ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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 ゆびきりげんまん 、ハイスピード更新中 *
日時: 2009/09/10 20:27
名前: ひかる (ID: L/Haz/.A)

    * ぷろろーぐ



  ゆーびきーりげーんまーん 、

  嘘ついたら針千本のーます 、

    ゆびきった 。



  指を切ったからには

     後戻りは  、 出来ない。




 **  初めまして(´・U・`)ノシ

     ひかるです♪

    イジメ系です、駄目なかたはまわれーみぎ

     んじゃ 、 すたーとです

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Re:   ゆびきりげんまん 、 ( No.2 )
日時: 2009/09/09 20:12
名前: ひかる (ID: L/Haz/.A)

  きゅっ、きゅきゅ 、


  ハミが倉庫からボールを持って戻ってきた。

 亜美は、しらっとした顔をして

  私とボールをパスしていた。

 ハミはたまにこっちをちらり、と見たりして
 
  私達の様子を伺いながら、

 シュート練習をしていた。


  がんっ 、 ガンガン 、


 見なくても分かる。

 一回もシュート決まってない、てこと。

 すべて、聞こえる音は、ガンって音だけ。

 シュートが入ったときのシュパ、という音は

 一度も聞こえてこなかった。

亜美と私は、パスをしながらも、おしゃべりしていた


 「 ねぇねぇ、皆おそくない・・・? 」

 
 私は、三人でいるのが気まずく、

  ついに言ってしまった。

 「 でもまだ開始まで十分前だよ?

   皆来るわけないよぉ、 」


 私は、うかない顔をした。

 亜美は、「 トイレ行って来る 」 と言い

 トイレに行った。

 私と、ハミ。二人きりで体育館にいた。

  気まずい空気の中で私はボールを持ち、

 シュートした。


  シュパ 、

 
 ハミの練習からは聞こえなかった音が聞こえた。

 
  「 すごい 」

 ハミの声だった。少し、震えた声で言った。

 「 は、ハミ。 」

 
  「 あはぁ、 すごい。

  私なんか全然駄目駄目なのにぃ・・・。」


  ハミは両手を顔に当てて、笑った。

  
  でも、その手の隙間から何かが、

   零れ落ちるのが見えた。

 すぐ分かった。 、  ああ ないているんだ。


  私は、 悪気があるにもかかわらず、

    謝れなかった。

 「  は、ハミ、  ご、  ごめ 



   そこまで言いかけたとき


  体育館のドアが開いた音がした。

  亜美が帰ってきた。

 「 唯華、 すっきりしたよぉ 、・・・


  亜美はこの状況を見て、険しい表情をした。


 「 何? ハミ、なんでないてんの? 」


 「 私・・・・ 悪いこと、したぁ? 」

 泣きじゃくれながら、叫んだ。

 「 ・・・ 悪い事?
 
  てめぇが今うちの視界にいて

  生きてる事が悪い事なんだよっ、

 
    しね 、  」










   体育館には、 しぃんとした空気が


    張り詰めていた。




  私は、 ただただ立っているのがやっとだった


   ハミ、  今、どんな気持ち?

Re:   ゆびきりげんまん 、 ( No.3 )
日時: 2009/09/09 20:32
名前: ぱっち ◆KtKsDuZC0Q (ID: BpgOJEIu)

こんにちは〜

なんか、フツーの感じですけど、なんかオーラ出てます・・・

いかにも怖くなりそうなって感じです!

マジ面白そうッスネ!頑張ってください^^

Re:   ゆびきりげんまん 、 ( No.4 )
日時: 2009/09/10 19:07
名前: ひかる (ID: L/Haz/.A)

   ぱっち 様 (´・U・`)ノシ
  ↑‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾↑

    こめ有難うございます←

    面白くなるように頑張ります

    m(_ _)mよろしく、お願いしまする

Re:   ゆびきりげんまん 、 ( No.5 )
日時: 2009/09/10 19:45
名前: ひかる (ID: L/Haz/.A)

