ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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HAPPY・DAYS
日時: 2010/01/06 22:08
名前: peach/ (ID: vHHAQ2w4)
参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_t/view.html?23973

こんにちは。いや、こんばんはかな?
えーと、小説鑑定屋さま、ありがとうございました。
自己紹介、させていただきます。
好きなもの=グロイ系・黒・モンブラン
嫌いなもの=乾いたそうめん
なんか変な自己紹介ですが。
これからも見ていってくださいねっ!
よろしくお願いします。
あと、peachはとても飽きっぽいので、誰かの感想や何かがないと、小説続けられません。
誤字脱字や感想など、何でも良いので書いてくれたらうれしいです。

話の歌詞を書いてもらいました!

peach様へ
『独り』


折れた翼では飛び立てず
ただ地面を彷徨う哀れな天使
見上げた空はまだ遠く
地面についた手は冷たく

神が下した罰と
繋がれた鎖をほどいて
恨めしげに見上げた空と
首についた堕天使の証と


耳元で聞こえた悪魔のささやき
裏切ったあなたの影と
赤く染まった道でさえ
今は私を急かすだけ

耳元で囁く魅惑の呪文
消えて失せたあの日の欠片
黒く塗りつぶした天使の絵も
今は何も見たくないの


壊して 揺らして
全て塗りつぶして
今はもう誰にも
この声を聞いて欲しくない

触れて 消えて
どこまでも行けたら
この場所すら忘れる
儚く遠い場所へ

手をさしのべたもの
それは天使か悪魔か

これの絵が↑です。
私が書いたものですからへたくそですが、見てやってください☆

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Re: HAPYY・DAYS ( No.1 )
日時: 2009/11/17 20:40
名前: peach/ (ID: vHHAQ2w4)

あのさ。
君がもしも人を殺して。
刑務所に入って。
何年も、何年もその中にいて。
でも、どれだけがんばってもそこからは出れずに。
待ち続けるしかないとしたら。
君は、いったいどうする?
しょうがないとあきらめて、その中で一生暮らすの?
それとも何とか脱出するの?
もしも君が前者を選んだのなら
君は人を愛してはいけない。

Re: HAPYY・DAYS ( No.2 )
日時: 2009/11/17 21:01
名前: peach/ (ID: vHHAQ2w4)

その世界は黒く、明るく。
何なのだろうね、この状況は。
気付けば私は
この世界に捨てられていた。

少し、前の話をしよう。

「ねぇ?どうなの?返事は?」
「良いじゃん、無理やりつれてちゃえば。」
「あははははは。そういう手もあるよねぇ」
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い
うなじに当たる生暖かい息が、私に嫌悪感を生まれさせる。
なんだか
吐きそう、だ。
「こんな時間に出歩く君が悪いんだからねー」
「誰からにしちゃうぅ?」
気付いたら暴力を振るっていたこの手。
人間にはありえないようなすごい速さで、私はこいつらの首を打っていた。
シュッ
「ぁ、あぁぁぁ」
意味が分からず叫ぶ声が、耳障りだ。
それに私は、好きでこんなことをやっているのではない。
まあ、普通の一般人だ。
ただ少し
血が好きなだけで。
そう、ただの一般人。
周りに誰もいないことを確認し、私は首の血に手を当てた。
こういう性格の悪いやつほど、血はおいしい。
何なのだろう、皮肉だ。
きっと私の血も、さぞおいしかろう・・・。
しゃがんだ私の目に、急に蒼い閃光が映った。
あう、眩しい・・・。
油断したか?
いや、しかし。
足音も、衣擦れの音もしなかったような・・・。
薄れる意識。
その中で、私はひたすらにもがいていた。

Re: HAPYY・DAYS ( No.3 )
日時: 2009/11/17 21:03
名前: テイル (ID: acQ6X1OT)

かっこいいですぅ!
続きが楽しみなのです!

Re: HAPYY・DAYS ( No.4 )
日時: 2009/11/23 18:39
名前: peach/ (ID: vHHAQ2w4)

そう、そして今だ。
この世界は、黒い。
どこもかしこも
黒く黒く黒く。
蒼い閃光を放った相手は360度、どの角度にもいなかった。
私の身体を見てみても、血を舐めた跡があるだけで、此処につれてこられる間、何もされなかったことは明らかだ。
そう、私はこの世界に置き去りにされた。
水も
食料も
武器だって何もないこの世界に。
ただ、寒くも暑くもないのが唯一の幸運と言ったところだろうか。
しょうがない、少し、歩いてみるか・・・。
「蔓さん、ですよね?」
後ろから、突然声がした。
そう、あの時のように
衣擦れの音も
足音も
何も音を出さずに近づいてきたのだった。
「!?」
「まあ、そう警戒しないで。此処に来たからには、やるべきことを果たしてもらいますよ」
「・・・問いたいことが、二つほどある」
「何でございましょうか?」
「まず一つ目。お前は誰で此処はどこなのか。」
「ほお」
「そして二つ目。」
そこで言葉を切る。
「どうして、死んだ奴らが此処にいる?」

Re: HAPYY・DAYS ( No.5 )
日時: 2009/11/24 20:49
名前: peach/ (ID: vHHAQ2w4)

「そうですね・・・答えられないとだけ、言っておきましょうか」
「どうして答えられないのだ?」
「話しても意味がない・・・そう、此処で」
そして、今歩いている道の先を指差す。
「貴方は地獄と人間のすべてを・・・見ることになるのだから。」
「・・・」
何も会話がないまま、歩き続ける。
此処は、どこなのか。
コイツは誰なのか。
そして————。
どうして此処に死んだやつが歩いているのか。
その真相は、いつ、知ることができるのだろう。
今の私では、コイツにも太刀打ちできないし逃げてもどうにもならないことは目に見えている。
ケープゴート。
私は初めて誰かに操られるということが分かった。


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