ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 桜花幻想
- 日時: 2009/09/20 20:53
- 名前: 紅蘭 (ID: DwPPAIwb)
初めまして!紅蘭です<(_ _)>
初めてのシリアス・ダークです。頑張ります!
読んでみてください!コメントはすごく嬉しいです。
【作品紹介】
□作者 紅蘭(こうらん)
□題名 桜花幻想(おうかげんそう)
□ジャンル シリアス・アクション
【お客さま 3名】
花梨様 Zero様 縷々様
- Re: 桜花幻想 ( No.8 )
- 日時: 2009/09/14 20:21
- 名前: 紅蘭 (ID: .aIXFE.h)
【第参話 超能力】
「わたしはね、超能力者なの・・・信じる?」
イヴはそう言って、首を傾げる。ニイ、と笑って。
超能力者?・・・信じよう。
でも信じきれない。本当に?
「信じれないよねー?いいよ、見せてあげるから」
「えっ?」
イヴは右手を上げた。瞳を閉じる。
そして・・・!
「ひゃあああああッ!」
私とイヴは強い風の中に巻き込まれたような感覚を感じた。
体がギュウ、と押しつぶされるような感覚。
ドサリ!
いつの間にか地面に立っていた。知らない土地に。
目の前には白い、大きな家が建っている。
「此処、どこ?イヴ?」
これはイヴの超能力だったのか?夢じゃないのか?
・・・違う。これは現実だ。本当だ。
「ね?今のが超能力の一つ!此処はわたしの家なの」
「イヴの家?」
「正確に言えば、わたしたちの家、かな?」
「わたしたち?じゃあ他にも超能力者がいる・・・?」
「ぴんぽーん!正解。でね、汐音もわたしたちの仲間なの・・・」
- Re: 桜花幻想 ( No.9 )
- 日時: 2009/09/14 20:49
- 名前: 紅蘭 (ID: .aIXFE.h)
【第四話 覚えてナイよ?】
「じゃあっ、私も超能力者ってこと・・・?」
「正解だよ・・・桜花様!あーっはっはっは!!」
「・・・イ、ヴ?どうしたの・・・?」
イヴがイヴじゃない気がする。いや、イヴじゃない。
優しそうな顔が、今は歪んでいるように見える!
しかも、また私のことを「桜花様」って・・・!
「くっくっくっく!ねぇ桜花様?まだ分からない?」
「・・・何を!」
「あれ?わたしのこと、思い出せないの?!」
イヴは不気味に笑っている。
・・・騙された!私は騙されたんだ。
「桜花様?そろそろ解放したら〜?くっくっく!」
「私は桜花じゃな・・・ッ!・・・ぅううう」
突然、頭が痛くなった。痛い痛い痛い痛い!
これは、イヴの能力?違う!
「仕方ないねぇ?わたしの名前、教えてあげるよ?」
イヴは空に向かって叫んだ。
「わたしの名は・・・琥珀!我が名は琥珀!」
その瞬間、私の意識は途切れた。
- Re: 桜花幻想 ( No.10 )
- 日時: 2009/09/14 23:37
- 名前: 縷々 (ID: E57zxjFk)
お話面白いです!!!特に序盤の展開と台詞が良いです!
・・・櫛枝ってみのりんから・・・?
- Re: 桜花幻想 ( No.11 )
- 日時: 2009/09/20 20:54
- 名前: 心音 (ID: DwPPAIwb)
〜縷々様〜
コメントありがとうございます!!
ぁわわ・・・そう言っていただけて嬉しいです!
櫛枝・・・バレましたか(笑)
- Re: 桜花幻想 ( No.12 )
- 日時: 2009/09/20 20:59
- 名前: 紅蘭 (ID: DwPPAIwb)
【第五話 ???】
「ちょっと、やりすぎたかな・・・ごめんなさい!」
イヴは頭を下げた。
いくら演技でもこれはやりすぎた、と思って。
イヴが顔を上げると、少女が立っていた。
幽霊の少女だった。
長い金髪の髪に、緑の瞳が煌く。
「・・・!桜花さま!」
『一応聞いておく。琥珀よ、これは演技でしょうね?』
「もちろんです!演技です。本当ではありません!」
『・・・ふ。分かってる。琥珀、信じてるからな』
イヴはニコ、と笑った。
桜花さまと呼ばれた幽霊は消えていった・・・