ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 暗闇に紅い薔薇が咲く
- 日時: 2009/10/26 21:15
- 名前: b'`*)ノ桜姫⌒゜* ◆hjAE94JkIU (ID: 0Zj7Agn/)
- 参照: http://www.doumori.com/bbs_talk/show.php?kiji_id=332573
どうもです、桜姫です^^現・4作目……かな?
前に消えちゃった小説の立て直しです。
未熟な文や細かい所を多少修正してあります。
+.*CONTENS*.+
主な登場人物>>1 用語解説>>
第1章>>2
*.+お知らせor桜姫から+.*
*.+:;;;;:プロローグ:;;;;:+.*
—————少女は暗い闇の夢の中で薔薇を見た。
血でできた鮮やかすぎる紅い薔薇園を
遠い昔の記憶のソコの鮮やかな血の海を
血で固められた土壌から血でできた赤薔薇が咲いていく。
幾年も幾憶も時を重ねても
——————人は何故罪を繰り返してしまうのですか?
- Re: 暗闇に紅い薔薇が咲く ( No.1 )
- 日時: 2009/10/26 20:23
- 名前: b'`*)ノ桜姫⌒゜* ◆hjAE94JkIU (ID: 0Zj7Agn/)
- 参照: http://www.doumori.com/bbs_talk/show.php?kiji_id=332573
*主な登場人物*
*風恋 (フレン) ♀ 16歳
死神、人間界での名前は「薔薇園 風恋」
普段は優しいが死神としての顔はかなり非情で残虐。
どんな時でも基本冷静で落ち着いている。
本を読むことが好きで、分厚い本をよく持っている。
屋上が好き。趣味は昼寝と読書。常に敬語。
容姿は青紫色の肩までのツインテール、髪飾りは紅い薔薇モチーフ 眼は普段は薄いエメラルドグリーンで夜は紅い。一人称は「私」
武器は剣と鎌
*燐獄 (リンゴク) ♀ 15歳
死神で風恋の仲間。煉獄の双子の姉で人間界での名前は「地獄 燐」
精神年齢は弟より下らしい。多少はっちゃけ過ぎで煉獄に注意される。
趣味は運動、弟イビリと歌を歌うことでお菓子が大好き。成績は…あまり良くない。よく弟に勉強を教えてもらっているよう。一人称は「リン」
容姿は水色のセミロング。前髪をヘアピンで止めている。眼は橙がかった黄色 夜は金色。
武器は巨大な鉄扇
*煉獄 (レンゴク) ♂ 15歳
死神で風恋の仲間。燐獄の双子の弟で人間界での名前は「地獄 煉」
姉より大人。落ち着いていて冷静沈着、だが姉に弄られる哀れな弟。しかし姉のことは大事な様子。
趣味は勉強、バイオリン演奏、料理。姉や友人にお菓子を作ってあげることが多い。
成績優秀な優等生。姉より頭は良いが運動は苦手。
容姿は姉と同じ水色の髪(ショート)だが男子にしては長く、後ろで一つに結ってある。
顔が女顔のためよく燐獄に女装させられるが完璧女に見える。眼は姉と同じ橙がかった黄色、夜は金。
一人称は「オレ」 ごくたまに「僕」
武器は三叉矛
*詩音 (シオン) ♀ 16歳
魔女。風恋の幼馴染で別名「水晶の魔女」「奇跡の魔女」人間界での名は「雪音 詩音」
風恋達のサポートのために人間界へやってきた。
基本物腰柔らかいが怒らせると鬼より怖いらしい。
成績優秀容姿端麗の超完璧人だが、お化けや虫、雷が怖いとか。
ミステリアスで大人な面もある。
趣味は家事 森へ行く 散歩 園芸。容姿は金髪の踝までのポニーテールに青い蝶の髪飾り。眼は深い蒼。
一人称は「私」
武器は魔法
*緋願花 ♀ 14歳
死神で依頼配達人。
基本無言。過去の事件がきっかけで心が割れていて感情があまり豊かではない
真紅のウェーブがかった髪を後ろで一つにくくっている。髪飾りは黒い蝶。左眼は虚ろな蒼翠で右目は深紅。
真紅のゴスロリワンピ(スカート膝下丈)をきていて片手には紅い日傘。彼岸花のついた小さな黒い帽子をかぶっている
武器は薔薇と茨、緋願花の花弁
死神の中でも特殊な『依頼配達人』魔界へ来た依頼を人間界の死神に運ぶ役目を背負っている。
風恋を御姉様と呼び慕っている。風恋の前では普通の人間のような感情を見せる。
人見知りで 煉獄、燐獄 風恋以外の人間には近付かない
*今のところこのような感じです*
- Re: 暗闇に紅い薔薇が咲く ( No.2 )
- 日時: 2009/10/26 21:01
- 名前: b'`*)ノ桜姫⌒゜* ◆hjAE94JkIU (ID: 0Zj7Agn/)
- 参照: http://www.doumori.com/bbs_talk/show.php?kiji_id=332573
*1章 シニガミサマ*
*1*血色ノ夜 >>3
*2*理由 >>4
*3*朝 >>5
*4*キッカケ >>7
*5*イライ >>9
*6*緋願花 >>10
*7*憎シミ >>11
*8*血濡レタ宴 >>12
*9*終末 >>13
- Re: 暗闇に紅い薔薇が咲く ( No.3 )
- 日時: 2009/10/26 20:26
- 名前: b'`*)ノ桜姫⌒゜* ◆hjAE94JkIU (ID: 0Zj7Agn/)
- 参照: http://www.doumori.com/bbs_talk/show.php?kiji_id=332573
1話 血色ノ夜
———ねぇねぇ、君には憎い奴やウザい奴がいない?消えてほしいなぁって思わない?
