ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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殺したいくらいに
日時: 2009/10/30 18:21
名前: 風隆 (ID: B2mAVKR/)

初めまして!シリアス・ダークジャンルを初めて書きます、風隆(かぜたか)です。
 
初めの辺りは明るい感じだと思うんですけど……まぁ、結果的にはこのジャンルになります!(多分
 
!注意忠告! 以下の方はお引取り下さいな
□作者が嫌い
□シリアス・ダークが嫌い
□ヤンデレが嫌い
□グロシーンが苦手
□設定・本編を読んで嫌気がさした
□視点がコロコロと変わります
□展開が早いです
  
登場人物 >>1
プロローグ >>2
 
では、本編へどうぞー

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Re: 殺したいくらいに ( No.4 )
日時: 2009/10/30 17:46
名前: 風隆 (ID: B2mAVKR/)

友人 etc
 
庵の友人
大里 慶一 オオサト ケイイチ(男)
・十八歳 専門大学生
・庵の一番の友 高校時代から共にしている
・男女問わず人気者
・庵の憧れ的存在でもある
 
黒岩 彰人 クロイワ アキト(男)
・十八歳 専門大学生
・専門大学からの友人
・父親が暴走族の頭を勤めている 名残で少々悪い部分も
・人物画より風景画
 
木葉の友人
坪田 藤 ツボタ フジ(女)
・陸上部 短距離 副部長 三年
・あだ名は藤さん
 
大羽 千華 オオバ チカ(女)
・陸上部 長距離 三年
・田舎から引っ越してきた 若干古臭いが器は広い
 
桃原 香織 モモハラ カオリ(女)
・陸上部 長距離 三年
・庵を見たことがあるとか
 
大瀬 秋子 オオセ アキコ(女)
・陸上部 長距離 三年
・長距離エース
 
川原 菫 カワハラ スミレ(女)
・陸上部 短距離 三年
・短距離エース

殺したいくらいに ( No.5 )
日時: 2009/10/30 17:49
名前: 風隆 (ID: B2mAVKR/)

第二話 校門
 
「お疲れ様でしたーっ!!」
 
 午後の部活が今終わりました
 後片付けは一年生がする それがこの部活で代々伝わってきた掟みたいなもの
 でも仕方ないの 皆やってた事だから
 
「今日の鍵当番はコノだっけ?」
「そうだよー。一年生に任せちゃおっかなー」
「それは駄目だろ、木葉ー」
「だよねー! あははっ」
 
 狭い部室に三年生が六人も居るなんて、初めは憂鬱だった
 でも、今ではそれが楽しく思えてくるんだよね
 
「あっ!」
「どうしたのー」
「わし、今日姉御の生誕日なんよ! 面目ないけど先帰るわ!」
「えーっ、千華もう帰っちゃうの?」
「ほんっと悪い! 姉御、今日で二十歳になるけん!」
 
 この子は同じ陸上部の長距離、大羽千華ちゃん
 田舎から来て、ちょっと古臭いなって部分もあるけど器の広い子
 
「んじゃ! お先失礼するわ!」
「お疲れー」
「千華のお姉ちゃん見たことある?」
「あるあるー」
「超美人だよねー」
「でも彼氏いないんだっけ?」
「えっ?」
「木葉、知らないの?」
 
 千華ちゃんのお姉ちゃんを知らないのは私だけかな?
 
「超可愛いよ!」
「田舎の人とは思えないよね」
「モテてるんだろうね」
「へえ! そうなんだ!」
「コノはお兄さん居るんだっけ?」
 
 お兄さん
 庵お兄ちゃんの事だ!
 一気に心が弾みだした
 
「いる! かっこよくて、優しい庵お兄ちゃん!」
「へー、庵さんって言うんだ」
「お兄ちゃん大好きだねー」
「勿論!」
「そういえば、神社でウチ、見かけたよ」
「そうなの?」
「かっこよかったなー神主さんみたいな格好してて……付き合うならあんな人かな」
 
