ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- θ抜け出せないθ
- 日時: 2009/10/20 20:33
- 名前: 朱蜜 ◆I0wh6UNvl6 (ID: fxK7Oycv)
どうも、はじめまして&こんにちは♪
以前、「由愛」や「美夜薇」という名前で書いてました。
もう、何もかもがウダウダでとんでもない駄作だと思いますが、よろしくお願いします。
あと、PCの調子が悪かったりして
更新が、とても遅いです。
すみませんが、気長に待ってやってください;;
*注意*
荒らし、喧嘩は禁止です
アドバイスは大歓迎ですが、クレームはやめてください。
****
それでは、スタート!!
- Re: θ抜け出せないθ ( No.8 )
- 日時: 2009/10/21 20:42
- 名前: 朱蜜 ◆I0wh6UNvl6 (ID: fxK7Oycv)
第5話「ライトなんてありません」
カラ・・・カラ・・・カチャ。
ビンを開けると、錠剤が2個。
こぶしが2個ほどの大きさのビンに、
小指のつめ程度の錠剤が2個。
とりあえず、説明書を開く。
「お試し版は度がゆるくできています。
1回一定です。楽しければもう1回できます。」
小さな錠剤を1つ、手のひらに置く。
「やり方はとても簡単です。
吸引用ストローの先に錠剤を入れて出てこないように金具のような棒でとめます。」
手のひらの中で眠っている錠剤を、ストローの先の出っ張った部分につめた。
そして、棒をずらした。
カチャ・・・
この音を聞いて、私は爽快感を感じた。
「あとは、ゆっくりと息をすうようにストローの先に口をつけてスーと吸ってみましょう。」
スー・・・
ハァー・・・
吸って、息を吐いて・・・気持ちよさを覚えた。
これが、楽しくて甘い・・・味、かな?
錠剤がゆっくりと、粉のように小さくなっていった。
吸うたびに、意識がもうろうとしてきて・・・
吸うたびに、幸せになってきた。
私はその場にバタリと倒れた。
気がつくと、夜だった。
θが届いたのは夕方。
それから、ご飯も食べずに私は寝ていたのだろう。
テーブルの上はさっきのまま。
とりあえず、袋に戻してきれいに片付けた。
特に、何も感じない。
でも、口の中の感覚がない。
シュガーというぐらいだから、砂糖のような甘さが広がってるだろう。
いきなり、目の前が真っ白になった。
再び、重いまぶたを開くと・・・・
そこは夢のような世界だった。
ここは、どうやら『空』で、私は『鳥』。
ぷくぷくしている虹や、わたあめのような雲。
私のまわりを、優雅に飛ぶ・・・パステルカラーの鳥たち。
私には、真っ白ですきとおったような羽がついていた。
その瞬間、幼い頃に戻った感じがした。
しばらく、意識を失って・・・目を覚ますとちょうど時計が夜中の1時をさす時だった。
θ-θ-θ-θ-θ-θ-θ-θ-θ-θ-θ-θ
「シー!!」
また、ママだ。
いつも、シーは夜中に呼び出される。
「早くこんか、このクズ!!」
パパだ、怖いよ。
「いいか、シー・・・俺とママはちょっと遊びに行ってくる。1人で待ってるんだぞ?」
「いい?絶対、サツになんか行かないのよ?」
パパとママの怖いまなざしに、さからうことは絶対にできない。
パパの言う、遊びに行ってくる・・・は
人殺しを楽しんできたり・・・悪いことをしに行くこと。
ママの言う、サツは・・・警察のこと。
あの悪い奴をかっこよく逮捕する警察が、パパとママは大嫌いなんだ。
他にも、言葉を覚えた。
ママとパパがよく使う言葉。
ヤク・・・とか。
その意味はわからないけど、お酒を飲んだ時みたいにふらふらして帰ってくる。
ママもパパもとっても怖い。
そして、この世界もとっても怖い。
だって、ママやパパみたいな怖い人がたくさんいるもん。
ナイフもって、コンビニに行く人もいるもん。
はやく、大人になーりたいなー。
そしたら、いろんなことができるようになるのかな。
大人になったら、鳥になろうかな?
それとも、可愛いお洋服着て戦う女の子になろうかな?
「じゃ、いってくるから。」
「いってらっしゃい、おやすみ。」
「いい夢見るんだぞ?」
θ-θ-θ-θ-θ-θ-θ-θ-θ-θ-θ-θ
ハッ
いつのまにか、ソファに寝っころがっていた。
そして、頭のとなりには亜花がいた。
「いい夢見た?」
その瞬間、鼓動がましてきた。
ッハー・・・ッハ・・・ン・・・ハー・・・ハー・・・
「最初はきついかもね。」
亜花の声が小さくなっていく。
なぜか、サイレンが聞こえてきた。
サツ・・・、これはママとパパが嫌いだった警察の音?
