ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 〜ワンボーイ〜バシバシ更新♪〜第2章 光に潜む闇〜
- 日時: 2009/12/16 16:23
- 名前: 遊太 (ID: EWcIN/Ij)
何作目だろ・・・・
再び書き始めるのでよろしくお願いしますm(__)m
■□■□注意&呼びかけ■□■□
1.喧嘩・荒らしは絶対にだめ!!
2.アドバイス・コメント待ってます☆
3.誤字・脱字があれば言ってください
〜見てくださったお客様方〜
瑠希様 ふう汰様 みちる様 ちいあ様 アクア様 威世様
☆★☆★☆オリキャラ募集★☆★☆★
[名前]
[名前の読み方]
[年齢・性別・特徴(服装や髪型、言動など)]
[能力]
[自分の小説の紹介]
☆★☆★☆★☆★☆☆★☆★☆★☆★
■□■□第1章 選ばれし能力者達■□■□
>>6>>12 登場人物紹介
>>3 「プロローグ」
>>8 「異変」
>>9 「覚醒」
>>10 「保険会社‘セーモ’」
>>11 「変わる人生」
>>14 「四大天使(しだいてんし)」
>>17 「奇襲」
>>20 「帝国中学校崩壊」
>>21 「傘橋栄治と田中丸吉」
>>22 「逃亡」
>>23 「世界征服」 「裏切り」
■□■□第2章 光に潜む闇■□■□
>>26>>28>>29 登場人物紹介
>>30 「北海道へ」
>>34 「任務(前編)」
>>38 「任務(中編)」
>>39 「任務(後編)」
- Re: 〜ワンボーイ〜6話更新♪オリキャラ募集中♪ ( No.18 )
- 日時: 2009/11/30 17:39
- 名前: ちいあ ◆aikINxGJHI (ID: frNsUPKP)
はじめましてb
すごい小説ですねー!
尊敬します〜☆↑
そうだ、オリキャラ投稿しますね?v
よかったら使ってくださ〜い*(上目づk(止m
☆★☆★☆オリキャラ募集★☆★☆★
[名前]月影 瑠愛
[名前の読み方〕つきかげ るあ
[年齢・性別・特徴(服装や髪型、言動など)]
16歳の女。服装はルーズ(?)系。
髪色は真っ黒のストレートパーマ。
口調はなぜか関西弁。
関西人なので 気が強く
思ったことをズバズバ言うが、
根はすごく優しい。
自分のことは「うち」か「アタシ」という。
[能力]
怪我などを治癒する力がある。
死んだ人間を生き返らせる力もあるにはあるが、
それを使ったら3日間放心状態。
[自分の小説の紹介]
コメディ・ライトにある
「いちごみるく。」という小説です☆
かなりへぼいですが読んでやってくださいw←
☆★☆★☆★☆★☆☆★☆★☆★☆★
- Re: 〜ワンボーイ〜6話更新♪オリキャラ募集中♪ ( No.19 )
- 日時: 2009/12/01 16:04
- 名前: 遊太 (ID: EWcIN/Ij)
>>18 ちいあ様
初コメ&オリキャラありがとうございます!!
小説絶対見に行くんで、これからもよろしくです♪
- Re: 〜ワンボーイ〜6話更新♪オリキャラ募集中♪ ( No.20 )
- 日時: 2009/12/04 21:29
- 名前: 遊太 (ID: EWcIN/Ij)
♯7 帝国中学校崩壊
帝国中学校A棟 2階 2−1の教室
廊下は火の海。場所は二階という最悪な状態に追い込まれた6人。
「ど、どうすんのよ!!」
「やばいね・・・」
椎奈はパニック状態、残りの5人は案外冷静だった。
「とりあえず、廊下を駆け抜けて一階まで下りよう。階段はすぐそこだ。」
確かに。零原の言うとおり、廊下はこの教室の隣にある。
走れば2秒もかからないだろう。
「・・・・・行くか?」
「決断は早い方が良い。もう行こう。」
赤薔薇が男らしくそう言う。
優と敦志、零原に美保は行く気満々だ。
しかし、椎奈は腰をぬかし教室の窓側に縮こまっている。
「わ、わたし行かないよ!!この窓から逃げる!!」
椎奈はそう叫び、窓の淵ふちに立つ。
「お、おい!!やめろ!!」
敦志は急いで椎奈の足にしがみつき止めようとする。
「離して!!近づかないで・・・あっ・・・」
「あっ!!」
その声は全員重なる。
「え・・・?」
椎奈はバランスを崩し、敦志もそれにつられて窓の向こうへと姿を消した。
「敦志!!本庄!!」
優が窓に駆け寄ろうとしたその時。
ゴォォォォォォォォ!!!!!!
