ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- DEATHGAME〜デスゲーム〜
- 日時: 2009/12/03 18:17
- 名前: az (ID: td1rF6tx)
azです。
へたくそです。pspで書いてるので文字数の限界があります。
どうか暖かい目で見て下さい。
どんどんコメント下さい。
登場人物
天野明 あまのあきら
平沢茜 ひらさわあかね
岡崎拓也 おかざきたくや
プロローグ
DEATHGAME〜デスゲーム〜
このゲームでのGAMEOVERはすなわち現実での死を意味するという恐ろしいゲーム
このゲームに巻き込まれた少年少女。その中には当然あなたも含まれております。
さて、このゲームであなたは生き残り、このゲームの謎を解くことができるのでしょうか?
幸運をお祈り致します。
- Re: DEATHGAME〜デスゲーム〜 ( No.5 )
- 日時: 2009/11/22 22:22
- 名前: 幸隆 (ID: nkm2s9o8)
すごく面白そうですね!!
続きがとても気になります
続きを楽しみにしてますね
- 第二話 Dの世界 ( No.6 )
- 日時: 2009/11/23 21:57
- 名前: az (ID: td1rF6tx)
真っ白な世界に浮かぶモニター。そこにはただ大きくDと書かれていた。
『お集まりの皆さん。Dの世界へようこそ』
モニターが発した言葉の「Dの世界」というのはここのことだろうか?
「おい!あんたは誰で、ここは何なんだ!」
明が疑問を口にする。
『このDの世界は貴方達にプレイしていただくゲームのフィールドです。』
「ゲーム?」
モニターの声は、はい。と、返事をして
『ルールは簡単です。貴方達はただ、生き残ればいいのです』
生き残る。その言葉に周囲の人達がざわめく。
『ルールはお分かりになられましたか?それでは、このデスゲームの開会式を行います』
モニターがプツッと消える。
まるでそれが合図だったかのように、白い地面の床に、ボウッと魔法陣が出現した。
魔法陣から這い出てきたのは・・・
ライオンや虎でさえかわいく見えるような、恐ろしい化け物だった。
そして、ゲームという名の地獄が始まった。
- 始まったゲーム ( No.7 )
- 日時: 2009/12/03 18:15
- 名前: az (ID: td1rF6tx)
明達の前に姿を表した化け物。よく周りを見ると、あちこちから魔法陣が出現し、同じような化け物がいた。
もはやこの真っ白な空間に逃げ道など存在しない。
化け物が、グン!と、腕を上に振りかぶる。これは間違いなく、明達をねらっている。
「ーッ!」
よけられない。二人は死を覚悟した。
その時、明の右手が光を放つ。真っ白なこの世界でも目立つ輝き。
その輝きで、化け物は腕を構えたままひるむ。
右手の輝かしい光が何かの形を作っていく。
光が消えるとともに明の手に握られたのは
一振りの大剣だった。
その見た目からは想像もできないほど軽い。まるで羽でも持っているようだった。
「これなら!」
明は大剣を構える。当然剣など使ったことは無い。
だが、後ろにいる茜を守る為にはこの剣で眼前の化け物を切るしかない。
茜を守る。その思いで、明は大剣を構えた。
- 第四話 守るための剣 ( No.8 )
- 日時: 2009/12/03 18:11
- 名前: az (ID: td1rF6tx)
眼前の巨大な化け物が巨大な腕を振りあげる。
(来る!)
振りおろされる巨大な腕を大剣の側面で受け止める。
ガキン!と音をたてる。剣の柄を握っている両手がビリビリと痺れる。
「こんなところで・・・」
柄を握っている両手にグッ!と力を込める。
「やられてたまるかぁぁぁぁぁ!」
剣で非常に重い巨腕を振り払う。そして、
「おォォォォォォォォ!」
剣を右上から左下に向かって一気に振りおろす。
両断された巨体がズシン!と左右に分かれて倒れる。
そして、ボン!と、破裂するように黒い塵となり、消滅した。
化け物の巨体に隠されていた視界が広がる。もう化け物の姿は無かったが、もうそこに白い世界は無かった。
「ーッ!」
思わず大剣を落とす。明は見た。
大量の血を
肉片を
グチャグチャの内蔵を
原型を保っていない人間だったものを
茜も口に手を押さえ、声を失っていた。
ここは、地獄以上の地獄だった。
- 第五話 DEATHGAME ( No.9 )
- 日時: 2009/12/03 18:12
- 名前: az (ID: td1rF6tx)
『生き残った皆さまおめでとうございます。貴方がたは見事開会式を生き残りました』
上空に現れたモニターの声は当然のようにそう言った。
血が飛び散り、内蔵がつぶれ、人が死ぬ。それなのに、声は恐ろしく落ち着いていた
明は奥歯をギリッと噛みしめ
「何で俺達にこんなことさせる!答えろ!」
モニターに向けて言い放った。
『これはゲームなのです。なぜ貴方達は楽しまないのですか?』
「楽しむって・・・貴方おかしいよ!どうしてこんな・・・」
気分を落ち着けた茜が言った。
こんなのがゲームだなんてとても信じられない。
(狂ってる・・・)
明はそう思った。
ゲームは友達と楽しみ、コミュニケーションをとったりするものなのに・・・
地獄だった。
自らの生き残りをかけたゲームはあのファイルをクリックしたことから始まった。
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