ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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蒼穹の彼方へ‐同化と結晶‐
日時: 2009/11/19 21:25
名前: リュウバード (ID: EUu3Ud2H)

リュウバードです。

前作がまったく完結してないのに2作目を作りましたw

これも暇な時に読んでください。

ストーリーはなるべくシリアスにしようと思います。


文才がないので日本語がおかしかったり、面白くなかったり、なんかもう全体的におかしかったら
すいません。






でもできる限りがんばります!

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Re: 蒼穹の彼方へ‐同化と結晶‐ ( No.6 )
日時: 2009/11/18 22:30
名前: リュウバード (ID: h9T9UkU2)

  

  −5−










公園で遊ぶこと約40分。

見てるだけでもさすがに疲れた。

「はぁ…疲れたぁ…。」

「こんくらいでバテちゃ先がつらいぜ?」

「どーした彼方!もうおっさんモードか?」

「バーカ。まだ俺たち高2だろ?まだバリバリ元気だよ。」

高校2年生。思春期も多分過ぎ、青春も終わりかけている(これは高3かな?)この時期、俺たちは何かすることもなく、何かするわけでもなく。ただ淡々と毎日を過ごしていた。





そう、淡々と…

Re: 蒼穹の彼方へ‐同化と結晶‐ ( No.7 )
日時: 2009/11/18 22:41
名前: リュウバード (ID: h9T9UkU2)

  −6−










「ところでさぁ、さっきから飛行機の音うっさくねぇ?」

「…たしかに。」

飛行機が飛ぶっつっても、月に1,2回飛ぶだけ。

こんなに4機も5機もさすがに飛ばない。


「……てゆーかさぁ、あれって、飛行機?」

衛が半信半疑で問う。
まぁ確かにあれは…飛行機じゃあ…ない?

「どうみても飛行機の形じゃあねぇぜ。」

「なーに?どうしたのー?」

「んー?こっちの話。女子は聞かないほうが為ー。」

「うわっ、変態!!」

「はいはい。」

…やっぱすごいな紅夜は。

あの凛を華麗にスルーできるなんて紅夜ぐらいだな。


俺には到底できないや…。












その時、急に空が、
















赤くなった…。

Re: 蒼穹の彼方へ‐同化と結晶‐ ( No.8 )
日時: 2009/11/18 23:04
名前: リュウバード (ID: h9T9UkU2)

  

   −7−









「お、おいおい!空が赤くなったぞぉ!!?」

「ど、どうなってんだぁ!?異常気象か?」


突然空が真紅みたいな色に変わり、辺りの空気は異常と化していた。


俺たちが状況を理解できず、ぎゃあぎゃあと騒いでいると…










「お前たち!!そこで何してるんだ!?」

「「「「「「!!」」」」」」


女性らしき人と…男性らしき人が…すごい形相でこっちにむかってきてる…!?

「なぁ…逃げたほうがよくね?」

「…恐怖で足が…」

「おい!!そこで何してる!!?」

「えっ!……え〜とっ…」

衛が返答できないと知ったのか、次は紅夜に話しかけた。

「おい貴様ら。こんなところで何をしている!」

「………何してるもなにも、ここで遊んでたんですよ。そしたらこの有様だ。」

「あっ…遊んでいただとぉ!?お前ら避難勧告に気がつかなかったのかっ!!!」

そう言って黒いコートらしきものを着た男性が紅夜の胸ぐらをつかんだ。

「おいっ!!やめろよっ!」

「彼方、やめろ!」

「……!」


俺が助けようとしようとしたら、紅夜に止められた。

「お前らはここで何をしていた。」

「…だから遊んでたって「まじめに答えろっ!!!」……。」

…なんなんだこいつ。紅夜は本当のことをいってるのに…!