学校が謎の音を発しながら揺れる。
「じ、地震!?」
「おいおい・・・冗談だろ・・・・」
「も、もういや〜!!!」
美保は優の手を握りしめる。
「ぜ、全員固まれ!!」
零原がそう言うと、赤薔薇、優、美保は教室の中心に集まる。
「なにが起こっても絶対手を離すな!!」
地震はまだ続く。
揺れは徐々に大きくなる。
「きゃああああああ!!!!!!」
美保の悲鳴とともに、A棟の揺れがピタリと止まった。
その瞬間だった。
ボオォォォォォォォォォォン!!!!!!!!!
まばゆい発光がA棟から出たと同時に、A棟の各階が大爆発を起こした。
ズゥゥゥン!!
A棟はボロボロと崩れ、帝国中学校はその場から姿を消した。
- Re: 〜ワンボーイ〜7話更新♪オリキャラ募集中♪ ( No.21 )
- 日時: 2009/12/04 22:29
- 名前: 遊太 (ID: EWcIN/Ij)
♯8 傘橋栄治と田中丸吉
現在 10月21日 午前11時30分
帝国中学校A棟は無残にも瓦礫の山となり姿を変えていた。
「うっ・・・うぅ・・・・」
ガラガラと音をたて、優が気絶した美保を抱えて瓦礫から出てきた。
「痛って・・・・・。」
優は美保を優しく地面に置くと、その場に座り込む。
周りは瓦礫となり、所々に机や椅子などの学校用具が無残に転がっている。
「なんだよ・・・一体・・・・・」
優は立ち上がり、周りを見わたす。
零原や赤薔薇がいない。手を途中までつないでいたが・・・。
「生きていることを信じよう・・・」
優は弱々しく言うと美保が横たわっている隣に座る。
「美保・・・・」
「お前らが生きていたか。」
優の後ろから突然男の声が聞こえた。
優は慌てて後ろを振り向く。
後にはジーパンに黒いTシャツを着た傘橋栄治。
栄治と似たような格好をした田中丸吉の二人が立っていた。
「栄治の思い通りだな。この二人も能力者?」
「たぶんな。そうだろ?」
栄治は優に問いかける。
「二人も・・・?」
「俺らも能力者だ。」
栄治はそう言うと、左手を前に出し炎の球を出す。
丸吉は転がっている石を拾い上げ、一瞬で砂にしてしまった。
優は栄治の能力を見て唖然とした。
「そ、そんな・・・・」
「お前ら、保険会社から出てきてたろ?俺らはあそこに復讐したい。そのためにお前らを人質に使う。」
「ひ、人質!?」
優は栄治のその言葉を聞いて目を丸くした。
「あぁ。お前らみたいな子供があんな所に入るなんて能力関係だろ?もちろん、あのアフロ野郎とも知り合いだと思う。」
優はアフロ野郎という言葉を聞いて思い出す。
‘四大天使のフレッカー・ゴールドバーグ’
「何で?復讐ってなんだよ・・・?」
「あいつらに殺されかけた。俺にとっても、丸吉にとってもプライドに傷をつけられたんだよ。それが許せない。」
栄治はそう言うと、片手を優と美保に向ける。
「殺されたくなければついて来い。」
栄治の言葉を聞き、優は美保を見る。
今は何もできない。優は唇を噛みしめる。
「どっちだ?早くしろ。」
「・・・分かったよ。どうすればいいの?」
優が聞くと、栄治はニヤリと笑う。
「とりあえず、保険会社‘セーモ’に乗り込み全員殺して海外に逃亡する。」
栄治はそう言うと、丸吉にアイコンタクトを取る。
「お前らは能力何だ?」
丸吉が聞くと、優は左手を出して炎の球を作る。
栄治はその姿を見て呆然とした。
「俺と一緒か・・・。その娘は何を使える?」
「背中から羽根を生やして飛べる・・・」
「飛行能力かぁ。いいねぇ。」
栄治は大声で笑う。優はその姿を見て悔しがる。
「お前らは信用できないからな。とりあえず石の手錠で手を縛る。」
丸吉はそう言うと転がっている石を砂に変え、優の手に自分の両手をつける。
「ロック。」
丸吉がそう言うと、砂は優の手にまとわりつき、石に変化して手錠となった。
優は外れるかどうか確かめたがビクともしない。
「さぁ、行こうか。丸吉、娘を抱えろ。お前は歩いてい来い。」
栄治は優にそう言うと、瓦礫の上を歩き始める。
その時。
ガシッ!!