 かっこよかったな
 
 かっこ よかった
 
 付き合うならあんな人
 
 付き合う なら あんな人
 
 付き合う
 
 ツキアウ
 
 一気に嫉妬心が揺さぶられた
 いやっ、でも、あくまで妄想だよね!
 そう言い聞かせたらそんな心は無くなったんです
 
 
「お疲れー」
「じゃ、また明日ねー」
「ばいばーい」
 
 二十センチ位の大きいストラップのついた鍵を手に持って、鍵置場に直行する
 
「あっ、木葉さん」
「杉先生!」
 
 杉田圭太 通称、杉先生
 陸上部の長距離顧問で、背の高い先生
 
「そういえば、校門にお兄さんが待ってたけど……」
「お兄ちゃんがですか?」
「うん、多分」
「分かりました! 有難う御座います!」
 
 急いで鍵を置いて、校門に走る
 走る 走る 走る 走る
 重い荷物なんか気にしない
 砂利の地面なんて気にしない
 
 お兄ちゃんが待ってるから
 
 殺したいくらい大好きな
 
 お兄ちゃんが

殺したいくらいに ( No.6 )
日時: 2009/10/30 18:20
名前: 風隆 (ID: B2mAVKR/)

第三話 紹介
「お兄ちゃん! 何で来たの?」
「丁度帰る途中で。木葉、紹介したい人が居るんだ」
「え?」
 
 高校のときから紹介し損ねてたけど
 やっと紹介できる
 
「俺の友達の大里慶一」
「君が神藤の妹の木葉ちゃん?」
「はっ、初めまして! お兄ちゃんがお世話になってます」
「ま、硬くならないで、自然に、ね?」
「はい」
「じゃ、大里送ってから帰ろうか」
「うん!」
「お、悪いな」
 
 大里も駅の近くに住んでいるらしい
 
「大里の部屋、何号室?」
「あー……覚えやすいよ。えぇお肉」
「……は?」
「“えぇお肉”? ですか?」
 
 突然大里が口から行ったのは“えぇお肉”という意味不明な言葉
 
「A029号室。覚え方はえぇお肉」
「お前らしい」
「どういう意味だ」
「…………」
 
 間もなくマンションに着いた
 十五階建てマンションの五階 A029号室
 玄関前には愛らしい花が咲いていた
 綺麗なパステルカラーで描いたような、綺麗な花
 甘い香りに誘われそうになる
 
「んじゃ、ありがとな」
「また明日な」
 
 扉が閉まるのを確認して、俺達は会談をおり、家へ向かう
 帰宅途中、木葉が口を開いた
 
「お兄ちゃん、慶一さんと、仲……いいの?」
「まあな。一番の友達っていうか、俺が誰よりも信頼できる友達っつーな」
「……誰よりも?」
「あぁ。誰よりも。先生よりもよっぽど。そうだなー……極端に言うと、あの走れメロスみたいな仲?
 ……なんか気持ちワリいよな」
「……よりも?」
「え?」
 
 聞こえなかった 聞き取りづらかった
 それから家に帰るまで口を聞いてくれなくて焦る
 俺……悪いこと言ったかなとか思いつつ
 
「ただいまー」
「お帰り。晩飯は作ってるからな」
「あ、ごめん、ありがとう」
「木葉と一緒に食ってろ。父さんは買い物に行って来るからな」
「わかった! 行ってらっしゃい!」
「元気な見送りありがとうな」
 
 珍しく親父が晩御飯を作ってくれた
 俺はそれだけでも嬉しい
 木葉はちょっとがっかりした顔をしていた
 
「どうした? 木葉」
「あーあ。お兄ちゃんにコノの晩御飯食べさせてあげたかったなー」
「有難うな、木葉。また今度作ってな」
「うん!」
 
 木葉がお箸を握った瞬間、電話が鳴った
 
「あ、俺の携帯だ」
「……誰?」
「ん、大里か」
 
 携帯をスライドさせて受話器を取る
 
「もしもし」
『あ、神藤? 明日待ち合わせしねぇ?』
「そうする?」
『んじゃ、お前がいつも乗ってるニ両目で待ち合わせな! 六時二十二分発の電車に乗る事。遅れるなよ』
「了解。じゃな」
 
 通話を切る
 木葉がこっちを見ていた
 
「ん? どうした?」
「……なんでもない」
「?」
 
 むすっとした顔で箸を進めている
 その速さは先程よりも格段に早かった
 
「……どうしたんだー?」
「なんでもない」
 
 怒っている 明らかに
 
 この後に木葉は思わぬ行動に出た

Re: 殺したいくらいに ( No.7 )
日時: 2009/10/30 18:31
名前: 羅夢 (ID: 6d0h2282)

続き気になりますw
更新がんばってください^^

Re: 殺したいくらいに ( No.8 )
日時: 2009/11/03 20:32
名前: 風隆 (ID: B2mAVKR/)

羅夢様
 
感想有難う御座います。
更新頑張ります><


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