ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 桜花幻想
- 日時: 2009/09/20 20:53
- 名前: 紅蘭 (ID: DwPPAIwb)
初めまして!紅蘭です<(_ _)>
初めてのシリアス・ダークです。頑張ります!
読んでみてください!コメントはすごく嬉しいです。
【作品紹介】
□作者 紅蘭(こうらん)
□題名 桜花幻想(おうかげんそう)
□ジャンル シリアス・アクション
【お客さま 3名】
花梨様 Zero様 縷々様
- Re: 桜花幻想 ( No.1 )
- 日時: 2009/09/13 20:24
- 名前: 紅蘭 (ID: 5kx3QSMp)
【第零話】
それは、桜の花が舞い散る夜だった。
空には不気味に光る満月。煌く星たち。冷たい風。
・・・どうして、桜があるのだろう?
今の季節は秋のはず。桜は普通、春じゃないのか?
「驚いてるでしょ?でも綺麗な桜だと思わない?」
凛とした声がした。声がした方を見る。
それは少女だったのだ。桜の木の傍に立っている。
・・・何故だろう?
この少女を、この桜の木を、懐かしい、と思ったのは。
「ねぇ、分からない?あたしのこと・・・!」
少女は巫女さんの格好をしていた。
金髪の長い髪に、緑の瞳・・・
私にそっくりな顔。
「ゆっくり、思い出してね・・・もう1人の私?」
- Re: 桜花幻想 ( No.2 )
- 日時: 2009/09/13 21:01
- 名前: 紅蘭 (ID: 5kx3QSMp)
【第壱話 少女】
帰り道。
夕日がアスファルトの道路を照らしていた。
一人で家に向かう小さな道。私以外、誰もいない。
家までの道のりは、まだまだある。
「ねぇ!ちょっと待って!」
後ろから声が聞こえた。・・・誰だろ?
それは少女だった。私より少し年下に見える。
茶髪の髪を後ろで一つに結んでいる。顔的にハーフ?
「貴方は、紅汐音さんですかっ?」
「・・・?はい、そうですけど・・・」
「本当?よかった!わたしの名前はイヴ!櫛枝イヴ!」
やっぱりこの子はハーフだった。
ところで。櫛枝イヴちゃんは私に何の用だろう?
私の名前を知ってるし。
「で、イヴちゃん?何の用なんですか・・・?」
「タメでいいよ。あと呼び捨てでいいから!」
「じゃあ、イヴ。何か私に用?」
イヴはニコリ、と笑った。
そして、私の運命を変える一言を言った。
「紅汐音さん。貴方は、今日からわたしたちの仲間です!」