「もう一度問う。ここで何をしていた!?」

「……そんなどーでもいいことより、今どうなってんのか教えてよ。一体何があったのかをさ…!!」

紅夜は限界まで男を睨みつける。

「………んなっ、貴様、大人にむかってその態度はなんだっ!!ふざけるな!!!!」


「雅哉、やめなさいっ!!!!!」

「!」




今まで黙ってた女の人が男を怒鳴り散らした。

Re: 蒼穹の彼方へ‐同化と結晶‐ ( No.9 )
日時: 2009/11/19 18:15
名前: リュウバード (ID: gXkXky1S)

 

  −8−










「凪…」

「この子達は何も知らないのよ。どんなに聞いたって同じ答えが返ってくるだけよ!」

「…しかしっ…!【ジェノーグレガ】が来てしまったんだぞ…!?そいつらは人に化けるかもしれない。こいつらがジェノーグレガじゃないとは言い切れないんだ!!」

「だからと言ってさ、人をそんなに疑うのはよくねーぜ?」

「なっ……!」


男はいい返せないようだった。


「……とにかく、このままここにいるわけにはいかないしね…」







そういったその瞬間。



時空が大きく揺れた気がした。


「うっ!?うわぁぁああ!!」

「きゃぁっ…!」

「麻耶!大丈夫!?」


「ちぃっ…!ここももうダメだ!」

「どうやら奴らは逃がさないつもりね。あなたたち!」

「!」

「私たちと一緒に来なさい。このままだと奴らに『同化』される!」

同化…?
 
「同化ぁ!?」

「同化…。」

「同化って一体なんなんだぁ!?」

衛…新聞くらい読めよ。


「とにかく。説明する暇はまったく無いわ。今から全員全速力で走るのよ。じゃあ行くよ!!」

「えっちょっと待ってぇー!!」

「麻耶!私がおぶったげる!」






とりあえずわけが分からないまま、

俺たちは本気で走った。

Re: 蒼穹の彼方へ‐同化と結晶‐ ( No.10 )
日時: 2009/11/19 18:46
名前: リュウバード (ID: gXkXky1S)

  −9−










無我夢中で走って5分。
どこかのシェルターについたようだ。


「ここは…シェルター…?」

「降りるよ。」

女の人がそういうと、突然シェルターが動きだした。












「けほっ…げほっけほっ…はぁっ…」

「麻耶大丈夫?」


まずい。発作が起こりかけている。
無理もない。あんなに走ったからな…。
それにしても一体どこに…










ゴウンッ…と音を立て、シェルターは停止した。

「あの、ここは…?」


「私たち組織の【本部】よ。」

本部…?
こんなに深い場所にそんなのがあったなんて…


「そういや、自己紹介がまだだったわね?
わけあって本名は明かせないからコードネームを言うわね。私のコードネームは『ナギ』。で、こっちが『雅哉マサヤ』。よろしく。」

「………………よろしく。」



凪さんと雅哉の自己紹介が終わったあと、俺たちも自己紹介をした。
衛と浩平はなぜか拗ねていた(というよりムスッとしていた)。





「…で、これからどうすんだ?こんなガキ達をここに連れ来るのはさすがにまずいぞ。」

「大丈夫よ。この子たちには…申し訳ないけど、

【パイロット】になってもらうわ。」


「ふーん。パイロットねパイロッ……トォォォオオ!!!?」

「「「「「「?」」」」」」


「あの…どうかしましたか?」

「……ここでは説明しづらい。第2ゲートへ行こう。」

「わかったわ。みんな、ついて来て。」




俺たちは言われるがままについていった。










しばらくして、第2ゲートというとこに来た。真っ暗で何も見えない。

「電気つけるぞ。眩しいから気をつけろよ。」

そう言って雅哉さんは電気をつけた。

「っ!」

「うおっまぶしっ」

「ぎゃっ」

「まぶしい」

「まぶしっ!!」

「っ………!?」










眩しい照明が当てられる中、目の前にいたのは、












巨大なドラゴンだった。


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