栄治の足首を瓦礫の中から出てきた手が突然掴む。
「なっ!?」
栄治は驚き、その場へと倒れこむ。
瓦礫の中からボロボロとなった零原大和が飛び出した。
「話は全部聞いたぞ・・・能力って・・・・」
威勢良く零原は飛び出してきたが、聞いていた話の内容が理解できてない。
「ただのガキか・・・。消えろ。」
栄治は零原の顔を蹴り上げる。
零原は1メートルぐらい後ろに吹っ飛び、地面にたたきつけられた。
「零原!!」
「行くぞ!!警察が来る!!」
栄治の言う通り、遠くからパトカーや消防車、救急車の音が聞こえる。
「走れ!!」
栄治は優を抱え、丸吉は美保を抱えてその場から走り去った。
**********
帝国中学校 A棟前 プール
ブクブクッ・・・・
「ぶへぁぁぁぁ!!!!」
プールの中から敦志と椎奈が息を荒げて飛び出してきた。
「ふ、ふざけんなや!!お前!!」
「わ、わたしは悪くないもん!!あんたでしょ!?」
二人は言い争いをしながらプールから出る。
「ったく・・・・あれ?」
敦志は瓦礫の山と化した帝国中を見て唖然とする。
隣にいた椎奈もその光景を見て唖然とした。
「なにこれ・・・?」
「な、なにがあったんや・・・・」
敦志がそうつぶやいたその時だった。
「走れ!!」
プールの前を男二人が何かを抱えて走っていく。
「なにあいつら?」
「おいちょっと・・・あの抱えられてるの・・・」
敦志の目に、丸吉に抱えられている美保が見える。
「さ、桜井や!!連れ去られとる!!」
敦志はそう言うとその場からいきなり走り始める。
「ちょっと!!」
椎奈は敦志の後を慌てて追いかけた。
- Re: 〜ワンボーイ〜8話更新♪オリキャラ募集中♪ ( No.22 )
- 日時: 2009/12/05 10:00
- 名前: 遊太 (ID: EWcIN/Ij)
♯9 逃亡
帝国中学校隣 赤羽川
栄治と丸吉に抱えられた優と美保。美保はまだ目を覚まさない。
「車を用意している。それで保険会社まで行くぞ。丸吉、運転頼めるか?」
「ああ。いいよ。」
4人は赤羽川に架かっている未来橋の下まで歩く。
橋の下には白いワゴン車が止まっていた。
「ガキは後ろだ。」
栄治はトランクを開けると、優を車の中へと投げ込む。
「痛った!!」
優の上に美保が乗る。
「着くまでそこにいろ。」
栄治はそう言うと、トランクを閉めた。
「順調だな。この調子であの会社を壊してやる。」
「させるか!!!」
「あ?」
ドゴッ!!
突然の声と同時に、栄治は何者かに背中を蹴られ地面に派手にこけた。
「うがっ!!」
「な、なんだ!?」と丸吉は慌てて後ろを振り向く。
後には保険会社の制服を着た人間が何人もいた。
「傘橋栄治、田中丸吉!!また会ったな。」
フレッカーはアフロヘアーを触りながらニヤニヤと笑う。
栄治はすぐに立ち上がり、フレッカーを睨みつけた。
「てめぇ・・・・・」
「蹴ったのは俺じゃねえぜ。」
「なに?」
栄治の脇腹を何者かが蹴り上げる。
「うぐっ!!」
栄治は急いで後ろに下がる。
栄治の目の前には四大天使の一人、ホーキング・アズラエルがいた。
ホーキングはスーツ姿で軽々と動く。
「ふ・ざ・け・ん・な!!!!!!」
栄治は両手を前に出して激しい炎を噴射する。
しかし、ホーキングはその炎の下をくぐり抜け、栄治の後ろに回った。
「隙がありありですね♪」
ホーキングはそう言うと、両手を栄治の目につけた。
「フラッシュハンド。」
ホーキングの手からまばゆい黄金の光が起こる。
「ぎゃああああああ!!!!!!!!」
栄治は目を押さえながらその場へとうずくまる。
「え、栄治!!」
「お前の相手は我々だ」
丸吉の体の周りに白い煙が集まる。足元には白い液体が集まる。
「な、なんだよ!!」
気体と液体は徐々に人の姿となり、丸吉の目の前にマイケルとホワイトが現れた。
「の、能力者!!」
「お前もだろ。」
マイケルは冷静に言うと、丸吉の顔面を殴り、ホワイトは腹を蹴る。
「うぅ・・・・」
丸吉はワゴン車にたたきつけられ、そのまま気絶した。
「二人を確保しろ!!優君と美保ちゃんの安否も早く!!」
ルパートがそう言うと、ジブリールとアディ・アロースミスがワゴン車のトランクを開ける。
「優君!!美保ちゃん!!」
ジブリールとアディは2人をワゴン車から降ろした。
