ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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イカレアタマ
日時: 2009/09/29 02:56
名前: ハリネズミ (ID: tiJN6Js/)
参照: http://ikareatama

シリアスダーク系を書くのは初めてです。

このページを開いてくれた方

よかったら1話目だけでもどうぞ!

レッドシアターのレッドカジノが元になっています。


よかったら気軽にコメくださーい^^

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Re: イカレアタマ 3話目 ( No.3 )
日時: 2009/09/29 00:53
名前: ハリネズミ (ID: tiJN6Js/)
参照: http://ikareatama

・・・・・・・・・・・・

「崎村、行くのか?」

崎村は口を大きく開けて笑うと

「まさかなぁ!!」

と言って笑った。

そうだよな・・・・。

いくわけないよなぁ・・・。

Re: イカレアタマ ( No.4 )
日時: 2009/09/29 01:22
名前: ハリネズミ (ID: tiJN6Js/)
参照: http://ikareatama

下校時間になってトボトボと家に帰った。

いつも通りに宿題をして夕食をすまし、テレビを見ていると、母が俺を呼んだ。

「あゆむ〜崎村君から電話よー」

「あーわかった今行く」

母から受話器を受け取った。

『あ、みっちー?』

「なんだよ電話なんて。明日の予定でも忘れたのか?」

『んなことどーでもいいって。あのさぁ、俺フラれた。』

「はぁ?フラれたって?」

『気づけよ。バカ。告ったんだよ。』

「えっ!お前がぁ!すげーじゃん。やるじゃん。」

『で、フラれたんだよ。』

「あ、、そうか・・・。でも、カノジョなんてまだ・・・」

『あ゛ーもうヤダ。』

「ま…そう思うかもしんねぇけど…。告れただけでもよかったじゃん?」

『は?なにがよかったんだよ?!意味わかんねーよ。海羽さんなんて言ったと思う?もう死にたいよ!!“やだぁキモー。あんたなに赤くなってんの?ウケる!”だってよ!くそ女…ホレてた俺がバカじゃねーか!!』

「まぁ落ち着けって・・・。ね?・・・・・」

『人事だと思ってるだろ…?うぜーよお前も。そうだ…逆ババヌキのこと覚えてるだろ?あれさぁ残れなきゃ死ぬんだってさぁ。一緒に出ねー?俺もう死にてぇしさ。お前も人事じゃないんだったら一緒に来いよ?!』

冗談じゃない・・・。なんで俺が?全く関係ないじゃん・・・。 

でも俺は了解していた。

「・・・・いいよ。」

Re: イカレアタマ ( No.5 )
日時: 2009/09/29 01:27
名前: ハリネズミ (ID: tiJN6Js/)
参照: http://ikareatama

なんで「いいよ」って言ったんだ・・・。

好奇心…それに今の生活にうんざりしていたからだ。

俺はホントに平凡の平凡。

勉強もスポーツも。背丈も体系も顔も。生活も。なにもかも平凡。

少しくらい・・・スリルがほしくなるもんだ。

カノジョでもいれば…違うのかもしんないけど俺にはいない。

“逆ババヌキ”・・・

・・・・・やってみたいなぁ

Re: イカレアタマ ( No.6 )
日時: 2009/09/29 01:34
名前: ハリネズミ (ID: tiJN6Js/)
参照: http://ikareatama

次の日、学校で崎村は俺に謝ってきた。

「ごめん!!昨日は・・・」

「あ、別にどってことねぇけど。そのさ・・・アレってもちろん行くよな?」

「えっ・・・。」

「言いだしっぺはお前なんだから。行くよな?行かないなんてありえないよなぁ。」

「ああ。もちろん・・・。興味あったし・・・。」

崎村も、いやだとは言わなかった。

やっぱりあいつもシゲキがほしいんだ・・・。

「ん・・・。じゃあ当日ね。場所案外近かったし。」

「お前だって、当日になって来なかったら承知しねぇんだかたな。」

「あたりめーだろ?」

Re: イカレアタマ ( No.7 )
日時: 2009/09/29 01:37
名前: ハリネズミ (ID: tiJN6Js/)
参照: http://ikareatama

・・・・その日は当然やってくる。

下見に一度行ったけど、ボロいビル。
たしかにここなら、人が殺されても・・・。

なんてことを考えると身震いがした。

広告の紙にも死ぬなんて書いてなかったし大丈夫だろ・・・。

このときは二人とも心配しながらもほとんど安心していた。

「じゃ、入るぜ・・・。」


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