ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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ログアウト禁止☆2章突入!
日時: 2009/10/25 23:25
名前: まさ (ID: dC.CMKF3)

初めまして。
こんな駄文にしかならないような小説にようこそ
他所で色んな物を書いていたんですがダーク路線は初めてです(笑
ホラーではないですよw

では。よろしくです




プロローグ

生きたいって?
だったら死んでもっかい生まれてこいや。出来たらな
もうやだだ?
じゃあ何でこのゲームにのったんだい?
やめる?

無理だな


このゲームはクリアするまでログアウトできねえって決まりだろ
ゲームの自分が死んじまったら復活はできねえのさ
死にたくなきゃクリアしろよ




人が殺せるもんならな


第一章「ゲーム開始」第1話〜第4話
第二章「9としての」第5話

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ログアウト禁止 ( No.6 )
日時: 2009/10/24 20:03
名前: まさ (ID: dC.CMKF3)

第4話「殺ということ」



銃声がなった
それは理解できる
だけど……
人が二人倒れているのはすぐには理解できなかった



「う……」

俺は目の前の血を見て嗚咽しそうになった
隣の建もだ
だがおっさんはそのサングラスの奥を光らせながらみてるだけ
真帆は二人にとどめをさそうとしている
正気かこの二人は

いや
ゲームに乗らない俺達のほうがおかしいのかもしれないが
中学生二人は必死に銃口から逃れようとしている
無駄な事だというのは全員わかっていた



バンッ!


その銃声から数秒後二人はドサリと音をたてて倒れた
的確に殺せる頭を真帆は狙っていた



「おい…真帆……」

ようやく出た言葉がそれだった


「このゲームに私達はのった。それだけだ。」

「だけど……」

「嬢ちゃんの言うとおりだ。やらなきゃやられるさ……もっともあの二人はルールすらも飲み込めてなかっただろうが。」

「だ……だよな。」

「しかもこのゲーム復帰が出来ないってだけでしんじゃいない。後々説明するがゲーム内でしんでも生還できる方法はあるさ。」


それを聞いて少し安心した
まったく安心できる状況じゃないが


「さて…街までもう少しだ。いそくぞ。」

「あぁ。」





ログアウト禁止 ( No.7 )
日時: 2009/10/25 23:20
名前: まさ (ID: dC.CMKF3)

第5話「非情な条件」



街についた
どこと無く池袋の駅前ににている
ログインした場所が駅のちかくだったからか?


「とりあえず……どうしたい。」


おっさんが言う
もちろん返答は決まっている


「食いたい。」

「右に同じ。」

「私も。」


建と真帆は手を上げてそういう
みんな気持ちは一緒らしい



「わかった。ならファーストフード店でも探すか。」


そういって歩き出した
さすが都会ともいうべきかすぐに見つかった
どうやら街では人は殺せないらしい
安全な場所というべきだ



「いらっしゃいませー」


ゲーム内のキャラであろう店員が言う
決まった台詞しか言わないのは少しかなしい


「あれ……?」


あの女性……会長!



「お?」


どうやら向こうも気づいたらしい
隣にいる大きな剣を持った男は副会長だ


「おおゆ……いや、ここではナナシ君がいいかな?」

「そっちのほうが有難いです。」

「坊ちゃん知り合いか?」

「うちの学校の生徒会長と副生徒会長。」

「ほう、なんでこんなゲームに?」

「俺が説明しよう。」


無垢な感じの副生徒会長が声をだした


「ボクが説明したいー」

「お前は説明するの下手だろうが。」

「う……ポン太のばかぁ!」


ポン……太?


ゴスッ

会長の頭に拳がはいる



「いったーーーーーい!」

「ポン太はやめろっつうの。」

「いいじゃない。HNなんだし。」



ぶっ!
思わず噴出しそうになった
建と真帆も信じられないというような笑い驚きみたいな表情を見せる


「で……説明だ。現在我が校では行方不明者が多発してな。それの調査というわけだ。」

「ほう…で成果は。」

「ナナシ達がいた。これであわせて5人目だ。」

「まだまだいるだろうな……ちなみに何人やったよ。」

「ボク7だな。」

「9」


意外と多い
自分たちを殺せばゲーム終了だがそれはないだろう


「頭打ち……か。」

「ああ……このルールに気づいたのはつい最近さ。」

「調べがたりねぇな会長さん方。」

「む……。」

「あの……頭打ちって?」

「これはボクが説明するよ。7人以上殺してるものは7人以上殺したものを殺す。8人以上殺したものは8人以上殺したものを殺す。まぁ…9はいわなくてもわかるだろ?そうしないと殺した人数が増えないシステムさ。」

「な……」



ばかな!
そんなルールありか?_
どうりでクリア者が多数現れないけだ


「副会長さん…あんたぁ9だったよな。」

「そうだが。」

「俺も…9なんだよなぁ?」


おっさんは言ってる意味がわかるか?とでもいうように視線をギラつかせた
副会長もそれには驚きをかくせないらしい


「外に出る必要があるな。」

「交渉成立か。」







ログアウト禁止 ( No.8 )
日時: 2009/11/02 19:29
名前: まさ (ID: dC.CMKF3)

