ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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—私はかつて、皇女だった。 
日時: 2009/10/19 18:00
名前: Kリン (ID: ovGM7bao)

●。〜*.○。〜*.●。〜*.○。〜*.●

どうも!Kリンともーします(^^♪

シリアス・ダークでは王女様系が多いですが、
今回はそんなグロくもないです。

悲運の皇女のお話みたいな感じで!

正直コメディ・ライトかと思ったんですが、
明るくはねェなと思いまして、
ここに書かせていただきます。

よろしくぉ願いしますーー!!!



         ●登場人物●

名:ナターシャ 性別:♀ 年齢:17歳
本名:ナターリア・アランスカヤ・イワン・エレノア
プロ:強大国アールストイの第7皇女
容姿:光る銀髪にセルリアンブルーの瞳

名:エレン 性別:♂ 年齢:17歳
本名:エレン・トルストイ・ルートヴィヒ
プロ:かつてアールストイでナターシャと
   仲の良かった貴族の息子
容姿:茶髪にサルビアブルーの目

ナターリアの兄弟〜

1、皇女エリザヴェータ
2、皇女タチアナ
3、皇女リディーア
4、皇女ワレンチナ
5、皇女アントニナ
6、皇女ミリーツァ
7、皇女ナターリア
8、皇太子イヴァン

  

今はこれだけにして、また増やしていきます。

ではどうぞ♪




お客様〜○。*〜●。

あみーご 様
愛音   様
カッパ  様

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Re: —私はかつて、皇女だった。  ( No.19 )
日時: 2009/10/17 18:53
名前: Kリン (ID: ovGM7bao)

●。〜*.○。〜*.●。〜*.○。〜*.●

「来たには来たけど.....」

エレンは茂みから二人の様子を見ていた。
手には小さな薔薇の髪飾り。

「いっちゃいけない雰囲気?.......」

するとナターリアが立ち上がって、
どこかへ駆けていった。

エリザヴェータはナターリアの手首を
つかんで止めようとしたが、
ナターリアはそれを振り払ってしまったのだ。

「ナターシャ??」

エレンは走り去ってゆくナターリアを見つめ、
余りに驚いてしまって、立ち上がってしまった。


—ガサッ


「誰っ???」

エリザヴェータがエレンを見つめる。
エレンは思わず、後ずさり。

エリザヴェータは静かに手招きをした。

「こちらへ着なさい。怖がらないで」

エレンが遠慮がちにおそるおそる来ると、
エリザヴェータはその顔を見上げ、
ナターリアがすわっていた所に手を置き、
すわるように合図をした。

「失礼します」

エレンは腰を下ろす。

「貴方はナターリアのお友達ね。
  よく聞いているわ」

えっ と思わず声をもらす。

「いつもお世話になっているのね。
  本当にありがとう」

エレンは照れくさそうにする。

「あの...さっきのは...」

エリザヴェータはため息をすると、
優しく微笑む。

「よくある姉妹ゲンカよ。
  妹が姉のことを考えてくれるのはうれしい
   けれど......」

エリザヴェータは空に向かって手をのばす。

「どうにもならないことはあるわよね。
  どんなにイヤでも受け入れなくちゃいけない、
   運命みたいなのって.....」

エレンはうつむく。

「貴方とナターリアが知り合うのも運命で、
  また私が遠い国にいってしまうのも、
       —また運命」

「でも、自分で変えることもできる
  と思います」

エレンはとっさに立って、
エリザヴェータに手を差し伸べる。

「それもまた、運命なんですよ」

エレンはニコリと微笑んだ。
エリザヴェータはまた少し下を向くと、
愉快そうに微笑んで、
その手をとった。


●。〜*.○。〜*.●。〜*.○。〜*.●

あれ?全力でかいたんに、これしか
進んでないゾ!!!

Re: —私はかつて、皇女だった。  ( No.20 )
日時: 2009/10/17 19:40
名前: 愛音 (ID: NN.yKTYg)

今、読んだよー☆
めちゃめちゃいい!
こーゆーの大好き!!

関係ないけど、Kリンは好きな人いる??
愛(愛音の一人称)はいるよ!(つーか、彼氏が)

Re: —私はかつて、皇女だった。  ( No.21 )
日時: 2009/10/17 21:38
名前: Kリン (ID: ovGM7bao)

まずで??!!!!!

彼氏いンの???
スゲエな!
あんがい彼氏とか普通にいんの?
愛音のガッコー!!

ウチは同学年にいるかナ
気になってんだけど、憎みあってんだよネ
小1の時にチョコあげたことはあるけど!
お返しにクッキーとキーホルダーもらった!

Re: —私はかつて、皇女だった。  ( No.22 )
日時: 2009/10/18 09:22
名前: 愛音 (ID: BOqiXdbO)

クラス内で3組カップルいるーー☆

チョコ上げたんだー!!
すごい!!
愛は上げた事ないよー!

Re: —私はかつて、皇女だった。  ( No.23 )
日時: 2009/10/19 17:48
名前: Kリン (ID: ovGM7bao)

●。〜*.○。〜*.●。〜*.○。〜*.●

門前でエリザヴェータはエレンに頭を下げた。

「ホントにありがとう。
  私、もういかなくては」

エレンは心配そうに見つめた。

「エリザヴェータ様...三時にはいかれる
   のですか??」

エリザヴェータは笑った。

「ええ。でももう大丈夫。
  私がいなくなっても、妹をどうかよろしく」

エレンはうつむいて、
手ににぎっていた髪飾りをエリザヴェータに渡す。

「あの...ナターリア様に差し上げようと
  したのですが....貴女様に」

薔薇の髪飾りが光った。

「まあ....高価なものだわ。ホントにいいの?」


「ええ。少しでもお慰みになれば...」

エリザヴェータは上品にお辞儀をすると、
エレンの頬に口付けをした。

「あっ」

エレンは真っ赤になって信じられないと
ゆうふうな顔で、皇女を見つめた。
エリザヴェータは母親のように優しく
微笑むと、門の中に入っていった。


●。〜*.○。〜*.●。〜*.○。〜*.●


「ナターリアはまだ来ないの?」

皇后クラヴディアが手に汗をにぎる。

午後2時半。
皇女エリザヴェータを待つ馬車、
そしてそれらを待つ貴族や民が宮殿の
大広場で沸き返っていた。

そして、
エリザヴェータと別れを告げるため、
アランスカヤ王家一同が集まっているのだった。
しかし、そろそろエリザヴェータが来るという
のに、ナターリアは現れなかった。

第二皇女タチアナが皇后に尋ねる。

「お母様、ナターシャはまだ来ないのですか?」

「.......ええ....」

第六皇女ミリーツァが挙手した。

「お母様!私が探してきます!
  いってもよろしいでしょうか??」

皇后は少し考え、即答した。

「ええ!行ってきて!でないと...
  エリザヴェータがっ!!!」

「は、はいっっ!!!!」


ミリーツァは走り去っていった。

●。〜*.○。〜*.●。〜*.○。〜*.●


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