   がらり、と三人の妙な空気の中に

  ある音が入り込んできた。


  「 あれっ、一番じゃなかった、

     四番目かぁ、 残念。 」

  嫌な空気を吹き飛ばしたのはクラスで

   マドンナ的な存在の 彩乃。

  優しくて、すっごくノリいいし、いい子。

 「 あ、彩乃・・・・、 」

 
  「  ん?どしたの、」

  「 なんでもないよー 」


  とっさに亜美が入り込んできた。

  「 ねぇ、綾乃も一緒に練習しようよ」

 
  私達は、何事も無かったかのように、

  平然と、 練習を続けていた。


  がらり、とドアが開き、次々とクラスの人達が

  入ってくる。

 人が入ってくるたび、気持ちが、ほっとする。

  亜美、 今どんなキモチなんだろう、

  ハミ、 今どんなキモチなんだろう。


  私は複雑な心の中、ある先生が入ってきた。

 皆がざわつく、 それは体育担当教師のハマノ

  じゃなかったからだった。

 入ってきたのは生活指導の アリオカだった。


 「 ええ、今日はハマノ先生が緊急出張で

  出かけましたので、今日は自習です。

  決して、騒いだりしないように。 」

 
  亜美は、ガッツポーズを私に笑ってみせた。

アリオカがいなくなると私たちは騒いで喜んだ。

 はっきり言ってハマノは、気持ち悪い。

  くさい、きもい、うざい、の最強3コンボ。

  
  亜美が仕切り、バスケの試合をする事になった。


 男子は男子で、女子は女子で、

  試合をする事になった。

 
  亜美が、赤いホイッスルでピピー、と音を鳴らす


 皆がいっせいに、試合を始める。


 男子は、始まってスグに白熱した戦いになっていた

 女子はボールを必死に追う。

 チーム編成はこのとうり。

 
 赤チーム、 亜美 唯華 彩乃 沙由梨 桃

 青チーム、 ハミ 凛湖 霞  紀歌  晴美


   
  私達は仲良しグループで組んだ。

  いつもつるんでいる子ばっかし。

 青チームは、嫌いな子ばっかりのチーム。

 
  亜美はホイッスルを吹き終わると、

  コートの中に入ってきて、ボールを追いかける。

 私もボールを追いかけた。

  ボールは、霞って子が持ってる。

  正直 霞は、強敵。

  バスケ部仲間なんだけど、自分が上手いって

  自慢してるから、キライなんだ。

  でも、そんな事言ってる暇もなく、

  霞から、ボールは離れて、

   マークのついていないハミの下へ。

  ハミはボールをつかみ、困り果てた顔をした。

  まさか、自分に来ると思わなかったのだろう。

  ハミのもとへ、皆が集まる。

  ハミは、困った果てに、ボールを持ちながら

  五、六歩歩いた。

  そのとき、亜美のホイッスルが鳴った。

 「 はい、ハミ失格。、それと青チームの

   得点1つ減らして。よって

  赤チーム0点、青チーム-1点。 」


  青チームからハミへブーイング。

  まぁ仕方ないんだよ、亜美が相手じゃあね、


  失格にする事もないんだけど、

  まぁ普通はありえないんだけど、ね。

  ハマノがいないから亜美も調子乗って。

   失格にしちゃった、てわけ。


  私は、ハミをじっと見つめていた。


  ハミの目には何かがたまっていた。

    私は、目をそらし、ボールに集中した。


 その間に亜美がボールを奪い、3ポイントシュート

  それから、んー五分ぐらいたって、

  結果は、赤チームのボロ勝ち。

 青チームは、ボロ負け。

 んまぁ、人数一人足りないってのもあるけど・・・

 ハミ、 じゃあいてもいなくても変わんないよね


 
 「 今日楽しかったねぇ、ハマノもいなかったし」


 亜美の元気な声を聞いた、

  思い出した、  ハミ、 どうなったんだろ

 
   

  亜美、  忘れてんのかなぁ、


 「  亜美ぃ、 ハミ、どうすんの。」


  亜美は、待ってましたというように

  にやり、 と笑った。


 
 「  そのことだけど__ 、


 この後すぐに、北校舎の三階女子トイレに来て 」



  私は、意味が良く分からなかった。

  が、 北校舎の三階女子トイレといったら、

  人は通らない、電灯は消えて真っ暗、という

  この学校の心霊すぽっと。


 「  えぇ、あそこ・・・・ ? 」


  私はいやいやながらも女子トイレに向かった。


 つくと、そこには数人の知り合いがいた。


  一人目は、 呼び出しの張本人 、


     亜美。


   二人目は、 クラスのマドンナ、


     彩乃。


   三人目は、 元気で活発的な

 
     沙由梨。


 
   四人目は、 可愛くて、優しい、


      桃 。




   四人は、私を見て、にやり、と笑った。


  「  ハミ、 キライ? 」


   亜美の突然の質問に私は驚いた。


    ハミ____  キライ?



  キライじゃない 、 でも


    選択肢は、 『キライ 』 のみだと思う。



  私は 、静かに頷いた。


   亜美は笑っていった。

 
   それは 私にとって衝撃的なものだった。


 「  ハミ 、  いじめよう   」

Re:   ゆびきりげんまん 、 ( No.6 )
日時: 2009/09/10 20:23
名前: ひかる (ID: L/Haz/.A)

   私は信じられなかった。



   ハミ 、を虐める?


 「 本気、で言ってんの!? 」


 「 うん、 本気♪

   あいつうざいし、 ねぇ皆 」


  皆 頷いていた。


  「 唯華、分かってるよね、

     親友だもんね 。 」


  私は、本心を打ち明けないまま、


      ハミを虐める事になった。




  教室に戻ると、ハミは一人だった。


  「  唯華 、 はやくぅ。 」

  
  亜美が私をつつく。

 
  さっき、亜美から言われた。


   「 ごめん 」て謝って、

         トイレに連れ込んできてって、


  「 皆トイレで待ってるから、はやくね!」


   亜美はトイレに向かっていった。


   私は、恐る恐る、ハミに声をかけた。


  「  ご、 めん。 」



  ハミは、はっとして笑った。


  「 ううん、唯華は謝ること無いよ 」


  ハミの笑顔は、私をいっそう苦しめた。

   でも、 亜美が・・・・・・・待っている、


  「 ハミ、 トイレ行こう 。  」


  私は、 決断した。


   ハミ 、を 虐める。










    トイレに入ると皆が待っていた。


 ハミは驚いていた。


 「  込んでるね、 」

  
  彩乃がくす、 と笑った。

 
 「 このトイレあいてるよ、 」


  ハミはにこり、と笑い

 
 「  ありがとう! 」

  と笑い入った。


  皆がいっせいに頷く。

 
  桃が、水の入ったバケツを持ち、

  背の高い、沙由梨が

  ハミの入ったトイレに投げ込んだ。


  中から悲鳴が聞こえた。


   今頃、 中では大惨事になってることだろう

  私達は、 くすくすと笑う。

  ドアが開いた 、


  ハミがびしょぬれで言った。

 「  ひどい 、先生に言っちゃうから、 」


  泣き崩れた、 ハミ。


  それを見て笑う 亜美。

  ハミのぬれた髪の毛をつかみ、

  「  言ったら、 もっと虐めてやる。 」










      ハミは、 床にぺたん、と崩れた。


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