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嘆きの空 〜紅い瞳〜
日時: 2009/12/01 00:05
名前: 秋蓮 (ID: uel4dy6s)

ちっす 秋蓮です  はい 第2作目 といっても1作目はまだ終わってないけど  とりあえずテンション低めでいきます  想像の世界での戦争のお話です  そういうのが苦手な人はやめといたほうがいいと思いますんで はい よろしくおねがいします

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Re: 嘆きの空 〜紅い ( No.4 )
日時: 2009/12/01 23:00
名前: 秋蓮 (ID: uel4dy6s)

 1,  彼の名は ラスナ  ヴォソールという王国の騎士だ  「はぁ・・・」  深い ため息をついた  「ラスナさん どうしたんだい?」  店の店主が声をかけた  「・・・いや 何でもないですよ  大丈夫です」  「そうかい?」  店主が心配そうな顔をしているのを見 ラスナは微笑んだ  「心配 しなくても大丈夫ですよ  たいしたことではないので」  そう言い ラスナは店をでる  ーーーこのヴォソールの町は静かなときが無いくらいだ  「・・・この町が滅んでしまうことがあるのだろか・・・」  そう思い 城へと向かう      「ラスナよ おぬしは戦う勇気があるか」  「・・・は?」 ーーー城につき すぐに王に呼び出されたと思えば こんなことを言われるのか・・・  ラスナは誰にも聞こえないように ため息をついた  「・・・勇気 ですか  ありますとも」  「そう言うと思っておったぞ」  王は満面の笑みを浮かべる  だか それは一瞬のことで すぐに真剣な表情に戻った  「・・・真面目な話だ よく聞け」  頷く  「ここ ヴォソールが 敵国のナシェルを攻めることを決めたのだ」  「えーーー?」            

Re: 嘆きの空 〜紅い ( No.5 )
日時: 2009/12/04 07:27
名前: 秋蓮 (ID: uel4dy6s)

 続き  「・・・それは 戦争をするおつもりですか?」  「・・・そういうことになるな」  「冗談じゃない!!この豊かで賑やかな町を 国を 戦争がために虚ろな国になるかもしれないのに!!」  ラスナは否定した  王は悲しみの表情を浮かべ 言った  「だが 我が国を栄えさせる為だ  おぬしたちの活躍で栄えさせてほしい」  「・・・・・・・・・分かり ました」  否定することは自分に出来はしないと思いながら 自分の部屋へと戻った 

Re: 嘆きの空 〜紅い ( No.6 )
日時: 2009/12/10 23:29
名前: 秋蓮 (ID: uel4dy6s)

 続き  「・・・ぁあ もう」  ・・・どうしてあんなことを言ってしまったのだろう・・・  そう ラスナは思った  「否定しようと思えば出来たのじゃないか? どうにか説得して・・・それで・・・」  ぱぁん!  何かを撃ったような音がした  ラスナは窓の外を見る  「・・・かなり近かったはずだけど・・・」  その時 小さな 何かをつつく様な音がした  「・・・誰だ」  返事の代わりに  こんこん  つつく様な音がした  ラスナは警戒しながら 扉を開ける  そこには  「なっ・・・!?」  白鳥がいた  胸の辺りが血に染まっている  ーーーさっきのは こいつかーーー?  「・・・大丈夫かい・・・?」  言葉が分かったとでも言うように 首を振った  「・・・ひどい傷だ・・・・・・術を 使うしか  ないな」  眉間に皺を寄せ 傷口に手を翳す  「・・・・・・よし」  傷がすっかり癒えた  白鳥は翼を広げ ラスナを抱いた  ーーーありがとうございますーーー  白鳥がそう言ったように聞こえた  そして ラスナは窓を開け 白鳥を外へ出した  陽に重なった白鳥が とても美しく見えた    「・・・お前に幸せが来ると良いね」

Re: 嘆きの空 〜紅い ( No.7 )
日時: 2009/12/10 23:47
名前: 秋蓮 (ID: uel4dy6s)

 2,  ついに この日がやってきてしまった  敵国 ナシェルに戦争を仕掛ける日  「最悪だ」  雨が降ってきた  神が慈悲の雨でも降らせたのか? そう思い 戦争へ  行った                    「・・・はぁっ!は ぁっ・・・」  気持ちが悪い  雨が 血が 身体にまとわりつき 動きを鈍らせる  周りには 血 血 血 死体 死体 血  それが辺り一面に広がっている  死体が悪臭を放っている  気持ち悪くてしょうがない  と 思った刹那  ザシュッ  「がっ」  脇腹を 深く裂かれた  鮮血が吹き出す  あ 僕は 死んでしまうのだろうか  そう思いながら 剣を振るう  血にまみれても ただただ剣を振るう  ーーー母さんーーー  田舎である実家の母を思い出す  自分と同じ 紅い瞳で 優しかった 母をーーー

Re: 嘆きの空 〜紅い ( No.8 )
日時: 2009/12/11 00:01
名前: 秋蓮 (ID: uel4dy6s)

 3, すべて すべて終わった  ラスナはまだ生きていた  だが 残りの命はもう 少なく 動くことが出来ない  この戦争の結果は 両軍の兵士 全員 ラスナ以外 死亡  惨い結果だ  ラスナは 血反吐を吐く    「・・・ぁ・・・」  ぼやける視界の中 動くものが見えた  「・・・ぉま ・・・・・・か・・・」  前 傷をラスナに癒してもらった 白鳥だった  白鳥は ラスナに 語り掛けた  ーーーあなたには まだ生きなければいけない 使命がありますーーー  「・・・し・・・めぃ・・・?」  ラスナは 白鳥の言葉を 聞き 柔らかな 笑みを浮かべた


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