- The soul of the fool
- 日時: 2009/08/30 23:10
- 名前: yuy@ (ID: km7KrdXm)
受験生で更新できない時もありますが、
よろしくお願いします!
- Re: The soul of the fool ( No.2 )
- 日時: 2009/08/31 22:25
- 名前: yuy@ (ID: km7KrdXm)
最後の部分「見い」を右に変えてください。
- Re: The soul of the fool ( No.3 )
- 日時: 2009/09/01 23:03
- 名前: yuy@ (ID: km7KrdXm)
「キャァァァァァァァア!!!」
横に座っていた村雲きららが悲鳴を上げた。何せ血飛沫がが制服についたのである。うまい具合に白い夏服にドット上の模様をつけた。ナイフが飛んできた暗闇のほうから年季の入った木の板で出来た床板をきしませて一人の少女がネギの刺さったスーパーの袋を手に提げて出てきた。
「再生できないくらいにぐちゃぐちゃにしてやろうか、この変態野郎!!・・・・あっ!白神さんいらっしゃいませ!!」
黒宮に見せていた阿修羅の如き顔を俺専用の笑顔に変えて此方に顔を向けた。彼女はおれに好意を持っているそうだ。黒宮気づいていないようだが。
「今ご飯作りますね。」
そう言って血を流して倒れている黒宮の横を通り暗闇の中にあるらしい台所にトテトテと小走りで消えていった。
数秒してまだ悲鳴を上げている村雲を落ち着かせていると、
「ア〜ァ、まったく咲たんは照れ屋さんですねぇ。」
そういいながら右の目玉に突き刺さっているナイフを抜きつつ潰れた目玉を再生させながら黒宮が言った。それを見て壱際大きく泣き喚く村雲を慰める。
「おい。一応一般人もいるんだぞ。考えろよ。」
「スイマセンねぇ。スッカリサッパリヤッパリ忘れてました。」
「なんだその下らん言葉遊びは。殺すぞ。」
本気で思ってしまった。俺もまだ子供だなぁ。
奥からは咲夜が夕飯を作っているであろう。トントンという音がしている。
- Re: The soul of the fool ( No.4 )
- 日時: 2009/09/03 22:08
- 名前: yuy@ (ID: km7KrdXm)
ここで一つみんなの紹介でもしてみようと思う。
まずは俺この物語の主人公:白神宇宙
普通の真人間なのだが、死んだ親の知り合いだった黒宮と出会うことになってしまった。奴といるとロクなことがない。ちなみに今彼女募集中である。
そして俺と一緒に階段を上がってきた、村雲きらら。
校内のアイドルでファンクラブが設置されるほどである。彼女に告白して散ったものは星の数よりも多いらしい。ロングヘヤーで天然ドジっ子泣き虫である。その筋の人にはたまらないであろう。
そして謎の神主:黒宮闘死朗だ。彼は自称:神主&人間である。まぁ前のところで目を再生させているところで人間でないことは皆さんお気づきのことだろう。常に作務衣か着物(どっちかというと浴衣より)で過ごしている。銀髪・オールバックでたばこは吸わないが、酒好き。妹をこよなく愛しているシスコン野郎。
そしてその妹:黒宮咲夜。所謂ツンデレで容姿は中弐位の美少女である。アホ毛を垂らしていて茶髪気味でツインテール。染めてないらしいが、どう見ても染めていそうな感じである。
まぁこんな感じで次に進んでいただきたい。
所所こういうのが出てくるので悪しからず。。。
- Re: The soul of the fool ( No.5 )
- 日時: 2009/09/06 22:07
- 名前: yuy@ (ID: km7KrdXm)
咲夜が夕飯を作り終わり、皆で少し大きめのちゃぶ台を囲む。村雲はさっきの光景がいまだに信じられないのか、茶碗の箸を動かしながら畳に飛び散っている血と黒宮の顔を交互に見ている。そんな事とはつゆ知らず黒宮は大きめの茶碗に顔を埋め米を掻き込んでいる。とその時、咲夜が口を開いた。
「ところで、白神さんは村雲さんとはどういう関係なんですか?」
ちょっとした殺気すら感じられる。
「いえ、あの、その…私は、その、只のクラスメイトで…」
「クラスメイト・・・ねぇ・・・」
「ヒィッ!!」
睨みつけた咲夜を見て村雲は半泣きになっている。
「おいおい、咲夜。さっきのナイフ投げた時の顔で村雲を見るな!コイツ今に泣き出すぞ!」
俺がそういうと咲夜はニコッと俺に笑顔を向けたあと、村雲を見て「フンッ」と顔をそむけた。
夕飯が終わり雑談をした後俺と村雲はそろそろ帰ることにした。
「じゃぁ御馳走さん!オヤス〜」
「今日はありがとうございました。」
ペコっ!と丁寧に頭を下げた村雲に咲夜はまだ例の顔を向けている。
石の階段を降りながら、村雲と雑談を交わしていると林の中からガサッという如何にもな音がした。
- Re: The soul of the fool ( No.6 )
- 日時: 2009/09/07 22:09
- 名前: yuy@ (ID: km7KrdXm)
「なんだ・・・・・まさか!」
逃げようとした時には遅かった。背中のあたりに何かがしがみ付いている。ゆっくりと後ろを向こうとする。何か毛むくじゃらなモノが付いている。
振り払おうとするが爪か何かで服にへばりついている。荒い息遣いと不気味な「ガァゴォ・・・ガァゴォ・・・」という音がする。
村雲は腰を抜かしてヘタって涙をこぼしながら恐怖の眼差しを此方に向けている。
「逃げろ、村雲!殺されるぞ!」
腰を抜かしている村雲に何を言っても意味がないのは分かっている、だがこいつ等の恐ろしさは俺が一番知っている。こいつ等は人を食らう人食鬼(オーガ)。種類は星の数ほどあり、下界・地獄から来た化物だ。
オーガが俺の顔に手をかけようとした、その刹那、「スタタタタタッ」というう音と共に二つの影が俺の後ろに跳び下りる。
「怪我は無いですか、白神さん。」
「お待たせしました。白神さん。」
黒宮闘死朗と黒宮咲夜。
「早く!あれ!」
「ハイよ!!」
威勢よく闘死朗が答え手に持っていた、布に隠れた棒の様なモノを俺に投げる。布を取るとそこには、「神刀」神の宿りしその刀のみがオーガを切ることができる。鞘から抜くとその名に相応しい輝きを放つ刀身を露にする。その光はすべてを照らし闇を切り裂く。オーガは俺の体を離れ戦闘態勢に入る。
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