ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 幻想世界の住人
- 日時: 2010/01/03 21:00
- 名前: 玄月 (ID: Qx27qPYR)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.php?mode=view&no=12735
初めまして! の人もいますね。玄月と申します。
ここでは、異世界のファンタジーと言えるかどうかわかりませんが、それっぽい話を書きます。
だから、変なこととか、現実じゃ絶対怒んないことなんてジャンジャンあるのサ☆
あと…、荒らしのお方や、チャーンメールを貼りに来たかたは、お帰り願います。
それでは…、始まり始まり?
目次
- Re: 幻想世界? ( No.3 )
- 日時: 2009/12/28 19:29
- 名前: 玄月 ◆vBcX/EH4b2 (ID: E8lgSYnB)
第1話『じゃあ、足はありますか?』
「……えっと、とりあえず、歩いてみます?」
九龍が、俺にそう聞いてくる。
……そうだな。ここがどこかさえもわからんし。
「ん、そうだな。じゃ、とりあえず……前に進んでみるか」
そんなわけで、前に進む。
俺等は、今森にいる。
木ばっかりで、何も見えん状態だ。
あ、でも……何か見えてきた。
湖? だな。広い湖。水はすんでてきれいで、周りには木の実とかが落ちてる。
「なんか、ありましたね」
「湖、だよな。ここで魚でも取るか?」
龍兄、何のんきなこと言ってんの!?
ここから出るんじゃないの? 東京帰るんじゃないの?
そう思っていると、九龍が湖を覗き込む。
すると、金髪で蒼い目の女性が湖から、顔だけ出した。
……潜ってたの? 水の中に……。いつから?
「あら、はじめてみるわね。名前は?」
「葛葉 九龍。貴方は?」
「アリーヌ、よ」
……なんか、仲良くなってるし。
「貴方は、いつから水の中にいたんですか? 苦しくないんですか?」
九龍が、アリーヌと言う女性にそう聞く。
アリーヌは、不思議そうな顔をして
「何で? 私は生まれたときからずっと水の中にいるわ。苦しくなんかないわよ?」
と答えた。
何故!? 水の中に何年もいたら溺れ死ぬって!
九龍は、それを聞いて
「じゃあ、足はありますか?」
と聞いた。
アリーヌは、当たり前のように
「ないわよ」
と答えた。
九龍は、頭の上にはてなマークを浮かべる。
アリーヌは、それを見て
「でも、尾ひれならあるわよ」
と言った。
……今、なんっつった? ひれ?
俺がそう思ッていると、信じられないものが目に映った。
- Re: 幻想世界? ( No.4 )
- 日時: 2009/12/28 19:51
- 名前: 玄月 ◆vBcX/EH4b2 (ID: E8lgSYnB)
第2話『お前が言うと説得力あるな』
女性の胴体から、魚のような部分が……て言うか、本当に尾ひれがついていた。
何? その部分でえら呼吸してるから苦しくありませんってか?
「……わぁお……」
九龍がブツブツと何か呟いている。
なんか、声が小さくてよく聞こえない。
ま、そう言うことはどうでもいいとして……。
「どうなってんだこれ!?」
何コレ……昔流行した人魚スーツってやつか?
それがあったとして、水の中で息できるわけじゃないが……。
「なんか、アレですね。おとぎ話に出てくる……人魚、みたいな人ですネェ」
九龍が、そう言ったのを聞いて、龍兄は
「……うん、なんか、お前が言うと説得力あるな」
と言う。
反論しないんだな。
……イヤ、普段……あの人魚よりも凄いもん見てんだし、な。
人ならざる≪力≫を持っている者や、化け物と呼ぶにふさわしい姿の生物。
あんなもん見たら……な。
「……なんか、人魚がいたら、ニンフとかもいるんですかね?」
……ニンフ、って……お前。
なんか、ファンタジーにしか出てこねェンじゃねェか? そんなの。
九龍は、アリーヌに、ニンフがいるかどうか聞いている。
……どうせ、いないだろ。
「? 普通にいるわよ?」
………………。
ウン、今のは幻聴だな。
そんなもん、誰が作ったんだって話しだよな!
