ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 誰にも渡さないから,ね?
- 日時: 2009/09/16 22:07
- 名前: 姫ちゅん (ID: ea1AdiW9)
キョウコ…控えめだけど,頭が抜群に良く
運動もそこそこできるので
モテるし,頼りにされている。
ジュンのことが好き?
リュウカ…明るくて,おもしろいけど
好き嫌いに差がありすぎるため
友達が少ない。
キョウコとは幼馴染で親友。
ジュン…明るくておもしろくて
正確に裏表がなく,誰にでも平等に
接することができる。
リュウカとは,小学校からの友達で
よく,悩み相談にも乗っている。
- 誰にも渡さないから,ね?-第一話- ( No.1 )
- 日時: 2009/09/16 22:22
- 名前: 姫ちゅん (ID: ea1AdiW9)
「おはよう」
また,いつもと同じ朝がやってきた。
心地よい日差しと風。
そして,眩しいくらい青い空。
そして,いつもと同じ笑顔の友達が
こちらに向かって走ってくる。
「あ…れ?」
いつもと少し違うのは
その友達が,一分以上遅刻していないことだった。
驚く点が違うと突っ込まれても仕方ないが
でも,その子が一分以上遅刻してこないのは
まさに,奇跡である。
「ごめーん,遅れて…」
「いや,早くない?」
「そぉ?今日いつもより1時間早く起きたんだぁw」
だったら,もっと早く来てほしいなぁ…
っていう言葉を噛み殺して
「そうなんだー。すごいねー」
と言った。
ちょっと棒読みチックだったかな?
「そーだ,キョウコ。
今日は何の日か勿論知ってるよね?」
「ぇ…?」
「もう,忘れたのー?
愛しのジュン君のお誕生日じゃないのー。」
「あぁ…忘れてた,よ。」
無論,忘れている訳がないが
リュウカは人が自分の知ってることを知ってると
すぐにキレるのであった。
だから,知らないフリをする他ないという訳だ。
「プレゼントとか買ったー?」
「ううん,買ってないけど…リュウカは?」
「私?私は勿論買ったわよ。
だって大親友のお誕生日プレゼントだもの。」
「じゃあ,来週の月曜日なんの日か知ってる?」
「9月の21日?」
「うん。」
「ぇーっと何の日だったっけなぁ…」
「私の…誕生日ですけど?」
「ごめーん…汗
うっかりしてたよ。」
私は大親友じゃないんかい。
だが,実際のところ,私も彼女のことを
「大親友」とは思っていないから
なんとも思いはしないんだけれど
ジュンくんの誕生日を自慢げに伝えられたのには
ちょっイラっとしたかも…しれない。
「早く行こうw遅刻だよ,キョウコww」
「うん♪」
誰のせいだよっっっ。
- 誰にも渡さないからね-第二話- ( No.2 )
- 日時: 2009/09/17 16:46
- 名前: 姫ちゅん (ID: ea1AdiW9)
「おぉ!珍しく早いじゃないか。
まぁ,遅刻は遅刻だ。
気をつけなさい。」
「はーい」
息を切らしながらだるそうな返事を返す。
チャイムが鳴ってから
まだ5分しか経っていない。
無論,遅刻だけど
いつもなら10分以上遅刻してくる
私とリュウカは
先生からは「遅刻コンビ」と呼ばれていたが
今日に関しては
「早いな」
と言われた。
決して早くは無いと思うよ,先生。
朝の連絡が終わった。
一時間目は…音楽。
あぁ,移動教室か…。
「キョウコ,今日は先生に『早いな』って言われた ね。」
「そうだね。珍しくリュウカが早起きしたからじゃな いの?」
「珍しく…ねぇ…。」
まずい…
「ちょっと,リュウカ…」
「ねぇねぇ,ヒロコー,一緒に音楽室行こう」
あぁ…やってしまった。
私が少しでもリュウカに「馬鹿にされた」
と思わせてしまえば
リュウカは早くて1日,長くて一週間も
私をシカトするのであった。
常に,不満を持っていた私であったが
普段はとっても良い子だから…
嫌いではなかった。
私みたいな人をお人よしっていうのかなぁ…。
- Re: 誰にも渡さないから,ね? ( No.3 )
- 日時: 2009/09/17 16:55
- 名前: ベアラー (ID: ImGaYTGg)
はじめまして姫ちゅんさん!
リュウカって何か面白いキャラですね〜(?)
- ベアラーさん ( No.4 )
- 日時: 2009/09/18 19:11
- 名前: 姫ちゅん (ID: ea1AdiW9)
ご訪問&コメントありがとうございますw
おもしろいっていうか
変わってますよね…。
なんかキャラ作り下手なんです…。
すみません。
でも,おもしろい…って言ってくださって
ありがとうございます(・ω∩)
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