ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 蒼穹の彼方へ‐同化と結晶‐
- 日時: 2009/11/19 21:25
- 名前: リュウバード (ID: EUu3Ud2H)
リュウバードです。
前作がまったく完結してないのに2作目を作りましたw
これも暇な時に読んでください。
ストーリーはなるべくシリアスにしようと思います。
文才がないので日本語がおかしかったり、面白くなかったり、なんかもう全体的におかしかったら
すいません。
でもできる限りがんばります!
- Re: 蒼穹の彼方へ‐同化と結晶‐ ( No.1 )
- 日時: 2009/11/18 21:13
- 名前: リュウバード (ID: h9T9UkU2)
プロローグ
同化。それは人間にとって一番いい死に方だと教えられた。
でもそれは多分嘘だ。
同化だけでどうやって死ぬんだ?
同化というのはおそらく、『誰かに同化される』という意味で、誰かと同化しようなんて考えてるバカなんてどこにもいない。
少なくとも俺はそう思っていた。
あの時まで。
- Re: 蒼穹の彼方へ‐同化と結晶‐ ( No.2 )
- 日時: 2009/11/18 21:31
- 名前: リュウバード (ID: h9T9UkU2)
第1話 襲来!ジェノーグレガ
春が終り、季節は夏になる。普通に過ごして普通に夏が終わる。
俺、蒼条彼方(ソウジョウ カナタ)はそう思っていた。
季節が変わったって、何も起こらない。
なにか大きな事件が起こるわけでもなく、地球が滅びるわけでもない。
ただ、『季節』が変わっただけ。
そんだけ。
「ねぇ彼方、見て!」
「え?」
「どこ向いてんの。テレビよテ・レ・ビ!」
「いだだだっ!髪引っ張んなよ、凛!」
俺の髪を思いっきり引っ張っている奴は、俺の親友、靖名木凛(ヤスナギ リン)。
「…んで、テレビが何?」
「また同化現象だってサ。これで10人目よ。」
「10…」
この時、あまり『同化』というワードに興味がなかった。
- Re: 蒼穹の彼方へ‐同化と結晶‐ ( No.3 )
- 日時: 2009/11/18 23:08
- 名前: リュウバード (ID: h9T9UkU2)
−2−
同化事件が起こったのが今から2日前。
『犠牲者』は20代の男女3人。
この3人は最初行方不明だった。警察が捜しても捜しても、
どこにも『いない』。
行方不明から約1週間。ある1本の被害届がでた。
『家の辺りに大量の【破片】があって掃除してもなくならない。どうにかしてほしい。』と。
早速警察が行ってみると、
それはあまりにも美しく、青く光り輝いていた、
3人の遺体だった。
- Re: 蒼穹の彼方へ‐同化と結晶‐ ( No.4 )
- 日時: 2009/11/18 21:53
- 名前: リュウバード (ID: h9T9UkU2)
−3−
次に犠牲になったのは、5歳の子供。
家で遊んでいる途中、突然苦しみだし、
彼女の身体は青く光り輝いた。
この事件から1か月後。
一気に8人が遺体として見つかる。
警察は自殺だと考えたが、
いくつか不可解なことがあった。
『全員死に方が一緒』
『全員【原型】がない』
『全員死亡する前からある症状を訴えていた』
など。
この不可解な点から殺人説と自殺説はあっさり否定された。
- Re: 蒼穹の彼方へ‐同化と結晶‐ ( No.5 )
- 日時: 2009/11/18 22:20
- 名前: リュウバード (ID: h9T9UkU2)
−4−
「おーい麻耶ぁー!」
「凛!」
事件から数日。俺たちは同化事件なんてすっかり忘れていた。
「おい凛。あんま麻耶振り回すなよー。身体弱いんだからさー。」
「だーいじょーぶ!たかが一緒に遊ぶくらいでしょー!?」
「お前のその大丈夫が余計心配になる…。」
「あはは…大丈夫だよ彼方君。最近私調子いいんだ…。」
「そっか?…まぁ無理すんなよ?」
「うん…!」
この子は宮野麻耶(ミヤノ マヤ)。この子も友達的な存在だ。
大人しくて、とても優しい。
たまに無理することがあるが…。
凛は麻耶の性格の反対の性格だな…ククッ。
「お?彼方たちじゃん。何してんだよ?」
「あ、紅夜じゃん。奇遇だな。」
「「俺たちもいるぜっ!!」」
「衛!浩平!」
こいつらは俺の大親友(凛とはまた違う親友)で、上から紹介すると、一番上の奴は紅 紅夜(クレナイ コウヤ)。頼れるリーダー的な存在だ。
真ん中(真ん中というより文的には下だが)の彼らは
酒井衛(サカイ マモル)と西村浩平(ニシムラ コウヘイ)。
褒めるとすぐ調子にのりやすいし、勝手なことばっかするけど、基本的にはいいやつだ。
「ここにくるということはよっぽど暇なんだなお前ら…。」
「勘違いされては困るなぁ彼方クン。君らがここにいたからちょっかい出しにきたんじゃあないか。」
「それを暇って言うんだけど…。」
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