そう思ったら「シニガミサマ」にお願いすればいいんだよ?シニガミサマは君の願いをきっと叶えてくれるよ?
だってシニガミサマのお仕事はね……
————————人の魂を狩る事だから
とある静まり返った夜のこと…
「ぎゃあぁぁぁぁぁ!!」
静かな暗闇に断末魔の声が響き渡る。肩の傷口をかばいながら男が死にもの狂いで逃げていく。
————が、その先は行き止まりだった。
「おっお願いだ!助けてくれ!!金なら払う!!」
自分を追いかけてきた、紫の髪の少女に対して必死で命乞いをしてくるこの男……
しかし少女は冷たく男を見下すと容赦なく蹴り飛ばした。
『何言ってるの?貴方が悪いのよ?私はただ……憎しみの依頼を受け……魂の回収に来ただけ』
少女はそう言うと男の胸に深々と剣を突き刺した。
男は目を見開き倒れていき、少女の服は返り血で染まる…
少女は服のポケットから1枚の薄い紙を取り出した。
『「出羽 名井蔵」の魂……確かに回収しました』
少女がポツリと呟くとと紙に書かれていた「出羽 名井蔵」の文字が徐々に薄くなり、やがては消えた。
……あら、失礼しました……自己紹介が遅れたようね。
私の名は風恋 一応言っておくと…死神です。
……その顔、信じて無いでしょう?
え?死神なのは信じるけど何故死神が人間を殺してるかって?
———それは…———
続く
- Re: 暗闇に紅い薔薇が咲く ( No.4 )
- 日時: 2009/10/26 20:27
- 名前: b'`*)ノ桜姫⌒゜* ◆hjAE94JkIU (ID: 0Zj7Agn/)
- 参照: http://www.doumori.com/bbs_talk/show.php?kiji_id=332573
2話 理由
死神は普通、人間界とは違う次元にある世界に住んでいるの。
俗にいう魔界ってやつね。
そこにはある望みが運ばれてくる。恨みや憎しみ、復讐、憎悪の望みが……
その願いを叶え、人の魂の回収をするのが私達死神の仕事。
なんか変な噂や都市伝説にもなってるみたいだけど……私達の知ったことじゃない。
私は人間界での仕事を任されていて、今この町にいる。
……え?人間界にいる死神は1人だけかですって?いいえ、私以外にもたくさんいるわよ。
たとえば……
『風恋〜〜〜!!終わったぁ〜?』
私の所に一人の少女がかけてきた。
この水色の髪の少女も実は死神。名前は燐獄……この子も人間界での仕事を任されているの。
『リンも終わったよ〜☆レンは来てないの??』
不意に声が響いた。
『此処にいるよ』
燐獄の背後から黒服の少年が現れた。
燐獄と同じ水色の髪の1人の少年……彼の名は煉獄、燐獄の双子の弟なの。
……性格は似てないけど。
『リンは少し五月蠅すぎるよ……近所迷惑って言葉知らないの?』
呆れた口調で燐獄を見つめる煉獄。
『うっさい!レンにつべこべ言われたくないよ!』
この2人……仲が良いのか、悪いのか……
『『風恋?何?』』
……息はぴったりね……
まぁ……もう依頼も遂行したし……何より夜が明ける……。
死神の魔力が一番強まるのは夜だ。
夜使った分を補給するためにも早く帰って休まないとね。
『2人とも、早く家に帰るよ』
私はそういうと暗い闇の中に姿を消した。
『うん』
『わかった』
燐獄と煉獄も黒服を翻しその場を去る。
そして辺りは何もなかったように静まりかえったのだった。
続く
- Re: 暗闇に紅い薔薇が咲く ( No.5 )
- 日時: 2009/10/26 20:30
- 名前: b'`*)ノ桜姫⌒゜* ◆hjAE94JkIU (ID: 0Zj7Agn/)
- 参照: http://www.doumori.com/bbs_talk/show.php?kiji_id=332573
3話 朝
朝———
風恋低にて……
『リン、風恋、朝御飯出来たから早く食べてよ』
テーブルに料理を置きながら煉獄が私達に呼びかける。
『わ〜い!!』
燐獄はいそいそと食卓につき朝ごはんを食べ出す。
『相変わらずレンの料理は絶品〜っ!!ね、何でレン男なの?御嫁にいけるよ〜!!』
後片付けをしている煉獄に向って燐獄が呼びかける。
『はあぁっ!?』
思わず声が裏返る煉獄……。
無理もないよね……。
私達3人は一応同居している。
家事は全て煉獄がやっている……別に私がやってもいいんだけど……煉獄に断られた。
この家はちょっと色々細工をして森の奥に建てさせてもらった
……正直超豪邸。
不意に時計を見るともう6時35分。
って……もうこんな時間!?
『2人とも!!学校行きますよ!』
私は二人に向って呼びかける。
『うん、分ったよ』
いつの間に着替えたやら煉獄はもう制服姿。
さっきまでエプロンだったような……。
燐獄はというと………
『待ってよぉー!!』
着替え中でした。
『……ハッ!!遅刻!!』
こうして今日も学校というのはただのお飾りで……標的探しが始まる
今日ハドンナ依頼ガ来ルノカナ?
続く
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