「あ、あと……、この森には、凶暴な奴らがいっぱいいるから、注意した方がいいわよ?」
アリーヌは、そう言って湖の奥に潜っていった。
……凶暴? いるの?
「……それって、この湖に映ってるあれですか?」
九龍が、そう言って、湖に映っている変な生物を指さす。
頭は、なんか……蛇? みたいな感じ。
で、角生えてんだけど? 2本。
肌は……堅そうで、色は赤。眼の色は黄だな、なんか、ぎょろぎょろしてる。口には立派な牙。
体が大きくて……足が四本。それとしっぽと、羽は蝙蝠の羽に似てる。
……これって。
「「「ドラゴンンンンンンン!?」」」
- Re: 幻想世界? ( No.5 )
- 日時: 2009/12/28 20:19
- 名前: 六 ◆BbBCzwKYiA (ID: IJ2q7Vk/)
どうもこんにちは。多分はじめましてじゃないと思われます。六です。
ニンフがいるならドラゴンがいてもおかしくないですよね(いやおかしい
というかニンフがいるならグールだってバイコーンだっていていい筈だ!(知るか
…と、何やらマイナー(?)な話になっちゃいました。すいません。
赤…チベットドラゴン?……すいません
失礼しました。はい。
- Re: 幻想世界? ( No.6 )
- 日時: 2009/12/28 20:28
- 名前: 玄月 ◆vBcX/EH4b2 (ID: E8lgSYnB)
六様へ
そうですね、多分初めましてじゃないと思う九龍です☆(最近記憶力があぶねェです☆)
ニンフがいるなら、別にいてもいいですよね!
神話上の人…ていうか、邪眼持ってる蛇髪の人もいてもいいはずだ!
ついでに嫉妬深い奥さんがいてもいいはずだ!
…ギリシャ神話の人たちって、人間より人間臭い…。
- Re: 幻想世界? ( No.7 )
- 日時: 2009/12/29 16:08
- 名前: 玄月 ◆vBcX/EH4b2 (ID: E8lgSYnB)
第3話『ああいうのはな、寂しいから追いかけてくるんだよ!』
俺達は、今全力で走っている。
と言うか、逃げている。
何から? そのうちわかるさ……。
「ちょ! アレ凄い速さで追いかけてくるんですけど!?」
「落ちつけ九龍! ああいうのはな、寂しいから追いかけてくるんだよ!」
「変なこと教えちゃダメだろ龍兄! 絶対腹減ってるから追いかけてきてるんだろ!」
今の会話を聞いて、人を食うようなものと言うのはわかってくれただろう。
アレは肉食だ。だから俺達を追ってきてる。
草食だったら、俺等の足のした……て言うか、ここは森で、緑も豊富。
だから、地面には草がいっぱいさ。だから俺達追いかける必要はなし!
巣? 卵? ナイナイ。あったら、アリーヌのがヤバいんだよ。
「ちょ! なんか炎はいてる!」
「炙る気だろ」
「炙るとか、そんなレベルじゃないよ? あんなのくらったら、俺等骨も残らんよ?」
そう、あいつは炎を吐くよ。
そして角と翼もあるぞ?
……これで、大体わかっただろ?
……ドラゴン。これは死ぬ気がする。
いろんな奴と戦ってきたけど、空中にも逃げられる、しかも……炎と言う武器付き。
俺等、この世界で生きて……というか、今、死ンだら終わりだな。
「ちょ! 何してんだアンタ等! こっち来い」
草むらから、声が聞こえた。
とりあえず……。
「え〜? 姿も見せない人を信用はできません」
これは九龍。
「お前が身代わりになってくれんの? そりゃあ助かる」
これは龍兄。
「じゃ、さいなら!」
最後、これが俺。
俺達がまた逃げようとしたら、草むらから手が伸びてきて、俺達の手首をつかみ、草むらに引きずり込んだ。
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