ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 壊れた玩具と××【逆再生】
- 日時: 2010/01/12 17:53
- 名前: ラビ ◆bIXnO7zfJs (ID: tKz6b/Pj)
作ったその日にデータの消失。(小説消えた\(^o^)/
さてさて
うぇるかむ!とでも言っておきますー>(゜×゜*)
多分グロテスク。ピュアな子羊よーちゅうい(食べちゃうぞ♪)(嘘ですサーセン)
卍登場人物卍
黒(クロ
一人称は「ミー」ある事件から精神がグシャっと壊れる。
【16才】
空城琉璃(クウジョウ ルリ(ルリ)
言葉使いが悪いクロの友達。
家族を消されて壊れてしまったのですー(クロ談)
【16才】
宇佐美(ウサミ)
自称『精神がぶっ壊れてます♪』クロの友達。
【16才】
姶良優依(アイラユイ)
ギャル系のクロの友達。天使のような優しい子。
【16才】
佐藤由里香(サトウユリカ(ユーチャン
ぶりっこ系のクロの友達。空気読めないらしい。
【16才】
ジョーカー
クロを担当してる医者。
かっこよくてオバサンにめちゃモテ。
【19才】
遊里(ユウリ
どっかの病院の院長。そして宇佐美の実兄。
ジョーカーの師匠だったらしい。
【25才】
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- Re: 壊れた玩具と××【逆再生】 ( No.8 )
- 日時: 2009/12/06 20:58
- 名前: ラビ ◆bIXnO7zfJs (ID: gqZQq2JR)
第二章 チクタクチクタク時計は止まる
プツン。なんて音がして、後は虚しいプープーの音だけが残る。
宇佐美のクセに、謎を残しやがってー。
鉄のよーに重い足を無理矢理持ち上げて、ミーはびょーしつへ向かうのだー。
「……この部屋でそんなモン読まないでください」
「んあー? やっと戻ってきたか」
ミーのベッドに寝転がって、水着を着た女が載ってる本を見てるさっきの医者。
完全にくつろぎモードフルパワーの医者なんて見たこと無いです。
「座るトコ? そこの椅子に座っとけ」
「それ逆じゃないですか。ミーがそこに寝転がるっていう」
やだね、なんて言って寝返りを打つ医者。
今度やったら殺そう。はい決まりー。
てゆーか今何時だ? ちょい宇佐美たちと話しすぎたから分かんない。
「んむ? 医者、そこの時計止まってますよー」
12時45分で止まってる病室の時計。
よく考えたら、あの女の子が飛び降りた時間じゃないですか。変に壊れてるなー。
医者はいつもの明るい茶色の目で時計を見てる。
つまんない本読むより、時計直せ。
「……止まってない」
「時計が、ですか? 止まって」
「止まってない。止まってるのはお前の心だ。それと、私は医者って名前じゃないの。ジョーカーって名前なの」
「なーんか、随分と変わった名前じゃないですか」
って、名前なんかどーでもいーですよね。
心ってやつも、どーでもいい。
- Re: 壊れた玩具と××【逆再生】 ( No.9 )
- 日時: 2009/12/07 18:39
- 名前: ラビ ◆bIXnO7zfJs (ID: gqZQq2JR)
さっさと出てけよ、って目で見つめられながら、退院。
目が覚めたらジョーカーが紙を持ってずかずか入ってきて
「んーこれ、退院許可。これでオトモダチと会えまーす。俺に会いたかったらいつでもおいでー」
なんて言われた。
いつのまにか私から俺に変わってるし。
上半身裸なのに白衣着るなよーみたいなだったけど。
これでちょっと楽になるかなー。
びょーいんのご飯ゲロマズだったし。
それならミーの作ったほーが美味い。
とりあえず、退院したのです。
あーどーしよ。
今は8月らしい。学校は夏休み。
ふははははははは。
頭の中フィーバーしてたら、誰かにぶつかった。
「っ!! サーセン。ミーの不注意で」
不注意って噛まないで言えた!! きゃっほーい。
「……クロみんじゃん」
あ、宇佐美とーじょー。
宇佐美だったんだー。
「クロみん、ぱっと見たら美男子だからビックリしちゃった♪」
この宇佐美め。
それ、ミーが一番気にしてるコトだから!