「優君。大丈夫?」
「ぼ、僕は大丈夫だけど。美保が気絶して・・・・」
「すぐに病院に行きましょう。」
ジブリールは優の手錠を外し、急いで違う車に急ぐ。
「ルパート。フレッカー。後はお願い。」
「おう。」
「任せとけ!!」
ルパートとフレッカーは親指を立てて言う。
優は美保を抱え、車に乗り込む。
アディが助手席に乗り、ジブリールは運転席に乗った。
「もう大丈夫だから。安心してね。」
ジブリールが笑顔で言う。
優はジブリールの笑顔を見て安心をした。
その時だった。
「優!!」
車の後ろか優の名前を呼ぶ声が聞こえる。
振り向くと、敦志に椎奈。零原に肩を貸している赤薔薇もいる。
「みんな・・・生きてる・・・・」
優は車から飛び出し、4人に駆け寄った。
「敦志!!」
優は敦志に抱きつく。
「落ちた場所がプールで助かったんや。それより・・・・」
敦志は未来橋の下にいる保険会社のメンバーや栄治を見た。
「一体何があったんや?」
「それは明日テレビで見るといい。」
優の後ろにはいつの間にかアディがいた。
「優君。早く。」
「あ、はい・・・・」
「お、おい優。」
敦志は優の手首を掴む。
「何があったかは知らんけど、とりあえず、じゃな!」
敦志は笑顔で言う。
「うん。敦志も、みんなもバイバイ。」
優は笑顔で言うと、車に乗り込みその場を後にした。
**********
栄治、丸吉は両手両足を鎖で縛られ、保険会社のトラックで移動中だった。
栄治は小さな窓から見える瓦礫の山と化した帝国中学校を見て悔しがる。
「くっそ・・・・。」
鎖がジャラジャラとなる。丸吉はうつむいたまま動かない。
「丸吉、逃げる方法は考え付いたか?」
「むりだよ。栄治は?」
「鎖を熱で溶かしたいが、手をこんな状態にされてはな・・・・」
栄治はそう言いながら自分の両手を見る。
両手は能力が使えないようにしっかりとガードさせてある。
「どうすれば逃げれるんだ・・・・」
栄治が悲しげに言ったその時。
ドゴンッ!!!
トラックが謎の音で大きく傾く。
「おわ!!」
丸吉は態勢を崩してその場に倒れた。
「な、なんだ!?」
トラックは横に倒れ、そのまま車道のど真ん中で停止した。
2人は頭を強く打ち、意識が朦朧としている。
「事故か・・・?」
「なんだよ今の・・・・」
2人は立ち上がると、トラックのドアが開く。
2人は唖然とし、顔を合わせる。
「・・・・罠か何かかな?」
「分からん。」
栄治はゆっくりとトラックから飛び降りる。
目の前には青いきれいな海が広がっている。
辺りには車も町も何もない。
「なんでこんな所で事故を・・・・」
「事故じゃないよ。」
栄治の目の前に一人の青年が現れた。
栄治は驚き後ろに下がる。
「誰だ!!」
青年は青色の髪で瞳が黒く、左手には‘D’という変わったタトゥーをいれている。
「僕たちといっしょに来ませんか?傘橋栄治さんに田中丸吉さん。」
青年は笑顔で言う。
しかし、栄治と丸吉にはその言葉が分からない。
「な、なんのつもりだ。」
「世界を征服しましょう。我々、能力者テロリスト集団‘デミウルゴス’とともに。」
その時、栄治と丸吉に向かって冷たい風が吹いた。
**********
『帝国中学校謎の崩壊に炎上!!原因は手抜き工事。』
翌日にはテレビに新聞にそのような記事がびっしりと書かれていた。
優は東京県立白島病院の4階にいた。
美保はあれから元気になり。優の目の前でリンゴを食べている。
「優。あの人たちも能力者だったんだよね?」
「ああ。でも大丈夫だよ。あの人たちは能力者用の刑務所に収監するっていってたし。」
優は笑顔で言う。
「とりあえず。私たちの能力については敦志や椎奈に聞かれてないんでしょ?」
優は美保の言葉を聞いて、苦笑いをした。
「そ、そのことなんだけどさ、傘橋栄治って人が能力のことを話しているのを零原に聞かれたみたいで。」
「うっそ!!」
美保はベットから飛び起きる。
「でも大丈夫だよ。ジブリールさんがどうにかしてくれる。それより、問題なのは・・・・」
優はテレビを見る。
テレビには無残な姿となった帝国中学校が映る。
「学校はこれからどうするんだろ・・・」
「さぁ・・・。まだ中2なのに・・・・・・」
2人はため息をつき、とりあえず安心した。
が、これはまだ始まりに過ぎなかった・・・・。