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Requiem
日時: 2009/11/09 17:25
名前: 朝崎疾風 (ID: VZEtILIi)

エクソシストの話です。死神や悪魔が出てきます。
どーぞ。

■登場人物■

ラウル・シェンヌ
15歳 攻撃系のエクソシスト。田舎町で育ち、生まれながらに鎌を身に持つ。孤児。

クラウス・ジーメン
18歳 とても温和な性格で教会内から頼りにされている。癒し系のエクソシストで特殊能力は音。

ユナ・アルセイユ
17歳 騎士団団長シグラの義理の妹。時々強い意志を見せるが、過去を消去したいほどのトラウマがある。

ファーザー
?歳 悪魔召喚儀式を行える唯一の人物で、その命は永遠だと言われている。

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Re: Requiem ( No.3 )
日時: 2009/11/09 20:13
名前: 藍羽 (ID: dB4i1UE/)

とてもカッコイイお話ですね!
こういうの、けっこう好きなんですよ・・・
楽しみにしてます!!
頑張ってください!!

Re: Requiem ( No.4 )
日時: 2009/11/10 16:41
名前: 朝崎疾風 (ID: VZEtILIi)

頑張ります。

Re: Requiem ( No.5 )
日時: 2009/11/10 17:52
名前: 朝崎疾風 (ID: VZEtILIi)

ある程度の教会内を案内してもらい、その内装がわかってきた。
門の真正面に経つのが大聖堂。その離れた所に、教会で働く人の寮。そして洗礼を受ける教会。
「こんなところね。覚えられた?」
「な、なんとか……」
大聖堂の、聖母子を眺めながら、その美しさに息を呑む。
「素敵でしょう?」
「……はい」
「この聖バルセイドに伝わる神話の登場人物よ。中でも有名なのは、ルゲイレとイザエル」
大広間の両側にあるいくつかの像を見る。
ルゲイレは、髑髏の顔立ちにマントを羽織り、巨大な鎌を持つ死神の像。
イザエルは両手を組み、祈りを捧げている男性の像だった。
「ルゲイレは、死神ですか?」
「ええ。彼はシュートルダに伝わる史上最強の死神で、この世界を滅亡させようとしたの。彼を封じたのが、イザエル」
「封じた……消えてないんですか?」
「教典によると、何らかの器にルゲイレを封じ込めたそうよ。何に封じたのかはわからないけど」
「それ、御伽噺ですよね」
一応確認のためにラウルが訊ねる。
「そうね。でも、ファーザーがいる限りは、このお話は単なる伝説で終わらない気がするの」

二人よりはるかに巨大な像が、見下ろしている。
「オーロラ」
ユナの声で、振り向く。
そこには、金髪碧眼の少女が立っていた。
無表情でこちらを睨んでいる。しかし、目をすぐに逸らし、聖堂から出て行った。
「彼女は?」
「オーロラ。彼女の声は癒し系の力を持つの。でも、幸せと絶望を与えるから、普段は絶対に喋らないの」
「人間にも影響を与えるんだ…。凄いなあ」
ユナが歩き、後に着いて行く。
「次は、シグラ兄さんに会いに行きましょう」
「シグラ?」
「この大聖堂の騎士団団長。私の兄よ」

Re: Requiem ( No.6 )
日時: 2009/11/10 17:54
名前: ころころあんどーなつ ◆dnA2GktiTU (ID: UJz.WaXL)

はじめたんすかっ!!

さすが朝崎疾風サン。。
面白いっす!!!

ちなみに私、更新しま…(以下略)

Re: Requiem ( No.7 )
日時: 2009/11/12 17:19
名前: 朝崎疾風 (ID: VZEtILIi)

更新してくださいね。


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