「クロみんは、もう退院したの?」
「うん。亀の日向ぼっこ並みに暇」
「ふふふ♪そーだ。クロみんは知らないよね。最近の事件」
じけん?
最近、びょーいんに狂った人が増えたってジョーカーが言ってたけど、その事かな?
「なーんっかね、胴体だけの身体を人が集まるところに置くっていう、一般市民から見て変な事件なの♪」
わお。スバラシイ事件じゃないですか♪
- Re: 壊れた玩具と××【逆再生】 ( No.10 )
- 日時: 2009/12/07 18:53
- 名前: ラビ ◆bIXnO7zfJs (ID: gqZQq2JR)
*
憎い。妬ましい。
アンタがいなかったら、私はもっと人気者だったのに。
そんな時、ある事件が起こった。
「ねえ姫チャン。あの高校で事件が起こったんだって!! 知ってる? 女子高生飛び降り自殺!!」
“あの高校”にアンタがいたから良かった。
アンタは精神ぶっ壊れて、狂っちゃったんだって!!
あははははははははっあははははははははっ♪
これで私が一番人気なのー♪
勝った! 勝っちゃったぁ!
ありがとうミサキチャン!
「……サーセン。ミーの不注意で」
え?
な、ななな何でアンタの声が聞こえるのさ。
幻聴? 空耳? だよね。だよね。
けど、左を見たらアンタがいた。
狂ったハズのアンタがいた。
嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌!!
その日から、私は胴体だけの身にした後、さらに半分にするようになった。
- Re: 壊れた玩具と××【逆再生】 ( No.11 )
- 日時: 2009/12/08 18:49
- 名前: ラビ ◆bIXnO7zfJs (ID: gqZQq2JR)
「ご愁傷様ですー」
久しぶりのテレビを見て、思わず呟いた。
胴体バラバラ事件に新たな情報。イヤッフゥー!
身体がさらに半分になっちゃったんだってー。
うっはーグロいグロい♪
見た人全員イカれるだろーコレ。
絶対ジョーカーの仕事増えるぜ♪
バラバラ事件のニュースが終わった頃、なんか携帯が鳴った。
何これ、番号シラネ。
「もっしー? 誰ー?」
「…………」
無言。
さっさと喋んないとブチ切りま「覚えてろ」
ふはは。
「それよりミーの質問に答えてください。誰なんです?」
「ッざけんな!! 水崎姫だ!」
みずさき、ひ、め?
ひめ……ひ……あ、思い出し「明日、深夜2時。てめーにょ高校に来い」
思い出して、ナイ。ぷらす噛みやがった♪
それより誰じゃい。んー。
とりあえず、また明日って事ですね。
- Re: 壊れた玩具と××【逆再生】 ( No.12 )
- 日時: 2009/12/10 20:56
- 名前: ラビ ◆bIXnO7zfJs (ID: gqZQq2JR)
びみょーな気温だ。
真夏の深夜二時ってこーんな空気なんだー。
深夜っていーな。好きになっちゃいました。
誰もいない校庭に入る。
どこで待ったらいいんだろう。座るトコないし。
「おーい、水崎さん? ミーはここにいますよー。さっさと出てきてくださ」
ザシュって音がした。
肌には当たらなかったけど、髪の毛が切れた。
「チッ、はずした。当たれっ」
「ははははは」
何本あるか分かんないけど、ナイフをびゅんびゅん飛ばしてくる水崎さん。
ほとんど届いてにゃいけどねー。
「ムリな攻撃はすんなよ。水崎さーん♪」
「このっ!! 当たれえぇぇぇえぇええぇ!!」
泣きながらやけくそになってナイフを投げる水崎さん。
ミーが見る限り、最後のナイフを手に取った。
そして、お約束のミーに突進。
「お。その使い方が一番有効的ですよ♪」
うああああああ、なんて叫んじゃって。
ミーの心臓に向かってナイフを向ける。
……あ、素手、で
「……あー」
「え、え。何で、なんで、ナンデ。素手で掴んじゃってんの」
「痛くないから、ご安心を」
そして微笑んでやった。
手からぷぎゃーって流れる血が月光に照らされてる。
水崎さんはまだ泣いていた。
「あん、た……狂っちゃったんだ。狂っちゃったんだ!!」
しゃがみこむ水崎さん♪
あ、れ。ミーもやばいぞ。
目の前が、真っ暗になっていく。
……デジャブ。
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