ッダ・・・ヤダ・・・イサツ・・・ケイサツ・・・ッメ・・・ダメ・・・
「私まで思い出しちゃった。シーの小さい時のこと。・・・ハハッ!アッハハッ、アーハッハッハ!!」
意識もうろうとしてる中、亜花の笑い声はしっかりと頭に取り入れていた。
「ほんと、醜いわ。」
何?これ・・・。
この真っ暗な、道は・・・。
私はこの道を進んでいくの?
久しぶりに、あんなに嫌だったママやパパの顔が浮かんできた。
真っ暗な道に向かっている・・・。
「行っちゃ、ダメだよ。」
私の声を聞き入れてくれず、そのまま2人は消えていった。
いやだな・・・。
こんな、真っ暗な道・・・いやだ・・・。
「この真っ暗な人生に、ライトなんてないのよ。」
私の意識が消える、最後に聞いた言葉は亜花の捨てゼリフでした・・・・。
- Re: θ抜け出せないθ ( No.9 )
- 日時: 2009/10/21 20:47
- 名前: 朱蜜 ◆I0wh6UNvl6 (ID: fxK7Oycv)
>>7
きてくれて、ありがとうございます。
わざわざ、こんな駄作に・・・(泣)
そうです、正解です!
♪♪ピンポンピンポーン♪♪
よくわかりましたね、頭良すぎですよ!《あんたが頭悪いだけだろ。
さぁ、これからどうなっていくんでしょうね。
亜花の思考も・・・、紫唯の体も・・・。
これからも、よろしくです!
- Re: θ抜け出せないθ ( No.10 )
- 日時: 2009/10/21 21:02
- 名前: 朱蜜 ◆I0wh6UNvl6 (ID: fxK7Oycv)
超テキトープロフィール1
真白 紫唯
髪:さらさらの黒髪で、長さは腰まである。すこしおかっぱぽいが自分では気にいっている。
服装:黒や灰色の服を好んで着ている。そのせいでとても暗いイメージを持たれる。
体系:とっても細くて足が長い。まさに理想の体系。
好きな色:黒、灰色
好きな食べ物、飲み物:トマトジュース
理由:なんとなく
嫌いな食べ物、飲み物:よだれのついたポテチ。あれ?そういうことじゃなくて?
実際はすいか
理由:あのギザギザのしま模様が気にいらない。ん?ちがう?
性格:明るいわけではないが、元気。でもみんなととけこめず、静かで落ち着いている。
読者(こんな駄作じゃいないだろうけど)の方々に一言:「けしておとボケキャラではありません」《そういうイメージ持たれてますけどね;
- Re: θ抜け出せないθ ( No.11 )
- 日時: 2009/10/21 21:13
- 名前: 朱蜜 ◆I0wh6UNvl6 (ID: fxK7Oycv)
登場人物ふやしました。
参照>>2
- Re: θ抜け出せないθ ( No.12 )
- 日時: 2009/10/22 21:26
- 名前: 朱蜜 ◆I0wh6UNvl6 (ID: fxK7Oycv)
第6話「一緒に行きましょう?」(亜花目線)
「私ねー・・・」
私が話し始めた時、ちょうどシーがおきた。
「これ、してからすっごく変わったの。」
シーは、眠たくて重いまぶたを一生懸命持ち上げて、私の話に耳をかたむけようとしている。
「ママやパパに命令されて暴行くわえられて・・・正直苦しかったわ。
でも、夜中ママとパパをさけるため、出歩くようになったの。そしたら、θを進められて・・・・。」
シーはまるで自分のことのように、深く聞き入っていた。
私も最初はこんなんで、ほんと・・・怖かった。
でも、これを使うと何でもできるようになるというワナにつられて
「ママやパパの虐待からのがれる」ことで頭がいっぱいになった・・・。
θを頑張るようになってから、快感を覚えた。
こんなに楽しいのだから、続ければ・・・スーパーマンのように
何でもできるようになれる。
魔法使いにでも、変身したかのようだった。
でも、変身したのは身体じゃない。
心だけ・・・。
そう、変身したのではなく・・・変心したのだ。
「最初は、大変だけれど・・・後からの快感がたまらないわよ?
心は、真っ白から真っ黒になるけれど人生が変わるの。」
シーは目を輝かせた。
親に恵まれず、今はほとんど祖父に世話そしてもらっているシー。
母親も父親もたまに帰ってきては、シーをしかっているだけ。
私もシーも、昔から暗い道を歩んできた・・・・。
でも今、私はθという素敵な道を歩んでいる。
シーにも、知ってもらいたかった。
「このままの醜い自分と、少しつらいけど幸福を味わえる自分・・・どっちを選ぶ?」
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