ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 殺したいくらいに
- 日時: 2009/10/30 18:21
- 名前: 風隆 (ID: B2mAVKR/)
初めまして!シリアス・ダークジャンルを初めて書きます、風隆(かぜたか)です。
初めの辺りは明るい感じだと思うんですけど……まぁ、結果的にはこのジャンルになります!(多分
!注意忠告! 以下の方はお引取り下さいな
□作者が嫌い
□シリアス・ダークが嫌い
□ヤンデレが嫌い
□グロシーンが苦手
□設定・本編を読んで嫌気がさした
□視点がコロコロと変わります
□展開が早いです
登場人物 >>1
プロローグ >>2
では、本編へどうぞー
- 殺したいくらいに ( No.1 )
- 日時: 2009/10/29 18:22
- 名前: 風隆 (ID: B2mAVKR/)
登場人物
神藤 庵 シンドウ イオリ(男)
・十八歳 絵の専門大学所属
・自宅は古くから伝わる有名な神社
・父は健在 母は故人
・主に家事をしている
・頭脳明晰 将来有望な次期神主
神藤 木葉 シンドウ コノハ(女)
・十五歳 市立中学三年生
・庵の妹 お兄ちゃん大好き
・顔は普通 明るい
・運動神経抜群 看板娘及び巫女
・ヤンデレ
いちほ
- 殺したいくらいに ( No.2 )
- 日時: 2009/10/29 18:30
- 名前: 風隆 (ID: B2mAVKR/)
プロローグ
「お兄ちゃん、コノの事好きー?」
「うん、好きだよ」
「コノもねー、お兄ちゃんのことだーいすき! 殺しちゃいたくらい!」
殺したいくらい好き
妹が決まって俺に言う言葉
俺はその言葉の意味を後々知ることになる
「コノ、お兄ちゃんが好き」
「殺したいくらいに」
- 殺したいくらいに ( No.3 )
- 日時: 2009/10/29 23:49
- 名前: 風隆 (ID: B2mAVKR/)
第一章 第一話 日常
「お兄ちゃん! 準備まだー?」
「んっ、もうちょっと待って!」
体操服を着て、スクールバッグを持っている木葉は準備万端
スニーカーが上手く履けない俺をにこやかに眺めてる
「さ、行こうか?」
「お弁当持った? 筆箱は?」
「大丈夫だよ。御袋みたいな事いうなあ。そういう木葉はスパイク持ったの?」
「陸上部の三年生なめんなぁ!」
「ごめんごめん」
お互いに忘れ物のチェックをする
これは日課の一つ
「じゃ、気をつけてね」
「うん。行って来るよ」
木葉の通う学校は駅の近く 歩いてニ、三分位の所にあって、家の神社からはそう遠くない
毎朝六時二十二分 二両目の電車に決まって乗る
切符は買わない 専用カードを使う
常に必要不可欠な携帯電話は使わない
目的の駅に着くまで、ゲームと本を使いまわす
今日は本を読むとしよう
電車の音よりも大きなアナウンスが耳に聞こえてきた
「まもなく、○○駅ーお降りの方はお忘れ物にご注意下さい」
乗った駅から十一個目の駅で降り、ホームを降りて自販機へ向かう
水筒を忘れたので、天然水を買う 忘れ物、確認すればよかった
「百五十円……っと」
手が滑って、五十円が転げ落ちた
「あっ、どうぞ」
「すいませ……って、大里!」
「え、神藤! お前もさっきの電車で着てたんだな」
大里慶一 同じ専門学校に通って、高校時代を共に過ごした所謂友達
大らかな性格で、男女問わず人気者
「高校から一緒に居て気付かないって、何か変な感じがするな」
「大里、一両目に乗ってたから気付くわけが無い」
「まあなー」
学校へはここから約十分の歩きを要する
然程遠くは無いため、本を読みながら行く
大里がいるから話しながら向かうとしよう
「そういやさー、昨日俺告られてさ」
「大里は人気者だからな」
「でー、答えだしたら……泣かれちゃってさ」
「何、また断ったのか?」
「うんー……いや、俺も嫌いじゃなかったぜ? ただ、友達として居たかった訳だし」
「ウホッこれはいい大里」
「ガチホモテラキモス」
大里とは何事も話せて、俺の中で最も信頼できる存在
絵の才能にも、その性格にも、憧れているのは今も変わらない
「毎朝十分も歩いてくるとかだりい」
「そうか?」
「お前は神社の掃除やら何やらで鍛えられてんだろ」
「そうなのかな…………」
三年B組
俺達の教室
全部で四室、D組まであるのだが、生徒数が多い
「うぃす! ん? イオと慶一一緒に来たのか?」
「丁度駅で会ってな」
「あー、いつも駅から十分くらい歩いて来てるっていう?」
「まあな。クロはこの付近だから歩きだろ?」
「もち!」
黒岩彰人 入学と同時にできた親友
若干親の名残で悪な部分があるが、実際活発な正常人
人物画よりも風景画を得意としている
「そういや、俺メアド変えたから、再登録よろしく」
「あれ、彰人また変えた?」
「親父が機種変してさ、俺もついでにって言われて。携帯変えてからまだ八ヶ月だってのにな」
薄型携帯を扱いながら会話を進める
「親父さんの族どうなった?」
「あー、まだまだ活発。俺もやれっち言われるんだけどなー」
「彰人は絵に専念しなよ」
「神藤に同意!」
予鈴が鳴る
今日も絵に専念するとしよう
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