ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 久遠の旋律を求めて(求む! コメント)
- 日時: 2009/10/04 15:21
- 名前: 朝昼 ◆JW./R/nkCo (ID: Bq9cgBvZ)
- 参照: http://blogs.yahoo.co.jp/ilovwpattiru
えっととあるサイトで人員募集して作った探偵小説です。
更新がで〜ら遅いので注意。
登場人物はどんどん追加していきます↓
探偵陣
朝野 昼香 15歳 通称、朝昼
探偵気取りのオタク少女。主人公。
意外と生真面目な性格だが、ストッパーが外れると本性である傲慢な面が露わになる。
加藤 昼夜 14歳 通称、昼夜
探偵の少年。クラス学級委員で明るい性格。成績優秀。
今回の事件で『僕の力』を発揮するようだ。
しかし、朝昼にその力はことごとく否定され——
若目 今武 38歳 通称、わかめ先生
朝昼たちのクラスの担任。
ロッテファン。職員会議もロッテの中継があったらサボる。
生徒からの信用はかなり薄い。
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- Re: 久遠の旋律を求めて ( No.1 )
- 日時: 2009/10/03 14:54
- 名前: 朝昼 ◆JW./R/nkCo (ID: Bq9cgBvZ)
- 参照: http://blogs.yahoo.co.jp/ilovwpattiru
九月二十九日、午後五時半。
窓の外からは赤蜻蛉の姿がちらちらと見える。
聖ボルゲア学園中等部三年A組の教室には、四人の子どもと一人の大人の影が存在した。
大人は黒板に寄りかかり、子どもたちを無機質な表情で見つめている。
子どもたちの中に、不安そうにその状況を見つめる者は二人。
そして一人の少年と一人の人物が対峙して睨みあっていた。
少年は少女に向かってゆっくりと口を開く。
「お前が……犯人だ」
対するその人物は少年を冷ややかな瞳で見下すかのように見る。
少年は激昂する感情を必死に抑え、その人に指差した。
そして、少女は哂う。
- Re: 久遠の旋律を求めて ( No.2 )
- 日時: 2009/10/03 15:09
- 名前: 朝昼 ◆JW./R/nkCo (ID: Bq9cgBvZ)
- 参照: http://blogs.yahoo.co.jp/ilovwpattiru
九月一日、午前九時。
聖ボルゲア学園は今日から二学期の始まりである。
そこの生徒である少女、朝野 昼香こと朝昼は夏休みから半ば抜けられない状況に居た。
昼香は眠くてたまらない。
昨日は夏休みののりで一時に寝たのであった。
きっと母親が昼香の腹に踵を落とさなかったら、朝昼は新学期早々遅刻をしていただろう。
新学期早々聖書の暗読があるとクラスメイトの加藤 昼夜から聞いたときは、朝昼は奈落の果てに落とされた気分だった。
いや、キリスト教の学校だからアビスの方が正しいだろうか。
そうやって彼女が机に突っ伏していると、前方の扉が開く音が耳に入ってきた。
玄関からの階段の位置の関係上、前方の扉から入ってくる者は殆ど居ない。
前方の扉から入ってくる者はほぼ一名に限られる。
若目 今武こと、わかめ先生だ。
その瞬間今まで立って友人たちと話していた生徒たちは、いそいそと着席する。
わかめ先生はなんだかぱっとしない表情で教卓についた。
朝昼は心の中で、朝っぱらから湿気た表情をするなよ、と毒づいた。
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