第6話「殺し屋と副会長」


外に出た

店の外ではなく街エリアの外

おっさんは短い刃物を2刀手に持った
その姿はやはり極道の人間とよぶにふさわしい
目もだ
何人もその手で惨殺したような目
殺しが仕事だからこそ出来る目

副会長も尋常ではない殺気を漂わせている
ただでさえ巨大な剣をさらに大きく見せるほどに


「これが9同士の戦い…」

「うん。ボクも見るのははじめてだよ。第一9自体めったにいないしな。」


確かに9はゴールにもっとも近い
そんな人間にはめったに会えないだろう
だが9を倒さなければ10にはなれない
それがルール



「いくぞ。」

さきに動いたのはポン……じゃなくて副会長だった
でかい剣を片手でふりおとす



だが…


「あまいな坊や。」


軽くかわす

次もまた次の一太刀も


「その武器…重量がありすぎだ。身の程以上の武器は首を絞める。」

「ほざけ……避けるだしか能の無いくせに。」

「なら受け止めてやるよ。」



ガシッ

なんと小刀で受け止めてしまった


「どうだ?坊や。」

「かかったな。」




ザクッ

その瞬間


おっさんの足元から

紅い血が流れていた

ログアウト禁止☆2章突入! ( No.9 )
日時: 2009/11/04 19:36
名前: まさ (ID: dC.CMKF3)

更新おくれました……

第7話「真」


「おっさん!」

気づいたら声が出ていた

あまりにもリアルすぎる光景
先ほどもあったが今度は近すぎる
あぁ……これは夢なんだろ?
もうおきるからグッバイ!夢の中の俺!



「ほう……二段構えとはやるじゃねえか。」


そんな俺の妄想に近いものはおっさんの言葉でかき消された


「獲物はその剣だとみせかけて実はクナイとはね。」

「二段構えは定石だろ。俺があの学校の副会長まで上り詰めたのもこのおかげだ。」


あの学校
まさに戦争とよぶにふさわしいものだ
学校にいる間はこの世界とあまり変わらない

隣の二人も同じようなことを考えていたらしい
だが会長はじっと副会長たちを見ていた



「流石に修羅場はくぐってるらしいなぁ?だが。」

「!?」

「この刀の前ではそんなちまちました攻撃通用しないぜ?」



ザクッ


「うっ……」


その言葉を発したのは自分だった

それほどまでにいやな音だった
さされた胸部からは血がにじみ出ている
おっさんの時の量とはくらべものにならない


「流石に俺たえらんねぇよ……」

建のその言葉には同意だ
さすがにキツイ



「流石に太刀筋は見えてるのか…9は運じゃいけねぇよな。」

「グッ……当たり前だ。」

「といっても今のは横隔膜。人体急所の一つに攻撃したからな。実は呼吸してるのもきついだろ?」

「……そうだ。」

「とどめ……」


おっさんが急に考え込んだ
そのしぐさはいかにも形だけのものだ


「やめとくか。」

「な……」

「だって殺すにはもったいないし、10人目はもう決めてんだよな実は。」


唖然
その言葉がこの空間に漂った




ログアウト禁止 ( No.10 )
日時: 2009/11/28 20:48
名前: まさ (ID: dC.CMKF3)

第8話「渋谷」


おっさんと副会長の戦いから一週間
二人の傷も感知してきた
あれからというもの俺たち三人は戦いの基礎を学びレベル3にまでたどり着いた


つまり……2人殺したことになる
嫌と言えば勿論嫌だ
だけどここ暫く色んなものを見すぎたせいだろうか
なんとなく覚悟が出来てしまった

そんなことを考えながら武器の品定めをする自分は正直ばかばかしいと思う
でもそうしないと生き残れない

建は今頃どうしてるだろう…
銃の改造技術を覚えるとか言っていたが
そんなんできたら普通の高校生にはもどれないだろうなぁ……

まぁ高校生に戻れるかなんてゲームクリアするしかないのだが


「それにしても……レミントンM700ってどれだ?」


そう
なかなか目当ての品が見当たらない
さっきから店内を右往左往してるんだが……
困ったなぁ…店員に聞くか


「ん?君レミントン700探してるの?」


誰かが声をかけてきた
見た感じ同じくらいの年だ


「そうですけど……」

「へぇ、いかにも素人そうなのにいいの選ぶなぁ」

「えっ……じゃあ貴方は銃に詳しいんですか?」

「まぁ……このゲーム半年近くやってるからね。」


そういって頭をかきながら言った
このゲームで半年
ということは少なく見積もって7
いや……9かもしれない


「もしかして……9?」

「ん……まぁね。」

「げ……」

「運が殆どだよー。なかなか9が見つからないから終われないんだけどね。」

「頭打ち…ですか。」

「そんなとこだよ。あ、レミントン M700はこれね。」


そういって銃をさしだされた


「君にも一つ言っとくけどレベル上げたいならシブヤにきなよ。」


シブヤ……
現実で言うところの渋谷だろうか


「ええ。頭に入れておきます。」


その言葉を聴き終わったあと彼は店を出て行った





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